青春をツマミに酒を飲む   作:黒色エンピツ

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十四話:それではただの不審者です

 

 

 

 

「猫カフェねぇ……」

 

ゲヘナを散歩をしていると猫カフェを見かけ、その入口でうんうん唸る。

行くべきか行かないべきか。

 

「こういう時はとりあえず飛び込んでみろってね」

 

猫は好きだしな。

早速入店すると、猫の脱走防止の柵に出迎えられた。

そらそうだ。付けてなかったら脱走し放題だし。

店の中は結構綺麗だな。

 

「いらっしゃいませ、おひとり様ですか?」

 

「ああ」

 

すぐに店員の女の子が来て店の説明とメニューを渡してくれる。

酒は……ダメだよな。

 

「コーヒーで」

 

「かしこまりました」

 

多分アルバイトだろう。ゲヘナ学園の生徒かな。

靴を脱いで猫に近寄る。

まず目に付いたのは真っ白な猫だ。ふわふわで可愛いな。

そのまましゃがみ込んでぼやっと眺めていたら白猫と目が合う。

じいっと見つめ合うとこっちにきて俺の周囲をぐるぐると回った。

試しに手を差し出してみる。

 

「んにゃ」

 

すると手の上にぽんと前足を置いた。

ふへ、可愛い。思わず顔が緩んでしまう。

そのまま座ると白猫が足に乗る。

人馴れしてんなぁ。

 

「失礼します。あ、もう懐いているんですね」

 

「人馴れしてるいい子だね」

 

「まだその子は来て新しいので慣れていないと思うんですけど……お客様がかっこいいからですかね?」

 

「おいおい、煽てても何も出ないよ。軽食のメニューなんかはあったかな?」

 

「サンドイッチや軽く摘めるものがありますよ」

 

「じゃあサンドイッチをもらおうか」

 

「かしこまりました〜!」

 

言葉が上手い子だなぁ。

 

「お前もそう思うだろ?」

 

白猫を顔の高さまで持ち上げると当たり前だが言葉が分からない為首を傾げられた。

そりゃフェリーンとは違うか。

ふ、と息を吐いて腕に抱き直して撫でると甘えるように手に顔を擦り付けて来る。

 

「おー、甘えんぼかー?」

 

よしよし、沢山甘やかしてやろう。

そう思っていると後頭部に衝撃が走る。

 

「っ!?な、なんだぁ?」

 

頭の上に何かが……いや、まあ猫なんだろうけど。

片手で頭の上の猫を掴んで前まで持ってくると仏頂面の黒猫が俺を見ていた。

 

「構ってほしいのか?」

 

そう言うと鼻を鳴らしてそっぽ向く。

なんとも人間臭い行動だな。でも、こんなのどこかで……

 

「……テキサス?」

 

昔の素直に甘えてこなかったテキサスを思い出す。そうすると積極的に甘えてくる白猫はラップランドか。

 

「……ふ」

 

二匹拾って抱き締める。

 

「ふぎゃっ」

 

「うなっ」

 

………………ふ。

 

「あー、懐いたからって急にそんな事されたら驚いちゃいますよ。あ、サンドイッチここに置いておきますねー」

 

「すんません」

 

白猫に左鎖骨を噛まれて、黒猫に右首筋を噛まれてしまった。

 

 

 

 

それから度々猫カフェに通うようになった。

 

「あ、ラックさんいらっしゃい!」

 

「よっ」

 

店員の子とも随分仲良くなった。しかし、学生だろうに俺が来た時にはいつもいるな。まあ、自由な校風というし、そんなもんなんだろう。

俺が入ってくると白猫と黒猫がギンッと俺を見てくる。

 

「すっかり懐かれましたね」

 

「昔から動物にだって好かれやすくてな」

 

かーっ!つれーわー!モテ過ぎてつれーわー!

