個性:人修羅   作:飲んだくれ閣下

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今回は短めです
次回の為に区切る為ぇ…


第7話

 

 

 

「因みに、除籍は嘘な。合理的な虚偽」

 

全員の記録を見た後に、先生の口から出た言葉がそれだった

最下位候補と思わしき緑色の髪の生徒が保健室に運ばれていくのを見ながら、残っている生徒達が安堵の表情を浮かべて喜んでいた

 

「当たり前ですわ。嘘に決まっているでしょう?」

 

1人が嘘であると確信して言い切った

その言葉にニヤケ顔になった先生を見て、油断仕切っている事を注意する

 

──全員が見込みがあったから除籍しない『だけ』だ。逆にこれからはいつでも除籍される可能性が付き纏うわけだ。便宜はあるだろうが、これからは全体除籍と個人除籍が来る可能性がある。まだ除籍だけで済むが、行動次第で永久除籍……事実上の退学まである。ヒーロー科の生徒である上に、学生である事を意識すれば回避できるかもしれない。今の嘘が口から出るまでは本当だった可能性を想像できない、とかな……。先生が発表した後だから運良く回避できただけだとみて良いだろう。もし、発表前に口に出したら──

 

「わーーーー!?」

 

「くくく、そういう事だ。今は運が良かっただけだ。これからは口に出す言葉ですら危険だぞ?」

 

いくら成績が自分ら並に良くても、油断すれば即死する。ボルテクス界では常識だ

運ばれて行った生徒が心配だが、治療系の個性の医者がいるとの事で、メディアラハンを掛けに行く必要が無くなった

 

ここにいる生徒達は間違いなく原石だ。振るい落とされとされていって、最後に残ったのを勧誘するのも良いが、今は切磋琢磨して磨き合って強くなる土台を作り、強くなってから勧誘するのが今のスタンスだ

未だに強くなりきれてない上に、変なコンプレックスを抱いているせいで出し切れていないのもいる。少しずつ懐柔していくのが現状最も良いやり方だろう

 

除籍されては元も子も無い。多少は選り好みはするが、戦力になりそうなのを拠点に帰って来て確認する事にしよう

 

着替えて教室に戻り、ホームルームが終わりそれぞれ帰宅する中、切島と会話していた

 

「流石雄英だぜ。下手すりゃ全員除籍もあるって豪快だな」

──命の危険と隣り合わせになる以上、いつ誰が、どのような場面で除籍されるかは分からない。最低限でも覚悟をできる精神面を鍛える側面はあるだろう。個人除籍もある以上、最高峰にあるだけはある

「プロヒーロー育成だからねぇ〜」

 

そこにトガが混ざり、桃色の肌の生徒も混ざって来た

 

「同じクラスになった芦戸三奈だよ、ヨロシク!」

──間薙シンだ、よろしく

 

トガとはもう仲良くなっており、一緒に雑談の輪に入っている

 

「そろそろ帰るかぁー。連絡先交換しとこーぜ」

「さんせー」

 

芦戸の連絡先を手に入れた

………アナライズ完了

個性:酸。強度も粘度も威力も変えられるらしい。液体なのに壁にできるようだ

これは…………凄まじいな。切島のもそうだが、雄英は優秀な人材が集まる傾向にあるのだろう

武器は1つだが、使い方の幅が広いし、それを殆ど確立させてる。これは面白い奴だ

 

何れ手足からも出せれば間違いなく強くなれる。設置して逃げ場を無くすは序の口。いや、既にやっている事だろう

いつかは切島共々勧誘して、共に進む仲間にしよう

 

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