ついにやって来たアイスワーム討伐。
G5よろしく遠巻きから見させて貰います。
「621は...ちゃんとワーム砲持ってきてるね、良かった。」
ミシガンに怒鳴られるNONワーム砲チャレンジャーな621ではなさそうだ。
贅沢な専用装備で1回目、2回目とスタンニードルランチャーを撃ち込み
ラスティがレールキャノンの狙撃を加えて動きが止まった所に、
泣きの一発パイルやらなんやらを顔面に叩き込んで行く。
3回目はシールドの強度が上がるけど、
まあ何の問題もなく終わるだろうと考えていた。
「プライマリシールド消失!」
「EMLモジュール全点直結、緊急弁全閉鎖、
出力100、105、110、115、出力限界」
オーバードレールキャノンの最大充填が完了し、
照準を定める。
「これで終わりだ。」
ラスティは『やった。』
そう思った。
だが....
「セカンダリシールドが消失しない?!」
エアは驚きの声を上げた。
「マジかよ...」
G5は震えた声でそう呟く。
「守りを固めるとは言ったがここまでか!
虫にも根性があるようだな!」
「シンダー・カーラ!レールキャノンは使えるか!」
「無理だね。EMLモジュールがいかれちまってる。
再発射は不可能だ。」
「作戦は失敗です。撤退しましょう。」
「撤退ってぇ、レールキャノンが使えないのにどうしろってんだ。」
「再戦なんて考えてる内に封鎖機構の攻撃で共倒れだぜ?」
「その意見はごもっともですが今はそれをするほかないでしょう。」
「それとも狂犬らしく嚙みついて野垂死にしますか?」
「G5!V.Ⅱの言い方はイヤミたらしいが事実だ!」
「EMLモジュールの換装を行ってる間はお前の要望通り
前線基地から例の化け物の遠巻きの観察を命じてやる!」
「分かったかG5!」
「ちっ。休みもねーのかよ。」
あれえ????????
3射目当たったよねえ???????
え、なに。
「プライマリの耐久上がってるんだからセカンダリも硬くなってるだろJK」ってか?
オイオイオイオイどうすんよ。
レールキャノン君大丈夫そう?
レールキャノンのある方角を見る。
しかしオレンジ色の光は弱まって消えた。
「絶望した!セカンダリの耐久度に絶望した!」
思わず叫んでしまった。
レールキャノン/(^o^)\オワタ
こいつ倒せてないと他の襲撃がうまくいっても
襲撃部隊と基地を地面ごと混ぜ込まれて終わりじゃないか。
「でもどうすっかなあ。」
「あれに関わるべきかな。」
セカンダリシールドは高高度からのラムアタックでどうにかなりそうだけど
攻撃後に不具合が起きて颯爽と登場!してタコ殴られTIMEは避けたいしなあ。
「うーんでも燃やされたくはないなあ。」
「ああ、でもここから先はとても生き残れるチャンスはないな。」
この後に待ち受けているのはウォッチポイントアルファの深度探査。
この巨体は入れない。
その後はもういろいろ手遅れだしなあ。
なら決まりだ。
「全力で突撃だ!」
撤退といってもアイスワームの攻撃の手が緩む訳もなく
621達を追いかけ続けていた。
「クソッ、いつまでこの追いかけっこを続けなきゃなんねえんだ」
「ああ...耳鳴りが....余計に強くなってきやがった」
その時地平の彼方から赫耀の光が尾を引いて打ちあがった。
そのことにいち早く気付くスネイル。
「こんな時に例の技研兵器が...」
その光は旋回を繰り返して....
警告音と共にアイスワームへ突っこんだ。
「セカンダリシールド消失?!」
アイスワームは突っこんできた技研兵器の衝撃で行動を停止した。
「なんだか分かりませんがレイヴン!今です!」
621は踵を返してアイスワームへ突っこんでいく。
続くスネイル達。
アイスワームの顔面にパイル、レーザーランス、バズーカ、ライフル
が撃ち込まれていく。
耐久限界まで攻撃を受け内部のコーラル制御が効かなくなった
アイスワームは大きな爆発を起こし、停止した。
「よくやったG13!だが気を抜くな!」
「神出鬼没の化け物が残っているぞ!」
技研兵器はアイスワームの残骸から姿を見せると
翼を変形させこちらを見つめる。
「あいつ...何する気だぁ?」
それは翼を使い地面に何かをし始めた。
「今が好機です。一斉に『ちょっと待て。』」
「どうしたのです?チャティ・スティック。」
「あいつからは戦う意思を感じない。こちらに敵意を向けていない。」
「同感だねチャティ。見たところ何か書いているようだけど。」
「なら、私が確認する。」
と621が申し出る。
「あいつとは2回会ったけどこちらに何もしてはこなかった。」
「何か意思があるというなら聞いてみたい。」
そう言うと621は技研兵器が書いているものが見える距離まで近づいていく。
技研兵器は何かを書き終わり621の方を向く。
621は何を書いたのか見た。
「なんて書いてあるG13。」
「『ちょっと...』」
「『お時間頂いてもよろしいでしょうか。企業と傭兵の皆様方。』です。」
「ふむ。やけに礼儀正しい兵器ですね。」
「いいでしょう。」
そうスネイルは言うとスタンガンを撃って、OKの文字を書いた。
その文字を見ると、技研兵器はひっくり返って腹部を見せた。
「なるほど。犬ですねあれは。」
「なるべ~く敵意を見せないように....」
そう思いながらアイスワームの残骸から降り翼を使ってメッセージを書く。
すると621が近づいて来る。
「攻撃しないでくれ~621~!」
近づいて来たが、621は何もすることはなかった。
代わりにスネイルがスタンガンを地面に撃って何かをし始めた。
撃った跡は、OKの文字になっていた。
「やった。勝った。」
話が通じたのなら何もしないって意思表示しとこう。
そう思い犬がやる服従のポーズをとってみる。
「ACだから反応がわかりずれ~!」
その後は特に何かをされるわけでもなくアーキバスのガレージへ移送された。
ヘリに吊られる形での輸送だったので、
ちょっとブルートゥに捕まった時のことを思い出した。