【7月初め】
ホクト「うぉおおおぉ~っ!!!おっきい~!!♪」
テン「デュラさん。」
デュラ「承知…失礼!」
─────ガツッ。
ホクト「あいてぇっ!?」
「おぉ、直角にチョップ落とした…北斗○拳ってやつか?」
エース「相変わらずって感じで安心したな。」
シュヴァル「そう言えば…ホクトさんはこの夏合宿初ですもんね……。」
ホクト「いや~最初誘拐か!?攫われる~っ!って思ってたけど杞憂だったね~!
はっはっはっ~!」
エース「嘘つけ、目的地分かった瞬間ビーチボールに空気入れ始めたじゃねぇか。」
ホクト「こまけぇこたぁいいんだー!全力サーーーーブっ!」
「痛えっ!」
テン「デュラさん⋯今度は強めに。」
デュラ「かしこまりました、凹ませます。」
ホクト「いや、冗談ならないからねっ!?」
デュラ「主とその従者からの命……御免!」
─────ガツンっ!
ホクト「あぎゃ~~っ!!」
エース「賑やかだな……。」
シュヴァル「え、と……ここアルダンさんのお家の前なんですけど……。」
テン「申し訳ありません、全ての責任は
ホクト「おぉい、だぁれがバ────」
デュラ「……ですが、私もこの夏合宿に参加してもいいのでしょうか、我が君?」
ホクト「無視ぃっ!?」
「良いに決まってるだろ?チームの一員なんだし。」
エース「そうだぞ、あっと驚く位強くなって、トレーナーを喜ばせないとな!」
デュラ「……!……はいっ!」
ホクト「ちょろいな~。」
テン「貴方ほどでは無いと思いますよ。」
ホクト「んだと~っ!」
アルダン「ふふっ、賑やかな声が中にいても聞こえましたよ。」
シュヴァル「ご、ごめんなさい……っ!」
アルダン「いえ、大丈夫ですよ。
ついこちらも、楽しそうで声をかけずに眺めていましたから♪」
ホクト「……恥ずっ!!」
テン「今更ですか。」
デュラ「今日はお招きいただき光栄です。」
ホクト「そんでそんで?海にはいつ行くの?♪」
アルダン「え~……っと…そうですね。」
エース「まだ何も知らされてないからそんな発言が出来るんだろうな…。」
ホクト「ほえ?」
シュヴァル「凄いですよ…練習メニュー……。」
デュラ「シニア級のウマ娘達がそこまで言う練習メニュー…です、か…。」
「海は、ちゃんと練習が終わってからな。
……あ、テンは別メニューだから無理は絶対しないように。」
テン「お心遣い、痛み入ります…トレーナー様。」
ホクト「……あ、あーーっ!ホクべーちゃん、急用を思い出した~っ!」
アルダン「あぁ、言い忘れてたましたが…この辺は熊が出ますので……。」
ホクト「ひぇっ!?」
アルダン「冗談ですよ。」
エース「すげぇ、アルダン…もうホクトの扱いに手慣れてきやがった……。」
ホクト「もーっ、言い方言い方~っ!」
「ほら、行くぞ?」
ホクト「……へぇーい。」
デュラ「お供します、我が君。」
テン「はい。(歩きにくい……でも、今はリハビリに専念しないと…。)」
シュヴァル(この夏を越えて…僕はもっと強くなるんだ……!)
エース「……良いな、みんな…目が輝いてやがる。」
アルダン「えぇ、思い出しますね…私たちも同じ想いをしていましたね。」
……………………………………………………
【メジロ家所有ビーチ】
デュラ「……くっ……!」
ホクト「ふんごぉおぉおぉ~っ!!!!」
エース「あーあー、なんて声出してんだか……。」
シュヴァル「去年経験した僕たちですらちょっと懐かしく感じますからね…。」
アルダン「お2人共、無理はなさらないでくださいね。」
デュラ「……かしこ、まり……まし……た……!」
ホクト「何の、これ……しきぃ…っ……ササニ、シキ~……っ!!!!!」
エース「何言ってんだアイツは。」
シュヴァル「あはは……。」
テン「……………………。」
「大丈夫か、テン。」
テン「トレーナー様…ご心配ありがとうございます。」
「急かしたくなる気持ちは分かるが…まず出来ることからやっていこう、な?」
テン「……はい、承知致しました。」
「俺としては、菊花賞の前にGIIの京都大賞典を復帰レースにしたいと思っている。
……テンは、どう思う?」
テン「異論はございません、必ずや復帰レースを走り…その先の栄光へ……。
トレーナー様とお約束した…グランプリレースへ……。」
「……テン。」
テン「そのためには、まず……出来ることから…ですね。」
「そうだな、足に負担のかからないパワートレーニングとか色々考えたから…この夏はパワーを中心に鍛えていこう。
スピードは既に十分な領域で─────」
テン「……ふふっ。」
「……ど、どうかしたのか?」
テン「いえ、とても殊勝な心掛けだな、と……改めて思いまして…。」
「それが俺の仕事だからな。」
テン「……ですが、好きですよ、私は。」
「……テン。」
テン「……ふふっ、顔が赤くなってるのは、暑さのせい…でしょうか?」
「……テンには敵わないな。」
テン「お陰様でトレーナー様と共に過ごす時間も多くなりましたので。」
ホクト「うぉおおぉ~っ!!!!足がもげる~っ!!!」
デュラ「これも……聖剣の切れ味の為……っ!!」
エース「このままじゃ海はお預けだぞ~。」
ホクト「海の藻屑ぅ~……っ!!!」
シュヴァル「……あ、あの……それでは沈んでるんじゃ……。」
デュラ「海を……真っ二つ……っ……!!」
アルダン「……モーセ……でしょうか?」
テン「……あの2人の様子を見に行きましょう、トレーナー様。」
「ああ、そうだな。」
テン「……失礼、お手をお貸しいただいても……。」
「良いよ、いくらでも。」
テン「……ありがとうございます///」
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