個性:人修羅   作:飲んだくれ閣下

5 / 16
※キャラが被る部分を修正しました。報告ありがとうございます


第5話

 

 

 

「ここが雄英高校ね〜」

──デカいな

 

今まで、ボルテクス界になる前の東京でも見たことが無いレベルの大きさの校舎と、おそらく試験会場と思わしき場所だ

 

競技ドームを多数置いても余りある敷地がある。成程、確かにこれだけ大きければ同時進行出来る上、ヒーローに必要な基礎である身体能力を測る事ができる

事前情報によると、筆記試験──自分もトガも余裕で突破出来るはず──と、多数のロボを撃破する実技試験があるとの事

ヒーローの実技試験。間違いなく他の試験者を助ける事も含めての評価があるに違いない。人助けをするのがヒーローの本分である以上、仲間を支えるのもヒーローの仕事、て奴だろう

 

確かに、自分も仲魔を助ける時もほぼ無償で助ける。向こうが報酬を渡してきたり拾ってきたりするから事実上の取引や契約のような関係となっている。そういうのとは違う、明確な人助けが評価に繋がるのだろう

 

試験ルールがあるらしく、同じ中学の生徒はバラけるように振り分けたらしい。協力するのは良いが、戦力の偏りや不公平な内容となってしまう

なんなら戦闘中に見知らぬ誰かと組んで戦う事の方が多くなる。社交性も求められる試験とも言える内容は、ヒーローとは何が必要かを身に染みるようにしていくのが方針だろう

合否関係無く、雄英に挑戦する奴は他の高校でヒーローを目指すなら同じ事をやらされるだろう

なら、それを試験に組み込めば良い、て感じだろう。合理的だが、狭き門にする方がメインだと思う

 

半端な心構えでヒーローになると、民衆からの罵倒の捌け口にしかされなくなるし、そもそもヒーローの資格すら剥奪されるし、己の命の危機すらある。ヴィランと戦う以上、命の危機とは隣人になる

挑む勇気

突破する意思

伴う実力

向き合う精神

抑える心構え

 

殺してはならない、ヒーローの用いる最大限の戦力(手加減)

──甘い考えだ。だが、これがヒーローの世界であるこの世のコトワリであるらしい

 

面白い。そっちがその気ならコトワリに乗ってやろう。代わりに無限に殴り、できるだけ殺さずに、相手を折り過ぎないようにすれば良いだけだ。いつも通り、力を示して仲魔を勧誘する方法をすれば良いだけだ

 

筆記は特に記述する必要はない。怪しまれない程度に出来れば良い

変に目立つ事は避けたいが、実力は本物である事は示す必要がある。本腰を上げるべきは実技だ

 

プロヒーロー:プレゼント・マイクの説明を聞き流す

ロボットを撃破する毎に点数が加算される。種類があり、ポイントになるのが3種、0ポイントが1種

あからさまに他生徒と組んで戦うレイドのようなモノがいる。倒せばポイントにはならないが評価は上がる可能性がある。倒してみるか

 

『はいスタート!!』

 

ヴィランは待たないって事か

合図と共に走り出す。入口付近にいたロボットを殴り抜いて破壊する

柔らかい。が、数がいるようだ。単体で弱くても数がいるならこれを使う時だ

──ゼロス・ビート

 

視界に入っているロボット達を殲滅していく

これだけでもう合格しているだろうが、あくまで試験。やけにうるさい爆発音を放つ金髪の男がやたらこちらを睨んでくるが、無視して他の生徒達の援護に回る

ロボットに攻撃されそうな奴を乱入剣で押し入り撃破し、次の生徒の援護に回る

逃げ回る生徒とロボット軍団の間に立ち、剣を一振

──死亡遊戯

 

一太刀で破壊し尽くす。これで少なくとも試験内容の裏にある評価も上がるだろう

 

やたらデカいロボットがビルの隙間から現れた。成程、これが0ポイントとはよく言ったものだ

しかも他のロボットもどんどん出てくる。お邪魔蟲と言うだけの事はある

 

良い機会だ。チームアップでもしてみようか

近くでロボットを殴り壊した赤髪の男子生徒に話かけてみる

 

「おう、どうした?」

──あのデカブツ、一緒に壊しに行かないか?

 

「お、やりに行くか?ゲームのボスみたいでやりごたえはあるけど、1人だとキツそうでな……助かるぜ!」

──じゃあ、行こうか

 

一緒に走りながらロボットを殴り壊し、0ポイントの足元に向かう

 

「なんか対策でもあるんだろ?」

──あれは他のロボットより多少は頑丈だ。だが、殆ど同じと見て良い。見掛け倒しとみた

 

踏みつけやなぎ払いを避けながら説明する

 

──パワーはそこそこある。足止めさえ出来れば破壊や行動不能にはしやすい

「お、俺の得意分野じゃねぇか!防御は任せろ!!」

──いや、そっちが破壊してくれ。こっちも防御には自信がある

 

0ポイントの殴りを片手で防ぎ、弾き飛ばす

呆然としている赤髪の腕を掴んで、0ポイントに向けて投げ飛ばす

 

──強みを活かせ

「まっっっっっっかせろぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

質量、移動速度、硬度

赤い光となった赤髪が0ポイントの胴を貫いて着地。0ポイントはその場で火花を散らしながら崩れ落ちる

 

笑顔の赤髪の所まで行き、ハイタッチをかます

 

『しゅーりょーー!!』

 

──良い硬さだ。合格したら同じクラスであることを望む

「俺もだぜ。ふぃー、スカッとしたぜ!」

 

評価は上々だろう。ついでで赤髪も合格していれば良いが

 

「あ、名前教えてくれ。俺は切島鋭児郎だ、よろしくな」

──間薙シンだ。雄英で待ってる

 

「自身満々だな!どうせなら一緒に合格しようぜ」

 

切島鋭児郎と友人になった

個性自体が強いのが特徴だ。育て甲斐が有る、将来有望な奴がいるのは期待ができる

雄英高校……磨けば光る原石が多ければ良いが

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。