Seedになってからのベルの話   作:ホタル火

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初めは出会いから炎の洞窟終了までです


始まりから炎の洞窟編まで

僕は古びた教会の窓から夜空を見ていた。

 

「ベル君?」

 

僕の名前を言う人がいた。

 

僕は名前を言う人を見る。

 

ベル「神様?」

 

僕のファミリアの主神、ヘスティア様がいた。

 

ヘスティア「ベル君、眠れないのかい?」

 

ベル「いいえ、前の世界の仲間のみんなの事を思い出していました。」

 

スコールさんを始めリノアさん、ゼルさん、セルフィさん、キスティスさん、アーヴァインさん。

 

他にシドさんにイデアさん、ラグナさん、キロスさん、ウォードさん。

 

今元気かな・・・

 

ヘスティア「・・・ねぇベル君。向こうの世界の事教えてくれるかい?」

 

ベル「神様?」

 

ヘスティア「ベル君がどんな風に仲間達と一緒に世界を救ったのか興味があるんだ。それに眠れないんだよね?」

 

眠れないは否定したんだけどなぁ。

 

ベル「面白いお話じゃないですよ。」

 

ヘスティア「それでも聞きたいの。」

 

これは話さないと納得しないって顔ですね。

 

ベル「わかりました。まずはスコールさんとの出会いです。」

 

 

 

 

 

 

 

僕は外に出ると家の外が森になっていた。

 

思わず家の扉を見るもそこには扉どころか家すら無くなっていた。

 

混乱もしたけど怖くなった僕は森を走り抜けた。

 

そこは僕の村の周りには無い場所だった。

 

更に混乱した僕だけどその時にモンスターに襲われた。

 

大きな緑色の芋虫の様なモンスター。

 

僕は驚いて腰を抜かしてその場に座り込んだ。

 

芋虫は攻撃して来て僕は吹き飛んだ。

 

身体中が痛くて口の中に土が入って・・・死んじゃうと思った。

 

だけど誰かの足音と共に怖い悲鳴が聞こえた。

 

僕はぎゅっと目を閉じた。

 

そして、

 

「おい。」

 

男の人の声が聞こえた。

 

僕は恐る恐る目を開けると、

 

「ここで何をしている?」

 

黒い服の男性がいた。

 

不思議な大きな剣を持ってさっきのモンスターを倒していた。

 

僕は思わず心の中でかっこいいと思ってしまった。

 

まるで僕がよく読んでいた英雄モノの本のアルゴノゥトの様に。

 

「スコール!勝手に・・・その子は?」

 

スコール「モンスターに襲われていた。」

 

この人はスコールさんって言うんだ。

 

「大変!ちょっと待ってて君・・・ケアル!」

 

魔法?

 

初めて見た。

 

女の人が僕に近づいて手を翳した。

 

僕の体から痛いところが消えて傷も消えていた。

 

魔法ってすごい。

 

「これでよし。君はどこから来たの?」

 

ベル「あの・・・近くの村からです・・・家から出るとあそこの森にいて・・・家も村も無くて・・・ここはどこですか?」

 

「こんな近くに街では無くて村?訳ありかしら?それとも親から捨てられた?」

 

ベル「僕はおじいちゃんしか家族がいません。おじいちゃんが捨てるはずありません!」

 

おじいちゃんは両親が居ない僕を育ててくれました!

 

時折はーれむとか言っていますけど尊敬するおじいちゃんです!

 

スコール「キスティス先生Seedの試験をどうする?」

 

キスティス「そうね・・・炎の洞窟に教員がいるから彼らに任せましょう。その帰りに近場の街に行って彼の家族を見つけましょう。」

 

しいど?スコールさんは何かの試験をするんですか?

 

スコール「そうか。」

 

そう言って歩き出したスコールさん。

 

キスティス「スコール!もう!ごめんね。少し歩くから・・・私はキスティス・トゥリープ。君は?」

 

ベル「ベル・クラネルです。」

 

キスティス「ベルね。それじゃあ一緒に行きましょう。」

 

僕はキスティスさんに手を引かれて歩いた。

 

 

 

 

途中何回かモンスターと戦って炎の洞窟に着いた。

 

「Seed試験を受ける者か?」

 

スコール「よろしくお願いします。」

 

キスティス「私がサポートします。教員No.14、キスティス・トゥリープです。」

 

男の人はなんであんな大きな帽子かぶっているんだろう?

 

「なら入れ。」

 

洞窟の入り口から2人の男性が退いた。

 

キスティス「あの、この子を・・・」

 

「時間が無い。早くしなさい。」

 

僕まで入っちゃった!

