本日は燈の誕生日です
いや、この世界線だとオリ主も誕生日になりますね
というわけで、2人とも誕生日おめでとう!!
「え……!?」
私の前に来てお面を外した人物
それは、私のよく知る人だった
「松原……先輩……?」
「……煌ちゃん、久しぶりだね……」
間違えるはずのない、私が中学時代に入っていた当時の和楽器部の部長
あの後私は退部し、部活も廃部になってしまったから、先輩との交流は完全に無くなってしまっていた
顔を合わせるのは、正直かなり気まずい
「さて、ここからは2人で腹を割って話す時間だ……燈ちゃんたちにはお茶菓子を振る舞うよ、社務所においで?」
「え? あっ、はい……」
「燈、知らない人についていくのは危ない。」
「そよりん、あの人についていっても大丈夫なのかな……?」
「楽奈ちゃんは……ついていっちゃってるしね、多分大丈夫なんじゃない?」
神主さんなりの配慮なのか、姉さんたちを遠ざけてくれた
松原先輩には本当に迷惑をかけたから、今は謝りたい気持ちでいっぱいだ
まずは何から話せばいいのかな……?
「煌ちゃん、まずは僕から一言言わせてほしい……本当に君を助けられなくて申し訳なかった……」
「えっ、先輩……?」
先輩は涙を目に滲ませながら、私に頭を下げた
「わ、悪いのは先輩じゃないです! あの時、誰にも言えなかった私が悪いんです……」
「煌ちゃんを救おうとしたが故の行動だったのに……君のお姉さんにまで危害が加わるなんて予想できなかった……」
「私だって姉さんが狙われるなんて思ってもみませんでした、先輩……いえ、あの女だけは絶対に許しません……!」
「……煌ちゃんが神主さんに会ったのはいつ?」
「あの不思議な声が聞こえ始めたのは高校入ってからで……ここに来たのは今日が初めてです。」
「そっか……神主さんが和楽器バンドを作ってるって話知ってる?」
「はい、何度も私を勧誘してきたのでそうだと思ってたんですけど。」
「実はその和太鼓を、僕がやることになったんだ。」
「先輩がですか!?」
確かに和楽器部の時から、先輩の実力は本物だった
それは初めて一緒にセッションした、あの時の感動の頃から
「そこで、僕から提案があるんだ。」
「は、はい。」
「もう一度やり直さないか? 新しい和楽器バンドとして。」
「やはりそうでしたか……それなら、私からも提案があります。」
その時の提案に先輩は驚いていたけど、私はやると決めた
もう後ろは向かないと決めたから!
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〜社務所〜
「煌……」
「きらりんのことが心配なの?」
「そ、それは……」
「煌ちゃんは自分なりに過去を乗り越えようとしてる、強い子だよ。」
「煌が強いなんて当たり前、だって燈の妹なんだから。」
「私の……うん、煌は絶対に大丈夫……!」
立希ちゃんは私の肩を叩いて、そう言ってくれた
確かに、煌なら大丈夫かもしれない
誰よりも強い意志を持っているのは、姉である私が一番知ってるから
「楽奈ちゃん、抹茶のクッキーあるけど食べるかい?」
「いい、もうお腹いっぱいだから。」
「あ、君たちもどうだい? 美味しいお茶菓子ならまだまだ……」
「あ、あの! あそこに居たお面の人たちはどうしたんですか?」
「あぁ、私のバンドメンバーのことだね、HOMURAって言うんだ、カッコいいだろう?」
バンドメンバー……でも和楽器ってそんなに編成多いのかな?
私は詳しく知らないけど、煌を琴で入れたいというのは分かる
「煌ちゃんのことが心配かい?」
「心配というか……煌をこれ以上苦しめないであげてほしいです……」
「まぁ、それは本人次第だね。」
「どういうこと……?」
「直接的な復讐は彼女がするんだ、私はバンドとして彼女を勧誘しているだけだよ?」
「あなたは煌ちゃんをどうしたいんですか……?」
「私は彼女を《否定したい》救いたいのさ。」
「え?」
今、救うと否定って話したように聞こえたけど……どういう意味だろう……?
「大丈夫、危ない目に遭わせるわけじゃないから。」
「あの……どうして煌を選んだんですか……?」
「彼女の奏でる琴の音に、私が導かれたから……かな?」
「凄い……!」
「りっきー、どういうこと?」
「煌が神主にとっては、適任だったってことじゃない?」
ざっくり言うと、立希ちゃんの意見の通りだ
煌の琴の音は煌にしか出せないというか……とても神秘的なハーモニーを奏でていたから……
「あ、煌ちゃんたち戻ってきた。」
「ひかると一緒に居たのも。」
「煌……!」
「姉さん……私はこれから過去を断ち切ります!」
「過去を……断ち切る……?」
「燈ちゃんでいいかな? 僕は中学時代に煌ちゃんと和楽器部で一緒だった松原だ。」
「松原さん……」
「神主さん、煌ちゃんは琴の演奏を許可してくれました。」
「えっ!? きらりん琴弾くの!?」
「OK! それなら予定通りライブは出来そうだね!」
神主さんはガッツポーズをし、置いてあった絵馬にネームペンで書き込んでいく
「神主、何書いてるの?」
「絵馬に願掛けしているんだ、うちの神社は御利益ぱねぇんだよ?」
「なんでギャル語……?」
「まぁそれは置いといて、ライブと復讐が上手くいきますように〜っと!」
「そもそも自分の神社で、願いごと書いてもいいのかな……?」
「た、確かに……」
ライブは分かるけど、復讐って意味はやっぱりよく分からない
「煌、復讐ってまさか……危ないことじゃないんだよね?」
「分かりません……あの女がどう動くかによりますね……」
「あぁ、彼女がどう動くかが鍵だな……」
「さて、そろそろ神社の閉門時間だ、帰る準備をしてくれるかい?」
「皆、早く行こう?」
神主さんの指示で、私たちは帰ることになった
煌はずっと何かを抱えていそうな表情だったけど、今は昔の優しい表情に戻っていた気がする
もしかしたら、神主さんの言う否定は、あの事件以来塞ぎ込んでしまった煌自身を《否定したい》救いたいって意味だったのかも……
燈は誕生日の3D衣装は無かったですね……
RASも最初は無かった気がするので、こればかりはしょうがないですね
余談ですが、タグに絵馬に願ひを!を追加しました
神主さんのモデルにしてますがかなり似通ってきたので、パロディという形でのタグです