頑張ります…。
あ、文字数ちょっと少なめです。
書けなかった…。
拠点
さて…。と。慧といろはは帰ってきてるかな?
そう考えながら部屋を覗くと
「あ、おかえりでござる〜。」
「零さんおかえりなさい!」
「おかえり〜。」
といろは、フブキ、ミオから言われた。
いろはがいるってことは…。
そう思って炉の方を見ると
「あ、おかえり。今『黒狐』の方は鍛造し終えたよ。」
と慧が言ってきた。
やっぱり、魂の練り込みはこいつに任せたほうがいいな。
「おう。ありがとな。後は『白狐』の再鍛造だな…。」
そう俺はぼやいた。
それが終わったら…。
「そういえば、なんで黒狐を?」
そう慧に聞かれた。
「なんでって…。フブキの強化だよ。」
俺はそう答えた。
黒狐はフブキのもう一つの人格、「黒上フブキ」に適性を示すだろうし…。
「あれ」ができれば戦力も上がる。
「ふーん…。まぁ、分かった。じゃあフブキさんに渡そうか。」
その慧の言葉に
「あぁ。フブキ〜。こっち来てくれ。」
と返事をしながら、フブキを呼んだ。
すると、すぐに
「なんですか?」
と来てくれた。
話し込んでたみたいだから少し悪い気もするな…。
「今、黒上と代われるか?」
俺がそう聞くと
「え?出来ますけど…。ちょっと待ってくださいね。」
そう言って、フブキが目を閉じると、フブキの髪や尻尾が黒に染まっていった。
「くぁ…。で?呼ばれたから来たが、何の用だ?」
そう見た目も口調もまるっきり変わったフブキ…黒上が俺に言ってきた。
「あぁ、お前の刀を作った。持ってみてもらえるか?」
俺がそう言いながら「黒狐」を渡すと、
やはり、というべきか。暴走は一切しなかった。
「…なんだこれ。めちゃくちゃ手に馴染むぞ。」
「そりゃ、お前と同類の魂が練り込まれてるからな。」
黒上の疑問に俺はそう答えた。
「んで…一つ質問なんだが、お前、分裂する気ないか?」
俺がそう聞くと
「…出来ることならしたいに決まってるだろ。ずっとフブキの中で過ごすのはもう飽きたんだ。」
そう、辛そうな顔で言ってきた。
「なら、ちょっと失礼。」
俺はそう言いながら髪を一本引き抜いた。
「いって!!何すん…」
黒上は、そう俺に抗議をしようとして、固まった。
ま、そりゃ固まるわな。
目の前に「同じ顔の身体があるんだから。」
「お、おい、これって…。」
そう、体を震わせ、涙を浮かべながら聞いてくる黒上に
「そうそう、一つ言ってなかったことがあってな。」
「お前に渡すものは『二つ』ある。」
そう笑顔で言うと
「…わたしは、もう、我慢しなくていいんだな。」
「もう、フブキのことを羨まなくていいんだな…!」
そう泣きついてきた黒上の頭を撫で、
「あぁ。今までお疲れさん。」
と言ってやった。
…さて、黒上も分裂させられたことだし、今後どうするかな…。
俺はそう、頭を撫でながら考えるのだった。
10分後
「…すまん。」
「ごめんなさい。」
俺はそう黒上とフブキに謝られていた。
事の顛末を説明すると、ある程度泣き尽くした黒上の魂を作った体に移したら、今度はフブキが感動して泣き始めた。
結果、俺が2人共を宥め、こうなった。
「…ま、まぁ、仲がいいことはいいことだからな。うん。」
俺はそう答えておいた。
さて、と。
「慧、再鍛造は?」
俺がそう聞くと
「もちろん、終わらせてあるよ。まさか、白狐も必要になるとは思わなかったけど。倒してる間に出てたから良かったものの。」
と返してきた。
実際、俺もビビったからな…。
「まぁ、それはいいか。ほら、フブキ…いや、2人ともフブキだよな…。」
俺は、そう悩み始めた。
分裂させることで戦力を上げるという、実質的な強化を施したはいいが…。名前のことを考えてなかった。
さてどうするか…。
そう考えていると、黒上から
「なぁ、私の名前、新しく付けてくれないか?」
と、言われた。
「…俺でいいのか?」
と聞くと、
「お前がいいんだ。…分裂させてくれたんだしな。」
と、照れ臭そうに言ってきた。
「…わかった、誠心誠意考えさせてもらう。」
俺はそう答えて、思考の海に沈んだ。
さて、名前。
フブキと対立だが、関係性がある名前にしたい。
となると、雪月花から取るべきか。
フブキが雪で白。
冬のイメージも強いな。
となると、その逆、夏のイメージが強くて、黒、雪月花から取るなら花…。
もっと凝った名前…。
黒、ブラック、漆黒…。
…確か、black lotusって呼ばれてる2次元の花があったな。
確かlotusっつうのは…蓮。
蓮の花は夏に咲くから、対立にもなる。
よし、黒蓮で行こう。
呼び方は…。
くれん、だな。
よし、言ってみるか。
「…
「黒上 黒蓮。」
そう、俺が付けた名前を呟いて、黒上は考え込んだ。
…気に入らなかったか?
