まぁ、とりあえずどうぞ…。
あと、長くするの厳しいかもです。
プロットなしとなるとかなり大変なので…。
18話 彼女の誘いと彼らの恋愛事情。
holoXと黒蓮が正式にhololiveに加入して1週間。
あの後、慧の発作も起こることなく、俺達は平和に過ごしていた。
そして、今日は丁度訓練の日であり、俺、夜霧 零はいろはとクロヱを相手取るという訓練をしていた。
「やっぱり、零殿、強すぎでござる!」
「ちょっとぐらい、手加減してくれてもいいんじゃない!?」
そう文句を垂らしながらも、そいつらは確実に俺の弱点を狙いに来ていた。
「このスピードに追いついてる時点で手加減する域じゃねぇんだわ。」
俺はそう言いながら2振りのナイフでうまい具合に体にその太刀筋が当たらないようにしていた。
すると10分のタイマーが鳴り響いた。
「はい、ここまで。」
俺がストップを掛けると、2人もそのまま止まり、それぞれの得物をしまった。
「そうだな、いろははもっとフェイントを磨いたほうがいいだろうな。」
「クロヱは単純なスピード。」
「だが、2人とも俺について来れてる時点で相当な成長だ。」
「これからも頑張れよ。」
俺はそれぞれに改善点と激励の言葉を伝えた。
その時慧が訓練場に入ってきた。
「零〜。お客さんだよ〜。」
と言いながら。
お客?誰か呼んだっけな…。
丁度昼時だし、飯の誘いかな?
「とりあえず、今日の訓練はここまで!」
「配信の準備もあるだろ?ゆっくり休め。」
俺はそう2人に告げて部屋から出た。
黒蓮side
…フブキに焚きつけられて来ちまった…。
私は目的地である、名付け親、零の家に来ていた。
経緯を話すと、私は零のことが好きだとフブキにバレ、
「まずは好きな服とかを知るところから!」
と言われたが、決心がつかず先延ばしにしていた。
すると、あいつは
「あれぇ〜?もしかして、怖いの?w」
と煽ってきやがった。
それに当てられて、私は今ここにいる。
「…うぅ…。」
断られたらどうしよう。
その悪い考えがずっと頭の中に残り続けて、辛くなってくる。
慧に零を呼んでもらった手前帰るわけにもいかない。
「ん?なんだ、お客ってのは黒蓮か。どうした?」
私が悩みまくっていると、そう言う声が聞こえた。
それに気づき前を見ると、前に
「ぜ、ぜぜ零!」
「ご、ごめんな、いきなり呼んだりして!」
そう慌てふためいて零に声を掛けると
「お、おう…。別に気にしてないし、謝らなくてもいいぞ…。」
「で、何の用だ?何かあったから来たんだろ?」
そう零に聞かれた。
い、いわないと…!
「い、一緒に買い物がしたいんだ。来てくれないか?」
私は、なるべくどもらないように、そういった。
で、でも多分断られるだろうな…。
零は忙しいし。
「あぁ、いいぞ。今からか?」
そう、こうやって…え?
「いいのか!?」
私は、思わずそう聞き返した。
「あ、あぁ…。なんだよ、断ると思ってたのか?」
「んな理由どこにもねぇだろ。今日の訓練はあいつらの配信があるから早めに切り上げてるし。」
「それともなんだ、俺がそんなに薄情なやつだと思ってたのか?」
零にそう悲しそうな顔で言われた。
「そ、そんなつもりはないんだ!」
「ただ、零は警察署の所長もしているだろ?」
「忙しいと思って…。」
と早口で伝えると
「お、おう…。さっきから言ってるが、そんなに慌てなくても俺は逃げねぇし話を途中で切ったりもしねぇぞ?」
と言われてしまった。
あ、慌てちゃってたのか…。
やばい、やっぱりいつも通りできない。
「とりあえず、今からか?それなら飯も外で食うことになるから少し用意したいんだが。」
そう零に聞かれた。
「あ、あぁ、大丈夫だ!外で食べたいし!」
そう私は伝えて、零を見送る。
…はあぁ…。緊張したぁ…。
そう思いながら床にへたり込むと
「ふふっ、奮闘してますね。」
そう、慧に声をかけられた。
奮闘?
「ま、まさか…。」
嫌な予感がして、おそるおそる聞くと
「さすがに気づきますよw」
「零は鈍感なので大変だと思いますけど…。応援してますよ!」
そう慧に言われた。
…私から見ればお前も相当に鈍感なんだが…。
いろはの様子を見てると、慧の前でだけ明らかに素を出すようにしている。
あいつはよく素が可愛いってみんなから言われてるから…。
慧には可愛く見られたいんだろうな。
…一応配信見てんだよな?
なんで気づかねぇんだこいつら…。
って、私は誰に説明してるんだ?
