「俺のオークウォーハンマー、そろそろ+7になりそうなんだよね」
「そうなのにゃ? たしか武器の名前を変えられるにゃね」
「そうなんだよ! もう今から色々考えてて、ウッキウキなんだよね!」
男はペット屋で、にゃん太郎にエサの不幸の種をあげながら話を続けた。
「もうこの種飽きたにゃ……。で、名前は何にするのにゃ?」
「ウォーってつまり戦争だろ? だからさ、『戦争之ハンマー』はどうよ」
「ダサいにゃ! 絶望的にダサいにゃ!」
にゃん太郎は猫目をさらに釣り上げて、男を見た。
「せっかくの+7装備をなんでそんなダサい名前にしちゃうにゃ!?」
「ダサいか? かっこよくない?」
「かっこよくないにゃ! まずなんでウォー=戦争で止めちゃうにゃ。そのまますぎるにゃ」
「さっきからダサいダサいと失礼な! じゃあにゃん太郎だったらどう言い換えるんだよ!」
「そうだにゃあ……。闘争、とかかにゃ?」
にゃん太郎は少し恥ずかしそうに毛繕いしながらそう答えた。
男はその問いに、少年のように目を光らせた。
「確かにそっちの方がかっこいい! 流石にゃん太郎! 天才! 俺のペットなだけある!」
「そ、そうかにゃ? ふふん、ご主人には勿体無い、優秀なペットだにゃ」
「戦闘で役に立てば申し分ないのになぁ……」
「ご主人がエサをくれないから悪いのにゃ。おかげでにゃーは痩せこけてしまってるにゃ」
男はマーの入ってない財布を片手で遊びながらにゃん太郎を撫でた。
「祝福が落ちないのが悪い」
「最悪の責任転嫁だにゃ」
「あるけみすと民はみんなそう思ってるから……。ま、まあそれはいいんだよ。今大事なのは武器の名前だから。闘争之ハンマーでどうよ」
「之やめるにゃ」
「いやだめだ。之だけは譲らない」
にゃん太郎はきょとんとした顔で男を見た。
「何故わざわざカッコよくするのが難しい言葉を入れるにゃ?」
「浪漫なの! 仕方ないの! だって男の子だもん!」
「にゃぁ……。まあ、わかったにゃ。之はそのままにするとしたら、ハンマーの部分を変えるべきにゃ」
にゃん太郎は、男が背中に背負ったハンマーの柄をポンポンと叩きながらそう言った。
「ハンマーは漢字にすると槌だにゃ」
「闘争之槌……! うおおそれっぽい! かっこいい! 強そう!」
「ただの槌でいいのにゃ?」
「こ、これよりさらに上があるというのか……!?」
「聖槌とか、魔槌とかをつけると更にちゅうにび……かっこよさ倍増にゃ!」
「『闘争之魔槌』……! 勝った! これにする!」
ハンマーをブンブンと振りながら、嬉しそうに男は武器の名前を決めた。
「そういえば、この前武器壊したのにいつのまに+6武器作ったにゃ?」
「倉庫にあったハンマー合成したら+4が3本できたから、あとは超成功させるだけ。ほら+7完成」
「皮算用も程々にしろにゃ」
このお話には九十九怜様が深く関わっています。あるけみすとプレイヤーは九十九怜様に星屑のリングを送ってあげてください。みんなで拝もう『彗星之リング』!
私午後ティーはオークウォーハンマーを集めています。無限買取是非是非。