呪術廻戦~暴と星と酒…遅延の春~   作:スペル

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なんと言うことだ―――天元。


第十話 孤高の最強VS比翼の最凶-参-…

領域展開。それは術式の最終段階であり、呪術戦の極致である。術師の中にある心の中ともいえる生得領域を結界という形で体外に創り出して敵を閉じ込め、その結界内に生得術式を付与する事で術式に基づく攻撃を必中必殺に昇華させた結果術の一種。

即ち、領域に取り込まれるという事は、そのまま死を意味する。

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

五条が術を発動するよりも早く展開され構築されたのは、左右に立つ巨大な一本角と双角を持った鬼の全身骨格が持つ巨大な瓢箪から滝のように流れ出る水とその水が流れ落ちる事で出来た池の領域。

瞬間、五条の身体に展開されている無限に異変が起きる。

 

――――これは無限が浸食されて…いや溶かされている

 

「俺の術式は【呪酒(じゅしゅ)】。

呪霊や呪力を呪いの酒に変化させる術。だが、本質は違う、本質は呪力を酒へと融解させるだ。

更に言えば、生み出した呪酒は自在に操る事が出来るし貯蓄することも可能。更に呪酒を飲むことで肉体の強化や、その香りは対象の能力を低下させる事も出来る。」

 

――――更に術式の開示まで

 

「だが、領域内では術式の対象が呪力と呪霊に加えて、生物の肉体も対象となる。

普通の術師なら取込んだ瞬間、下の酒池の一部になるんだが、そこは流石だな」

 

「そりゃどうも」――――思ったより術式の効果が複雑だ。【落下の情】じゃ防ぎきれないなら…

 

―――――シン・陰流 簡易領域!!

 

術式の開示され、更に無限の融解速度が加速する。このままではマズいと判断し、領域対策を展開する。弱者の領域とされる簡易領域が展開されたことで、無限の融解が一時停まるが…

 

「悪いが黙ってやるほど甘くねぇよ。【流】」

 

暁は追撃の手を止めない。言葉と共に五条の足下の酒池が波打ち、柱となって打ち上がり鉄砲水のように襲いかかる。

 

「チィ!!」

 

迫る二柱の鉄砲水を回避する五条だが、回避した瞬間に自身の身体に起きた異変を察する。

 

――――身体の動きが鈍い。足下がふらつくだけじゃない。呪力が練りにくい…奴の術か!!

 

「言ったはずだぞ!

【香】_呪酒の香りは、相手の機能を低下させると」

 

――――クソ!!必中効果はなんとかなるが、それ以前に領域による術式の性能向上性が高過ぎる!!

下手な領域以上にめんどくせぇ!!

 

必中必殺のみならば無下限と簡易領域で対応可能だが、そうなった場合においても術師の与えたられる恩恵であるバフの要素が必中必殺よりも優先して研ぎ澄まされている。

今こうしている間にも、簡易領域は融解され続け、その香りによって身体機能や意識が低下され続けている。確実に追い込まれている。

更に追い打ちを掛けるように、五条の視界から暁が消える。

 

―――何処に_っ!!

 

「【宿鬼】!!逃げるなよ、最強の名が泣くぞ!!」

 

身体強化の術による高速移動からの死角からの強襲。呪力強化と無限の展開で防ぐが、領域内における融解も加わり、遂に無限は突破され五条の顔面に左拳が炸裂する。

術者の肉体に直接触れたことで、間接的に領域と五条の間で繋がりが生まれ、無限を通過する形で五条の身体の融解が始めるが、五条はそれを反転術式を用いる事で対処する。

しかも…

 

「術式反転【】」

 

――――普通ならもう呪力を練れない位には酩酊してるんだがな!!

何で普通に反転術式が使えるんだよ!!

 

五条悟の呪力が、酒気に包まれている領域内に無限を生み出し集束→発散の反応を構築するが、宙から出された呪酒の塊が包み込むことで衝撃波の勢いを殺す。

 

――――領域内に閉じ込めてざっと5分は経過してる。それなのにまだ此処までの術と威力を放てるか!!