柵を越えて手を広げる二匹が飛び込んでくる。

一頻り可愛がってやると刀を鞘ごと持って抜いて左右に振ると鞘に飛びかかる。

抗議するように鞘のランプが赤く点滅する。

 

『私は猫のおもちゃではありません』

 

「後でちゃんと手入れするからさ」

 

『ミレニアム製の物を使ってください』

 

「あれ結構高ぇんだけど……」

 

『何か?』

 

「わかったわかった」

 

恐らく既にピックアップしているであろう商品の値段に少しビビりながら刀を揺らす。

最終的に振るっている俺目掛けて跳んできて、一緒に床にぶっ倒れた。

 

 

 

 

「今日も依頼はあんまなし、と……」

 

ため息を吐いて外へ出て猫カフェへと向かう。

もっと広告とか貼った方がいいか?いや、今でも結構な枚数貼らせてもらっているんだからこれ以上はなぁ……。

実績だってそれなりにあるから知名度か?でも前に警備の依頼をくれた盗人金持ちは知っていたし……。

 

「サヤ、なんか知らねぇ?」

 

『恐らく大人だから、という事はありませんか?普段依頼をくれるのは近所の大人ばかりです。子供からすればラック様はよく分からないと思われていても不思議ではありません。数少ない依頼をくれた生徒もラック様と話した事のある生徒だったはずです』

 

「確かに……じゃあ帰り道で兎に角声掛けてみるとか?」

 

『それではただの不審者です』

 

それもそうか……。

猫カフェが見えてきた。考えるのはまた帰ってから──ん?あれは……カヨコか?猫カフェの入口で入ろうか入るまいか悩んでいるようだった。

少し遠くから見ていると、少ししてため息を吐いて立ち去ろうとした。

 

「おーい」

 

「?あ、ラックさん」

 

「よっ、入らないのか?」

 

「入りたいけど……その……」

 

チラチラと猫カフェに目を向ける。

 

「ひゃっ!?いらっ、いらっしゃいませ!……あ、ラックさんもいたんですね」

 

いつもの店員の子がカウンターから顔を覗かせていた。

 

「……やっぱり帰る。私がいたんじゃ落ち着けないみたいだし」

 

「二人だ。カヨコ、飲み物はどうする?」

 

「え?いや、だから私は……」

 

「お前が頼まないんなら勝手にサイダーにするぞ」

 

「……アイスコーヒー」

 

「アイスコーヒー二つ頼む」

 

「は、はいっ!」

 

いそいそと店員が去っていき、俺とカヨコの二人きりになった。

カヨコはどこか不満気な顔をしているが、それを無視して中に入るといつもの様に白猫と黒猫が跳び込んできた。

 

「ねぇ、なんで私を店に入れたの?」

 

「猫は嫌いか?」

 

「……嫌いじゃ、ないけど」

 

「ならいいじゃねぇか」

 

「そうじゃなくて、私がいると怖がられ──」

 

もふん、と白猫をカヨコの顔に押し付けた。

手を離すと白猫がカヨコの頭に前脚を乗せてぶら下がる。

 

「あ、アイスコーヒーお持ちしました。……ふふっ」

 

店員ちゃんが顔に白猫を貼り付けたカヨコを見て思わず笑うと、カヨコがぷるぷると震え出し、ゆっくりとした動きで白猫を顔から剥がし、ジロリと圧を感じさせる様な目で俺を睨みつける。

 

「……いきなり何を──」

 

「スマーイル」

 

両手の人差し指で口の両端を突き上げる。

 

「…………」

 

「もう猫カフェに入ったんだから諦めろ。そんな顔してると人だけじゃなくて猫にも怖がられるぞ」

 

「う……」

 

眉が下がり、目線が白猫へと向かう。

 

「俺が奢ってやるんだ。精一杯楽しめ」

 

「いいの?」

 

「俺が無理矢理連れ込んだからな」

 

少し悩んだ後でため息を吐いて、小さく笑みを浮かべた。

 

「じゃあ、お言葉に甘えて奢られるね」

 

「それでいいんだよ」

 

寝転んで黒猫を自分の腹の上に乗せる。すると前脚で俺の腹を何度も踏んできた。

……太ってない、太ってないはずだ。

 

「んにゃ」

 

とととっ、と白猫がカヨコの手からするりと抜けると俺の顔の上に横たわる。

 

「……あっっっつ」

 

白猫を摘んで持ち上げてカヨコに渡すとまたするりと抜け出して顔に乗る。

同じやり取りを数度繰り返し、最終的には俺が根負けした。

 

「もう好きにしろ……」

 

「懐かれてるんだ」

 

「まあな。他の子は普通なんだけどこいつらだけ妙に懐いてくる」

 

