青春をツマミに酒を飲む   作:黒色エンピツ

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四話:キヴォトスでの日常

 

 

 

 

騒動から数日、キヴォトスは既にある程度の日常を取り戻していた。

余りにも復旧が早過ぎるが、慣れがあるんだろう。

俺は退院してからナギサとミカとで話し合い、協力体制を取り付ける事に成功していた。ついでに先の仕事分の報酬も予想以上に貰えた。ゲヘナの方は今度またこっちから出向いて受け取りに行くつもりだ。

早速宣伝としてゲヘナとトリニティの校内数箇所にサヤの作ってくれたポスターを両者に頼んで張り出してみたが……まあ、結果は良くない。ポッと出の大人なんていう怪しさ満点のやつには頼みにくいんだろう。ただ、この前アーツを使っているのを見ていた子達が多かったお陰で俺の存在はそれなりに認知されている様で、変な大人がいるという話が広がっているみたいだ。

今もカフェのテラス席でケーキとコーヒーでのんびりと暇を潰しているが黒セーラーちゃん、正義実現委員会だっけ?長いな。あそこの子達や一般生徒の子達がよく話しかけてくれたり手を振ってくれたりする。……たまに歩いていたらおやつを強請られるのはまあいいだろう。

 

「サヤー、仕事来てないのか?」

 

『まだ来ていませんね。ゆっくりしていましょう』

 

「そうだなぁ」

 

コーヒーを一口飲んで息を吐く。

 

「……暇だ」

 

「ごきげんよう」

 

「おかえり、気をつけて帰りなさい」

 

生徒の声に反応してついラテラーノにいた時にやっていた下校の監視員みたいに言ってしまった。

……今思ったら、当時の俺って割と英雄視されてたけど何でそんな事やってんの?って仕事やってたな。

 

「た、ただいま戻りました……」

 

俺の言葉に照れながら返事をする生徒に苦笑いを浮かべて手を振る。

今日も一日喫茶店を巡ったり散歩しつつ子供達の相手をしながら過ごす。

 

「一緒に写真撮ってくださりますか?」

 

「あいよー」

 

中腰になると一般生徒に両側から挟まれて写真を撮られる。ふふ、英雄でも街の権利者でも無く普通のお兄さんとして人気になるのら中々新鮮だな。

 

「ありがとうございます」

 

「さようなら」

 

「おー、気を付けてな」

 

『こちらの生活にも慣れてきましたね』

 

「そうだな。とはいえ……」

 

振り返って路地の方に歩みを進めて刀を抜く。

 

「物騒な事には変わりないけどな」

 

峰を前に向けて真上に持って人が飛び出して来た瞬間に手首だけで刀を振り下ろすと、ゴゴン!と打撃音がして二人の少女が地面に崩れ落ち、少しして黒セーラーちゃん達が路地から出てきた。

 

「ご協力ありがとうございます!」

 

「ご苦労さん」

 

刀を納めて手を振って見送る。龍門じゃあローニンにばっか任せていたなぁ。

 

「子供ばっかで心配だったけど、よくやってるよマジで」

 

『犯罪率は恐らく龍門以上ですが、治安維持への貢献等は目を見張るものがありますね』

 

「……こんだけ頑張っても龍門以上ってやばいな」

 

頑張っているのになんだかな、と自販機でペットボトルの紅茶を買う。

 

「や、やめてください!」

 

「またかぁ」

 

今度はなんだと目を向けると、公園でヘルメット団というその名の通りヘルメットを被った集団に一般生徒が囲まれていた。

 

「ふむ……」

 

ぎゃんぎゃんとヘルメット団の子が脅しているのを聞き流しながら周囲を見るが、誰もいないな。

 

「しゃーない。ここは人肌脱ぎます「宇沢レイサただいま参上!さあ私が来たからにはもう大丈夫です!」んん……?」

 

何とも珍しい色の髪をした少女が飛び出して来た。黒セーラーを着ていないから正義実現委員会じゃないっぽいけど……。

 

「おおー、意外とやるな」

 

