高松家の双子は迷子   作:ローマン

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 ガルパのイベスト、やはり主役はあの2人でしたね

 まだ話全部観れてないので、これから






過去を乗り越える為に

 

 

 

 

「うっうっ……」

 

「……」

 

 

 

 私の過去の話を、皆は黙って聞いていた

 

 姉さんはそんな言葉を詰まらせながら話す私を、ただずっと抱きしめてくれていた

 

 

 

「そっか……煌ちゃんにそんな過去があったんだね。」

 

「お見苦しかったですよね、すみませ……」

 

「きらりん!!」

 

 

 

 大声で口を開いたのは、愛音さんだった

 

 

 

「本当にごめん! 何もきらりんのこと知らなかったのにあんな事言って……」

 

「さっきも謝ってくれたじゃないですか、もう気にしないでください……」

 

 

 

 愛音さんの目元にも、うっすらと涙が立ち込めていた

 

 私の話を真剣に聞いてくれた証拠だろう

 

 その時、隣に居た立希さんが立ち上がる

 

 

 

「煌、その先輩ってのはどこに居るんだ!? 私がとっちめてやる!!」

 

「やめて、立希ちゃん。」

 

「立希さん……もう終わったことです。」

 

「でもっ……!」

 

「私にとっては過ぎたことです、これ以上何も出来ませんよ。」

 

(それは本当に君自身の感情なのかい? その娘を憎んだ事もあったのだろう? このままずっと逃げ続けるのは辛いと思うけどね。)

 

 

 

 こんな状況で聞こえてきたのは、例の神主さんの声だ

 

 私はいつものように、聞こえていない振りをするが……

 

 

 

「え!? 何、今の声!?」

 

「誰!? どこから話しかけてんの!?」

 

「もしかして、盗撮犯じゃないよね……?」

 

(何か失礼な事を言われたような気がするが……まぁ良い。)

 

 

 

 普通なら、知らない人の声が聞こえてきたら怖くて仕方ないだろう

 

 このようなパターンには、神主さんも慣れているのかも……

 

 

 

(私は君たちの心の中に話しかけている、ほらやってごらん?)

 

(何なんだよお前!? 姿を現せ!)

 

(何これ!? ちょ〜面白いんですけど!)

 

(愛音ちゃん、早速使いこなしてるし……)

 

(あのちゃん、凄い……!)

 

(とりあえず、あなたの姿を拝みたいですよ……)

 

(抹茶……)

 

(OK! 皆、出来たみたいだね!)

 

 

 

 神主さんが全員出来たことを確認すると、目の前に神々しい光を放ちながら、その姿を現した

 

 

 

「あなたが……神主さん……?」

 

「そう、直接会うのは初めてだね。」

 

「で、でっか……」

 

「あ、もう私の姿は見えているから、心の中で話しかけなくても大丈夫だよ。」

 

 

 

 神主さんの容姿は、和服を着ており背は180cmくらい

 

 顔はお面を付けているため素顔は分からない、こんなところだ

 

 

 

「それで神主さん、何の用ですか?」

 

「私から面白い提案があるのだが……どうだろうか?」

 

「提案……?」

 

「彼女に復讐するつもりはないかい?」

 

「復讐……? 何か勘違いしてるんじゃないですか……?」

 

「もちろん、君が思ってる復讐とは少し形が違うけどね。」

 

「復讐って……事件とか起こす系!?」

 

「そんなこと、煌はするはずない。」

 

「まぁまぁ落ち着いて、誰かに迷惑をかけたりするわけじゃない、君の才能を使うんだ。」

 

「才能……?」

 

 

 

 才能と言われても……私にあるのは料理か、もしくは琴か……

 

 ん? 琴……?

