フレンドリィショップでモンスターボールを10個購入し、特典のプレミアボールを貰う。
その足で街を出た。
クロガネシティまでの道中、親からもらったボロの釣り竿でコイキングを釣りまくった。
目的は攻撃と素早さが高いコイキング。
残念ながら、そんなにうまくいかず。
旅の初日は釣りで終わった。
ポケモンセンターに戻って寝る。
次の日。
「それではいってらっしゃいませ」
「ラッキー」
コトブキシティは割と都会の部類で、都市化が進んでいる。
テレビ撮影だろうか?
キャスターとカメラが街で撮影をしていた。
それを尻目に釣りへ向かう。
今日もなかなか釣れない。
どうしたものかと思っていると、若い男に声を掛けられた。
全身タイツみたいなスーツを着ている。
Gのイニシャルマーク?
「ギンガ団だ、ポケモンを集めている。ボールを渡してもらおうか」
面倒だと思いつつ、ヒトカゲを繰り出す。
抵抗はさせてもらおう。
「ズバット、ちょうおんぱ」
相手はズバット、レベル4。
ヒトカゲは技を避けて、ひっかくとひのこ。
一瞬で勝負はついた。
「くそっ! どうしてこんなガキに!」
いい大人が地団駄を踏んでこちらを睨んでいる。
どう育ったらこうなるんだ?
「まだ終わってないぞ! いけ、コイキング!」
そのコイキングをジャッジすると、まさかの目的の個体だった。
特攻だけやや劣る(1U)が、他の能力(5V)が最高だ。
バトルは中断だ!
思わず詰め寄ってしまう。
そのコイキングが欲しい。くれ。
「ん? どうした? ……こいつが欲しいのか? お前のヒトカゲと交換ならいいぜ、コイキングなんてそこの池で釣れるしな」
そうか、交換か。その発想はなかった。
しかし今の手持ちはヒトカゲしかいないから、絶対無理だ。
いかに能力が良くても、はねるしか技を覚えていないコイキングだけでは勝てないだろう。
どうしたものか。
「それなら、ボールかきずぐすりと交換でもいいぞ。金でもいいがな、へへへ」
もしや。
俺はバッグからプレミアボールを取り出した。
「白いモンスターボールだと!?」
どうやらあまり知識がないのか、プレミアボールのことを知らないようだ。
かなりレアだと嘘を教えてやろう。
「どうしてそんなボールをガキが持ってるんだ……欲しい。交換してくれ!」
快く交換する。
コイキングの性格は陽気。
卵から孵ったばかりのようだ。
レベルは2。
「ぐふふ……これを献上すれば俺も幹部に昇進だぁ!」
ギンガ団を名乗る青年は、元気よく駆け出していった。
ふぅ、これで目的は達成された。
次は炭鉱でレベル上げだな。