賛否両論ありますが
ウチでは甘々に書きます(?!)
【1月後半】
ホクト「もがーーーーっ!!!!」
テン「何回目ですか、それ。」
ホクト「GIも勝って、温泉にも浸かって…心機一転やるぞー!ってなってたのにぃー!」
デュラ「…GIII、10着……ふっ。」
ホクト「笑ったかぁ!?今、笑ったのかぁ!?」
エース「おん前ら…廊下の真ん中だぞ?」
アル「ふふっ、賑やかな事は良いことですから♪」
シュヴァル「うぅ、周りの視線が…。」
エース「……!」
アル「如何なさいましたか、エースさん?」
エース「…視線を感じる。」
シュヴァル「…し、視線…ですか…?」
テン「…もしや…。」
スティル「…すみません、お声は掛けたのですが…。」
ホクト「確か…。」
スティル「はい、スティルインラブと申します……。」
デュラ「…何か御用がありそうな顔をしてますね。(…何でしょう…このパーシヴァルの様な雰囲気は…。)」
スティル「…これから…どちらに…?」
テン「トレーナー室に向かうところです。」
スティル「………………。」
エース「そういや、選抜レースに出てたって言ってたな、結果はどうだったんだ?」
スティル「…17着です。」
シュヴァル「……じゅ…っ…。」
スティル「…良いんです…私は…''
テン「…獣…?」
スティル「こちらの話です…では…。」
アル「あの。」
スティル「……はい?」
アル「よろしければ、トレーナー室に来ませんか?何かお話出来ることで分かる事もありますでしょうし…。」
スティル「…ご迷惑では無いでしょうか。」
エース「良いんじゃねぇか?一度顔合わせた仲だしよ。」
スティル「……では…お言葉に甘えて…。」
デュラ「…?…シュヴァルさん?」
シュヴァル(……や、やっぱり…スティルさん…怖い…なんで、だろ…。)
【トレーナー室】
ホクト「ジュピター御一行、おなーーーりーーーぃ!」
エース「相っ変わらず元気だな…。」
デュラ「先程の癇癪など、とうに忘れてそうですね。」
シュヴァル「そ、それがホクトさんの良さですから…。」
アル「トレーナーさん、ある方を連れてきました。」
「お疲れ様、みんな。…ある方って?」
テン「どうぞ。」
スティル「…失礼します。」
「…ス、スティル…!」
スティル「…昨日はありがとうございました。」
ぺこりとお辞儀をするスティルインラブ。
…何故か、何故か…俺は、その眼に吸い込まれそうで──────
────────早く…捕まえ…て……来て…
ホクト「トレくん?」
「えっ?…あ、う、うん?」
ホクト「紅茶とコーヒーどっちがいい?ってテンテンが。」
「…あ、えっと…じゃあコーヒーで。」
テン「かしこまりました、スティルさんは如何なさいますか。」
スティル「…そんな、お構いなく…。」
ホクト「まあまあ、ここは厚意に甘えときなって!♪」
テン「貴方の場合は甘えすぎなんです。」
ホクト「ちぇー。」
スティル「…では、私も…コーヒーを。」
テン「かしこまりました、少々お待ちを。」
アル「偶然、トレーナー室に向かう途中でお会いして。」
エース「せっかくだし、招いたんだ。」
「…そ、そうだったんだ。」
スティル「……………………。」
(…何でだ…冬なのに…汗が…。)
デュラ「…先程から、机の上にある甘味を眺めていますが…お食べになりますか?」
スティル「……いえ、私は…。」
ホクト「私のオススメはね~、これ!♪」
スティル「いえ、ですから…私は…。」
アル「せっかくですから、コーヒーとよく合いますよ。」
スティル「……では…いただきます。」
小さい一口でお菓子を口に運ぶ…その表情は…。
スティル「………………♪」
かなりお気に召したのか、ゆっくりと味わっていた。
エース「それで、選抜レースの話に戻すぞ。
17着っていったい何があったんだ?」
「………!」
アル「トレーナーさんはご存知でしたか?」
「…い、いや…初めて知った…。」
咄嗟に嘘をついてしまったが、エースの言葉にスティルは俯いてしまった。
スティル「…私、は…まだ…普通に…走りたい、だけ……なのに…っ……。
────いやっ……嫌ぁっ……!」
突然頭を抱えて、震えるスティルインラブ。
エース「お、おいっ、大丈夫かっ!?」
スティル「…ごめん、なさい…大丈夫…です…。」
テン「…何か、複雑な事情がありそうですね。」
ホクト「…うん、私も…そう思う。」
スティル「…良いん、です…私は…影が薄くて…あまり、存在を気付いてもらえない…ので…。」
アル「…ですが…。」
スティル「……ですが…皆さん仲睦まじくて…切磋琢磨して…本当に……。」
スティル「────とっても…素敵………♪」
俺にだけ向けた視線、その言葉ともに胸に何かが刺さったかのようにズキっと痛む。
「…………………でも…。」
胸をグッと押さえ…真っ直ぐスティルインラブを見る。
「────君にも、そういう風になる権利は、あるはずだ。」
スティル「────っ。」
驚いた顔でこちらを見るスティルインラブ。
しかし、直ぐに困惑した表情を浮かべた。
スティル「…そんな権利は…私には…ありません。」
エース「そんな事ねぇよ、一度選抜レースに負けたくらいで俯くなんてつまらないだろ?」
アル「えぇ、これも何かの縁…。」
スティル「…ですが、私なんか…先程も言った通り影が薄く…お声なんて到底掛からない…ウマ娘…ですから…。」
テン「…トレーナー様。」
ホクト「こりゃ…そういうことっしょ?♪」
「…あぁ、だな。」
立ち上がり、スティルインラブの目の前に立って…。
────────手を差し伸べた。
「君はもっと輝ける」
スティル「────…っ!」
「だから、一度…俺に預けてみないか?」
スティル「…………………。」
少し考えたスティルが出した答えは…。
スティル「…………はい。」
手を取り、こちらの提案に承諾してくれた。
────
────────さぁ……全て…奪って…喰らって…狂わせて…!!!
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