うーん、黒黒にしたのが不味かったか…。
そう悩んでいると、黒上が
「うん!気に入った!私は、黒上 黒蓮だ!」
「ありがとな!零!」
そう、笑顔で言ってきた。
…いい笑顔すんな、こいつ。
「おう、喜んでくれたんなら良かった。」
さて…さっきから考えてたが、こいつらも半人半神の素質あんだよな…。
ここまで来たら最後まで強くしてやりたい。
が、こいつらがどう思うかだな…。
…めんどくせ、聞くか。
「なぁ、もっと強くなれるって言ったら、お前らはどうする?」
俺がそう2人に聞くと
「やるに決まってるだろ。」
「やります!」
と、2人に言われた。
さて、ならサクッとやりますか。
(えーっと、天狐さんや、来てくれね?)
俺がそう天界に連絡すると
(はぇ!?あ、う、うん!今行くよ!)
と、慌てた女の子の声が聞こえてきた。
…焦んなくていいんだがな。
俺がそう考えていると
「来たよ!ど、どうしたの?」
と、金髪の、前髪で目が隠れた狐耳の幼女が目の前に現れた。
その子にフブキは
「可愛いねぇ!おうち来る?」
と、もはや犯罪になりそうな声掛けをして、黒蓮は
「…いきなり誰だよ。」
と、驚いた顔で固まっていた。
「まぁ。ちょっとな。」
「とりあえず、自己紹介頼む。」
俺がその幼女に言うと、
「わかった!」
「私は、1000年生きた宇迦之御魂神様の遣い!天狐だよ!」
と天狐はフブキと黒蓮に自己紹介をした。
その自己紹介に2人は
「「…はい??」」
と、困惑した声を出した。
「待ってくれよ、つまり…私達のご先祖様ってことか?」
そう黒蓮が聞くが
「ご先祖とはまた違うよ!どちらかといえば、ご先祖たちを導く存在!」
「基本的にはリーダーみたいなものと思っていいよ!」
と、天狐は幼声でありながらも大人であるかのような話し方で黒蓮の疑問に答えた。
「そうなんですね…。何となく分かりました。」
そうフブキが答え、それを聞いた天狐は頷いて俺の方を向いてきた。
「で、零はなんで私を呼んだの?」
そう目を輝かせて言ってくる天狐に
「こいつらに、力を貸してくれ。」
と、俺は伝えた。
その言葉に
「ん〜…。わかった!」
そう答えてくれた。
「じゃあとりあえずそっちの白い子から!こっちにおいで〜。」
天狐はそうフブキに声をかけ、手招きを始めた。
「わかりました…?」
そう不思議に思いながら、フブキが天狐に近づくと天狐が手を繋いだ。
「あっつっっっっっ!!!!!!」
そうフブキが叫んで手を離そうとするが
「我慢だよ。」
そう言って、強く手を握られていた。
…火だからなぁ。熱いよなぁ。
俺がそう思いながら見ていると
「…よし!終わり!よく我慢したね!」
そう天狐は褒めて、フブキの手を離した。
「熱かった…!ホントに熱かったんですけどぉ…!?」
とフブキは涙目になりながらこっちを見てきた。
それ以外の代償なしに力をもらえただけありがたいと思ってもらいたいんだが…。
「火傷になってないから、いいだろ?」
俺はそうフブキに言った。
そもそもの狐火の特性として、火傷にならず、熱の痛みのみを感じさせるものとなっている。
だからこそ、力の譲渡をしたとて、火傷をすることはないんだよな。
「さて、次はそっちの黒い子だね!こっちに来てね〜。」
そう天狐が呼ぶと
「…っし。」
と、黒蓮は覚悟を決めて、天狐と手を繋いだ。
「うっ、ぐっ…。ほんとに熱いな…。」
そう黒蓮も文句を言うが、フブキほど騒いでいない。
「はい、終わったよ〜。」
そう言って、天狐は同じように手を離した。
「…ほんとに熱かったな。」
「で、天狐さん。どういう力を私達はもらえたんだ?」
黒蓮がそう天狐に聞くと
「私を憑依させることができるよ!」
と笑顔で言ってきた。
「あぁ…。なるほど。大神と同じ状態になるんだな?つまりは。」
と黒蓮が言うと
「察しが良いね!そういうことだよ!」
と、同じような笑顔で言ってきた。
憑依、か。
「あ、零!君、意識の乗っ取りとか考えてるでしょ?」
そう天狐に言われた。
…普通に心読むなよ。
「憑依って言っても私の自我は憑依しないよ!憑依するのは力だけ!」
そう天狐が伝えてきた。
いやいや、待ってくれよ。
「力だけって、そんなこと可能なのかよ?力は魂に結びついてる。魂に自我は存在するだろ?」
