瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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ホクトベガ、初のGIです。


第130レース~桜の道~

【桜花賞 当日】

 

ホクト「……………………………………。」

エース(流石に話しかけられる…って感じじゃねぇな。)

 

 

ホクト「…………い……。」

シュヴァル「……え?」

 

ホクト「………ご…………い……。」

アルダン「どこか体が痛むのですか?……震えてるように見えますが……。」

 

 

ホクト「……勝負服、凄く良い~~~~~っ!!!♪

テン「……うるさいですよ。……あと、凄く頭が悪そうに見えるので落ち着いてください。」

ホクト「えーっ、だってだって~!♪」

アルダン「ふふっ、勝負服に袖を通した時の反応は皆同じのようですね。」

 

「…………外まで聞こえてたぞ…着替え終わったみたいだな。」

ホクト「あっ、トレくん!!♪」

トテトテとこちらに近寄るホクトベガ。

 

ホクト「ナイスアイデア~っ!♪」

「……つっても、原案はアルが考えてくれたんだけどな。」

ホクト「ええっ!?……先輩、流石っす!!」

アルダン「ふふっ、ホクトさんらしさが詰まった素敵な勝負服になって良かったです。」

 

水色のシャツに黄色のボーダーが入った勝負服をクルッと翻すホクトベガ。

その度に、スカートについたリングがシャンと音を響かせる。

 

エース「腰周りに丸いリングの装飾とはトレーナーも考えたもんだな。」

「一応意味合いがあって付けたんだけどね。」

シュヴァル「1…2……7つ付いてますね…。」

「ほら、ホクトベガ…つまり北斗七星にかけて、7つ…星繋がりだし。」

ホクト「……トレくん、私の事好きすぎか?」

テン「自惚れないでください、貴方はいじられキャラです。」

ホクト「ひどっ!!」

 

アルダン「ふふっ、そろそろ準備の方を進めてくださいね。」

ホクト「準備?…………あっ、GIレースかっ!!」

エース「今の今まで忘れてたのかよ……。」

ホクト「あはは、舞い上がってまして~……。」

アルダン「人気の方ですが、拮抗してる中で6番人気ですね。」

ホクト「んー……まぁ、トライアルレースを勝ってもそうなるかもね~…。」

上体を逸らしながら答えるホクトベガ。

 

ホクト「───ま、でも…人気が全てじゃないっしょ?」

「あぁ、だな…持てる力全てぶつけてこい。」

ホクト「…………分かった、トレーナー…私…勝つよ。

真っ直ぐトレーナーの目を見て言葉をぶつけるホクトベガ。

 

テン「…………。」

ホクト「……バトン繋ぐから……見ててよ、テンポイント。」

テン「───はい、ご武運を…ホクトベガ。

胸をグッと押さえ、目を閉じるテンポイント。

その様子を見たホクトベガがゆっくりと控え室を後にした。

 

 

 

───────────────────

 

 

【ゲートイン前】

 

ホクト(あれは……確か隣のクラスのユキノビジン…って子だったっけ。

……そして……あそこにいるのが…私のライバル……。)

同じ星の名前を司る…私よりもずっと強いウマ娘……。

 

ホクト(だからって………臆する事なんて無い…私も…やれることをするだけ…!)

 

 

実況「さぁ、いよいよ始まるクラシック戦線。

その火蓋がここ桜花賞から切って落とされます。

18人のウマ娘がティアラの称号をかけて激戦を繰り広げるでしょう。」

 

 

ホクト「…………よし……。」

実況「ゲートイン完了しました。」

 

 

 

 

 

─────ガッコン!

 

 

 

 

実況「スタートしました!揃いました!

綺麗なスタートを切りました!まず、先陣争いは─────」

 

ホクト(スタート……少しミスした……けど、許容範囲内…っ!)

実況「中を突いて8番が上がってきました!1番人気の貫禄を見せるか!

しかし先陣争いに6番と3番も上がってくる!」

 

実況「ホクトベガは外を突いて現在中団9番手あたりか。

淀みないペースから一気に8番が一気に上がってくる!」

ホクト「ちっ…………待て、やぁああぁっ!!!」

 

実況「しかし更に外からホクトベガも上がってくる!

更に楽な手応えでユキノビジンも先頭に迫る!」

 

 

 

ホクト「…………負けないっ……負けたくないっ……!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

─────ユラァ…。

 

 

 

 

─────ユラァ………。

 

 

 

 

 

 

ホクト「─────っ!!!!」

 

 

【固有スキル】

Star・Stellar・Dazzle

 

 

 

 

ホクトベガ「負けない、負けないっ、負けないッ!!!!

実況「しかし、突き放す!!1番人気の底力を見せつける!

2番手のユキノビジンも届きそうもない!

1番人気に応えて、8番が今1着でゴーーーールインッ!!!!」

 

 

観客「───わぁあああああああぁ!!」

実況「注目されたホクトベガは良いスピードを見せましたが惜しくも5着!」

ホクト「……くそっ…………くっそぉおぉおおぉっ!!!!

 

 

 

エース「……ホクト。」

アルダン「……惜しいレースでした…次に繋がる点も多くありました。」

シュヴァル「……きっと、ホクトさんなら…また立ち上がってくれます。」

テン「………………………………。」

「あぁ……そうだな。」

 

 

ホクト(負けた……悔しい……悔しい……っ!!!

勝つって約束したのに……バトンを繋ぐって…誓ったのに……っ!)

 

ホクト「……っ……ああぁああああああっ!!!!




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