【第二部開始】人型機動兵器ヒューマンフレーム・ゼロ   作:ガルカンテツ

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用語解説③

次元弾道跳躍(Dimension ballistic leap)

・人類が手に入れた超光速航法

・ブレーンワールド仮説というものがある。我々の宇宙は高次元空間に浮かんだ3次元の膜、膜宇宙(braneworld)(ブレーンワールド)というもの。次元弾道跳躍は、膜宇宙を飛び出し再び戻る移動方法

・高次元空間をバルク空間と呼び、膜宇宙から離れると時空間の法則(相対性理論とか)には当てはまらなくなる。そのため光速を超える移動も可能となる

・超弦理論によると素粒子は「ひも」で出来ていて、ひもの両端が膜宇宙にくっ付いている。しかし重力子は閉じたひも、つまり輪ゴムのような輪っかで膜宇宙にくっ付かず、バルク空間まで伝播する。そのため膜宇宙を飛び出しても重力によって、また戻って来る。このとき3次元方向のベクトル分だけ移動したことになる

・ミサイルが空気のある大気圏から真空の宇宙を弾道飛行して、また地上に戻るイメージ。そのため「次元弾道跳躍」と呼ぶ

・次元弾道跳躍前に準備加速を行うと、加速分遠くに跳躍する。走り幅跳びの助走のようなもの

・一般的に最大3パーセク(1パーセク=3.26光年なので約10光年)移動できる

・もちろん造語。でもブレーンワールド仮説は実際に研究されているもの

 

 

ヒッグス境界層制御翼(Higgs Boundary Layer Control Fin)

・HBLCフィンと略す。艦船や機動兵器、重力子魚雷などで使われる。かなりの急加速が可能な移動手段

・この宇宙はヒッグス場でできており、質量の大きいものはヒッグス粒子が纏わりつき動きにくくなる。よく雪原を歩くときの様子に例えられる

・ヒッグス粒子を逆に移動に利用するのがHBLCフィン。HBLCフィン上に反ヒッグス粒子を流して、ヒッグス場を移動する。反ヒッグス粒子はヒッグス粒子と磁石のN極S極のように引き合うため、反ヒッグス粒子を動かすとヒッグス粒子が引き合い、結果HBLCフィンを持つ本体が移動する。リニアモーターカーのイメージ

・元々は空間アンカー用に開発された技術。反ヒッグス粒子で空間に固定するのが空間アンカー。ちなみに惑星の近くで使用すると、空間に固定されるが惑星自体は動いているので惑星の方が、すっ飛んでいくことになる。HBLCフィンも物体の近くで使用すると初動でぶつかる場合もある。十分離れてから使うこと

・もちろん造語。2000年以上未来でロケットみたいな作用反作用の移動手段だけじゃ、未来っぽくないと思って設定

・ヒッグス粒子自体は発見済み。反ヒッグス粒子は造語

・最初、プロペラみたいにHBLCフィンを回転させようかと思ったけど、画的に間抜けなので止めました

 

 

イオンドライブ(ion drive)

・プラズマ状イオンを加速・噴射することで推力を得る移動手段

・小惑星探査機はやぶさなどでも使用されているイオンエンジンを発展させたもの。イオンエンジンは推進力は弱いが、少ないエネルギーで加速できる

・もちろん未来技術なのでイオンエンジンよりも強力

・HBLCフィンが使用できない場合などに使う

 

 

ナノボット(nanobot)

・ナノサイズ(ナノメートル(nm)は10の-9乗)の目に見えない極小ロボット

・ナノボット自体は、発光素子やスピーカー素子、イオンドライブ素子など単機能だが、それが寄り集まって多機能を実現する。使用をやめると拡散して見えなくなる

・空中に画面を表示したり、キーボードを作って操作できたりする

・実体があるので触れる。画面を持って相手に渡したりできる

・ナノボットは普段手首のリングに格納されていて、タップするとリングから出て機能する。使用を止めるとリングに戻り、エネルギーをチャージする

・医療用にも使用されていて、リングから手首の毛穴から体内に侵入。体調のモニターや、薬の投与などを行う

・建物内にはナノボットサーバーがあり、定期的に新しいナノボットと入れ替えている

・間違って飲み込んだり、空気と一緒に吸い込んでも無害。不要なナノボットは体内で分解される

・単なる立体映像でも良かったが、未来っぽい技術として設定

・空中の映像や立体映像は、現代でもイベントなどでドローンを飛ばして夜空に映像を表示する技術があるが、あれをナノボットで行う。そう考えると、それほど未来技術ではないかも

・昔のアニメ「ナデシコ」で空中に浮かぶウィンドウを掴んだり、大声を出すとウィドウが歪んだりする場面があったが(まあギャク的表現だと思う)、友人と会話したとき、あれはマイクロマシンで出来ていて、掴めたり、スピーカーみたいに振動するから歪むんじゃね?という妄想をしてました

 

 

超円環素子(Super torus element)通信

・広い宇宙で必須の超光速通信。STE通信と略す

・円環とは例えばドーナッツで、超立体は高次元の立体のこと。ドーナッツは断面が2つの円になるため、超円環は3次元では2つの立体になる。つまり2つに見えるが、1つの物体として存在する。この超円環素子の片方に電荷を掛けると、もう一方の超円環素子も瞬間的に電荷が掛かる。これを利用した通信手段

・超円環素子のペアはどんなに離しても連携するため、例え百光年先でも一瞬で情報が伝わる。この電荷のONOFFをビットとしてリアルタイム通信を行う

・STE通信は光の速度を超えて情報を伝達してるが、高次元を経由しているため、相対性理論には抵触しない

・もちろん造語。似たような現象に「量子もつれ」があるが、あれは情報を伝達するわけではないらしい。量子もつれ状態の光子の片方の状態を観測すると、もう片方の状態が瞬時に確定するが、「観測した」という情報を送る必要があるため、結局光速を超えられない。らしい。詳しくはググってください

・量子通信という言葉もあるが、あれは暗号化セキュリティの技術で超光速通信の技術ではない。量子もつれ状態の光子を通信に利用し、もし途中で盗聴されると状態が確定されてしまうので、盗聴されたことが分かる技術。らしい。これもググって。間違っていたらごめんなさい

 

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