 

暁は紛れもなく優勢だ。今、畳み掛けるように呪酒が五条を襲い、香りが思考と身体機能を奪い、酒気が無限と簡易領域を融解していく。

それなのに…

 

――――何だこの焦燥感は!!

 

徐々に身体から血が流れ落ち続けているかのようなヌメッとした恐怖感に近い物を感じてしまう。だからこそ、暁は勝負を急ぐ。

呪酒と酒気で削り、無限を肉体を溶解しつつある。それでもなお暁は勝負を急ぐかのように畳み掛ける。呪酒の竜が、香りさえも明確な形を持って五条悟に襲いかかる。そこからはおよそ数十手の攻防。

遂に呪酒の竜が無下限ごと五条を呑み込み、酒池の深くへと沈めた。

 

違和感

 

――――何故奴は、最後のタイミングで何も手を打たなかった…無下限が融解されたとはいえ、簡易領域や反転術式での回復を行わなかった。奴にならそれが出来たはず。

全てを捨てて、ナニを見ていた(・・・・・・・)

 

刹那の攻防。その中で感じた言う事が出来ない違和感。自身の領域の必殺性は充分に理解している。その中に呑み込まれたのだ。如何に最強とは言え生き残る手段など無いはずだ。

なのに消えない汗。そしてその違和感の正体が最悪の形で現れる。

 

「ハハハハハハ」

 

酒池の底より微かに聞こえた声。聞こえた瞬間、暁は酒池に呪力と意識を回しそれを押しとどめようとするが、その努力を嘲笑う様に間欠泉が爆発したかのような爆音と水飛沫と共に五体満足の五条悟が現れる。

 

「…マジでどうなってんだよ、お前」

 

暁から零れる言葉は最早様々な感情さえも呑み込んだたった一つの達観の感情。そんな暁とは対照的に笑い声を上げながら五条は暁へと視線を向ける。

 

「マジでありがとな」

 

「あ?」

 

「切っ掛けはあの時から掴んでたんだよ…

ただ、後一歩!あと一歩届かなかった!!その一歩が漸く届いた!!

 

――――コイツ何を言って…

 

此処まで(・・・・)のモノを視た!!なら――――」

 

――――いや、まて!!奴は黒閃を決めてる!!!ありえないわけじゃない!!「くっそたれがッ!!!」

 

その言葉に切り捨て続けた最悪を感じ、術を発動させようとするが必中が決まるよりも早く五条が片手で結ぶ掌印は、宗教の一つヒンドゥー教とインド神話における最強の軍神インドラともされる仏教における守護神、天部の一柱帝釈天印

 

領域(りょういき)展開(てんかい)

無量空処(むりょうくうしょ)

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

【”目”より先に”手”が肥えることはない】。

良し悪しを見抜く目を養わねば、作品や技術を生み出し発揮する手の成長は望めない。あらゆる専門(ジャンル)に共通するであろうその文句。その言葉が示す通り、目が良い者の成長速度はそうで無い者のそれを遙かに凌駕する。

では、突き詰めて言えば、この世で最も目が良いと言える六眼(りくがん)それを持って生まれた五条悟の成長速度は、我々の常識で計ることは出来ないであろう事は想像に難しくない。

加えて今現在、五条悟は黒閃を決めている。一種のゾーンにも似た状況の中で、集中力が万能感(ボルテージ)が極限まで高まっている。

生まれ持った才能と状況が後押ししているのだ、段階を急激に上り詰める事に何ら不条理は無いのだ。

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

酒池・酒滝・酒気・鬼の骸の空間を呑み込まんと広がるのは青い宇宙空間。それは世界にありふれて存在している無下限の内側そのもの。

呪術の深奥たる領域展開。領域同士がぶつかり合う時、領域内の必中効果は中和される。必中効果を得る為には他の術士を倒すしかない。正に現状は、暁と五条による必中効果を奪い合う綱引き状態。

状況は互角。互角…互角。互角という状況に暁は、ただ戦慄を感じていた。

 

――――巫山戯るなよおい…俺が領域を会得して何年掛けたと思ってやがる!!!

