チートな人外、ホロメンと世界を救う。   作:Kei0503

22 / 25
ってことで黒蓮と零のデート編後編です!
タイトルはちょっと不穏ですけどね…w(つけた本人が何いってんだ)
ってことで、本編どうぞ!


19話 デートと闇と冷やかしと。

到着後、黒蓮に連れられて向かった場所は女性の服屋だった。

 

「…なぁ。黒蓮。」

「ん?どうした?」

「ここって、女性服の店だよな…?」

 

俺の疑問に

 

「そうだけど…。」

 

と、あたかも当然かのように言ってきた。

うーん。なんで当たり前かのように言われてんだ俺。

 

「…もしかして、嫌だったか…?」

 

そう、涙ぐんで黒蓮に言われた。

うぐっ…。好きなやつの涙って、こんなにダメージ来るんだな…。

 

「わかったわかった、別にいいよ、気にしてない。」

「それで?俺はどうしたらいい?」

 

俺がそう聞くと

 

「えっと…一緒に服を選んでほしかったんだ。」

 

と言われた。言われてしまった。

…女性服とかわかるわけねぇよ。

 

「…まぁ、何もわからない俺でいいんだったらいいぞ。」

 

俺がそう答えると

 

「本当か!?ありがとう!」

 

と、とても嬉しそうな顔で言ってきた。

はーーー??????

なんっだこいつ!!!???可愛すぎだろ!!!???

金か!?金が欲しいのか!?いくらでもやるよ!!!

と、内心で発狂しながら

 

「おう。で、手始めにこの店でいいのか?」

 

と、冷静に聞いた。

すると

 

「あ、あぁ!何かいいのがあったら教えてくれ!」

 

と言ってきた。

…うん。少し落ち着いて探そう。

そう、心に決めて俺は服選びを始めるのだった。

 

数時間後

…つ、疲れた…。

服を選ぶのは苦じゃないんだが、何せ黒蓮(こいつ)が可愛すぎる。

本気で殺す気かと思ったぞ…。

少しソファーに座って休んでいる俺に

 

「だ、大丈夫か…?」

 

と心配そうに黒蓮が聞いてきた。

おっと、心配かけさせたか…。

 

「大丈夫だ…ったんだがな。」

 

俺はそう言いながら立って、動き出し、黒蓮はそれについてきた。

その目の前に隠れているつもりの悪魔は俺がこっちに近づいてきたのを見て素知らぬ顔で逃げようとする。

俺は

 

「そうは行くかよ。」

 

と、服の襟を掴んでその場に留めた。

 

「ぐえっ、ちょっとぉ!!なにするの!?」

「せっかく黒蓮様が頑張ってるところを見てたのに!!」

 

と、その悪魔…癒月ちょこは俺に訴えかけてくる。

その顔を見て黒蓮は

 

「…なんでちょこ先輩がいるんだよ。」

 

と驚きと呆れの表情でちょこを見ていた。

 

「だって!!黒蓮様から特大のてぇてぇを感じたんだもん!!」

「見に行くしかないじゃん!!」

 

そう言って反論してくるちょこ。

その言葉に黒蓮は顔を赤くしている。

…ん?顔 を 赤 く し て い る ?

んんんんんんんん????????????

………これ、あれか。鈍感すぎて気づかなかったやつか。

…だとしても口に出して言うの恥ずかしいわ!!!

俺はいつかの俺に任せて一度この癒月ちょこ(フッ軽ストーカー悪魔)の対処を考えることにした。

 

「さて、と。どうする?黒蓮。」

 

俺がそう聞くと

 

「…こんなのでも同じホロメンだし、逃がしてやってくれ。」

 

と黒蓮は言い出した。

…ま、黒蓮がそう言うならいいか。

 

「んじゃ、逃がすか。」

 

そう言って、俺はちょこの首元から手を離した。

 

「お、覚えてなさ〜い!!」

 

そうどっかのチンピラみたいな言葉を言いながらちょこは逃げていった。

…まぁ、いいか。

 

「じゃあ、つづ…きに行きたかったんだがな。」

 

俺が後ろを振り返りながらそう言っていると、そこに2人ほど近づいてくる人物がいた。

一人はジャージ姿でショートカットの黒髪、もうひとりは制服のような服装でボブのような髪型の銀髪をしていた。

 

「ん〜?あ!蓮ちゃんじゃん!!」

 

そう黒髪…「大空スバル」が大きな声で呼んでくる。

 

「ちょっと!声でかいって!!」

 

