Seedになってからのベルの話   作:ホタル火

2 / 2
気分が乗ったので久しぶりにかけました。


炎の洞窟から出港前まで

キスティス「ベル。私と一緒に来て。スコールは着替えてロビーに集合。場合によっては私は少し遅れるからその時はそのまま待っててね。」

 

スコールさんはやれやれといった感じで歩き出した。

 

僕はキスティスさんに連れられてどこかに向かう。

 

変な透明な壁が左右に開いた事に驚いて更にキスティスさんと一緒にその中に入ると急に上に登り出した。

 

驚きと戸惑いで当たりを見渡した僕をキスティスさんがくすくすと笑う。

 

そして急に止まり透明な壁が開くと変な場所に出た。

 

キスティス「ベル、私に着いて来て。」

 

キスティスさんにそう言われて一緒に着いていく。

 

奥の扉を開けると中に優しそうなメガネのおじさんがいた。

 

キスティス「キスティスです。シド学園長、お話があります。」

 

がくえんちょう?学校の校長先生かな?

 

シド「キスティスくん?どうしたのかな?」

 

キスティス「スコール・レオンハートのSeed試験の道中に彼、ベル・クラネルを保護しました。」

 

僕の名前を呼ばれて体をビクッとさせてしまいました。

 

シド「保護?でしたらバラムに親御さんか保護者が居るのでは?」

 

キスティス「それがベルの住んでいる街では無い様でして。更に今では珍しく村に住んでいる子のようです。」

 

シド「それでガーデンに保護を?それでしたら大丈夫ですよ。」

 

保護ってしばらくここに住んでいいって事なのかな?

 

キスティス「そちらもありますが・・・彼をSeed候補にしていただけませんか?」

 

しーどこうほ?

 

しーど候補ってスコールさんと一緒なものですよね?

 

シド「ふむ。見たところ年少クラスの子にも見えますね。何かあってもキスティス先生、あなたが責任を取るのです。」

 

キスティス「そのつもりです。それで今回のミッションにスコール・レオンハートと一緒に組ませてほしいのです。」

 

シド「ふむ、先ほども言いましたが何かありましたらキスティス先生、貴方が責任を取るのです。それさえできればメンバーの追加は可能ですよ。

 

キスティス「ありがとうございます。」

 

キスティスさんが学園長に頭を下げた。

 

なんかよくわからないけどお話が進んでる。

 

頭を上げたキスティスさんが僕に近づいて、

 

キスティス「ベル、私について来て。」

 

歩いて行った。

 

ベル「は、はい!」

 

僕はキスティスさんに着いて行った。

 

 

 

 

キスティスさんと一緒に変な物に乗って下に降りたあと僕らは入って来た場所とは真逆の場所まで歩いて行った。

 

キスティス「ここが図書館、何か調べたいならここで調べ物をするといいわ。その奥が訓練施設。モンスターと戦って経験を得るならここがいいわ。でも勝手に入ったら怒るからね。次が駐車場。ガーデンは車を貸し出しているからミッションがある時は借りることが出来るわ。でもベルには早いから運転は出来ないわね。そして私らが向かっているのは学生寮。そこでベルの制服を借りるわ。」

 

歩きながら説明されるバラムガーデンという大きな学校の事。

 

初めての場所に僕は目を輝かせた!

 

オラリオもバラムガーデンのような大きな建物があるんかな?

 

そして着いた学生寮で僕はキスティスさんに服を脱がされて着替えさせられた。

 

服を脱がされて恥ずかしかったよ。

 

制服は濃い青色でぴっちりとしていた。

 

なんか大人になった気がした。

 

キスティス「なかなか似合っているわね。それじゃあ正面門まで移動するわよ。向かう時は反対から教えるわ。」

 

僕はキスティスさんの後を追った。

 

キスティス「まずは学生寮から出て右側が学生食堂。私もお世話になったことがある食堂よ。味は美味しいから今度案内するわ。その奥が校庭。今は何もやってないけど今年はどこかのバンドをする予定よ。その奥が保健室。カドワキ先生っていうお医者さんがいるのよ。怪我をしたら保健室に向かってね。」

 

キスティスさんが説明してくれた。

 

