では、夜空メルさんは今後も登場させようと思います。
そして報告なのですが、この小説、今後さらに投稿が遅れそうです。
なぜかといいますと、筆者が来年度大学受験生+以前記入していた大筋を大幅に変更することを決定したからです。
これから投稿は遅くなりますが、楽しんでいただけたら幸いです。
9時
風真side
「9時でござるな。」
そう言いながら風真は部屋から出たでござる。
零殿の部屋に訓練しに行かないとでござるからな。
零殿はせめて優しいものにしてくれるとありがたいんでござるが…。
そう考えながら歩いていると、いつの間にか着いていたでござる。
「失礼するでござる。」
ドアを開けると…。
そこは巨大な部屋だったでござる。
「…なんでぇ~?」
まるでその言葉に反応するかのように
「お、いろは来たか。」
そう零殿に声をかけられたでござる。
「きたでござる。」
そう返すと
「今ちょうどメンテナンスと調整が終わったところなんだ。」
「大丈夫かどうか試しにやってみてくれないか?」
「もちろん、体力回復なんかはすぐにさせてもらう。」
と言ってきたでござる。
なんか、慧とは違ってすごい優しいでござる。
いや、言葉と行動はあっちのほうが優しいんでござるが…。
「わかったでござるよ。」
「でも、この機械って何に使うものなんでござるか?」
「あぁ、これは回避力を鍛えるものだ。」
「レベル1からレベル100まで用意してある。」
「それぞれのレベルで少しずつ難しくなるようになってるんだが、いろはなら多分70レベル行けると思う。」
「飛んでくるものは、疑似斬撃、弾、上からの疑似刃物、下からの軽い爆発ってところだ。」
「出てくるものはこれですべてなんだが、100レベルになるとこれが複雑すぎるほど複雑になる。」
「まだ俺でもよけきれないんだ。」
「だから、一回70レベルで試してほしい。」
「頼めるか?」
そう説明されたでござる。
…いったんまとめたいんでござるが。
まず、回避力を鍛える機械で?
疑似ではあるものの、斬撃や刃物、爆発まで起きて?
100レベルは零殿でもよけきれないと…。
「…それ風真にあったレベルでござるか?」
そう聞くと
「正直やってみないとわからないからな…。俺もお前らとは戦ったことがないし。」
「10分タイマーになってるんだが、今回はお試しだから1分にしてある。」
「きつかったら言ってくれ。」
「調整入れる。」
…至れり尽くせりでござるなぁ。
「わかったでござるよ〜。ここに入ればいいんでござるか?」
そう風真が聞くと
「あぁ、合ってるぞ。」
「それじゃ、スタート。」
そう零殿が言った途端眼の前から大量の弾が飛んできたでござる。
「はや!」
そう言いながら必死で風真は避けたでござる。
早いでござるよこれ!
そうやって必死に避けていると、大きな警報音がなったでござる。
「な、何の音でござるか?」
そう聞くと
「あぁ、当たっちまったみたいだな。」
「攻撃はすべて疑似的なものだからダメージはないんだ。」
「だから痛みという判断基準が使えない。」
「だから体に1mmにもみたない反応剤を含んだ空気をまとわせて、体に当たった瞬間を音で判別できるようにしてある。」
零殿がそう言いながら機械についているモニターに近づいて、それを操作し始めたでござる。
「今回は…後ろからの弾に当たったみたいだな。」
「でも10秒はよけられてたみたいだ。」
「何度かやれば普通に10分出来るんじゃないか?」
そう言われ、風真は嬉しかったでござる。
「ほんとでござるか!?」
この訓練は楽しいでござる!
ゲームみたいでござる!