そう不思議に思っていると
「待たせたな。んじゃ、行くか。」
そう声をかけられた。
零は赤のカーゴパンツに白のTシャツ、その上に黒のシャツを羽織っていた。
か、かっこいい…。
そう思っていると
「…そんなに変か?俺の格好。」
と零は心配した顔で聞いてきた。
「いやいや、大丈夫!かっこいいから!」
そうまた焦って言うと
「そ、そうか…。よかった。」
そう安心したような顔で笑顔を見せた。
か、かわ…。
「と、とりあえず行こうぜ!」
そう零に手を掴まれて、私は零の家から出発した。
その時慧がなにか言ったみたいだったが…。私は零とのデートが楽しみで、それを気にする余裕なんてなかった。
慧side
僕は零と黒蓮さんを見送っていました。
「さっさとくっつかないかなこいつら。」
そう軽い怨嗟を口にしながら。
…だってこいつら、お互いのこと好きなんですよ!?
もうもどかしくてもどかしくてしょうがない!!
零は零で僕とあいつだけになったときに
「黒蓮が好きなものってなんだ…。フブキに聞いてみるか…?いや、それで呼ぶのもなぁ…。」
とかずっと悩んでますし!!
悩み終わったと思えば
「なぁ慧、黒蓮をデートに誘いたいんだがどうしたらいいと思う??」
「やっぱ単刀直入に出かけたいって言ったら気持ち悪いって思われるよな…。」
とか言ってくるし!!
極め付きは今日のあの出発前の安心しきった笑顔!!
僕でも見たことないですよあんな顔!!
…あっ。イライラし過ぎて頭痛い。
「…ほんとに頼むからさっさと末永く爆発してくれないかなぁ!?!?!?!?」
僕は耐えきれず、そう吠えるのでした。
零side
まさか黒蓮から買い物に誘われると思わなかった…!!
だ、大丈夫か…!?
俺、変態みたいになってないか…!?
そんな心配をしながら黒蓮の横を歩く。
「と、とりあえず零は何が食べたい?」
いきなり、そう黒蓮に聞かれた。
え、お前が食いたいものなら何でも。
そう言いたくなるのを抑え、
「そうだな…。俺はなんでもいいぞ、黒蓮は何が食べたいんだ?」
そう黒蓮に返す。
すると
「私か!?わ、私もなんでもいいんだよ…。」
と返してきた。
「ん〜…。じゃあひとまず、ハンバーガーでも食べに行くか。」
そう言って、ハンバーガーを食べに行った。
到着後
俺達は注文を行い、席についてハンバーガーが来るのを待っていた。
…にしても、今日可愛すぎないか!?
そう俺が思った黒蓮の格好は、黒がベースで裾が赤くなっているロングスカートに、ベージュの少しゆるいシャツを着ていた。
は?可愛すぎてキレたくなるんだが???
そう考えながらボケーっとしていると
「ど、どうした??ずっと私の方を見て…。」
と黒蓮が聞いてきた。
!!やっべ、無意識だったが、ずっと見てたか!?
「あぁ、いや。いつにも増して可愛い格好してんなぁと思ってな。」
そうなんでもないかのように言っておく。
「そ、そっか…。可愛いのか…。へへ。」
は?????????????????
ねぇ!!!!!可愛いんだけどこいつ!!!!!!!!
何あの反応!?!?!?!?!?!?
はぁ〜〜〜〜〜!?!?!?!?!?!?!?
そう内心で発狂していると
「ご注文の品でーす。ごゆっくりー。」
とハンバーガーが届いた。
「…買い物に行きたかったんだろ?時間もあれだし、食べきっちゃって行くか?」
と聞いた。
すると
「あ、あぁ!そうだな!」
そう言って、大急ぎで食べ始めた。
数分後
「お腹いっぱい…。でも零、奢ってもらっちゃってよかったのか?」
店を出た俺達は目的地であるショッピングモールに向かっていた。
その道中に、そう黒蓮に聞かれた。
「あぁ、そのために多めに金持ってきたしな。」
俺は質問にそう返した。
さて…。気まずい!!!!
えっ、何話せばいいんだよ…。
「…零は、好きな人とかいるのか?」
俺が悩んでいると、そう黒蓮に聞かれた。
好きな人?お前だが??
お前だが?????
そう言いたい気持ちを抑えて
「あぁ…。一応いるな。」
と言った。
うん。流石に告る勇気はねぇ。
そう考えていると
「ど、どんなやつなんだ??」
と食いついてきた。
えぇ…。そこ食いついてきます??
えっと…。
「優しくてよく俺が話すことにも乗ってくれるやつだな。」
「あとかわいい。」
俺がそう答えると
「そ、そうか…。」
と少ししょんぼりしていた。
???なんでこいつしょんぼりしてんだ…?
そう考えていると、いつの間にか到着していた。
「じゃあ行くか。」
「あ、あぁ!」
そうして、俺達はショッピングモールに買い物に向かった。
…愚痴っていいですか?
書いてるとキャラクターが勝手に動き出すことがあるんですよ。
黒蓮が零に恋するのはまだ許容範囲…。というかこちらで計画したことなんですよ。
勝手に零が黒蓮に恋しやがって両片想いとかいうテンプレラブコメみたいになったんですけどぉ!?
あの、マジで、彼女いない歴=年齢の人に求めないでいただきたいんですが…。
はい、っていう愚痴でした。