覚えきれるかわからないや。

 

そして僕らは正門入り口に戻って来た。

 

キスティス「あら?スコールがまだのようね?スコール!スコール!」

 

キスティスさんがスコールさんを大きな声で呼んだ。

 

するとスコールさんが僕らとは反対側の通路からやって来た。

 

何を考えているのか分からないあの顔は僕にはカッコよくて思える。

 

キスティス「今から試験の班を発表します。貴方と組むのはここにいるベルと、ええと・・・」

 

キスティスさんが何かを見て、

 

キスティス「ゼル・ディン。あの賑やかな彼ね。」

 

スコールさんがあからさまに嫌な顔をして、

 

スコール「・・・・・・メンバーを変えられないのか?俺は子守りと騒がしいのはごめんだ。」

 

子守りって僕のこと?

 

でも僕は弱いから仕方ないよ。

 

でも足手纏いにならないようにしないと。

 

キスティス「それはだめ。特にベルに関してはシド学園長に許可を取ったから変更はできないわ。」

 

キスティスさんは当たるを見渡して、

 

キスティス「ゼル!ゼル・ディン!」

 

そう叫んだ。

 

そしたら正門で拳で殴ったり蹴りをしたりなんかクルクル回転してすごくかっこいい事してニヤッと笑ったお兄さんがいた。

 

この人がゼルさんなんだ。

 

顔に黒いに入れてるけど傷跡なのかな?

 

それ以外は金髪で髪が・・・前髪だけ上に向いている鶏に似ている。

 

手には黒いグローブをしている。

 

ゼル「お!お前と一緒か?」

 

そう言って右手をズボンで拭いた後スコールさんに握手を求めた。

 

汗かいてたのかな?

 

スコールさんは腕を組んでそっぽを向いた。

 

ゼルさんはショックを受けたようにガクッと膝が少し折れた。

 

そして僕に方に来て、

 

ゼル「お前は?」

 

少し怖い顔で僕を見た。

 

ベル「ぼ、僕はベル・クラネルと言います!」

 

ゼル「先生!年少クラスの奴も連れて行くんですか!?子供にはミッションは早いと思うんですけど!」

 

キスティス「決定事項よ。諦めなさい。」

 

ゼルさんがため息を吐きながら頭を掻いて、

 

ゼル「わかったよ。えっとベル、俺はゼル・ディン!出来る限り守るようにしてやるが間違っても勝手な行動をするなよ?」

 

ベル「は、はい!一生懸命に頑張ります!」

 

そう言って僕はゼルさんに右手を差し出した。

 

ゼルさんは右手をズボンで拭いた後に僕の手を強く握った。

 

痛かった。

 

ゼルさんが手を離すとスコールさんに向かって、

 

ゼル「お前あのサイファーと仲が悪いんだろ?今朝もケンカしてギタギタにやられたって?」

 

えっ?スコールさんが負けた?

 

スコール「あれはケンカじゃない。トレーニングだ。」

 

あ、トレーニングなんだ。

 

ゼル「そう思っているのはお前だけじゃないのか?サイファーのヤツぁ嫌がらせしてるだけだぜ。お前が相手しなけりゃいいんだ。」

 

スコール「お前には関「関係ない」係ない」

 

キスティスさんが2人の会話に途中で入った。

 

キスティス「あのねぇ・・・・・・」

 

キスティスさんが紙を見ながら呆れたように言った。

 

キスティス「そのサイファーなんだけど貴方達の班長よ。」

 

はんちょうってなに?

 

ゼル「班長!?アイツが?」

 

ゼルさんがすごく驚いてる。

 

キスティス「これも変更出来ないわよ。」

 

ベル「あの・・・キスティスさん。はんちょうってなんですか?」

 

キスティス「班長は簡単に言うとリーダーって事よ。周りのみんなを纏めて指示を出す仕事よ。」

 

ベル「群れの長みたいな感じですか?」

 

キスティス「あなた、班長は分からなくて長なんて古い言い回しを知っているのね?」

 

おじいちゃんや村の冒険者が時々言ってたから覚えた。

 

キスティスさんが周りを見て、

 

キスティス「サイファー!サイファーはいる?」

 

そう叫んだ。

 

