過負荷廻戦   作:ヨぴぴ

2 / 8
 懐玉・玉折編スタートです。


懐玉・玉折
プロローグ


 静岡県浜松市の人里離れたお屋敷の跡の上で5人が話す女が2人男が1人。

 

「助けにきたよ〜歌姫。……泣いてる?」

 

 余裕が感じられる声と共に、瓦礫の向こうから現れた、グッドルッキングガイこと五条悟が、全く心配していない声色でこちらを見下ろしていた。

 

 五条の煽るような言葉におさげの女性、庵歌姫が倒壊の衝撃で尻餅をついた姿勢のまま返事をした。

 

「泣いてねぇよ!!」

 

 あと敬語!! と年上を敬わせるのも追加で。

 

「泣いたら慰めてくれるのかな?」

 

 二人のやりとりに、ポニーテールの女性、冥冥が入ってきた。色々と状況の変化等はあったが、その表情と佇まいは先程とあまり変わっていなかった。

 

「冥さんは泣かないでしょ?強いもん。」

 

「ふふふ。そう?」

 

「五条‼私はねぇ‼助けなんていr」

 

 このように談笑?していたところ、呪霊が歌姫の背後の瓦礫の下から飛び出してきた。しかし、また次の瞬間新たな呪霊が飛び出し、その呪霊を頬張る。

 

「飲み込むなよ。あとで取り込む」

 

 これまた不遜な態度をしながら出てきたのは、男にしては長い髪を後ろで結んだ美青年、夏油傑だった。

 

「悟、弱い者イジメは良くないよ」

 

「強い奴イジメるバカがどこにいんだよ」

 

「君の方がナチュラルに煽ってるよ夏油くん」

 

「あっ」

 

 冥冥の指摘に夏油の喉からそんな声が漏れた。

 

 夏油傑という男は、五条悟というクソガキと比較され優しそうな青年と思われるが、少しでも会話をしてみれば、クソ野郎なことがすぐ分かる。その証拠に、歌姫が凄い顔で睨んでる。

 

「歌姫センパ〜イ。無事ですか〜?」

 

 五条の後ろから右目の下の泣きぼくろがある女子生徒、家入硝子がひょっこりと、手を振りながら出てきた。

 家入が登場した瞬間、歌姫の顔が明るくなる。

 

「心配したんですよ。2日も連絡なかったから」

 

「硝子!! アンタはあの2人みたいになっちゃダメよ!」

 

「あはは。なりませんよ、あんなクズ共」

 

 4人が合流し、歌姫が家入にハグをする。家入は歌姫からしてみれば唯一の可愛い後輩で、しかも歌姫が危ない場面であったこともあり、目に涙を浮かべるほどのものだったようだ。

 しかし、一拍おいて。

 

「……2日?」

 

「はい、2日ですよ。昨日先輩が楽しみにしてた転入生来ましたもん」

 

 なにか不思議な事でもあるように歌姫が聞き返し、家入がそう返すと五条が、

 

「あぁ、やっぱり呪霊の結界で時間ズレてた系?可笑しいと思ったんだ」

 

「そのようだね。実働2日、その分のギャランティを上乗せしてもらおう」

 

「って、転入生‼どうだった⁈あの2人みたいなクズじゃなかった⁈」

 

 そう歌姫が聞くと学生3人組は苦虫を嚙み潰したような表情をして黙った。

 

「えっ、なになに?どんな子だったの⁈」

 

 

 

「「「不気味な奴」」」

 

 

 




 1話目はまさかの主人公の球磨川くんは登場せずです。
初めての執筆?ですが文に違和感はないですかね?
結構自分でも見直したんですが、途中からゲシュタルト崩壊みたいな感じで、
頭おかしくなりかけてました。
 次が1日戻って球磨川くんの転校シーンです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。