薀蓄回、以上!!
エネルギー資源産出国は、一般的に貧しい。
産油国など、オイル・ダラーなどと呼ばれる富豪がイメージされる。だが、そのような富裕層はほんの一握りで、それに対して大多数の国民は貧しい。
GDPを見れば明快だ。2021年の上位10位のうち、エネルギー資源産出国は、アメリカ合衆国、中華人民共和国、イギリス、カナダの4ヶ国のみ。
しかもこのうち、アメリカと中華人民共和国、イギリスは国内消費がでかいため、品目によっては不足分を輸入している。エネルギー資源輸出が経済の柱の1つとなっているのはカナダぐらいだ。
逆に、日本、ドイツ、大韓民国などは逆にエネルギー資源輸入の上位国である。
また、エネルギー資源が国の経済を支えている状況の国は、枯渇後に経済を持続させる仕組みが整っていない事が多い。ある程度工業力があるロシア連邦ですらその傾向が強いのだ。
その為、エクスプレッセスティ共和国は、建国後しばらくの外貨獲得手段としてガスに頼りつつも、工業、分けても製造業の定着を国策としてきた。特に、その国の技術力の総合的な指標となる自動車に力を入れており、他の、中進国、後進国をゴボウ抜きにして、2015年にイギリス、2016年に日本での形式登録に至った。
2022年以降の数年はGDP順位が急激に押し上げられ、一気に12位まで上昇した。……が、これはカラクリがあり、2022ウクライナ-ロシア戦争の影響で、ガス出荷量が増加した事と、ウクライナ支援のためにブリュンヒルデ・ファイアーアームズの工場稼働率が急激に上がった事、これらのためだ。これは自国でこそないものの、他の産業の利益を軍需生産のコストに回している、実質的な戦時経済によるものと言える。
──── 閑話休題。エクスプレッセスティ共和国は、建国以来、地下資源のみに頼らず、工業と現代農業の導入により、持続的に維持・成長可能な産業構造の構築を目指し、ある程度の成功を収めた。
ただ、それでも。
転移直前、ガス燃料事業は、尚エクスプレッセスティのGDP構成比率第2位を占めていた。
転移後、需要家の喪失により一気に後退していた。これは他の産業も同じで、中央歴1640年は、西暦2012年以来、10年以上ぶりに売春がGDP構成比率第3位に浮上した。これは、後ほどにも説明することもあるかと思うが、大雑把に言うと売春はほぼ内需だけで回しているためである。
クワ・トイネ公国、ロウリア連合王国、フェン王国、トーパ王国、パーパルディア皇国、それに、トーパの縁戚筋であるネーツ公国、島国のアワン王国、フィルアデス大陸西方のマール王国など、ロデニウス・フィルアデス大陸地域の国家に技術支援を行い需要家として開拓、そして何より、この世界において有数のエネルギー大量消費国であるムー国との交易開始により、転移前の水準までは回復していないものの、ガス事業はエクスプレッセスティ経済の屋台骨のひとつに返り咲いた。
似たような事はすでに言ってきたかもしれないが、エクスプレッセスティのガス田の採掘可能地点は南東部の平野地帯に存在している。
軟弱地盤が多いエクスプレッセスティにあって、この一帯は比較的硬い地盤でできている。
この地域で、ガス採掘の拠点として開設された都市が、プロパラダイスス(“Proparadisus”)である。
2000年代中頃まではそれこそ首都エムブラセクスよりも人口が多いほどだったが、高度経済成長期の2010年代になると、製造業などが急成長してエムブラセクス、港湾・工業都市エナジポリスの雇用口が増えるとともに、給与水準も上がった事から、人件費圧縮の為に、大胆な、自動化、遠隔制御化が導入され、ガス採掘事業従事者は減少に転じた。
一方、かつてはやはり、産出した生ガスの大半をそのまま出荷していたが、2000年代後半頃からガス精製・加工工場が設置されるようになった。
しかし、2010年代を通してプロパラダイススの人口は微減が続き、エムブラセクス、エナジポリスの労働人口純増もあって、人口から見た都市の規模としては200万を割り第3位が定位置となり、現在に至る。
エムブラセクスから伸びているExR南東本線は、プロパラダイスス近郊の電化区間に入ると、その車窓は、農園から住宅街、そして都市中枢部に近い工場群へと変わっていく。
同じ工業都市のエナジポリスと比べても、設備やトタン張りの建物が軌道敷地ギリギリにまで並び、雑多なイメージがある。
これは、エムブラセクスやエナジポリスの都市拡大が、都市計画を立てて整備する余裕ができてから急拡大したのに対し、プロパラダイススはそれ以前に、悪い言い方をすれば野放図に広がった為だ。
また、エクスプレッセスティの都市にはつきものの売春街も、他所ではそのイメージからかけ離れた清潔なエンターテイメント施設を思わせるのに対し、プロパラダイススやその衛星都市では、労働者が獣欲を発散するいかにもといった雰囲気が漂っている。