「おう。喜んでくれたみたいでよかった!」
風真の反応を見て喜んだ零殿が
「一応もうひとつ機械作ってあるんだが、そっちも試してもらえるか?」
と言ってきたでござる。
「いいでござるよ!」
風真はそう引き受けたでござる。
こんな訓練だったら風真永遠にできるでござる…。
そう言うと
「もしかしたら、今度のはさっきのやつみたいに楽しくは無いかもしれないが、そこも調整したいんだ。」
と零殿が言ってきたでござる。
「そうなんでござるか?」
そう聞くと
「あぁ。なんてったってただただ敵を倒す形だからな…。」
と言ってきたでござる。
「…ほんとでござるか。」
慧の訓練を思い出すでござるなぁ…。
「一応これもレベル制にしてる。」
「レベルに応じて攻撃のパターンを変えてる。」
「一旦レベル50〜60の段階でやってみてもらいたい。」
「分かったでござる。」
大変そうでござるなぁ…。
そう考えながら風真は中に入ったでござる。
…ふぅ。よし!
「気張っていくでござる!」
そう言った時零殿の
「それじゃ、スタート。」
という言葉で、眼の前に大量の魔物とゾンビが出てきたでござる。
斬って斬って切りまくるでござる!!
10分後
「はぁ…はぁ…。」
これ辛くないでござるか!?
いくら1発で死ぬとは言っても多すぎでござるよ!
そう考えながら最後の1体にクトネシリカを突き刺すと
「はい、終わり。」
「どうだった?いろは。」
と、零殿から言われたでござる。
うーん…。
「…かなり大変でござるな。これ。」
「風真にはもう少し低いレベルがあってそうでござる。」
風真はそう感想を伝えたでござる。
すると零殿は
「そうか…。楽しさという面ではどうだ?」
と聞いてきたでござる。
「もう少し、敵にバリエーションを持たせた方が楽しくなると思うでござる。」
攻撃パターンは多彩だったんでござるが、結局近距離型しかいなかったでござるし、攻撃パターンと数の暴力でごり押されている感覚がしたでござるからな…。
「後、HP制にすることも可能であればした方がいいと思うでござる。」
避ける方は特に1ミスでOUTでござるからな…。
緊張感があるのはいいでござるが…。
風真がそう言うと
「…わかった。試してみよう。」
「ありがとな!」
と、お礼を言ってくれたでござる。
「もちろんでござるよ!」
無理のない範囲で楽しく訓練ができるのは最高でござる!
そう考えていると
「今日の訓練は、これの確認も兼ねてやろうと思ってたんだ。」
「すぐに改良は出来ないから一旦このままになるが、まだ続けるか?」
と、零殿が言ってきたでござる。
そんなの!
「やるでござる!」
そう宣言すると
「分かった。」
「クロエとルイはもう避ける方でトレーニングしているから、辞めたい時に辞めたらいいぞー。」
と言われたでござる。
…えっいつの間にいたんでござるかあの二人!
次の日
零side
「…朝か。」
俺はそう呟きながら体を起こす。
今日は確か面接を頼んであったな。
「朝飯食って事務所で待つかぁ…。」
そう言いながら俺はサクッと服を変化させ、1階に降りた。
1階
「あ、零おはよ〜。」
俺が1階に降りると、そうのほほんとした声が聞こえてきた。
「おはよう、慧。朝飯貰っていいか?」
俺がそう言うと
「はーい。ちょっと待ってて〜。」
と言いながら慧はキッチンに戻った。
「ふぅ…。」
いまは何時だ…?
そう思いながら腕時計を確認すると、8時だった。
今から行っても早すぎるよなぁ…。
そうだ、いろはに頼まれてた調整してから行くか。
そう考えていると
「持ってきたよー。」
と言いながら、サンドイッチを持ってきた。
レタスハムチーズと、ベーコンレタストマトの2つ。
これが美味いんだよな。
おっと、あのことについて伝えとかないとな。
「あ、慧。」
俺がそう声をかけると
「どうした~?」
と聞き返してきた。
「今日昼飯オムライスにしてくれ。」
「いつもより6人前多くな。もちろん、holoXの分忘れんじゃねぇぞ。」
そう告げると
「?誰か来るの?」
と言ってきた。
「今日面接受けてもらうことにした。」
そう俺が返すと
「…なるほど。お昼ご飯も一緒に食べるのね。」
と、察してくれた。
「そういうこった。」
「頼むわ。」
と言うと
「りょーかーい。上手くいくといいね。」
と、皮肉も混じっていそうな言い方で言ってきた。
…こいつ、本当に諦めたんだな。クソッタレ。
そう考えながら食う飯は、いつもより美味しく感じなかった。
数十分後
飯を食ったあとトレーニングルームに移動した俺は今日の予定を立てていた。
今日来るのは…最大6人だから会議室を空いてる部屋に作るか。
あと、昨日いろはから言われたこともやっとかないとな。
HP制とバリエーション増加か…。
ま、どっちも問題ないっちゃないかな?
