隣のお家の相土さん   作:@蛇足

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報告者:隣にお住まいの森田さん

 

ここならいろんな人が見てくれると思うので、先週あったウチのご近所さんとのエピソードを語らせてください。

ちょっと気になる隣人家族のお話。

スレ違いだったら指摘お願いします。

 

 

 

『まずは話してみ。スレ違いかどうかはそれからや』

 

 

 

反応ありがとうございます。

思いの外聞いてくれる方が多そうなのでお話しさせていただきます。

まずはその隣人との出会いから。

文才がなく、少々表現が拙いところがあるかと思われますがご容赦ください。

 

その隣人家族との出会いは私たち夫婦が念願だった一軒家を購入したことからでした。

5年ほど連れ添った旦那と結婚し、新しいスタートを切るために購入したマイホーム。

すでに挨拶を済ませたご近所さんを除けば挨拶するのは後1件まできたころ。

この最後の挨拶に伺ったご家族というのが今回お話しさせていただく不思議な隣人になります。

 

 

 

『文才あるやつなんてここにはいねえからゆっくりでおk』

 

 

 

以下、私たちと隣人のやりとりです。

一応やりとりを書くので仮名として、私達夫婦を森田、隣人さんを相土さんとさせて居ただきます。

 

 

 

……。

 

ピンポーン。

 

相土さん「はい?」

 

私「突然すみません。私たち隣に越してきた森田といいます。今日は引っ越しの挨拶でお伺いしまして」

 

相土さん「…。わかりました。今行きます」

 

 

帰ってきた言葉はとてもクールなトーン。

時間帯も夕飯時前だし失礼じゃないはず。

もしかして怖い人なのかな。

この時私はそう思いました。

 

 

相土さん「はい」

 

旦那「あの、隣に越してきた森田といいます。こっちは家内の幸恵(仮名)です。これつまらないものですがよかったら」

 

相土さん「どうも」

 

 

エプロンをつけて出てきた女性は同性の私でも綺麗だと思える容姿をしていました。綺麗な顔立ちでいて童顔。そんな見た目とは裏腹に身長は私より低かったです。

年齢は旦那が聞いたところによると私の7つ上でした。

 

 

 

『どうやったら知り合ったばかりの隣人に年齢聞けるんだよw』

 

『旦那が社交的イケメンなのか無神経ブスかで見方が変わるぞ』

 

『7つ上じゃわかんねえだろ。ちゃんと年齢書け』

 

『主と隣人のプライバシーぼかす為だろ。そんなことくらい読んで察しろ』

 

 

 

続きです。

 

旦那「お忙しいところお伺いしてすみません。客人が来てる時に」

 

相土「いえ。お気になさらず。この時間はほぼ毎日息子が友達を連れてきて遊んできてるんで」

 

 

相土さんに挨拶をしてるとき、家の奥からとても賑やかな声が聞こえてきてました。

何気なく玄関を見てみると、男物のスポーツシューズがたくさん揃えた状態であったので、てっきり家族のものかと思ってましたが息子さんのお友達のものだったみたいです。

 

 

私「息子さんいるんですね。今おいくつなんですか?」

 

相土「高校2年生です」

 

旦那「なるほど。それじゃあ今1番うるさくて元気な年頃ですね」

 

 

旦那はこのとき冗談を言って笑わせようとしたみたいです。

けれどガバガバ笑う旦那と違って相土さんは頭をペコっと下げるだけでした。

 

 

旦那「……。」

 

相土さん「……。」

 

旦那「…私は仕事柄家を空けてることが多いので、普段は妻がいることが多いです。迷惑かけるかと思いますが今後よろしくお願いします」

 

私「よろしくお願いします」

 

相土さん「(ペコ)」

 

 

 

『旦那気まずくなってて草』

 

『低身長でクールビューティーな人妻…。悪くない』

 

 

 

挨拶を済ませお暇しようとした時でした。

息子さんとそのお友達数名が2階から降りてきてしまいました。

お友達が帰るタイミングと被ってしまったのです。

 

 

お友達「虹輔(漢字は回覧板を通して知りました)!じゃあまた明日学校な!虹輔の母ちゃんお邪魔しました!」

 

相土さん「はい。気をつけて帰ってね」

 

 

気まずくなった空気の中を元気印の嵐が過ぎ去ったみたいでした。

お友達もそうですが、息子の虹輔くんも表情豊かでエネルギッシュな子で。

帰っていくお友達の姿を、見えなくなるまでニッコニコの笑顔で見送っていました。

 

 

虹輔くん「すみません。話中に割って入ってしまって」

 

旦那「いえいえ。私たちは引っ越してきた挨拶に伺っただけだから」

 

 

旦那も、また私も虹輔くんの高校生ながらしっかりした大人の対応に、少し怯んでしまいました。

出会ったばかりの隣人家族の息子さんを見て、失礼な表現ですがその応対は大人ぶった子供特有の胡散臭さではありませんでした。根から滲み出るごく自然な言葉遣いと応対だったのです。

 

 

私「森田です。今後ともどうぞよろしくお願いします」

 

虹輔くん「息子の虹輔です。母共々よろしくお願いします」

 

 

お暇して門扉を潜る時、空いていた窓から風に乗って親子の会話が聞こえてきました。

会話といっても息子さんが一方的に話してるだけ。

内向的な母親と外交的な息子さん。

性格が正反対な二人。

親子は似るというけれど、ここの親子ほど性格も顔も似ていないのは見たことありません。

虹輔くんはきっと父親似なのかなと思ってます。

その相土さんの旦那さんとはお伺いしてから一度も見かけてません。

まだ挨拶出来ていないので、今度日を改めてお伺いしようと思ってます。

 

 

 

『引っ越してきてから1週間隣人家族の旦那見たことないってあり得るのか?』

 

『地域によるけど田舎だったらまずないな。田舎住みの俺が保証する』

 

『まさかの相土家母子家庭説』

 

 

 

 

 

 

 

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