ヒーローみたいな登場をしておいてコケるなんて事にならなくて良かった。……結構被弾してるけど。

動きもダイナミックと言うか派手だなぁ。おっと、危ない。

飛んでくる弾を避けたり刀で弾いたりしていると残り二人になった所で俺を見つけると迷いなく俺の後ろに隠れた。

 

「なっ!?人質とは卑怯な!?」

 

「形勢逆転だ!」

 

「この大人が怪我しても良いのかぁ〜?……ん?大人?」

 

人質扱いされた?マジかよ新鮮だな。

まあ、新鮮さは一旦置いといてだ。一瞬で刀を抜き放ち、鞘に納めるとヘルメットがパッカリと真っ二つに割れ、出てきた頭に拳骨を落とした。

 

「へぶっ!?」

 

「ぅえぶ!?」

 

「これにて一件落着ってな。お疲れさん」

 

「え?え!?」

 

レイサの肩をポンと叩いて一般生徒に近付く。

 

「大丈夫だったか?」

 

「は、はい。ありがとうございます……あの、そちらの方も」

 

「いえいえ!自警団として当然の事をしたまでです!」

 

頭を何度も下げて帰って行く少女を手を振って見送る。

 

「さて、俺もそろそろ行くわ」

 

「あ……えっと、お邪魔してしまいすみませんでした……」

 

急にしおらしくなって小さな体を縮こませて更に小さくなってしまった。

 

「お、おいおい、どうしたんだよ。良い事したんだから気にすんなって。俺が手を出そうとしたのも誰もいなかったからだし、最後のも巻き込まれたからやっただけだったんだ。率先して助けにきたお前とは違うんだよ」

 

「で、ですが……」

 

参ったな。もしかしてこの子こっちが素か?

 

「……あ〜、じゃあちょっくら喫茶店にでも付き合ってくれ」

 

「え?……え?」

 

フリーズしてしまったレイサの手を取って歩き出した。

 

 

 

 

「ほら、好きなの頼みな。安心しろ、俺の奢りだから」

 

「あ、あの、ちゃんとお金は払います」

 

「良いって良いって。あ〜、じゃああれだ。大人の威厳を保つ為に奢られてくれ。良いな?」

 

「うぅ……わ、わかりました」

 

さっきの態度はどこに行ったのやらと頬をつつくと、ぎゅっと目を瞑ってしまった。……ちょっと楽しい。

少しして俺はコーヒーにチョコレートケーキ、レイサは紅茶にロールケーキを注文した。

 

「そういや、お前自警団とか言ってたけど正義実現委員会とは別なのか?」

 

「あ、はい。正義実現委員会は公認ですけれど、自警団は非公認の集団です。」

 

「ふぅん」

 

どっちも役割は大体同じなんだが、まあなんか違うんだろう。

 

「自警団って言うくらいだし結構人数もいるんだろ?」

 

「へ?いや、わかりません」

 

「……は?いや、こう……誰がどこを担当するとかを決めたりとか、連絡を取りあったりとかしてないのか?」

 

「えっと……自警団は生徒が好き勝手に名乗っているだけなので……」

 

「えぇ……」

 

纏まりがまるでない……。

 

「お待たせしました。こちら、コーヒーセットです」

 

「俺だ」

 

「失礼致します。紅茶セットです」

 

「あ、はい」

 

「失礼致します。ご注文はお揃いでしょうか?」

 

「はい」

 

「かしこましました」

 

コーヒーを一口飲んでからケーキを食べる。

 

「ん?どうした、食いな」

 

「えぇと、いただきます」

 

ロールケーキを一口食べるとようやくさっきみたいなゆるっゆるの顔になった。やっぱ甘いもんよ。

 

「勝手に名乗って良いなら誰かと一緒にやったらいいんじゃないか?例えば友達とか」

 

「え……え〜っと……」

 

友達と言った瞬間に気まずそうにあちらこちらに目を向けた。……あっ。

 

「あー……あくまで例えばだ。さっきの戦いもちょっと危なっかしかったから少し心配になっちまってよ」

 

「あはは……独学ですから……」

 

「まあ、でもよくやってたぜ?」

 