 

ジワジワと感じるのだ。自身の領域が徐々に塗りつぶされている事に。普通に考えれば分かるはずだ。約10年洗礼させてきたモノと今出来たばかりモノが釣り合うはずが無いのだ。

しかし現実は非情だ。研鑽も意味を成さない只純然たる才能の暴力が暁を領域ごと押し潰さんとせまる。

右腕を失っているために、掌印を結び成す事で領域を補強することも出来ない。

 

「どうした?

さっきまでの笑みが消えてんぞ」

 

術による攻撃を行いたいが、ほんの僅かでも領域の維持を緩める事が出来ない。酒気によるバフも領域の押し合いで万全に発動できない。完全なる詰み。暁には打てる手が無い。

度重なって自身の勝ちをひっくり返されてきた五条だが、暁が打つ手がないを事を察したのだろう。今までの鬱憤を晴らすように声を上げる。五条の気運に呼応する様に無量空処神便毒酒を押し込んでいく。

 

「―――負けだ」

 

顔を下げながら微かな呟き。その声を五条は聞き逃さなかった。奥の手も破られ、打つ手なし。頼みの相棒とやらも結界が邪魔で入って来られない(・・・・・・・・)。この現状になっても呪具を使用しない以上、領域対策用の呪具は持ち合わせていないようだ。

 

――――まあ、領域が使えるなら当然か…「最後に言い残す言葉はあるか」

 

「完璧に俺の負けだ。だから(・・・)――――」

 

「あ?」

 

「俺たち(・・)の勝ちだ、最強!!」

 

欠損した腕から血が流れ、視界が霞み、喉が枯れ、声が擦れながら暁は勝利を吠えた。宣誓に近い言葉に今度こそ五条の頭に?が浮かんだ次の瞬間だった。

 

ザシュ!

 

「ッ――――!???」

 

それは開幕奇襲の再演、背後より白刃が五条を貫いた。それは五条悟にとってありえない事態。ましてや彼がいるのは自身の領域の内だ。自身の六眼()と合わされば奇襲など受けるはずが無いのだ。

いや、それ以前に…

 

――――コイツ!!どうやって侵入(はい)って来やがった!!

領域の内側だぞ!!お前は拒絶したはずだ!!

 

領域を構築する要項の中で五条悟は確かに各個撃破の為、拒絶したはずなのだ。事実さっきまで甚爾はこの領域の中にいなかったのだ。

だが…

 

「おい、最強

前向かなくて良いのかよ」

 

皮肉な話であるが、呪縛を経て呪いを逸脱せし、天与の暴君を呪術(ルール)で縛る事は何人も出来ない。五条が困惑を捨て置き、甚爾へ攻撃を行おうとする。しかし五条が甚爾の方を振り返りきった瞬間、甚爾の忠告がとぶ。と同時、ザシュと、音速の矢が二度目となる背後からの奇襲を受けてしまう。

 

――――今のは、穿血!!

 

何度目か分からないあり得ぬ攻撃。近接する甚爾に意識を割きつつ、背後に視線を向ければ。そこには、奪ったはずの腕を生やし、両手を合わせて突きだしている暁の姿。

 

「反転術式!!」――――あの野郎、さっきはわざと使わなかったのかっ!!!

 

――――ハズレ!呪具だよ「甚爾!!」

 

万全の敵の姿に五条は何が起きたのかを理解し状況の不利さに舌打ちをこぼす。対する暁も今が本当に最後の勝負所(チャンス)だと相棒に声を掛ける。

暁の言葉を受け甚爾が動き出す。五条を刺した武器を手放し、腹から武器庫(じゅれい)を吐き出し、呪具を取り出そうとする。

当然、それを見逃す五条では無い。反転術式で傷を治し動き出す。現状での危険度を考えれば、近接されている甚爾の方が高い。また詳細不明の呪具の対応で更に後手に回るのは避けたい。