 

僕が慌てると、

 

キスティス「はぁ。こうなったらスコール。この子に酷だけど連れて行くわよ。」

 

スコール「・・・どうしてこうなる。」

 

スコールさんが額に手を当ててため息を吐いた。

 

僕もため息を吐きたくなった。

 

キスティス「ベル。モンスターと戦った事は?」

 

ベル「な、無いです・・・」

 

キスティスさんが悩み出した。

 

そして・・・どこからかナイフを取り出した。

 

キスティス「昔私が使っていた武器よ。これで自分の身を守って。出来る限り敵を寄せ付けない様にするから。」

 

そ、そんなぁ。

 

モンスターってあの大きな芋虫ですよね!?

 

怖いよ・・・でも・・・僕はスコールさんを見た。

 

英雄になりたい。それが僕の目標だ。

 

スコールさんはもしかしたら英雄になるかもしれない。

 

僕は震えながらナイフを手に取った。

 

重たい・・・

 

キスティス「それと私のセットしているG.F.をベルにセットしてあげるわ。」

 

じーえふ?

 

キスティスさんが何かすると僕の体に何か入って来た。

 

氷の・・・女性?

 

キスティス「G.F、ガーディアン・フォース。これでベルを少し強く出来るわ。」

 

僕の知らないことが起きている。

 

ドロー?ストック?魔法?アイテム?何これ?

 

スコール「キスティス先生。先に行きます。」

 

キスティス「待って。もう少し・・・後は魔法を少し渡すけどここでは炎の魔法をしたらダメよ。」

 

そう忠告してくれたけど全く分からないよ。

 

スコールさんを先頭に僕らは洞窟に入った。

 

 

 

 

暑い洞窟に火の玉のモンスターが出て来た。

 

スコールさんとキスティスさんが率先して戦っている。

 

キスティス「私とここに来ると、いつもの実力を出せない生徒、多いのよね。」

 

スコール「・・・」

 

キスティス「私の魅力かしら?」

 

思わずずっこけた。

 

確かにキスティスさんは美人で綺麗だけど・・・一緒にいる生徒は見惚れて実力が出せないのかな?

 

スコールさんがキスティスさんを睨みつけた。

 

スコール(なんて教師だ。)

 

キスティス「冗談よ。リラックスできたでしょ?」

 

ベル「冗談に聞こえない気がします。」

 

スコール(ごもっともだ。)

 

そう思いながら奥に進んだ。

 

 

 

火の玉のモンスターと戦う際に。

 

キスティス「ベル、何度も戦っているあのモンスターはボムよ。炎属性のモンスターで冷気が弱点なの。さっきジャンクションしたシヴァを試しに召喚してみて。」

 

キスティスさんがそう言ってくれた。

 

僕はどうすればいいのか分からずにいたけど、

 

スコール「念じろ。シヴァと唱えながら念じるんだ。」

 

スコールさんがアドバイスをくれた。

 

僕はアドバイス通り念じた。

 

シヴァ・・・シヴァ・・・シヴァ!

 

すると氷が現れて氷の中に美女が居た。

 

美女が目を開けて氷が砕ける。

 

そして前方に向けて冷気を溜めた衝撃波を放った!

 

あたり一面氷出して砕けた。

 

モンスターも砕けた。

 

すごい・・・

 

キスティス「おめでとう。いざとなったら魔法も使うのよ。入り口でも言ったけどここは炎属性は使ったら体力を回復されて不利になるから。」

 

僕は頷く。

 

初めてモンスターを倒した・・・

 

キスティス「意外ね、貴方がアドバイスをするなんて。どういう風の吹き回し?」

 

スコール「・・・」

 

キスティスさんがくすくす笑う。

 

キスティス「いい傾向ね。」

 

 

 

 

 

洞窟の奥に着いて。

 

キスティス「やっぱり、あなたとサイファーは別格よね。だって、ほんとに強いもの。」

 

スコールさんは何も反応無いけどどうして無視してるのか?

 

キスティス「さて、ここからは本番よ。心の準備は?」

 

キスティスさんの言葉にスコールさんが手を上げて返事をした。

 

ベル「ぼ、僕も少しお手伝いします!」

 

キスティス「ベルは無理せずに後ろで見ていてもいいわよ。」

 

ベル「いえ!僕は英雄を目指しています!強くてかっこいい英雄を!その為にスコールさんの力になりたいんです!僕を助けてくれたスコールさんの!」

 

正直怖いです。

 

でも英雄は恩人を助けるはずです。

 

キスティス「いい子ねベル。スコール、頑張らないとね。」

 

スコールさんは鬱陶しそうな顔をして手を上げた。

 

スコールさんってクール?それとも人と付き合うのが苦手かな?