「ちなみにどこが良くなかったとかって教えてもらってもいいですか……?」

 

「……正面から突撃すんのはやめとこうな?ただの的だから」

 

「うっ、はい……」

 

「突撃するにしても、射線を切ったりだとか相手に射撃しずらいシチュエーションを作ったりするんだ。まあ、俺もそういう戦い方はしねぇから具体的にどうすればってのは教えてあげらんねぇけどな、悪い」

 

「いえ、参考になります!ちなみにラックさんはどうやって近付きます?」

 

「刀で全部弾く」

 

「あ、はい……」

 

話が途切れてコーヒーも飲み終わってしまった。

 

「そうだ、モモトーク教えてくれよ。参考にはならねぇだろうけど、また聞きたい事が答えっから」

 

「いいんですか?」

 

「ああ、まだ仕事もねぇし、暇だからな」

 

そう言ってモモトークを交換すると、レイサが嬉しそうに目を輝かせた。

 

「ラックさんも困ったことがありましたらこの私、宇沢レイサにご連絡ください!」

 

ずいっと前のめりになって俺の顔に顔がくっつきそうな程に近付けた。距離の詰め方エッッッグ!?

 

「はいはい、困ったらな」

 

人差し指で額を突くと、ハッとして恥ずかしそうに離れた。

 

「んじゃ、またな」

 

「はい!また会いましょう!」

 

会計を済ませて別れる。あの感じ……はっちゃけているとカーディみたいだったな。

 

「アンセルはどうしてんのかなぁ」

 

どうせ絞られてんだろ。

そんな事を考えているとイチカからモモトークがきた。

 

【うちの子達が最近お世話になっているからってお礼をさせて欲しいって言ってるっすけど、時間は空いているっすか?】

 

【俺は大丈夫だ。何時にどこだ?】

 

【夕方六時に門の前いてもらえれば大丈夫っす】

 

【わかった。また後でな】

 

「今は、三時か……」

 

後三時間か。どっかで時間潰すかな。

 

 

 

 

ぶらぶらとふらついて、たまに悪さをしようとしている子供を刀でぶっ叩いていたりして約束の六時前には校門の前に着いた。

 

「まだいないか」

 

手持ち無沙汰になって門から見えるが少し離れた所に行ってタバコに火をつける。

流石にお嬢様方の前で吸おうとは思わない。

口から吐いた煙を眺めながらお礼の事を考えていると、遠巻きに見られている事に気が付いた。

 

「……なんだ?」

 

割とトリニティに馴染んできたから今更ザワつかれる様な事も無いはずなんだが……。

 

「あ、これか?」

 

タバコに目を落とす。そもそもキヴォトスは学生が主体な上にロボットが多く、ペッローやフェリーンも吸っている様子があまり無かった。というかトリニティでは多分数回しか見たことがない。

流石に周囲の目が痛いと思ってタバコを携帯灰皿に入れようとすると、子供達が近くに来た。

 

「あ、あの!……その、写真撮らせてもらってもよろしいですか?」

 

「あ?ああ、まあいいけど……」

 

そう言うやいなやスマホを取り出して写真を撮り始めた。その中に以前に一緒に写真を撮った覚えのある子が混ざっていて、余計に困惑する。いくらタバコが珍しいからって、そんなに撮りたいもんかよ……。

うんうんと悩んでようやく思い至った。あれだ、悪い、悪そうな大人に憧れるやつだ。この前漫画喫茶に寄った時、キヴォトスにもそう言った悪そうな大人と少女との恋愛漫画があった事を思い出した。

 

「なるほど……」

 

俺がその悪そうに見えるかはともかく、そう言う言われ方をするのは別に良いけどさ。煙が当たらないように少し高めにタバコを上げるとポーズを変えたように見えたのか、きゃあきゃあと嬉しそうにシャッターを切られる。

この年頃の子はなんでも楽しく見えるのかね?……いやいや、俺だってまだ若いし。

それよりもイチカ達は俺の事見つけられんのかな?まあ、人集りになっているから大丈夫か。

 