しかし此処で異変が起きる。先程綱引きで圧倒していた領域の押し合いにおいて徐々に押し返され始めた。

当然それは万全となった暁が掌印を結び直し領域を補強。加えて、五条悟が損傷(ダメージ)を受けた事で緩んだ隙を上手く利用し、四分までもってくる。瞬間、両者は感覚的に少しの緩みで主導権を取られる事を察する。

領域の維持と外敵の排除。両方に意識を割かれ、五条の動きが鈍くなる。その隙を甚爾は見逃さない。寧ろ意識を更に割かせるように呪具を振るう。それによって徐々に暁の領域が押し戻し始める。

此処で甚爾の目的を把握する。

 

――――俺を動かして、あの野郎の領域を復活させる!その為の時間稼ぎか!!

 

五条の予想は大凡当たっていた。甚爾の目的は時間稼ぎだが、求めている結果が違った。

 

「ッ!!!」

 

瞬間、五条は膨大な呪力の“起こり”を感じ取る。それは明らかに今、呪力を練りだして生み出したものではないと断言が出来る程強大であり、それは危険度がひっくり返る程のレベル。

何度目か分からぬ驚愕と共に視線を呪力の発生源へとむける。そこには、本来ならば省略する“舞"“学”“掌印”を行い術式を儀式として昇せている敵の姿。

此処に来て疑問が一つ。時間の矛盾。自分が目の前の敵と相対していた時間では決して終わらないであろう儀式を完成させつつある時間の矛盾。だが、五条の脳裏に最悪が浮かび上がる。

 

「まさか…」

 

「気がついたか。

正解!お前の疑問の正体は、呪具(こいつ)だよ」

 

それは領域内部でしか使用できない呪具。領域内の空間を斬る事で領域内の時間の流れと領域内の時間感覚を狂わせる特級呪具・世運(せうん)針刃(はばり)

五条は迎撃よりも回避を選択するが、甚爾がそれを許さない。その間にも暁の口から“呪詞”が紡がれる。

 

九献(くこん)

 

陶酔(とうすい)

 

濁流(だくりゅう)

 

混濁(こんだく)果実(かじつ)

 

儀式によって200%まで押し上げられた術式が領域の術式性能向上性を受け、完成度が更に高まる。加えてダメ押しをするかのように結ばれた縛りが、完成度を300%まで引き上げた一撃が放たれる。

 

最強就任祝いだ!!たらふく呑みな!!」

 

極ノ番・【(さかづき)

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

盤星教“時の器の会”本部【星の子の家】へと続く通路にポツンとあるのは、視える者にしか視えない。領域の外殻。それが突如としてひび割れ崩壊した。

崩壊した領域から現れたのは、地面に倒れる二人と立っている一人。

 

「―――――」

 

唯一立っている甚爾が、まだ生きて地面に倒れ伏す五条悟に銃を向けるが、何を思ったのかそのまま銃を下ろした。

 

「…いいのか?」

 

倒れながらもそれを見ていた暁が問いかける。

 

「なんだ?止めねえのか」

 

「最初の時点で止めなかったんだ。今更だろ」

 

「あぁ~それもそうか。

まあいいさ。俺たちは勝った。…それでいい」

 

最後の言葉に込められた意味は誰にも理解できない。ただ分かるのは、本当の意味で禪院甚爾から伏黒甚爾に彼は成ったのだろう。

 

「…お前が良いならそれでいいか。

それよりも助けてくれ。

呪力も使い切って、指一本動かせん」

 

「あ?…チィ仕方ねぇな」

 

何処か吹っ切れた甚爾の顔を見た暁は助けを要求する。助けを乞われた甚爾は、普段ならば捨て置くが今回ばかりはと暁をファイヤーマンズキャリーで抱える。

 

「つかお前の極ノ番を呑んで何で生きてんだ?」

 

「縛りで、損傷を与えない代わりに副次的効果を高めたんだよ。お陰で完全に行動不能に出来た。縛りを結んで無かったら、多分耐えられたと思う…つくづく化物だろこいつ」

 

