今回はMyGO!!!!!メンバーではなく、いよいよあのバンドが登場です!
それではどうぞ!!
※煌視点
「ねぇ煌ちゃん、今日の放課後って空いとる?」
「今日の放課後ですか? 特にはありませんけど。」
「なら、一緒に来てほしいところがあるんだ、詳細は後で説明するね。」
一緒に来てほしい……
どこかへ、お出かけの誘いなのだろうか
今日は予定もないし、久々に友人と遊ぶのもアリですね
そして、放課後……
「それじゃ煌ちゃん、行こっか!」
この時間は、部活動に励む学生たちが多い
運動部の人たちも走りこみや、それぞれの練習をしている
ちなみに、私たちは帰宅部だ
「ところで、私たちはこれから何処へ行くんですか?」
「煌ちゃんは、RAISE A SUILENってバンド知ってる?」
「さぁ? 初めて聞く名前ですね。」
「もぉ〜、ロック先輩の入ってるバンドだよ〜!」
あぁ、この前会わせていただいたロックさんの入ってるバンドか
ロックというアナザーネームが付けられてる限り、ロックバンドなのだと思うが、私はその方面の音楽には疎い
「ここ……ですか?」
「う、うん、凄い大きなマンションだね……」
RAISE A SUILENはこんな豪勢なマンションに、スタジオを構えているのですね
経済的に、かなり強い支援者が居る可能性が高いと予測できる
そして、エレベーターや階段を乗り継いで行くと……
「ここみたい。」
「部屋番号は合ってますか?」
「間違いないよ! ここにRASの拠点が……!」
表札にはchuchuと書かれており、明らかに異様な雰囲気だった
けど、いつまでもこうしているわけにはいかないので、私たちはその扉に手をかける
?「お、来たみたいだぞ〜。」
「ますき先輩!」
?「ポッポさん! 今、お茶持ってきますね〜!」
「パレオちゃん!」
出迎えてくれたのは、金髪長身の人とカラフルな髪の人
やはり、ここは危険地帯だったのだろうか……?
?「Hey! ロックの知り合いが来るのはまだなの!?」
「チュチュ様! 参られましたよ!」
?「よく来たわね、くれぐれも機材にはDon't touchで頼むわ。」
私たちよりも身長の低いヘッドホンを付けた少女は、私たちにそう告げると、早々とスタジオへ入っていった
「ハトさん、あの方は一体……?」
「あれがチュチュちゃん、RASのDJ兼プロデューサーだよ。」
「あちらの二人は?」
「金髪の人はドラムのますき先輩、カラフルな髪の子はキーボードのパレオちゃん。」
中々個性的なメンバーですね
ハトさんが先輩呼びしているますきさんは年上、パレオさんとチュチュさんは私たちと同い年、若しくは年下といったところでしょうか
そういえば、バンドに必要なボーカルとベースは居ない感じなのだろうか?
「それと、あのスタジオの中に居るのが……」
「あぁ、一人歌ってる方がいらっしゃいますね。」
「あの人がベースボーカルのレイヤさん、凄い歌が上手なんだよ!」
そして、その隣でギターの調整をしているのがロック先輩だろう
弦楽器(キーボードも)はアンプを通さないといけないから、大変そうだ
「よし、そろそろアタシたちも行くか!」
「Yes、パレオ〜!」
「煌ちゃん、行こう!」
「あ、来たんやね! 二人とも!」
「ロック先輩!」
RAISE…RASの人たちが全員スタジオに入るようだ
私もハトさんに連れられて、スタジオの中に入った
なるほど、中はPCや楽器などの一流な機材が揃っているんですね
素人の私から見ても、かなりの値段な物なのが分かる
「今日はロックの後輩二人が来ているわね、ポッポと……」
「高松煌です、よろしくお願いします。」
「そうヒカル! 本当ならワタシたちの練習の見学は許可しないけれど……」
「誰かに見てもらえば、何かアドバイスとか貰えるんじゃないか?」
「そ、それに、ハトはRASの演奏をずっと観たいって言ってましたから!」
「そうマスキングたちが言うから許可したの、だから今回は特別よ!」
「あ、ありがとうございます!」
「ありがとうございます。」
そんなこんなで演奏が始まった
曲はかなり激しいスタイルで、頭を振るパフォーマンスもあった