「へぇ、匂いとかかな」

 

そう言うとカヨコが顔を近付けて匂いを嗅ぐ。

 

「……変わった匂いがする」

 

「タバコとか酒だろ」

 

加齢臭じゃないはずだ。そう言われたら俺は泣く。

 

「やっぱり大人だね」

 

「そりゃあそうだろ」

 

変な事言いやがる。

満足?したのかカヨコが離れようとした。その時だった。

 

「ふぎゃー!」

 

「え──」

 

「おっと」

 

カヨコが後ろから猫に押され、そのまま俺の胸の上に顔を突っ込んだ。

その時にふわりといい匂いがする。カヨコの匂いか。

 

「大丈夫か?」

 

「………………うん」

 

のそりと起き上がったカヨコの頬がほんのりと赤く染まっていた。

 

「ご、ごめんなさい!大丈夫ですか!?」

 

店員ちゃんがぶつかってきた猫を抱えて頭を下げる。

 

「あ、うん。大丈夫だから、気にしないでいいよ」

 

ぼんやりと白猫黒猫を抱き抱えながら思う。

こいつ、声良いなぁ。

ぬくぬくしていると段々と眠くなってきた。

 

「あ、そうだ。良ければケーキはどうですか?」

 

「いや、悪いよ」

 

「大丈夫です。支払いはラックさんですから」

 

「そう言ってるけど、いいの?」

 

「……あ?なんて?」

 

「だから、ケーキも頼んでいい?」

 

「んー……耳元でもう一回言ってくれ」

 

「え、耳元で?……なんで?」

 

「いいから。それだけでケーキ食えるなら安いもんじゃない?」

 

「まあ、良いけど」

 

カヨコの顔がすぐ真横にくる。

 

「ケーキ、食べたいな」

 

片手でサムズアップすると店員ちゃんがメニューを持ってきた。

 

「じゃあ、ガトーショコラにしようかな。ラックさんは?」

 

「俺も?あー……お、シュークリームあるな。じゃあそいつで。それとアイスコーヒー二つおかわり」

 

「はーい、毎度ありがとうございまーす♪」

 

弾むような足取りでキッチンへと向かう。

 

「コーヒーも良かったの?」

 

「ああ。お礼だ」

 

「お礼って……耳元で言っただけだけど」

 

「それで十分。俺、お前の声好きみたいだからさ」

 

「…………えっ!?」

 

「聞いてて心地良いよなぁ。なんつったっけ。カシャから昔おすすめされた……えー、ああ、ASMR?だっけ。それの囁きのやつみたい」

 

「ASMRって……ラックさんもそういうの聴くんだ」

 

「まあな。つっても俺音があると眠れねぇからあんまりきかなかったけどな」

 

昔程じゃないがちょっとした音で起きちゃうんだよな。ただまあ、知ってる人の気配では起きなくなったのはある意味成長……成長か?

 

「お待たせしましたー!ガトーショコラとシュークリームにアイスコーヒーお二つです!」

 

「ん」

 

体を起こして軽く伸びをする。

腕を開くと猫達が降りてケーキに興味を示す。

 

「コラー!あんた達はこっち!」

 

店員ちゃんがカラカラとキャットフードの袋を揺らすと店内の猫の目が袋へと向かう。

 

「ほーら、こっちーこっちー」

 

大きなの餌皿にキャットフードを出すと我先にと猫達が駆け寄る。

 

「元気だなー」

 

「そうだね。扱いに慣れてるけど、猫を飼ってたの?」

 

「ん、まあ、一緒に暮らしてはいたな。写真見るか?」

 

「うん」

 

テラの端末のフォルダからある写真を開いて見せる。

 

「……白髪の大人?」

 

「エンシオっつってな。フェリーンっつー種族だ」

 

次にロドスのバーでバーテンダーをやっている時のシュヴァルツの写真を見せた。

 

「大人がいっぱい。本当に別の世界から来たんだ」

 

カヨコに端末を渡すと慣れた手つきで写真をスライドする。こっちでのスマホと使い方は変わらないからな。

 

「!?…………」

 

一瞬驚いたかと思えば顔を赤らめて穴が開きそうな程とある写真を見始めた。

なんか変な写真でもあったかと思い覗き込む。

 

「あ」

 

