【第二部開始】人型機動兵器ヒューマンフレーム・ゼロ 作:ガルカンテツ
攻撃してきたのは、元
カタリナとミリィは、友達……とは言えないものの、同じ女性として仲良くしていた。アラスが評価していたのも、そのためだ。
「なぜ、貴女がここに!?」
『それは、もちろん私が聖青騎士団だからですよ』
「なんですって……」
『降伏してください、カタリナ。貴女を傷つけたくはありません』
サーベルと錫杖を接触させながら、会話を続ける。
「……聖青騎士団ということは、アラス様の敵ですね」
『はい』
「では、私の敵です! アラス様の邪魔はさせません!」
『やはり、そうなりますか……』
カタリナのプラウラーと、ミリィのHFF/A-18 カスタムホーネットが、惑星上空で近接格闘戦を開始した。
――
「おお~、相変わらず、うちの姫さんはイノシシだねぇ」
『感心してないで、私達も行きますわよ』
先頭を突っ走りながら、次々に敵を倒していくユイに感心(?)する三沢ゴウガと、
ユイとレイが次々とイーグルを倒していくが、隊列を乱していた敵HFが集まってきた。それ自体は狙い通りだが、ユイの進軍速度が落ち始める。
「じゃあ、俺らも行きますかね」
そう言って、ゴウガの青い機体HFF-16カスタムが、背中にマウントしていた大剣を抜く。HFF-16標準のバスタードソードよりも長い。
『その剣、どうしましたの?』
「まあ、見てなって」
見慣れぬ大剣にデルフィーヌが疑問を抱くが、ゴウガは構わず大剣を構えて敵機へ向かう。
1機のイーグルがゴウガ達に気付き、接近してきた。まだ剣の間合いには遠かったが、ゴウガは大剣を振りかぶる。
「いけ! 蛇腹剣! いやガ〇アンソード!」
振りかぶった大剣の刀身が分割して離れた。刀身の破片と破片の間はワイヤーで繋がれている。大剣だったものは、まるで鞭のようにイーグルへ襲い掛かった。
意表を突かれたのか、イーグルは防御できずに頭部へ巻き付かれる。ゴウガが巻き付いた剣を引っ張ると、刀身の破片が敵HFの首を切断し、大破させた。
「よっしゃ! さすがガ〇アンソード!」
『よろこんでる場合ではありませんわよ!』
デルフィーヌの指摘で、別の敵HFが接近してきたことに気付く。距離は大分近くなっている。鞭の距離ではないため、伸ばした剣は使えない。
「問題ない! こうすれば接近戦も可能だ!」
伸ばした剣の柄を捻るようにすると、伸びていたワイヤーが縮み、破片が繋がって元の大剣の刀身に戻った。それを敵HFのバスタードソードに打ち合わせる。
だが、敵の剣を受けた大剣は砕け散った。
「あれ?」