そしたらどこからともなく3人の男女がやって来た。。

 

1人は白いコートを羽織った怖い顔の男の人。

 

2人目は青色服を着た無表情の女の人。

 

3人目は筋肉がムキムキの男の人。

 

その3人が僕らの元にやって来た。

 

この中にサイファーさんがいるんだ。

 

スコール(取り巻きの風神と雷神も一緒か・・・風紀委員勢揃いってわけだな。)

 

なんかゼルさんがすごく嫌な顔をしている。

 

キスティスさんが白いコートの人を見て、

 

キスティス「あなたが班長よ。頑張りなさいね。」

 

サイファーさんがキスティスさんをじっと見た後、

 

サイファー「先生・・・俺は頑張れって言われるのが嫌いなんだよ。」

 

後ろの2人が笑っている。

 

サイファー「その言葉は出来の悪い生徒に言ってやれ。」

 

更に後ろの2人が笑う。

 

サイファーさんが僕をチラッと見て、

 

サイファー「それと俺は子供が嫌いだ。子守りは勘弁だ。」

 

後ろの2人がうんうんと頷いた。

 

なんか感じ悪いです。

 

キスティスさんが考えるように、

 

キスティス「なるほど。」

 

そう呟いた。

 

その後満面の笑顔で、

 

キスティス「サイファー、頑張ってね。」

 

と言った。

 

サイファーさんはなんか変なリアクションをした後急に左手を真横に上げて、

 

サイファー「キスティス先生をリストに加えろ。」

 

と言った。

 

青い服の女の人が薄い本を開いて(後でキスティスさんに聞いたらあれはノートブックと言うらしい)何かを書き始めた。

 

あれは何を書いてるんだろう?

 

スコール(あのリスト・・・何が書いてあるんだ?)

 

キスティス「さて!貴方達はB班です。担当の指導教官は私。チームワークを大切にして試験を乗り切りましょう。」

 

このメンバーでは無理なのではないでしょうか?

 

サイファー「チームワークってのはな、俺に迷惑をかけないって事だ。これはB班のルールだから忘れるんじゃねぇ、いいな!」

 

ベル「は、はい!」

 

思わず返事をしてしまった。

 

ゼルさんが呆れた顔で僕を見て、サイファーさんが少し口元を釣り上げて僕を見て頷いてる。

 

スコール(なぜ返事をした?)

 

そんな時に、

 

「全員揃いましたか?」

 

どこからともなく学園長がやって来た。

 

学園長はキスティス先生の隣に来て話し出した。

 

シド「皆さん、お久しぶりです。初めましての方は初めまして。学園長のシドです。この試験にはA班からD班まで総勢12名の予定でしたがこの班、B班だけは1名増えまして総勢13名が参加しますが・・・」

 

学園長が僕を見た事でゼルさんが僕を見た。

 

シド「君達がこれから行く場所は本物の戦場であり行われているのは当然本物の戦闘なのであります。」

 

戦場?

 

戦いの場所?

 

なんで僕はそこに行くことになったの?

 

学園長の言葉が一度切られ僕達全員を見る。

 

シド「生と死、勝利と敗北、名誉と屈辱全てが隣り合わせの世界。君達のほとんどが、まだ知らない世界というわけですね。」

 

せいとし?

 

戦いで死ぬの?

 

すごく怖い。

 

体が震えて来た。

 

シド「どうです?怖気付いた人は居ませんか?」

 

学園長が全員を見渡した後僕を見た。

 

体が震えていることに気づかれた。

 

でも・・・

 

僕は英雄になりたい。

 

ここで震えたらだめ。

 

しゃんとしないと。

 

僕は体の震えを頑張って止めた。

 

学園長はうんうんと頷きながら正面を見始めた。

 

シド「正SeeDは9名参加します。君達が全滅しても、彼らが確実に任務を果たしてくれるでしょう。まぁその点だけは心配しなくていいです。」

 

学園長が急に両手を広げた。

 

シド「我らバラム・ガーデンが誇る精鋭傭兵部隊SeeD。彼らを見習い、指示に従って試験を乗り切ってください。」

 

広げた手を下ろした。

 

なんであげたんだろう?