開いていた写真はベッドの上で乱れに乱れたメランサだった。

弾きそびれたか。

横から手を伸ばして画面を触ろうとすると弾かれた様に飛び退くと自分の体を抱いた。

 

「な、な、なに……!?」

 

「いや、子供に見せるもんでもねぇからフォルダ移そうとしたんだけど?」

 

「そ、そっか……」

 

「ああ、だから端末を──」

 

「……私は十八歳だから大丈夫」

 

ピタリと手を止める。

 

「おいおい、何言ってんだよ。高等部ってのは三年で十八歳だったろ?」

 

「ちょっと事情があるんだ。そういう事だから、私は見ても良いよね」

 

「ほー……つまり、自分は大人扱いしても構わないって言いたいのか?」

 

「大人とは言えないけど……そういう年齢制限とかなら大丈夫」

 

なるほどなるほど……なら、カヨコは食っても問題無いって事か?

いや、でも生徒だぞ。自分でそう決めたのに破っていいのか?

今も写真を捲っては度々手が止まるカヨコを見る。

あの白くて綺麗な肌に俺だけの傷を付けたいと思うのはおかしいだろうか。

あの真っ赤な目に俺だけを映させたいと思うのは間違っているだろうか。

あの美しい声を俺だけに発してほしいと願うのはいけない事だろうか。

あー……ムラムラする!!!!!

 

「店員ちゃん!水!!!バケツで!!!」

 

「え!?は、はい!」

 

たっぷり水の入ったバケツを受け取って店の外へ出るとパンツ一枚になって頭から水を被った。

 

「………………ふぅ」

 

「あの……大丈夫ですか?」

 

「ああ、少し……そっとしておいてくれ」

 

ポタポタと水が体から滴り落ちる。

太陽が俺の肌に当たり、水滴が光を反射する。

ああ、なんと清々しい事か。

目を閉じて風を感じる。心地良い風が俺の肌を優しく撫でる。

 

「ふ……世界はこんなにも、美しい」

 

「風紀委員会だ!変質者が出たと、聞いて……」

 

「よぉ、イオリ。いい天気、だな」

 

「へ、変態だぁぁぁああ!!」

 

「変態……?」

 

変態が近くにいるのか!?そいつは許せねぇ!

 

「イオリ、俺も付き合うぜ。その変態ってのはどこのどいつだ!?」

 

「じゃあ早く後ろを向け!!!」

 

「後ろ?」

 

後ろに変態がいるのかと振り返る。

……普通に生徒やサラリーマンっぽいペッローやロボットがいるだけだな。

なんだいねぇじゃねぇかと思っていると後ろで手錠を掛けられた。

 

「……あら?」

 

「風紀委員会まで同行してもらうからな!」

 

なんで俺が……?改めて自分の格好を見てみる。

ふむ、服を着てない。正確にはパンツ一枚だ。

 

「なあ、多分イオリの勘違いだとは思うんだが……まさか、俺か?」

 

「お前以外に誰がいる!?委員長に説教してもらうからな!」

 

「おいおい、ヒナは忙しいだろ?お兄ちゃんとしてもそんなヒナに手を煩わせる訳にはいかねぇ」

 

「お兄ちゃんとかは置いておいて……最近はサヤちゃんに手伝ってもらってるから書類仕事が早く終わってるから気にしなくていいよ」

 

「え?お前いつの間に?」

 

『代理をした際にアコ様から正式にお願いされました。ちゃんとお給料はもらってます』

 

「……働いてないの、俺だけ?」

 

『なんでも屋の稼ぎ頭とは私の事です』

 

馬鹿な……!

膝から崩れ落ちる。まさか、俺が依頼が来ずに暇していた時にこいつが働いていただなんて……!