 

 なるほど、そういうことか……

 

 

 

「それがあなたの狙いですか……」

 

「私だって自分の野望はある、どうだい? 一緒に叶えないか?」

 

「そもそも、復讐って具体的に何すんの? こんな訳の分からない奴に任せられるわけない。」

 

「フッフッフ、それなら……」

 

 

 

 神主さんはこちらにゆっくりと歩いてくる

 

 そして、1番後ろに居た楽奈ちゃんに近づいた

 

 

 

「ん〜?」

 

「抹茶パフェが食べたいんだね、よかろう。」

 

 

 

 神主さんは懐をゴソゴソすると、長方形の財布を取り出す

 

 

 

「立希ちゃんだっけ? ここの抹茶パフェを頼んでもいいかな?」

 

「は……? まぁ、いいけど。」

 

「意外と古風ですね……」

 

「そういうのって、ポンポン出せるイメージがあったけど……」

 

「私は魔法使いじゃないから、そこまで出来ないよ!」

 

 

 

 いや、そもそも人の心に話しかけてくる時点で、魔法使いのようなことをしてるように思えるけど……

 

 まぁ、神主さんが言いたいのは……私を自分の和楽器バンドのメンバーとして迎え入れ、その演奏を先輩に見せつけようという魂胆なのだろう

 

 

 

「楽奈ちゃん、この抹茶パフェは君にあげるよ!」

 

「……! おごってくれるの?」

 

「もちろん、私の神社には可愛い猫たちもたくさん居るよ!」

 

「神主、いいヤツ……!」

 

「お、おい、何か野良猫が買収された感じになってるぞ……!?」

 

 

 

 楽奈ちゃんは、完全に神主さんの言いなりになっていた

 

 抹茶パフェの力、恐るべし……!

 

 

 

「それじゃあ私は……そろそろリハといこうかな。」

 

「あっ!?待て!!」

 

 

 

 神主さんは、楽奈ちゃんと共に姿を消してしまった

 

 

 

「楽奈ちゃんたちが消えちゃった……」

 

「待って、あの神主さんはリハって言ってたよね?」

 

「う〜ん、でも何のリハなんだろう〜?」

 

「もしかして……!」

 

 

 

 私の頭に一つだけ、ある可能性がよぎった

 

 

 

「実は、神主さんから私はバンドの勧誘を受けてるんです。」

 

「バンドの勧誘?」

 

「琴を必要としているそうですから、おそらく和楽器系かと思われますが……」

 

「分かった! じゃあ神主さんの神社に行けば万事解決じゃん!」

 

「神社の名前知ってる?」

 

「焔山神社です。」

 

「ほむらやま……ヒットしない……?」

 

「もはや、あの人は異世界から来たんでしょうか……?」

 

「でも、近所に煌と行ったことあるから、場所は分かるかも……!」

 

「よし、早く野良猫を助けに行くぞ!」

 

 

 

 私たちは記憶を頼りにしながら、連れ去られた?楽奈ちゃんを取り戻すべく奔走するのだった

 

 

 

 

__________________________________

 

 

 

 

「あっ! あった!」

 

「神社、デカっ!?」

 

 

 

 記憶の通り、確かに焔山神社はあった

 

 何で検索しても出てこないのかは置いといて、早く楽奈ちゃんの安否を確認しなきゃ……!

 

 

 

(やはり来たね、迷える少女たち。)

 

(楽奈ちゃんはどこですか!? 無事なんですよね!?)

 

(あぁ、私は本殿に居るから手水舎で清めてからおいで。)

 

「手水舎ってこれ?」

 

 

 

 神社では参拝する時に……そもそも参拝目的で来たわけではないが、神主さんは悪びれた様子が無かったので、ひとまず手を清めることにした

 

 参道を歩いている間にも、狼面を付けた人たちが居たけど、あの人たちも人間ではないのだろうか……?

 

 いずれにせよ、ここが現実世界とは別次元に存在しているのは事実かもしれない

 

 

 

「お、こっちこっち〜!」

 

「楽奈ちゃん、めちゃくちゃ手懐けられてる……」

 

「神主さん、楽奈ちゃんをこちらへ引き渡していただけますか?」

 

「そんな誘拐したみたいな言い方しなくても……まぁ良い、君には会わせたい人が居たからね。」

 

「会わせたい人?」

 

「さぁ、こちらへ。」

 

 

 

 先程見かけたお面を付けた人のうちの1人が、私たちの前に歩いてきてお面を外した

 

 その姿に、私は目を見開くのだった

 

 

 

 

 

 







 処救息をこきゅうとは読めませんでした笑

 燈の作詞センスには脱帽です

 次回もお楽しみに!


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