素人童貞無職が転生したら   作:うがー

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2.逃避の果てに

1.

 僕がワンピースも真っ青のガチ泣きをリンディ艦長に披露した結果、精神疾患による休職が認められることとなった。

 

 管理局は命のやり取りが非常に多いため、精神に異常をきたす職員が頻繁に発生する。勤務自体はブラックすれすれだが、その辺りのケアは非常に手厚く、休職も認められている。

 

 そう聞くと休んだ者勝ちのようなイメージが出ると思うが、管理局に所属する職員は基本的に正義感に溢れた人間が多く、完治していなくても現場に復帰する人間がほとんどである。

 

 でも、僕がこんなにすんなり休めるとは思っていなかった。

 リンディさんはなぜか僕には結構優しく、融通をきかせてくれることが多い。

 もしかしたら、()()()()を知っているのかも知れない。

 

 満喫しようと思っていた休みだが、多すぎると逆に暇すぎてしょうがない。

 

 エイミィがクロノと滅茶苦茶セックスしていることを想像すると死にたくなるので、寂しさから風俗通いを覚えてしまった。僕には寝取られの素質はなかったようだ。

 

 ニートに風俗好きという属性もプラスされて、よりクズさが増した気がする。

 

 また、時間はいくらでもあるので、料理も覚えた。

 

 今思えば、働くことは意外と嫌いではなかった。

 忙しさに追われてはいるが、やればやるほど結果が出てくるし、能力がある人間に社会は優しい。

 表面的には他人に認めてもらうことができる。

 

 管理局では結構チヤホヤされていたので、自己肯定感が低い自分にとっては結構居心地の良い場所だった。

 

 人に感謝されると優しい気持ちになり、真っ当な人間になれたような気がした。

 それでも自分に自信が持てずに、表面上はまともに装えていてもやはりメッキは剥げてしまった。

 

 何とかして自分を変えたいのだが、長い年月をかけて積み重なったヘドロは綺麗にはならない。

 

 そんな中、一つの天啓を得た。

 その考えを実行するため、一つのけじめをつけるために、旅をすることにした。

 

 僕の魂の故郷、地球へ。

 

 

2.

「僕が馬鹿だった……」

 

 第79管理外世界、地球にある日本、関東地方のとある県で僕は項垂れていた。

 

 ここに来て、一日も経たずに計画は頓挫していた。

 

 妙案というのは前世の僕を変えることだった。今より劣っている僕を魔法を使い、陰ながら支援し何とか社会復帰をさせて、幸せにさせる。僕は変われるのだと証明したかった。

 

 変わらなければ殺そうと思っていた。そうして過去を清算して新しい自分に生まれ変わればいい。

 

 そう考えていたのだが、そもそも前世の僕はここにはいなかった。

 

 住基ネットにも侵入して調べたのだが、赤子から老人まで該当する人間は存在しておらず、住んでいた場所も全く違う建物が立っていた。

 家族に関しても存在せず、この地球が自分がいた世界とは全く違うものとようやく実感した。

 

 全てが上手くいかず、何もかもがどうでもよくなってきた。

 

「鬱だ死のう……」  

 

 もうゴールしてもいいよね。 

 

 馬鹿なことを考えていたその時だった。

 

 突然景色が灰色になった、魔法の気配。結界が貼られている。

 

 同時に、後ろから刺すような気を感じた。戦いの気配だ。

 

 僕はすぐさま後ろを振り返る。

 

 そこには、大きい騎士剣を携えた薄紅の騎士が立っていた。

 

 

3.

 「ヴォルケンリッター……」

 

 いつのまにかP.T事件は終わっており、闇の書事件が始まっていたようだった。

 

 そんなことより、僕は相手の騎士の格好に注目していた。

 

 シグナムの乳がでかすぎる。騎士甲冑の間から見える衣服も、角度を変えると股が見えそうで性的すぎる。ふーん、エッチじゃん。

 

「何故、我々の事を知っている」

 

 シグナムは警戒しながらレヴァンテインを鞘から引き抜いた。

 

 僕は話もきかず、シグナムの身体を舐めるように眺めた。これで今晩のおかずは決まりですね! 

 

 僕の様子を違う意味で捉えたのか、シグナムは足を止めてこちらの様子を窺っている。

 

 シグナムのエチエチボディを視姦していると、突然胸から腕が生えてくると共に、経験したことのない痛みが胸を襲った。

 

 細くて柔らかい指が、僕の大事な玉(リンカーコア)をクチュクチュとやらしい音を立てて弄っている。

 

 シャマルに犯されている。僕は処女だったので、かなり痛くてその場に蹲った。

 

「シャマルの指、太いナリィ」

 

 そのまま痛みに苦しみながら、ゴロゴロとシグナムの足元に転がっていった。

 

 その瞬間、僕は確かに見た。

 

「シグナムは紐パン」

 

「ッ!」

 

 薄れゆく意識の中、最後に見たものはシグナムの靴の裏と、股の隙間から見える黒い紐だった。

 

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