バリエーションに関しては簡単だし、HP制は当たる回数制にすれば問題ないか。
そう考えながら、俺は作業に着手した。
3時間後
「よし、完成っと。」
俺はそう言いながら完成した会議室を退出した。
今は…11時か。
「もうそろそろ待ちますかね~。」
そう独り言を言いながら、俺はワープホールを開き、集合場所に向かった。
集合場所
「よいしょっと。」
そう言いながら集合場所に到着すると
「うわぁ!!だ、誰!?」
と、俺の目の前にあるソファに座っていた黒髪の獣耳が生えた女が刀に手をかけながら言ってきた。
お、黒い髪に狼の耳、こいつか。
そう思い、声をかけようとすると
「あぁ、いらっしゃったんですね。」
そう言いながら青髪の女がお茶を持ってきた。
「ひとまずそこに座ってお待ち下さい。」
「このタイミングでいらっしゃると思っていませんでしたので、お茶をお持ちしますね。」
そう言いながら、目の前の黒髪の女にお茶を渡してそいつははけていった。
ふむ…。ま、とりあえず親睦でも深めるか。
「初めまして、俺は零っつうんだ。」
「お前の名前は?」
俺がそう聞くと
「う、うちの名前は…」
1時間後
その後そいつとずっと話をしていると
「来たよ~ってあれ、意気投合してるじゃん。」
と、男の声が聞こえてきた。
「お、来たか。」
「いやー話してみたら結構気が合ってな。」
「とりあえず、これで最低来てほしい人はそろったが?」
俺がその男にそう伝えると
「あ、4人全員来れるみたいだからもう少し待って。」
と言ってきた。
よく予定合ったな…。
「はいよ。」
そう返事を返すと
「ねぇ、もしかして今日ってうちたちはあなたの家に行くの?」
と、目の前の女が言ってきた。
あ?どんな容姿か、名前すら聞いてなかったのか。
「そうそう。今おれの家に全員いるからさ。」
「ついでに昼飯も用意してあるから仲も深められたらと思ってな。」
俺はそう軽く説明した。
この計画を成功させるためにはこいつの協力が必要不可欠だからな…。
あ、そういや
呼んどかないとな。
「ちょっと用意してくる。」
「5分で戻るわ。」
そう言って立ち上がり、ワープホールを作ると
「りょーかーい。」
「わかった。」
とそいつらが返してくれた。
さてと。
しっかり用意させないとな。
30分後
俺はholoXの面々に用意をさせ、また集合場所に戻って雑談をしていると
「ごめ~ん!遅れたぁ~!」
と、時間ギリギリに白髮の女がドアを文字通り粉砕してきた。
それに驚いて周りを見ると、青髪の女が放心しており、男は汗を垂らしながら笑っていた。
…修理費出しといてやろう。
「もう遅いよ!」
と、黒髪の女はまるでいつものことかのようにその女を怒った。
…なんでこれで驚かないんだよ。
「ごめんごめん。w」
と、怒られた女はそう悪びれもなく謝っていた。
…これは、考えないほうが良さそうだな。
「さて、それじゃ、行きますか。」
俺がそう言うと
「あ、君が今日行く家の人?」
といま来た女が言ってきた。
「あぁ、零っていうんだ。よろしく。」
俺がそう言うと
「よろしくお願いしま~す。」
と返してきた。
「それじゃ、ここ通ってくれ。」
その後、俺が開いたワープポータルを開いて6人で移動した。
さて、親睦会の開始だ!
そうそう、零の服についてですが、これは慧も同様で、能力によって毎回服を作っています。
服を変化させると言ってもコンマ1秒にも満たないスピードで服を破壊して新しいものを纏わせてるだけです。
あと今回準備段階だから単調…。次は結構発展すると思うんで許して…。