「成る程。流石だな」

 

「褒めんな。背筋が痒くなる。

それより飯食おうぜ」

 

「まあそうだな。

時雨に連絡して車持って来てもらうか」

 

「賛成」

 

先程の死闘が嘘のように二人は会話をしながらその場を今度こそ後にする。ふと、甚爾の足が止まり、倒れる五条の方へ視線を僅かに向けると

 

「わりぃな。

お前は最強でも、俺たちは二人で最凶なんだよ」

 

それは近くに居た暁にさえ聞こえないほど小さな声。されど最強の座に座る男を下した片翼が告げた勝利宣言だった。

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

【最終報告書・星漿体護衛任務について】

 

2006年■■月■■日。外部に星漿体の情報が漏洩。

漏洩から三日後、天元様の指示により、東京都立呪術高等専門学校から五条悟・夏油傑を星漿体 天内理子の護衛として派遣

同化当日まで見事護衛を完遂するが、高専内にて襲撃に遭い星漿体とその世話係を拉致される

→事後、五条悟の証言から襲撃者の一人は禪院家の者と推定されたが、禪院家はこれを否定したため真偽は不明。

→現場から残穢などは確認されず、足跡などは確認できたが既製品であり追跡は不可能

15時50分頃。五条悟が盤星教“時の器の会”本部【星の子の家】にて星漿体の奪還に動くも、再び襲撃者達により敗北する。

16時42分。五条悟より遅れて夏油傑が現着。盤星教より星漿体の死体を回収。

→検死の結果、死体は星漿体本人であると断定。

結果、今回の護衛任務は星漿体の死亡を受け失敗として処理をする。

※盤星教は殺人と死体遺棄の罪で解体するものとする。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【処罰】

星漿体護衛任務の失敗は、呪術界並び一般社会に多大な影響を与えるモノであり、如何に学生であったとしても処罰すべきという声多数。

特級の取り下げ及び五条家の利権剥奪 ――否決

→東京都立呪術高等専門学校教師 夜蛾正道の進言と天元様と五条家からの反対あり。

夜蛾正道は今回の失敗の責任として東京都立呪術高等専門学校の校長内定の取り消し ――否決

→夜蛾正道の東京都立呪術高等専門学校の校長就任日時の延長―――可決。

→星漿体護衛任務の失敗した五条悟と夏油傑の両者には特級案件の処理にて処罰とする――可決。

以上を持って、今案件の報告を終了する

 

 懐玉_完 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【極秘・外部への持出し不可】

 

2006年■■月■■日。特級術師 九十九由基が呪術高専東京校地下最深部・「薨星宮」本殿に侵入。天元様へと会談を申請。

→天元様はこれを了承。およそ38分間、二人のみだったため会話の内容は不明

41分後。九十九由基の怒鳴り声と共に「薨星宮」の一部が破壊される。

その後九十九由基は呪術高専東京校を去る。

→目的については一切不明。

今回の件は悪意ある者が行った場合、呪術界並び一般社会への影響を考え秘匿するものとする

上層部一同及び禪院家・加茂家―――承認

 




~第五回凄いぞ!秤奏作呪具紹介~
(にく)()
階級:特級相当
値段:15億
効力:注射型の呪具。中には所持者の肉体の情報と呪力があり身体に撃ち込むことで、機構が堪っている呪力を反転術式として利用し、肉体の情報と照らし合わせて肉体の損傷を癒やす。
使い捨てであり所持者専用に調整が必要。
主な素材:とある呪術師。

世運(せうん)針刃(はばり)
階級:準1級相当
値段:7000万
効力:作中に書かれているとおり。
主な素材:とある結界を構築する呪霊7体。

祭祀(さいし)()
階級:3級相当
値段:10万
効力:術式を儀式に昇華する為に必要な「楽」「舞」などを行う小型の人形。
主な素材:とある呪木。

奏「以上が私が渡した呪具の一覧だよ」
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