そう銀髪…「紫咲シオン」が負けないほどの大きな声でスバルを止めていた。

 

「…どっちも声が大きいわ。」

 

そう呆れるような顔で言いながら黒蓮は近寄っていった。

ひとまず俺もついていきますか。

 

「お疲れ様です、スバル先輩、シオン先輩。」

 

黒蓮はそう2人に挨拶していた。

 

「も〜、別に先輩じゃなくていいっつってんじゃん!」

「そうそう、スバルやシオンをフブキちゃんと一緒に見てきてくれたんだから!」

「逆にスバルたちが先輩って言わないとじゃね?」

「確かに〜w」

 

と2人で盛り上がっていた。

…眩しいなこいつら。

 

「あ、そうそう。お前が蓮ちゃんがす」

 

そうスバルが言おうとしたとき、黒蓮の右ストレートが飛んでいった。

 

「ぐえっ。」

 

そう言いながらダウンするスバルに

 

「スバル先輩???」

 

震えながらとてつもない怒気を放つ黒蓮。

おー、こわこわ。

 

「黒蓮、ストップな。」

 

俺がそう肩に手を置いて言うと

 

「零!!き、聞いてたか…??」

 

とそう必死な顔で軽く泣きながら言ってくる黒蓮。

 

「ん?何の話だ?」

 

俺はそう嘘をついておいた。

うん。気づいてはいるけどね。

 

「い、いや!なんでもないんだ。」

 

そう慌てて取り繕う黒蓮。

可愛い。

そう思いながら見ていると

 

「…なんだよお前ら。」

 

いつの間にか復活していたスバルとシオンにジト目で見つめられていた。

 

「いやー?もしかしなくても…ねぇ?」

 

と、ニヤニヤしながらシオンが言ってきた、

その瞬間俺はシオンの脳天にたらいを落とした。

 

「いった!」

「それ以上煽ったらわかるな?」

 

俺がそう殺気を飛ばすと

 

「はひっ!」

 

と恐怖を感じたように返事をした。

うん。黒蓮の気持ちがわかったわ。

これはイラッと来る。

 

「零…?」

 

そう黒蓮が顔を赤くして俺の方を見てきた。

あー…これ、バレたな。

こいつらのせいで雰囲気大事にしようと思ってたのがぶっ壊れだよくそったれ。

なんかイライラしてきたからもう一発落としとくか。

そう思ってもう一発たらいを今度は2人に落とした。

 

「「いった!!」」

「ちょ、なんでスバルも!?」

「てか、シオンもさっき食らったじゃん!!」

 

と抗議してきた。

 

「おめぇらのせいで計画ぶっ壊れたんだよ察せや。」

 

俺はそう冷静に言った。

 

「…ってことは。」

 

その時黒蓮がそうつぶやいた。

はぁ…。

 

「指輪でも買いに行くか?」

 

俺がそう黒蓮に聞くと

 

「!!あぁ!!」

 

そう黒蓮は力強く返事をした。

 

「さて、じゃあ行くか。」

「うん!!」

 

そのまま2人をおいて俺と黒蓮は出発した。

 

スバルside

 

「なんか、アツアツだったな。」

「だねぇ〜。」

 

そうスバルとシオンは話していた。

 

「…でもあのたらいは理不尽だと思うんだけど。というか、どっから落ちてきたあれ?」

 

とシオンに言うと

 

「シオンに聞かないでよ、あんな魔法知らないって。しかもしっかり質量持ってたのにあたったら消えちゃうしさぁ。」

 

とぼやいていた。

シオンも知らないのか…。

 

「なんか、師匠みたいじゃない?」

 

シオンにそう言われた。

 

「確かに。師匠もいつもどこからわかんないところから武器出してくるよな。」

 

…もしかして、師匠となにか付き合いがあるのかな?

 

「これも、素材からして見たことないしねぇ…。」

 

と、シオンは師匠からもらった杖を取り出して改めて見ていた。

 

「そういえば、師匠よくそういうの持ってくるよな。」

 

あの人…確か零って名前だっけ?もしかしたら師匠の知り合いなのかも。

今度師匠に確認してみるか。

 

「とりあえずいいでしょ、事務所行こ!」

 

スバルが考えていると、そうシオンが言ってきた。

 

「事務所?なんで?」

 

スバルが聞くと

 

「せっかくくっついたんだし、応援してあげなきゃでしょ?先にYAGOOに伝えに行こ!」

 

とシオンらしくないことを言ってきた。

 

「らしくね〜。」

 

と正直に言うと

 

「ね゛ぇ〜〜〜〜!!!!」

 

と文句を言ってきた。

それを無視して

 

「ま、それには超同意、早く行こうぜ。」

 

とスバルはシオンに言って、2人で事務所に向かった。

 

黒蓮side

目的以上のことができちゃった…!!

