仮面ライダーゼロワンother 仮面ライダー1型 作:情報屋迅龍牙
『カメンライダー!』
第1話『初まりは1』
過去回想
「アルト、お前の夢はなんだ?」
「ん〜とねぇ?父さんを笑顔にすること!」
俺に肩車されているアルトは、無邪気にもそういう。しかし、俺の答えは・・・
「無理だよ、父さんはロボットだから、笑えないんだ」
そう返すと、アルトはこういった。
「そんな事ないよ!だって父さんは、こーんなに優しいんだもん!」
「嬉しいことを言うじゃないか」
そこで俺の記憶は途切れた。
「夢?・・・ヒューマギアの俺でも・・・夢を見るんだな」
俺の名は、飛電其雄・・・飛電の名を持つヒューマギアだ。それは俺が、飛電或人の父親として作られたヒューマギアだからだ。
「さて、今日のスケジュールは、どうなっていたかな?」
俺は、スケジュールがどうなっていたかを『アーク』に接続し、確認した。
「やはり・・・早急にライダーシステムの構築をしなければな・・・」
ライダーシステム・・・それは、人間とヒューマギアの両方を守るために・・・そして、俺の夢を叶えるための物だ。
「悪いな、親父・・・」
親父・・・それは、俺の造みの親『飛電是之助』の事だ。ライダーシステムに関しては、誰にも話していない。唯一このことを知っているのは、社長秘書として造られるヒューマギアと、そしてもう1人、『ワズ』という、探偵型ヒューマギアだけだ。
「ライダーシステムとゼロワン計画・・・何れ、親父にはバレるだろうな」
バレたとしても、親父なら俺の意図を理解してくれるだろう。そして俺は、デスクの電源を入れた。そこには、『仮面ライダー1型』と『ヒューマライザー』という設計図が表示されていた。『ヒューマライザー』とは、ヒューマギアがプログライズキーの力を使うことの出来る物だ。
「先ずは、サイクロンライザーを仕上げて・・・1型の実戦実験だな」
その後俺は、サイクロンライザーの最終調整をした。サイクロンライザーの調整と同時に俺専用のプログライズキー『ロッキングホッパーゼツメライズキー』の調整も行った。ゼツメライズキーとは、この世に実在した動物関連の絶滅種のデータを元に作ったプログライズキーの総称だ。
「さて、これで調整は済んだな・・・っ!?この感じは!ヒューマギアたちの暴走か!?」
ヒューマギアたちの暴走を感じとった俺は、急いでその場に向かった。そしてそこには、数体のヒューマギアたちが人間を襲っていた。
「お前たちにこれ以上人は襲わせん!」
『サイクロンライザー!』
俺は、腰にサイクロンライザーを巻き・・・ゼツメライズキーのスタートアップスイッチを押した。
『カメンライダー!』
「変身!」
この掛け声とともに、ゼツメライズキーをサイクロンライザーに装填。そしてライズエグゼキューターを引っ張り、ライズパンドジャッキを展開させた。
『サイクロンライズ!』
『ロッキング!ホッパー!』
ドライバーの音声とともに、俺の姿が変わり、そこにたっていたのは、バッタを模した戦士だった。
ひとつの物語、その先の未来は・・・・?