都心のおくないさま   作:みりんはお酒

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1はじめに
 みなさんは、家の神についてどのように思っていますでしょうか。無神論者のかたは特に気にせずに読み飛ばしてもらって結構です。家の神はそれぞれ異なるわけですから、自分の家の神が正しいなんて思わないようにしてください。では、話を戻しますが、その家の神のひとつにおくないさまという神が存在していることをご存知でしょうか。遠野物語には記載があり、そのことについては疑う余地はございません。では、これからは各地に存在していると思いたいおくないさまの伝承についてみていこうではありませんか。



都心のおくないさま

 

 

2都心のおくないさま

 「就活めんどくさいなぁ」。そうつぶやくのは、都内の大学に通う3年生。彼はほかの同学年の大学生と同じように、就活をしており、今日は面接が一社入っていた。しかし、面倒だけでは済まされない。

 「第一志望の企業だし、やらないとなぁ」。彼はそういうと、忘れ物がないか確認し、部屋の神棚に挨拶して、1時間の電車旅に出発した。そうして人の群れに対応しながら、特に何事もなく面接会場に向かっていった。

 彼が面接会場に着いたのは昼前で面接の1時間前。彼は面接前にお昼を済ませるべく、近くにあったチェーン店を訪れた。そこで彼は面接前の最終確認をしながら、食事をとっていた。彼はその時点では緊張で自分がなにかしでかすのではないかと思い、不安がっていた。しかし、彼は会計時に財布を探すときにちょっとした違和感を感じていた。

 財布自体はバックの奥底にあった。そこは問題ではない。問題は、バックがあきらかに就活に向いていないものであったことだ。そのバックは白く、大きく、そしてカラーリングが派手であった。このようなものが就活で使うなど、到底無理であることは明白なものである。こんなもので面接会場に向かっていたら、確実に落ちる、そんな呪いの装備である。

 これに気付いた時、彼が絶望したのは言うまでもない。いまさら戻ったとしても、面接に間に合わないことは明確な事実である。さらに彼にはお金がなく、そのへんでバックを買うことさえ難しいことであった。そのような状態でとれる策は少ないはずだ。

 「消費者金融機関で借りないと」。そうつぶやいた彼は急いで向かった。その動きは面接前に面倒くさそうにしていたのとは思えないほどであった。そうこうしているうちに消費者金融機関に到着し、順番を待った。

 すると、そこに明らかに赤い帽子をかぶった場違いな子供が入ってきた。子供の顔はよく見えないが、彼は就活で使うはずであったかばんを持っていた。子供は彼にかばんを渡し、どこかへ消えてしまった。

 「なんだこれ」。何が起こったか不明であったが、危機は脱した。元々のバックをコインロッカーにしまい、面接を受けに行った。

 面接後、家に帰った彼は、見覚えのある赤い帽子を神棚のまえで見つけた。彼はそれと同時に、神が助けてくれたのだと理解した。そしてその正体について調べてが、わからなかった。

 彼は合否の連絡が来る前に、コインロッカーにバックを入れていたのを忘れ、すぐさま戻った。

 

 




あとがき
 みなさん、はじめまして、みりんはお酒です。今回は、遠野物語に出てくるおくないさまを題材として小説を書きました。私は初めて小説というものを描きましたので、正直な話、だめなところがたくさんあると思います。ですが、私はこの小説を書き終えて、自己満足に満たされながら、このあとがきを書いています。このあとにもしまだ書きたいと思うなら、最近ㇵマっているRWBYの2次創作でも書こうかと思います。では、みなさん、さようなら。もしまた投稿したら、そのときはお願いします。
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