 

「じゃあ、詳しい話は委員長の前で聞くから」

 

車に乗せられてゲヘナ学園へと連れられた。

 

 

 

 

「ラック、私は出来るだけ貴方の事を尊重したいと思っているわ」

 

「はい……」

 

イオリにマジでヒナの前まで連れてこられて正座させられた。

 

「でも、流石に外で下着一枚になるのは良くないと思うの。そうよね?」

 

「はい、そうです……」

 

「せめて人の迷惑にならない場所だったり、自分の事務所だったら私も何も言わないけど、あんな沢山人がいる所でするべきじゃないのはわかる?」

 

「はい、わかってます。ごめんなさい」

 

「ふふっ、いい気味です」

 

アコがヒナの横でくすくすと笑う。

 

「ヒナ!でもアコの横乳は許されてるじゃん!」

 

「ハァ!?私のこれは機能性を考えてですね!」

 

「なんの機能性だよ!ただエッッロいだけじゃねぇか、」

 

「今はアコの話じゃないでしょ?話をすり替えないで」

 

「ごめんなさい」

 

「これからは外で服を脱がないって、約束できる?」

 

「……」

 

ちょっと難しいかも。いや、露出狂って訳じゃないけど、こう、いつの間にか脱いでいる時あるし。

 

「約束、できる?」

 

ヒナが屈んで鼻を摘んでくる。

 

「……頑張る」

 

「頑張るってなんですか!?小学生くらいですよそんな事言うなんて!」

 

「う、うるせぇ!ばーか!横乳!股下0cm!」

 

「なっ……!?」

 

「ラック、言いたい事は少しわかるけど、そんな事言っちゃダメ」

 

「アコ、ごめんなさい」

 

「えぇ……」

 

それからもヒナに怒られ、アコに煽られ、アコを煽り、ヒナに注意されて怒られを繰り返し、最終的にはヒナにこれからは気をつけようねと注意されて終わった。

 

「ふ……ぅっぐ……!」

 

「うわぁ……大人が本気で泣く姿流石に見たくないですね」

 

「ごめんなさい、私も言い過ぎたわ。一緒にご飯食べに行こう?」

 

「行く……」

 

ヒナと手を繋いで仲良く近くの定食屋へと向かう。

 

「私も行きます!!!!!!」

 

うるさっ!?横乳……違う、アコも遅れてついてくる。

違うから、横乳って思った瞬間ヒナの目が俺に向いて訂正した訳じゃねぇから。

 

「あ、端末」

 

『次に会った時に返すとカヨコ様から連絡が届いております』

 

ならいいか。

それよりも今は──

 

「だーらぁ!ヒナにはチキン南蛮だっつってんだろ!?」

 

「何言っているんですか!?明日も忙しいんですから疲労改善としてビタミンBが豊富な豚肉を使った生姜焼きの方が良いに決まってます!」

 

「アコは安直なんだよ!栄養だぁなんだと言っても結局は美味いもん食うのが一番のリフレッシュになんだよ!!」

 

「どちらでもいいから早く決めて……」

 

事の発端は定食屋に来てヒナが何を食べようか悩み、俺とアコにおすすめを聞いてきた所から始まった。

 

「見ろこのタルタルソース!自分で卵を崩して好みの荒さに出来るんだぞ!?堪らねぇだろ!なぁ、店長!」

 

「おうよ!ウチのチキン南蛮は天下一よ!」

 

「甘いですね!見てくださいよこのキャベツ!生姜焼きのタレが絡んでこれだけでもご飯が進むんですよ!?生姜焼きはこれが良いんですから!ね!店長さん!」

 

「おうよ!ウチの生姜焼きは天下一よ!」

 

「……ハーフサイズでどっちも注文ってできる?」

 

「出来るぜ!」

 

「じゃあそれで」

 

「あいよ!」

 

「「あー!?」」

 

アコと口論している内にヒナが注文を終えてしまった。

 

「私はどっちも好きだから」

 

「くっ……ここは引き分け、か」

 

「悔しいですが……そのようですね」

 

「それで、そっちの二人はどうすんだい?」

 

「あ、ミックスフライ定食で」

 

「私は天ぷら定食でお願いします」

 

「あいよっ!」

 

「……どっちも違うのね」

 

 

 

 






シロコテラー天井、臨戦おじさんは未所持です。
なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?
これからは読んでないメモロビとか読んで稼ぎます。出なかったら?大人のカードを使うしかないな。
当然アリスクの夏休みも引く予定です。
すまんな、朱鳶。君の為に課金は出来なくなってしまった。エーテル属性は貴重だしお尻が素晴らしいが今回はスルーするー。

女性先生に決まりましたがどんな人?

  • スーツでキメたポニテ先生。凛々しい
  • ゆるっと女子大生みたいな先生。ポワポワ
  • その他。後で活動報告で枠作るのでそこに
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