そのパートで、ハトさんはめちゃくちゃ頭を振っていましたが……
「さぁ、感想を聞こうかしら? まずはポッポ。」
「え、えっと、全員の音の調和が取れていて、素晴らしかったです!」
「Thanks、それじゃあヒカリの方はどうかしら?」
「ヒカリじゃなくてヒカルです。」
そう言えば、ハトさんはチュチュさんとパレオさんからはポッポと呼ばれてましたね
語源は鳩ポッポからでしょうが……
そんなことより、演奏の感想を言ってくれなんて素人の私が言っても大丈夫なのか
でも、私がRASと琴で合わせるのだとしたら、こう言う
「レイヤ先輩とパレオさん、二人は周りの音に合わせようとし過ぎだと思います。」
「周りの音……」
「ですか……?」
「はい、もっと皆を信頼してもいいと思います。」
「うん、アドバイスありがとう。」
「次にロック先輩とますき先輩、二人はリズムが少し不安定になる時がありました、そこを気をつければかなり改善されると思います。」
「あぁ、確かにそれは薄々感じてた。」
「自分だけじゃ気づかないところもあるんやな、盲点やった……」
「……ヒカル、あなたは音楽を何かやっているかしら?」
「琴をやっているだけですね。」
「琴ね……なるほど、分かったわ。」
チュチュさんは私の目の前まで来て、こう口を開いた
「アナタがHOMURAの琴奏者だったのね、ヒカル?」
「えっ!?」
「……何故、私だと思うんですか?」
「アナタの担当は琴とはいえ、バンドと合わせるものなのでしょう? さっきのアドバイスの的確さから見て、和楽器しか嗜んでいないようには見えなかったのよ。」
「となると、ヒカルさんはバンドとのセッション経験がおありということですか!?」
「……バレてしまっては仕方ないですね。」
「煌ちゃん、本当なの……?」
「えぇ、私がHOMURAの琴奏者です。」
「どうして黙ってたの?」
「主催者から言われてるんです、極力身元は明かさないようにって。」
「でも、私たちに教えてくれたけどいいの?」
「信頼できる方なら問題無いそうです。」
「そう、なら主催者に伝えてほしいことがあるの。」
チュチュさんは私の耳元に来て、こう囁く
「HOMURAも私たちRAISE A SUILENがぶっ潰す……って。」
「フフッ、伝えておきます。」
「さてと、他に確認しておきたいところはある?」
「無いよ。」
「アタシもだ。」
「わ、私もです!」
「私もありません〜!」
「さてと、今日はこの辺で解散にしましょう、お疲れ様。」
こうして、今日のRAISE A SUILENの練習は、終わりを告げるのだった
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※チュチュ視点
「でもびっくりだね、煌ちゃんがHOMURAのメンバーだったなんて。」
「そういえば、レイヤはHOMURAのライブは観たことがなかったわね。」
「うん、最近RINGで話題になってるってことぐらいしか知らなかったから。」
レイヤは最近サポートの仕事を引き受けたりしていたから、こればかりは仕方ないわね
一応レイヤ以外のロック、マスキング、パレオとはHOMURAのライブを観に行ったことがある
けどワタシの推測する限り、あのバンドはとてつもないメンバーで構成されているのは確かだわ
中にはロックとマスキングの知り合い、そしてワタシの幼馴染も居た
一体どういう人選をして、あのようなバンドを作り上げたのかしら……?
That's interesting! ますますその正体を知りたくなったわ!
HOMURAはRASが……必ずぶっ潰す……!
RASがHOMURAへ宣戦布告するという展開になってきました
煌の正体はRASには見抜かれていたという点について、HOMURAでは極力正体は明かさないというルールがありますが、信頼できる者にのみそのことを話してもいいという設定です
今回の場合はプロのバンドであるRASなので、秘密は守ってくれそうとのことで、上記の設定を使いました
最終回はRASとの対バンを予定しています、次回もお楽しみに!!