複線から貨物荷役所に向かう線路が分岐していった後、フォリクナジー15号は、ブレーキで減速しながら地上線の各ホームにつながる分岐を越え、すでにエンジンは回転数を落とした状態で、特急・急行専用ホームに滑り込んだ。
プシュー……ガラララ
『プロパラダイスス、終点、プロパラダイススです。お降りのお客様は、お忘れ物のなきよう、今一度お手回り品をご確認ください。本日はエクスプレッセスティ国鉄をご利用いただき、誠にありがとうございました ──── 6番線に停車中の列車は、お客様の降車後一度引込線に回送されます。御乗車にはなれませんのでご注意ください』
開いた扉から、ミルヴィア、ソフィアナの順にホームに降り立ち、ユウキはその後ろに続いてきた。
向かいの5番線には、最初、列車が入っておらず、駅の地上ホームの様子が見渡せるようになっていた。
南東本線と、エムブラセクスを経由せず南西地方を経由してエナジポリスに向かう南部本線が発着する地平ホームは、赤タイルの特急・急行ホームも含め、5面9線。南部本線は、旅客については、北部本線同様エムブラセクスを経由しないため、地方都市の地域交通がつながっているだけとなっているが、貨物については直接エナジポリスへ向かう列車が多く設定されていた。ただ、転移後は運休している列車が多いが……
他に都市近郊鉄道線の高架ホームが5面10線ある。
電車は、未だに日本の普通鋼車体の中古車が使われているエムブラセクスに対して、ほとんどすべてがステンレスの新型車になっている ──── と、言えば聞こえはいいのだが、日本の中古車だけでは足りない分を埋めるために作られた、101系にも劣る低出力の単純な抵抗制御車3000系、電装品の一部が日本の東武8000系の廃車発生品である123系、125系、といった有り様で、この状況を改善するため、エナジポリス向けの新型車3DR135系のプロパラダイススへの投入が進められているところだった。
改札を出て、駅前に出る。
エクスプレッセスティの都市にはつきものの、トロリーバスターミナルが配置されている。
その一方、街並みがどこか雑然とした印象を受ける。エムブラセクスはもちろん、工業都市のエナジポリスと比べても、ターミナルステーションを出た時点で、商業用のビルがあまり目立たない。代わりに、配管類や金属タンクの並ぶ無骨なガスコンビナートが、すでに見ることができた。
行き交う人々も、ビジネススーツ姿の者やセクシーなドレスで着飾った者は少なく、色こそピンクやバイオレットが多いものの、ツナギ服姿でそのまま市内を歩いている者が目立つ。
時刻は18:00過ぎだが、季節的に空はまだ明るい。そして、夏の暑さ以上に、どこか蒸せくるような熱気が漂っていた。
駅の中央口を出ると、INPEX、
そして、貨物荷役所のある方角を向くと、ひときわ大きなエクスプレッセスティ国営・エネルガズムの巨大施設があった。
ビルは少ないが ────
「工場敷地内に建っている塔は、なんですか?」
ミルヴィアが、ユウキに訊ねる。
「あれはガスの分留塔ですね」
ユウキが答える。
「地下から採掘されたガスは様々な成分を含んでいますので、それを分離して燃料ガスへの加工材料とします。詳しくは明日以降、改めて現場を見せながら説明させていただきます」
ユウキが説明するものの、ミルヴィアは理解したのかしていないのか、と言う様子で、あたりを見回している。
一方、
「オフ・ガスの焼却塔がないようですが……」
ソフィアンの質問は、ミルヴィアより一歩踏み込んだものだった。
「これも明日から説明することになると思いますが、現在の我が国のガス生産・貯蔵・精製施設で発生するオフ・ガスは、ただ単に焼却するのではなく、発電用燃料として利用しています」
ユウキが、口元に笑みを浮かべてそう答える。
「はー……そんな事もできるんですね」
ソフィアンが、どこか感心したように言う。
すると、それを見ていたミルヴィアが、少し機嫌悪そうな表情になったが、ユウキとソフィアンは気付いていない ──── ──── ように、見えた。
「今日はもう陽が暮れますし、お疲れになられたでしょう。ホテルの方へご案内いたします」
ユウキはそう言って、2人を先導し、街中を歩き始めた。
ホテル ソウテツ グランドフレッサ プロパラダイセス。
『ソウテツ』はもちろん『相鉄』である。エムブラセクスにプリンスホテルを誘致したということで、じゃあエムブラセクスの日本の鉄道中古車両の多数派つながりという事で、例によって深く考えずに相鉄ホテルズを誘致したのである。
…………まぁ、日系多いわ文化的に日本の影響受けまくってるわで、サービスの形態と水準が日本のそれになってしまっているので海外から誘致するって言うと自動的に日本が優先候補になってしまうのだが。
「……えーと…………」
ソフィアンも、困ったような苦笑になりつつ、隣に座っているミルヴィアの皿の上を見ている。
