ViVidstrike フーカが好みのタイプだなんて言えない 作:古明地こいしさん
「今日は俺の手伝いですか?はぁ、構いませんが」
連絡して会長とやり取りする。朝練が終わったら来るらしい。朝食2人分作らないとな
軽く作り終えるとインターホンが鳴る
「フーカ、いらっしゃい」
「お、お邪魔します!今日はよろしくお願いします!」
そう言って中へ入れる。テーブルに案内すると何か驚いた顔をしていた
「どうかしたか?もしかして苦手なものがあったとか」
「いえ!ワシは孤児院にいた時から食べれるならと食べられるもの何でも食べてきました」
「それじゃ何かあるのか?」
「...普通じゃなと」
ああ、金持ちだから豪華になるかと思ったのか。家も普通だし
「ウチはでかい家とかないぞ。ここに母さんと父さんと俺で暮らしてるさ。しきたりとかめんどくさいし」
作法とかは学んでるけどあくまで表ではだ。普通の、それこそ一般人と変わらない
「幻滅したか?」
「い、いえ!」
「とにかく食べよう。仕事の方は手伝いだけでいいから」
食べてると美味しそうに食べるフーカ
やっぱり食べれるって事が嬉しいんだろう
「じゃあこれ表のバイクの箱の中まで運んでくれ」
「押忍!」
一緒に運んでる中フーカの表情は真面目だった
バイクに荷物運び切ると次は移動だ
「ほい」
ヘルメットを渡す。被ってくれるが
「ん?どうした?後ろに乗らないと移動できないぞ。これ2人乗りできるやつだから大丈夫だぞ」
覚悟を決めたのか俺の後ろに乗るフーカ。仕事モードだ
下心はない、元々ないんだが
最初に来たのは薬局
「おはようございます。いつもの来ました」
「助かるわ、あら?後ろの子は?」
「臨時アルバイトの子ってとこです。」
「フーカ・レヴェントンです!」
フーカが挨拶してくれる。言わずにちゃんと挨拶してくれるのは本当に助かる
こういうのはほら、自己紹介的なのを言わないと挨拶しないやつが多いから
「はい、お菓子どうですか?」
「大人気よ?」
フーカがなんの話をしているのかわからず首を傾げている
「薬とお菓子を一緒たくにしたものを無料販売してもらってるんだ。薬の抵抗力を減らすために主に子供に向けて販売してる。大人も一応だけど基本子供用だな、効果は頭痛や吐き気が起きないようにする感じだ。魔力だと酔ったり逆にお金がかかりすぎるからな」
「なるほど...」
「もしかして食べたくなったのか?」
「い、いやワシは別にそんな」
「仕事終わったらどっか食いに行くか、それじゃあ俺達はこれで失礼します。何かあれば連絡ください」
そう言って薬局をあとにする。次は気になっていた孤児院だ。何か起きてないか、と向かった
「ここは...」
「ん?知ってるのか?」
「ワシを育ててくれた孤児院です」
そうか、不良に悪さされる可能性が高い場所だからマークはしていたが
まさかこんな形でフーカに見せることになるとはな
「行くの、やめとくか?バイクのとこで待っててくれりゃ俺が話してきて直ぐに戻ってくるが」
「...行きます。行かせてください。ここで逃げたらそれこそリンネと向かい合うなんて夢のまた夢、ワシもう逃げんと決めたんです」
「...分かった。それじゃ荷物取り出すから少し待ってて」
「フーカちゃん?」
「っ、院長...」
そこで感動の再会...と、言ったわけではなさそうな雰囲気の会話が
さてさて、どうしたものか
さて、用事済ませるかぁ
フーカの喋らし方難しいとか言ってられない...