「ラックさーん、迎えに来たっすよー」

 

イチカが大きく手を振りながらこっちに来た。

 

「おー、悪い通してくれ。え、通す気ある?」

 

はーい、と元気よく返事してくれたがいまいち道を開けてるか開けてないかくらいしか退いてくれなかった。

 

「よっ……ととと、ふぅ。待たせたな」

 

「いやいや、大丈夫っすよ。それじゃあ行きましょう」

 

イチカが先導して歩き、それに俺と黒セーラーちゃん達がついていく。

 

「お前らも悪かったな」

 

「大丈夫です!」

 

「ラックさん大きいですから」

 

まあ、男だし大人だしな。

 

「にしてもタバコ吸ってたんすねー、イメージ通りっす」

 

「昔っからな。キヴォトスじゃ見つけんの難しいけど」

 

火を消して携帯灰皿に突っ込む。

 

「物珍しいからって囲まれたから人目が付くとこじゃもう吸わねぇようにしねぇと」

 

「大人気で良かったじゃないっすか。うちの子達も写真撮りたそうにしてたっすよ?」

 

「えー?」

 

マジ?と顔を向けると、何度も頷かれた。

 

「……今度な」

 

頭を撫でると楽しそうに騒ぎ出した。

 

「そんでどこに行くんだ?」

 

「パスタが美味しい店っすよー」

 

「パスタか、良いな」

 

うんうんと頷く。テキサスん時の騒乱じゃピッツァしか食ってなかったし、変な事に巻き込まれて飯所じゃなかったからな。楽しみだ。

 

 

 

 

「ほー……」

 

店に着いて席について俺はカルボナーラを注文して、届いたが悪くない。

 

「いただきます」

 

一応行儀よくしとくかと思って、パスタを一口程度巻いて食べる。

 

「ん〜……美味い」

 

チーズと卵の濃厚なソースと肉の旨みが口の中で暴れてやがる。

ふんふん、と頷いて食べているとイチカのパスタが目に入った。トマトソースのシンプルなやつだが、だからこそ気になる。

 

「あ、良かったら一口食べてみるっすか?」

 

「良いのか?」

 

「はい、その代わり私も一口ほしいっす」

 

「わかった」

 

俺の一口よりもやや小さめに巻いてフォークを差し出す。

 

「……あの、これは?」

 

「食べないのか?」

 

首を傾げると糸目が開かれてあたふたと慌て始めた。

 

「いやっ、あの、その……」

 

「ほら、交換すんだから遠慮すんなって。あーんしな?」

 

「あ、あー……ん」

 

「美味いだろ」

 

「……はい」

 

「んじゃ、あー」

 

今度は俺の番だからイチカの方を向いて口を開いた。

 

「へっ……?」

 

「ほら、早くしろって」

 

「あ、は、はい……」

 

イチカが慌ててパスタを巻く。ん?待って、それ多くない?

 

「ど、どうぞっす!」

 

「むごぉ!?」

 

顎が外れそうな程口を開けて頬張ってなんとか口に納める。

 

「んむっ、むぐむぐ……んぐっ……ふぅ、びっくりした」

 

「あ、ソースが……」

 

「ん?おお」

 

唇にべったりと付着したソースを舌で舐めとる。う〜ん、美味かった。けど、あんなガッツリ貰ったらイチカが食べる分が少ないだろう。

 

「イチカ、あんなくれて良かったのか?」

 

「や、あの……今、あんまり見ないでくださいっす……」

 

「?わかった」

 

「……ラックさんは、時々非常識っすね」

 

「失礼な。これでも有名人だったんだぞ。俺のいた場所での知名度は随一と言っても良い。キヴォトスで言えば〜……ティーパーティーよりも少し下くらいだ。それくらいになればマナーや常識がしっかりしてないと恥かくんだぜ?」

 

ふふん、とフォークをくるくると回す。黒セーラーちゃん達がすごいすごいと素直な感想を伝えてくれて気分が良い。

 

「でも普通はあんな事あんまりしないっす!」

 

「あんな事……ああ、あーんの事か?」

 

「そうっす!」

 