ミルヴィアのメインディッシュの皿の上では、 ──── ──── カキフライがバラバラに解体されていた。
エクスプレッセスティでは和製洋食はメニューそのものがその品格を決めない。
また、亜鉛が豊富な牡蠣は美容に良いとされているし、また、この社会にあって男性機能をもつ者にとっては、亜鉛は必須栄養素である。
特に、内陸な上に肉体労働が主体でミネラル不足に陥りがちな、ここプロパラダイススでは人気の食材だったが、内陸故に牡蠣の生食はあまり普及しておらず、逆にひょいとつまめるカキフライは労働者的にもちょうどよかった。
牡蠣は養殖モノで、国産している。元の南アフリカ大西洋岸には食用としてポピュラーな牡蠣の品種はおらず、養殖開始にあたってその技術と稚貝を日本に ──── ──── ではなく高度経済成長期前のバランス外交で台湾から導入した結果、日本でメジャーな
…………のだがその名前で分かる通り元々は大西洋沿岸部が生息地であったため、ヨーロッパで伝統的に食用牡蠣と言えば本来これだった。ところが、1960年代に乱獲に加えて病気で、絶滅危惧種となってしまうほど数が急減。その時ヨーロッパの国は日本から真牡蠣の稚貝を送ってもらって養殖で食用牡蠣の文化を繋いだ。
この為世界の食用牡蠣のほとんどが太平洋種となったのだが、唯一台湾がポルトガルガキを養殖し続けたものだからか、今度はポルトガルガキが沖縄で自生しているのが発見されたという……──── 閑話休題。
エクスプレッセスティでは当初、日本のように大きな牡蠣が養殖できず、これが原因かと思われていたのだが、2012年頃になって改めて日本の養殖業者に指導を仰いだところ、品種ではなく育成年月が日本より1~2年短い事が本当の原因と解り、2015年頃からは日本の養殖牡蠣に負けないものが生産可能になった。
正式な品種名ではないが、エクスプレッセスティ国内では国内養殖のこの牡蠣は台湾牡蠣と呼ばれ、冷凍で入ってくる日本の牡蠣と区別していた。
──────── と、カンの良いお客様ならもう気付いておられるかもしれないが、南半球サイクルで養殖していたエクスプレッセスティの台湾牡蠣は、転移の発生した年に大被害が発生。かろうじて全滅を免れたものの、この先この世界に牡蠣がいないと食文化が危機的な事になるということで、調査したところアワン王国の沿岸に岩牡蠣近似の種が居ることが判明し、養殖可能か試行錯誤している。
そして、そのエクスプレッセスティ産の牡蠣が、衣に包まれた状態で、高級感のある黒い皿の上で無惨なことになっていた。
「あの、フォーク頼みましょうか……」
「うう……」
最初にユウキがディナーメニューに『カキフライ御膳』を見つけて、ミルヴィアとソフィアンがユウキにどのようなものかと訊ねたところ、地の文がツラツラっと長く書いてしまったところをユウキが圧縮して要点をかいつまんで説明し、それなら私達もと頼んだのは良いものの……──── ──── ユウキも危惧していた通り、ミルヴィアが箸を使えない。
ややこしいのが、ムーとエクスプレッセスティはお互い最恵国扱いな事もあって文化交流が進んでいて、しかもそこへ派遣するのだからと、ソフィアンの選出には日本様式がしばしば……………………いやしょっちゅう出現するエクスプレッセスティの文化に対応できる事がその条件になっていた。
ミリシアルの官僚としてか、それともあくまで個人的なプライドか、それまで何度か2人がフォークとナイフを頼もうと提案したのだが、ミルヴィアは断り続けて……サクサク6つのカキフライのうち4つが無惨な事になった。
「…………」
流石に見てられないと、ミルヴィアの同意を待たずに、ユウキは手を上げてウェイトレスを呼んだ。
「はい」
「すみません、フォークとナイフをお願いできますか?」
傅くような態度で来た、小柄で可愛らしいウェイトレスに、ユウキが苦笑しながら、そう頼んだ。
「かしこました。しばらくお待ち下さい」
ウェイトレスはそう言って、軽く頭を下げてから、一旦厨房の方に向かっていった。
「…………」
ミルヴィアは、まだ納得はいっていない様子だったが、これ以上この場で我が儘を言っている場合ではないと思い、表情からして本当に渋々という感じだったが、それを受け入れる事にした。
「お待たせ致しました」
「あ、こちらの
戻ってきたウェイトレスに、ユウキがミルヴィアを指し示すと、ウェイトレスは小さなバスケットに入った状態のナイフとフォーク、それにスプーンのセットをミルヴィアに差し出す。
「ありがとうございます」
「いえ、他にご要望があればお申し付けください」
ミルヴィアがくぐもった声で言いながらバスケットを受け取ると、再度、ウェイトレスは一礼して、立ち去っていった。
「ほら……せっかく我が国の名物料理のひとつだというのに、食感も試さないのでは損でしょう。ひとつ交換しましょう」
「え……」
