瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

169 / 183
メインストーリー……良かった……


第165レース~トレーナー室、にて~

【トレーナー室】

 

ホクト「……うぅ……うぅうぅうう~…っ!!」

アルダン「泣くよりも、ペンを進めましょう。」

ホクト「ひぃいぃ~っ!!」

 

エース「……ありゃ、鬼教官モードだな、アルダン…。」

シュヴァル「…え、っと…すいません、エースさん…付き合ってもらっちゃって…。」

エース「中等部の勉強くらいなら、お易い御用だぜ。」

 

「……賑わってるねぇ。」

一仕事終えた俺は、目の前で起こる光景を見入っていた。

 

教科書を片手に涼し気な表情で立つアルダン。

……そして半べそかきながらノートを取るホクト。

 

シュヴァルもエースから苦手科目を教わってるようだ。

 

「……小テストの点数が酷かったんだって?」

デュラ「はい、ですのでトレーニング前に我が君の王室で勉学を、との事で。」

確かに学生の本分は勉強である。補習なんかあった日には練習なんて出来っこない。

 

テン「申し訳ありません、トレーナー様…口酸っぱく言ったのですが…。」

当時の事を思い返して頭を抱えるテンポイント。

……まぁ、何となく想像はつくから深くは触れないでおこう。

 

「…まぁ、''ホクトは''大方予想通りだけ──」

ホクト「ト''レ''く''ん''ひ''と''い''ぃ~~!!」

「……ん、んん…他のみんなは流石だな。」

 

デュラ「日々の積み重ね、ですから(良い点を取れれば我が君に褒めてもらえる……!)」

テン「えぇ、疎かにしてはいけませんから。」

アルダン「ふふっ、頼もしいですね。」

 

エース「周りに手のかかるやつがいると、必然とな…あ、シュヴァルここ間違えてるぞ。」

シュヴァル「わ、わあぁっ!ご、ごめんなさい…!」

「……手のかかるやつ…。」

ホクト「どぼじでわだじをみるのぉぉぉ!」

テン「手しかかからないじゃないですか。」

ホクト「可愛かろう?」

テン「……小休憩は無しでいきましょう、アルダンさん。」

ホクト「鬼か!!……いや、トレくんの前では猫か?」

テン「……失礼、拝借します、デュラさん。」

デュラ「わ、我が聖剣が…っ!!」

「どうどう……。」

 

テン「……あのおバカは放っておいて来年に向けた話し合いをしましょう、トレーナー様。」

デュラ「では、その話し合いに賛同致します。」

「そうだな、まずデュラは春先の短距離レースを目標にしてもらう。」

デュラ「はっ!」

「……テン…キミは、どうしたい?」

テン「……私の成すべきこと…そして、目標は変わりません。

その為のレース編成は…全て、トレーナー様にお任せいたします。」

「……分かった。

テン、君の次走は京都記念を予定している。そこから日経賞を経由して…

──天皇賞・春。それが来年のGI初戦だ。」

テン「……天皇賞…分かりました。必ず好走をお約束いたします。」

「あぁ、でも────」

テン「でも、無事に帰ってこい……ですよね?」

クスッと笑って人差し指でこちらの鼻を押すテンポイント。

「……流石だね、テン。」

テン「トレーナー様お相手、ですから……♪」

にこやかに笑うテンポイント……の横で何故か悔しがるデュランダル。

 

ホクト「……けっ!なんでいなんでい!」

エース「あっ、ペン放り投げた。」

ホクト「GIウマ娘にべんきょーなんて必要ありませーん!」

シュヴァル「……ぼ、暴論……。」

テン「……ここにいる大多数のウマ娘がGIを取ってることをお忘れなく。」

ホクト「……うぐ…それはそれ!これはこれ!」

デュラ(逃げましたね。)

 

ホクト「……で、トレくん。私の来年の方針は?」

「俺としてダートレースメインで走ってもらいたいと思ってる。当然芝のレースも走ってもらうけど……。」

ホクト「……ふーん、つまり…芝とダート…両方のGIを取っちゃおうってことね?

いいね、面白そうじゃん!♪」

アルダン「ホクトさんにしか成し得ない功績となりそうですね。」

ホクト「よーし、そう思えたら燃えてきた~!」

エース「まずは目の前の勉強からだな。」

ホクト「……うぇ……あい……。」

デュラ「一瞬で燃え尽きましたね。」

「分かりやすい奴……。」

 

ホクト「元気出ない~やる気も出ない~~……。

トレく~ん、甘い物~……。」

「ほい。」

ホクト「……これは?」

「コーヒーシロップ。」

ホクト「甘いけども!!!!!」




評価・感想・お気に入り登録
よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。