 

キスティス「来るわ!」

 

炎の穴の中から何か出て来た!

 

ツノが生えた・・・巨人・・・

 

スコールさんが斬りかかる!

 

キスティスさんが後方で、

 

キスティス「ブリザド!」

 

氷の魔法をした。

 

僕は怖いけど前に出てナイフで斬るけど・・・怖くて手が震えてしまった。

 

「小癪な人間が。」

 

巨人が僕に向かって拳を振り下ろした!

 

僕はなんとか体を動かして避けたけど転んだ。

 

巨人が転んだ僕の足を掴んで投げた。

 

ベル「うわぁぁ!」

 

キスティス「ベル!」

 

投げ飛ばされた僕に更に巨人から炎の魔法が飛んできた。

 

僕は足を燃やされた。

 

ベル「ぎゃぁぁぁ!」

 

痛い痛い!

 

僕は足を見ると片足のズボンが燃えて肌が焼けていた。

 

涙が出てくる。

 

痛い・・・痛いよ・・・

 

スコール「ちっ、キスティス先生!」

 

キスティス「わかっているわ!ケアル!」

 

キスティスさんが僕の足に回復魔法をかけてくれた。

 

火傷は治ったし痛みが引いたけど恐怖は残った。

 

怖いよ・・・

 

キスティス「ここに居なさいベル。」

 

キスティスさんがそう言ってまた前に行った。

 

僕は英雄になれない・・・怖いよ・・・

 

スコール「ぐっ!」

 

「なめるな!人間が!」

 

スコールさんが巨人に殴られて僕のところまで飛ばされた。

 

ベル「スコールさん・・・だい」

 

スコール「いつまで寝ている?」

 

えっ?

 

スコール「お前は英雄になりたいと言っていたな?それがお前の目指す英雄の姿か?無様に泣いて転がっている事が英雄なのか?」

 

冷たい言葉が僕を刺す。

 

スコール「もしそうなら俺の邪魔をするな。」

 

そう言って立ち上がって走り出した。

 

恩人のスコールさんを助けたい・・・それなのに僕は・・・僕は・・・泣いたまま立ち上がっていない・・・

 

僕はゆっくりと立ち上がった。

 

ベル「シヴァ・・・シヴァ・・・シヴァ!」

 

僕はシヴァを呼んだ。

 

ベル「お願い!スコールさん達を助けて!」

 

シヴァが頷いた。

 

「あやつ!シヴァを従えておるのか!?」

 

シヴァの冷気が巨人を襲う。

 

キスティス「ベル!あなた。」

 

ベル「僕は!僕は英雄になるんだ!ブリザド!」

 

僕はキスティスさんから借りた魔法を唱える。

 

スコール「はっ!」

 

スコールさんが斬る。

 

キスティス「ブリザド!」

 

キスティスも魔法を唱える。

 

スコール「止めだ!連続剣!」

 

スコールさんは最後に巨人を何度も斬りつけた。

 

スコール「ラフディバイド!」

 

そして最後に敵を斬り上げながら飛び光の粒子が舞い爆発した。

 

「ぐっ、シヴァを従えているとは分が悪い。いいだろう力を認めてやろう。」

 

巨人が消えてスコールさんの中に入った。

 

勝ったの?

 

キスティス「スコール。お疲れ様。」

 

スコールさんは片手を挙げて返事をした。

 

キスティス「ベルも。ごめんね。守ってあげるって言ったのに怪我をさせて。」

 

ベル「いえ。僕が前に出て怪我をしたんです。それに・・・スコールさんのおかげで僕は立ち上がれました。スコールさん!ありがとうございます!」

 

スコールさんに頭を下げるも鬱陶しいと思われているのかこっちを見ない。

 

キスティス「・・・この子・・・Seedになれるかも・・・」

 

スコール「戻るぞ。」

 

ベル「はい!」

 

スコール(変な奴に懐かれた。)

 

 

 

 

洞窟を出た後近くの街に来たけど僕の知らない場所だった。

 

ベル「あの大きな場所がスコールさん達の暮らす場所ですか!?」

 

キスティス「そうよ。兵士育成学校・・・バラムガーデンよ。」

 

こうして僕はバラムガーデンにやって来た。




ベルのステータスはジャンクションをつけない場合は素早さ以外は全キャラ中最弱です。

ですが素早さだけはレベルアップで最大まで上がります。

ですがジャンクションのお陰で他のステータスも強化されるので弱点になりません。

ベルの武器はサバイバルナイフ1本です。

後に2本になります。

ベルを襲ったモンスターはケダチクという芋虫のモンスターです。
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