「ありがとうございました」
いつものコンビニのアルバイトで挨拶をしていく、俺こと中野守は中卒だ。高校に行きたかったんだが金がないわけじゃない、勉強ができないわけじゃない
ただ単にこの辺に普通の高校もなけりゃ、アイツらがいつでも押しかけられるようにしないといつ包丁持ってくるかわからない
いやな?響と未来のやつ、俺が他の女の子と話してるだけでその女の子を殺そうとしたんだ
だから俺は男性しか友達がいない
というかこっちに来てから男友達はいない
あ、女の子って言っても大人の女性は下心あって見ない限りはいいらしい。仕方ないとのことで
なんでアイツら病んでんの?アイツら百合じゃないのか?
「守くん、今日はもう上がっていいよ」
「あ、店長。分かりました。お疲れ様です」
着替えてスーパーに向かう。買い物を済ませて家、アパートに向かう
狭い部屋だが1人で住むには十分だ(たまに2人ほど泊まりに来るけど)
冷蔵庫に買ってきた食材を入れて家計簿つけ考える。今頃授業受けてるんだろうなぁと
終わったらどっちかかどっちもが来る。そして未来の場合料理をしてくれて、響の場合食べに来る
お金持ちってわけじゃないから響が続くのは困るんだが
「やっほー!来たよー!」
来たのは黄色い悪魔だった。食費泥棒、しかしそんな響が珍しく今日は一緒に出かけたいと言い出した
「どうしたんだよ急に。ふらわーで食うのか?」
ふらわーとはお好み焼き屋さんだ。おばちゃんが経営してて隠れ名店というやつだ
俺達がパーティーをする時は使わせてもらってたりする
「今日は翼さんのCDの発売日だよ!?早く行かないと無くなっちゃう!」
そういやそうだっけ、風鳴翼。お堅いらしいが歌手として有名人だ
そこで警報がなる
こんなご時世に警報がなるなんて決まってる...ノイズだ。
見てみれば俺達が通った道のりは人気がなく、積まれた灰が
「響!大丈夫!?」
「...大丈夫だよ、へいき、へっちゃらッ!守がいるから」
そんな震えた声で言っても説得力ない
響の手を引いて走る
今来た道を走ればと思ったが既にノイズが埋めつくしてた。しかしノイズの動きが変だ。俺たちじゃなく別の...ッ!小さな女の子が!
「響はここにいろ!」
「守!?」
「うおおおっ!!」
転がりながら女の子を抱きかかえてノイズからの攻撃を回避する
「お兄ちゃんは?」
「ま、まぁ気にすんな。それより走れるか?無理なら背負うが」
どうやら座ってたのは足を怪我してたからみたいだ
「響!行くぞ!」
「行くって...どこに!?」
「そりゃ...アイツらが諦めてくれる場所までだよ。走れ!」
女の子を背負いつつ、走る。結構キツイのですが、誰かを助けるのは響の専売特許だろうに...工場まできたが、ここでこの辺の道は止まっている。そして先がないということは詰みだ
「お兄ちゃん...お姉ちゃん...もうダメなのかな...」
「大丈夫だよ...」
こいつは怖がらせないようにとしてかそんな不可能な事を言いやがる。生きれてたらふらわーで奢ってやるよ...
「だから、生きるのを諦めないで!!!」
それはかつて俺達を助けてくれた今は亡き人の言葉。そんな絶望を希望に変えるような...あの時聞いた、歌があれば
「な...に?胸が...熱く、歌?...Balwisyall nescell gungnir tron」
「響...お前、光って...!?」
すると響は一昔前の、変身ヒーローのように姿を...変えた
「お前は...一体?」
最初は回送的なのだけで病んでいることをお伝えしました