転生したら西野武子だったので、原作知識を生かして無双します! 作:たかきょう
その後...私は伊吹さんを連れてDクラスのメンバー達がいるスポットに到着した。
「やっほー!Dクラスの皆~!久しぶり~!」
「おっ!西野ちゃんじゃん!」
「西野さ~ん!」
「武子ちゃん!久しぶり~!」
私が現れるなり、どこかの人気アイドル相手みたいな反応をされてしまった。どうやら、予想していた以上にDクラスから見た私の評価は高かったらしい...
まぁ、須藤の赤点の件や暴力事件での事もあってDクラスの人達とも話す機会が増えていたのも事実だ。
(う~ん、嬉しいようでちょっとだけ恥ずかしい気もするね~!)
だけどね?もちろん、例外もいて私の突然の来訪に対して警戒心を見せている人間だっている。
「西野さん?Cクラスの...いいえ、今はBクラスだったわね...Bクラスのあなたがここに何の用かしら?」
その内の一人、堀北さんが険しい表情を浮かべながら私を探ってるような目を向けて話しかけてきた。
「大した用じゃないよ。赤点の時のようにまた、Dクラスと交渉をしにきたんだからね。」
「そう...なら、その内容を話してもらえないかしら?ただ、明らかに私達のクラスにメリットがない場合は断らせてもらうわ。」
一応、話自体は聞いてくれるらしいので私は龍園に話した作戦をDクラスにも都合が良い用に抜粋して話してみる事にした。
「あのね、今回の特別試験で最終的にAクラスを最下位に...Dクラスを1位にしたいと思ってるの。だから、私の計画に協力してもらえないかな?」
「なっ!?」
私の発言に堀北さんのみならず、Dクラスの大半の生徒達が動揺している。
なにせ、他のクラスである私が自分達のクラスを1位に...Aクラスを最下位にしてあげるというあまりにもDクラスにとって都合が良すぎる提案だったからだ。
「あなた...自分が何を言ってるのか理解しているの?Bクラスが敵である私達、Dクラスを1位に導くですって?」
「うん、私達のクラスは今回の作戦のために試験用の300ポイントを全て使い切るつもりだよ。」
「せっかくのクラスポイントを稼ぐチャンスを自らドブに捨てるなんて...あなた達、正気なのかしら?」
「あれっ?いつ私が...
おや?堀北さんは何やらとんだ勘違いをしているみたいだね...
別に試験用の300ポイントだけが稼げるポイントというわけじゃないのを忘れたのかな~?
「その試験用の300ポイント以外にも今回の特別試験でクラスポイントを稼ぐ方法がある事ぐらい、堀北さんも分かってるんじゃない?」
「つまり、西野さんが言っているのは他のクラスのリーダーを当てにいく事で得られる50ポイントの事ね...それぐらいは私だって分かっているわよ。でも、他のクラスのリーダーを外してしまう可能性も考えると...少しリスクが高いと思うのだけど...」
「ねぇ、西野さん?私からも聞きたいんだけど...仮にBクラスが全クラスのリーダーを当てれたとしても試験用のポイントを使い果たしちゃったら、最大でも150ポイント...いや、スポットのポイントを含めても170ポイントぐらいしかクラスポイント獲得できないんじゃないかな?」
今度は堀北さんだけじゃなくて、近くで話を聞いていた桔梗ちゃんまでもが私の発言に疑問を投げかけてきた。
確かに普通ならば、この二人の疑問は当たり前と言えるだろう。
そう...
「...私、最初に言ったよね?今回の私の目的はBクラスを1位にする事じゃなくて、Aクラスを最下位に追いやってDクラスを1位にする事だって。むしろ、私達は最下位にならない程度のクラスポイントを稼げればいいだけだもの。」
「西野さん的には暴力事件の際の契約が生きている以上、自分達が勝てなくとも私達に1位を取らせれば問題ないというわけね...」
そりゃ...私の資金源であるDクラスのクラスポイントが増えれば増えるほど毎月、私に支払われるプライベートポイントも増えるからね~!
よって、私から見るとメリットの方が多いかな?
「西野さん、疑問に思ってたんだけど...この提案は西野さんの独断なの?それとも龍園くんも同じ事を考えていたりするのかな?」
「この提案の内容自体は龍園くんも納得しているよ。彼は今頃、Aクラスを罠に嵌めに行っているはずだね。」
「へぇ、そうなんだ...」
桔梗ちゃんは、あの龍園が私の提案に乗っている事が意外なようだ。
「それで、Dクラスはどうする?私の提案に乗る?それとも乗らない?」
私の発言に堀北さんをはじめとするDクラスの生徒は少し悩んでいる様子を見せている。
そして...
「申し訳ないんだけど、この場で即答する事はできないかな。少しだけ皆で話し合う時間を貰えないかい?」
皆の気持ちを代弁したのか、平田くんがそう言ってきた。
「まぁ、2時間ぐらいなら時間をあげるよ。ただ、私は他にもやらないといけない事があるから...一旦、帰らせてもらうね。あっ!連絡役として付近に伊吹さんを置いていくから、方針が決まったら彼女に伝えてね。」
「うん、分かった。そうさせてもらうよ。」
そう言うと私は伊吹さんを残してDクラスのスポットから立ち去っていった...
そして、2時間後...結局、Dクラスは私の提案に乗ってくれる事になったので私は改めて今回の提案の詳細をDクラスの生徒達に説明する事にした。
(ふぅ、Dクラスに関してはこれで良しと...次は...)
その最中にも、私の思考は次にやるべき事に向けられていた。
ちなみにほんの数人...私との協力に納得できなかったのか、警戒している様子を見せていた人達がいたのを私は見逃していない。