そう俺が聞くと
「ん〜…。元々
と、なんでもないかのように言ってきた。
…んな事あんのかよ。
「まぁ、それならいいんだが。」
「んで?渡した力はどういうもんなんだ?」
俺が聞くと
「えっと〜…。」
「狐火を出す能力に、念力を扱う能力、魂力を扱う能力ってとこかな?」
「白い子には狐火の能力が、黒い子には魂力の能力が強く割り振られているよ。」
そう説明してくれた。
「強く割り振られているってどういうことだ?」
俺の言葉に
「適性の問題だね。単純に白い子が狐火の適性、黒い子が魂力の適性があったってだけだよ。」
そう説明があった。
…2人揃えば相当な戦力になるな。
まぁとりあえずはこれで大丈夫か。
「さて、2人とも、調子はどうだ?」
俺がそう聞くと
「なんか、元気があふれ出てくる感じがします!」
「いい調子だぜ、今なら大抵の魔物が倒せそうだ。」
と2人が言ってきた。
ふむ…。試すか。
「じゃあ、模擬戦してみるか。」
俺がそう言うと、2人は硬直した。
「「それは勝てる気がしない。」」
と、揃った声で言われていた。
…試したかったんだけどな。
まぁそれならいいか。とりあえず、モンスターとでも戦わせよう。
「じゃあ、こっち来てくれ。」
そう言って、俺は2人をトレーニングルームに連れて行こうとすると
「私も行く~!」
と天狐もついてきた。
…まぁ、邪魔はしねぇだろ。
トレーニングルーム
「じゃあ、とりあえずモンスター出すから、2人で戦ってみてくれ。」
俺の言葉に
「了解です!」
「わかった。」
と2人は答えた。
それを聞いて、俺はdivine RPGのボス召喚アイテム「不思議な時計」を取り出した。
その時計を地面にたたきつけると、そこに魔方陣が広がり、
「でっか!?」
そうフブキは反応するが、
「…よし、つかめた!」
そう黒蓮が言い出し、自分とフブキに手をかざすと、2人の魂力が一気に増大した。
!?まさか、リミッターを外した!?
寿命が削れるだろ…!?大丈夫なのか…!?
俺がそう考えて止めようとすると
「大丈夫だよ、零。」
と、天狐に止められた。
「彼女たちは、私の力に適応した。つまり、もう
そう言ってきた。
…マジか。半人半神が、これで3人か。
そう思いながらもう一度2人を見ると
旧き者は燃えていた。
「白上も、掴んできましたよ!」
そう言いながら自身の後ろに火の玉を浮かべて旧き者に発射していた。
それをしながら刀に炎を纏わせ、旧き者に焼き傷を付けている。
「零、いい人を見つけたね。あそこまですぐに使いこなす人は初めて見たよ。」
そう天狐のお墨付きまでもらっていた。
…ホロメンって、すごい奴ばっかだよな。
さすが、緊急時戦力なだけある。
そう考えていると、旧き者が倒された。
「ちょっと強かったが、何とかなったな。」
「能力もつかめました!」
そう話す2人は、実際かなりの動きだった。
そもそも、旧き者は最初のボスとはいえかなり強い部類。
それを倒しているんだから。
「じゃあ、戻るか。」
残りは、あの2人だな。
俺はどう強化するかを考えながら、3人を連れて元の場所に戻った。
フブキside
なんか、一気に強くなれました…。しかもあっさり。
刀を強化してくれて、ご先祖様から力ももらって…。
しかも、黒ちゃんまで分離してくれました。
そう思いながら黒ちゃんを見ると、黒ちゃんもこっちを見ていました。
「…ぷっw」
「…ふふっw」
「「あはは!」」
2人とも考えることが一緒で、笑えてきてしまいました。
黒ちゃんの願いもかなえられて、これからも2人で頑張って行かないと!
そう、白上は考えるのでした。
黒蓮side
…零は、すごいやつだな。
私の刀と、体を作ってくれた。
普通の人じゃないらしいから、当たり前なんだろうが。
そう考えながらフブキを見ると、フブキもこっちを見てた。
「…ぷっw」
「…ふふっw」
「「あはは!」」
その状態がしばらく続くと、笑えて来ちまった。
こうやって、顔を見合わせて笑うのもずっとできなかったんだ。
これから、フブキと一緒に頑張って行かないとな。
あいつの恩に報いるためにも…!
さて、これで黒上フブキ、もとい黒上黒蓮の誕生ですね!
さーて、キャラ設定また変えておきまーす。
気になる方は読んでみてね!
…感想とかくれると嬉しいなぁ。