「でもロドスじゃ良くしてたし……サヤ、俺がおかしいのか?」

 

『一般的に言えば、小皿に移すか皿から自分で取って食べますね。ラック様のは……周囲が周囲だったので』

 

「そりゃあラップランドやW、ケルシー辺りなら疑うけど、ススーロだってやってきたじゃねぇか。」

 

『ただのお世話好きです』

 

「なんだと……」

 

なら俺がおかしかったのか……。

 

「いや、悪いな。俺がちょっとおかしかっただけみたいだ」

 

帰れたらあいつらに文句言ってやる。

 

「大丈夫っす。私もちょっと落ち着いてきたっすから」

 

そう言ってパスタを一口食べると黒セーラーちゃんがぽつりと呟いた。

 

「あ、間接キス」

 

「…………ッ!?」

 

ボッ、と赤くなり、またしても目を見開いて腕デ口元を覆うと俺とフォークを何度も見た。

 

「あー……ごめん」

 

何度も頷くのを見て初心だなぁと思いつつ水を飲む。流石に子供達と同じ席で酒は飲めない、後で飲もう。

横目で黒セーラーちゃん達を見れば固唾を呑んでこちらを見ていた。

 

「……冷めちゃうから食べちゃいなさい」

 

「「「は、はい」」」

 

……ん!名案を思い付いた。

 

「イチカ」

 

「な、なんすか」

 

「あーん」

 

にこりと笑ってカルボナーラを巻いて突き出した。

 

「な、なんでっすか……!?」

 

「慣れろ」

 

「本当に何言ってるんすか!?」

 

「慣れちまえはなんて事ねぇだろ?ほら、あーんしな!」

 

「ま、待ってほしいっす!心の準備が」

 

「待てん!」

 

そっと後頭部に手を置き、フォークを口元に持っていくとゴクリと喉を鳴らして口を開いた。

 

「あ、あー」

 

そっと口に入れてフォークを抜き、緊張したのうに膝に手を置いてもぐもぐと口を動かすイチカの頭を後頭部に添えた手で撫でた。

 

「どうだ、少しは慣れたか?」

 

「……無理っすー!」

 

「あっ」

 

更に顔が赤くなっていき、限界を迎えたのか立ち上がり、店から飛び出してた。

しん、と静まり返った

 

「謝りに行った方が良いと思う?」

 

「少し放っておいてあげた方が良いと思いますけど……」

 

「だよなぁ」

 

荒療治過ぎたかぁ。

 

 

 

 

あれからイチカのパスタの残りも食べて皆で店を出る。

 

「いやー、今日はありがとな。美味かった」

 

「いえ、ラックさんには協力してもらってますから!」

 

「前よりすぐに捕まえられているので助かってます!」

 

「良い子だなお前らぁ〜」

 

帽子の上から頭を撫でる。トリニティは高校だが、知り合った子たちはそれよりも幼い印象に感じてしまう。

 

「んじゃ、気を付けて帰れよー」

 

「「「は〜い」」」

 

姿が見えなくなるまで手を振って見送る。

 

「さてと、行くか」

 

『今日も野宿ですか?』

 

「別に良いだろ?収入もないのにホテルにポンポンと泊まれるか。寒く無いから寝袋で十分だしな」

 

適当な公園を見つけて芝生の上に寝袋を敷いて寝転ぶ。

 

「明日こそ仕事が来るといいなぁ……」

 

『そうですね。事務所の一つでもあれば格好もつきます』

 

「贅沢を言えば各学区に一つ欲しいな」

 

『やる事は山積みですね』

 

「そうだな。んじゃ、おやすみ」

 

『はい、おやすみなさいませ』

 

サヤがスリープモードに入ったのを確認して目を瞑る。

これが今の俺の日常だ。

 

 

 

 






とりあえずはメインストーリー1章まではストーリーに沿って進めていきます。

女性先生に決まりましたがどんな人?

  • スーツでキメたポニテ先生。凛々しい
  • ゆるっと女子大生みたいな先生。ポワポワ
  • その他。後で活動報告で枠作るのでそこに
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