やばい、すごい嬉しい…!

あ、でも、私はいまアイドルだよな…。

こういうのまずいか…?

そう悩んでいると

 

「どうした?」

 

と零に聞かれた。

 

「いや、私はいまアイドルでしょ?恋愛とか、大丈夫なのかなって…。」

 

そう素直に言うと

 

「そういえばそうだな…。まぁでも、大丈夫じゃないか?谷郷(あいつ)と仲がいいのもあって、coverの設立には俺達も関与してるが、契約書にそういうのは入れてなかったしな。」

 

と零に言われた。

確かに、契約書に書かれて…って。

 

「設立携わってたの!?」

 

私は思わずそう大声で聞いた。

 

「お、おう…。谷郷を代表に置いてるってだけで、社員規則とか作ったのは俺だぞ。」

 

…私の彼氏、私の上司だったってほんと?

 

「あ、俺は設立に協力しただけでcover自体には入ってないから、上司ではないぞ。」

 

零は私が考えていることを読んだかのように言ってきた。

…そういえば、零って心読めるんだっけ。

だから私の存在も最初から知ってたんだよな?

 

「そうだな、最初にフブキに会ったときに2つあったからな。魂。」

「そこで2人いることがわかったって感じだな。名前は鑑定で出した。」

 

そう零は説明してくれた。

 

「やっぱり、私の彼氏はすごい!」

 

そう手放しに褒めると

 

「…恥ずかしいからやめてくれ。慣れてないんだ。」

 

と、顔を赤らめながら言ってきた。

可愛すぎない???

 

「…マジで恥ずかしいからやめ…。」

 

そう零が言葉を止めた。

 

「?どうした?」

 

私がそう聞くと

 

「…黒蓮。一旦ここで待っててくれ。」

 

いきなりそう言われた。

 

「え?」

 

私が思わずそう聞くと

 

「あいつの…闇の気配がする。」

「あの時よりはよっぽど弱いが…戦闘になる可能性がある。」

 

そう言いながら、零は腰に2振りのナイフを出現させた。

 

「黒蓮は、戦闘用意できないだろ?彼女をみすみす危険な目に合わせるわけにはいかねぇよ。」

「だから…ごめんけど、待っててくれ。」

 

そう零に頭を下げられた。

 

「…わかった。でも、絶対帰ってきてね。」

 

私は、そう零の手を握って言った。

 

「…あぁ。わかってるよ。」

 

零は私の行動に驚いたのか、少し間を開けてそう返してくれた。

 

「ん、じゃあ行ってらっしゃい。」

「行ってくる。」

 

私はそう零を見送って、近くのソファーに座った。

 

「帰ってきて、くれるよね…?」

 

私はどうしても心配になって、そうつぶやいた。

 

零side

ちっ。せっかくの黒蓮とのデートなのに、邪魔ばっか入るな…。

ただ、ここで暴走させたら、黒蓮が危ない。

だったら、止めるしかない。

そう思って、その気配の発生源らしき場所に向かうと、そこには見知らぬ女性がいた。

…あの人が、発生原か?

そう考え

 

「あの、すみません。」

 

と俺が声を掛けると

 

「何!?」

 

と、キレ気味に言われてしまった。

そのとき、俺の目に入ったのは首元にある薄い渦巻きのようなマーク。

(あいつ)にあった、濃厚な闇の力を保有している証だった。

とは言っても、かなり薄いため今すぐの危険性はないと考えられる。

…慧に相談してみるか。

 

「あぁ、すみません。人違いでした。後ろ姿が知り合いに似ていたもので…。」

 

俺はそう謝ると

 

「…ったく、気をつけなさいよ、普通そんなことないでしょ…。」

 

とぶつぶつ言いながら歩いていった。

…気分のいいものではないな。ああやって言われんのは。

さて、戻るか。

俺はこの後の黒蓮とのデートを想像しながらそのまま黒蓮のもとに戻った。

そして、その後も日が沈むまでずっと買い物デートをしたのだった。




続きも今日あげられるかもです!
結構筆乗ってるので!
お楽しみに〜!
最近ずっと言ってますけど感想くれると僕が狂喜乱舞します。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。