ミルヴィアが反応するより早く、ユウキは、さっと自分の皿のカキフライと、ミルヴィアが崩してしまった内のひとつを交換した。
「…………」
「ほら、これ以上冷めないうちに」
曲がりなりにも首都ということもあって頭抜けているエムブラセクス・プリンスホテルは別として、エナジポリス・コーストホテルとグランドフレッサ・プロパラダイセスはほぼ同格と見做されていたが、都市の性格の差もあってグランドフレッサ・プロパラダイススには所謂 “スイートルーム” はない。
その中で最上級の部屋となる “グランドツイン” が、彼女ら一行に確保されていた。
スイートと名乗れるほどではないとは言え、ベッドエリアとリビングエリアは別れており、さらにそれぞれ独立したトイレと浴室、さらに脱衣所には洗濯乾燥機まで用意されている。
「お疲れさまでした……」
労うように、ユウキが言う。
「いえ、ユウキさんこそ」
ソフィアンが苦笑して言った。
「いえいえ。お2人は強行軍だと聞いておりましたから」
ユウキも苦笑で答えた。
「ベッドが2つしかないようですが……ユウキさんは別にお部屋を?」
ソフィアンが問いかける。
“グランドツイン” の定員は4名。だが、ベッドはワイドダブル2組だ。
「いえ、お2人のお世話がありますのに、離れるわけもいきませんし」
「では……」
「ああ、いえ。お2人に狭い思いはさせられませんよ。私はソファで寝ますから」
キョトン、としかけたソフィアンに、ユウキは、苦笑の “苦” を強くして答える。
「でも、流石にそれは……────」
「それは気を使いすぎですわ」
ソフィアンが言いかけたのを遮って、ミルヴィアはセミロングの後ろ髪を翻すような仕種をして、言う。
「私と一緒しましょう? ユウキさん」
「え、ですが私は……」
ミルヴィアの言動に、ユウキは戸惑ったように声を出す。
「
「ええ、それはそうかも知れませんが、ですが…………」
「他に問題はありません。ソフィアンさんもよろしいですね?」
「え」
ソフィアンは、呆気にとられていたが、とっさに反論の言葉も出てこなかった。
「そ、う、ですね」
「はい。決定、ということで」
──
────
────────
「ふふ……あんなこと言っておいて、期待していたんでしょう? “
「え、えぇ……気付いていただけて、嬉しいわ」
入浴をして、寝間着姿でひとつのベッドに収まり、照明を消して少したち────最低限以外の音が消えると、ユウキはミルヴィアを抱きしめながら囁き、ミルヴィアが嬉しそうに答える。
「声は出さないようにしてくださいね……ソフィアンさんに気付かれますよ……」
ユウキはそう小声で囁いてから、ミルヴィアの唇を奪う。
「んっ、んッ…………」
「ん……」
重ねるだけだが、情熱的にミルヴィアの唇を吸う。
強張っていたミルヴィアの緊張が少し解けたのを見て取ると、ユウキは唇を離す。
その時には、すでにユウキの右手が、ミルヴィアの寝間着をすり抜けて、ショーツの中に入ろうとしていた。
「んっ!!」
「我慢できなくなったら言ってください……声が出ないようにしますから……」
ユウキは、少しサディスティックな様子でそう言う。
「…………!! ……!!!!」
自身が同じものを持っているが故に、その弱点を知り尽くした
ミルヴィアの、あんまりに甘い地獄の一夜が始まった。
https://twitter.com/kaonohito2/status/1787225219276681547
NAIDffusion V1時代に描いてもらった、プロパラダイススの市民の部屋からのひとコマ。
(この彼女はフェチ族出身の娘です。ユウキとは別人)
https://twitter.com/kaonohito2/status/1787225219276681547
デミリフ・ハートリス・カマウ 試作。
具体的な感想をいただけると、続きを描くことが捗ります。
Twitter https://twitter.com/kaonohito2
Discord https://discord.gg/WN23qmRnkQ
Discordは「一時メンバー」となりますので、私のオフライン時に来られた方は、「エントランス」及び「一時メンバーの連絡用チャンネル」のアナウンスに従って必要事項を書き残してください。
ユウキは……
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ミルヴィアを食う
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ソフィアンを食う
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2人とも食う
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紳士と言う名の淑女はそんな事しない