 

シド「我こそはSeeDにふさわしいと存分にアピールするのです。」

 

そう言って一息ついた後に、

 

シド「さぁ、行きなさい。」

 

そう言った。サイファーさん達が先に行った後ゼルさんとスコールさんが歩き出した。

 

シド「SeeDにはまだガンブレード使いは居ないのです。彼らにはぜひSeeDになってもらいたいのですよ。」

 

キスティス「大丈夫です、学園長。さぁベル。駐車場に向かうわよ。場所は覚えているかしら?」

 

ベル「はい!右回りに行って学生寮の前の場所です。」

 

キスティス「世界よ。行くわよ。」

 

キスティスさんと僕は歩き出した。

 

シド「ベル・クラネルくん。少し調べてみますか。」

 

 

 

 

 

僕らは車に乗ると急に揺れ出してすごい音で動き出した。

 

外を見ると速い!

 

馬車より速いよ!

 

目を輝かせていると、

 

ゼル「ベルは車は初めてか?」

 

ゼルさんが聞いてきた。

 

ベル「はい!僕の村はこんなに速い馬車はないです!」

 

キスティス「馬車ってだいぶ前に廃れた物よ。どれだけ田舎からやって来たの?」

 

スコール(田舎でも馬車はないはずだがな。)

 

ベル「キスティスさん!この馬車はどこに向かっているんですか?」

 

キスティス「近くに街のバラムよ。そこから船に乗って目的地に向かうの。」

 

ベル「船ですか!?」

 

ゼル「おいおい。もしかして船も初めてなのか?」

 

ベル「はい!楽しみです!」

 

キスティス(バラム・ガーデンの付近の森で発見。バラムの子供でもない。なら他国の子供だけど船に乗るのは初めて。矛盾してる。)

 

僕がずっと外を眺めているとゼルさんの声が聞こえた。

 

ゼル「な、スコール。ガンブレード、見せてくれよ。」

 

スコールさんは何も言わずに俯いてる。

 

ゼル「いいじゃねっかよー!」

 

あれは無視してるのかな?

 

ゼル「な、ちょっとでいいから!」

 

完全に無視してるよスコールさん。

 

でもクールでカッコいいです!

 

ゼルさんも諦めたようで、

 

ゼル「わかったよ。はいはい。お前はケチな奴。そういう事でいいんだな。」

 

ゼルさん、それは言い過ぎです。

 

でもスコールさんは何も言わない。

 

ゼル「なんとか言えよ!な?何を考えているんだ?」

 

スコール「・・・・・・別に。」

 

キスティス「・・・・・・別に。」

 

ここで初めてスコールさんが話したけどキスティスさんも一緒に喋ったからスコールさんがキスティスさんの方を見た。

 

キスティスさんがクスクスと笑った。

 

それから長い沈黙が流れて急にゼルさんが立ち上がって殴る練習を始めた。

 

空を切る音が聞こえる。

 

サイファー「ウザいんだよ。」

 

サイファーさんが急にそんなことを言い出した。

 

ゼルさんが殴る練習をやめてサイファーさんを睨んだ。

 

サイファー「チキン野郎。」

 

ゼル「あ・ん・だ・と?」

 

サイファー「ククク・・・」

 

すごく邪険な空気にキスティスさんが立ち上がって、

 

キスティス「いい加減にしなさい!」

 

怒った。

 

ゼルさんが怒りながら座ると続けて立ち上がったキスティスさんも座った。

 

またしばらくの沈黙の後に急にスコールさんがキスティスさんに話しかけた。

 

スコール「先生。今朝、保健室にいた女子は誰だ?」

 

キスティスさんは少し考えるたあとに、

 

キスティス「誰かいたの?気づかなかったけど。何か問題あり?」

 

スコール「いや、別に・・・」

 

サイファー「最高だ。」

 

なんでこの中は急に話す人が多いんだろう?

 

サイファー「俺のチームは観光気分のガキとチキン野郎と色気付いた兄ちゃんか。」

 

ゼルさんに怒りが頂点に達していた。

 

キスティスさんは目頭を押さえている。

 

スコールさんはずっと俯いてる。

 

僕もガキと言われ続けてちょっと自信が無くなりそう。

 

こうして車は目的地までまで向かった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。