瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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第171レース~その走りは~

【京都レース場】

 

実況「先頭はテンポイント!!テンポイントが先頭だ!!

後続が詰め寄って来るが、テンポイント押し切ってゴーーールインっ!!!

圧倒的な1番人気に見事応えました!」

 

観客「ワァーーーーーッ!!!

 

テン「⋯よし⋯。(脚取り、軽かった⋯あの日(有マ記念)から、確実に強くなってる気がする⋯)」

 

ホクト「ブラーボー!」

デュラ「流石でしたね。」

シュヴァル「⋯あの高速コーナリング⋯」

 

「俺もテンも、去年は何か1つ大きなレースを勝ちたい、その一心だった。

だからこそ、今年は⋯きっと。」

デュラ「えぇ、大いにその可能性を感じる一戦でしたね。」

 

ホクト「⋯所で、アルル達は?」

「ん?⋯あぁ────」

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

【トレセン学園】

 

 

エース「ったく、留守番とはな。」

アル「エースさんは、生徒会の手伝いもありましたし、私はトレーナーさんの作業のお手伝いをしてましたし、こんな日があってもいいかと。」

 

スティル「⋯わ、私⋯お邪魔ではないでしょうか⋯?」

エース「映像でもチームメンバーの走りを見てれば勉強になるところもあるだろ?」

スティル「え、えぇ⋯それは⋯そうなのですが⋯。」

 

エース(流石に映像観てるだけだと、裏スティルは出てこないか。)

アル「それに、スティルさんは今はジュピターの一員なのですから、遠慮はいりませんよ。」

スティル「⋯分かり、ました。」

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

「って事で学園に居る。」

 

 

ホクト「大丈夫なん?」

「アルも居るし、大丈夫だよ。⋯まぁ、何かお土産買っては帰ろう。」

 

シュヴァル「あっ、テ、テンさん!お疲れ様です⋯!」

テン「トレーナー様、勝利しました。」

「あぁ、素晴らしい走りだったよ。」

 

テン「⋯⋯⋯⋯♪」

デュラ(分かりやすく尻尾を振っていますね。)

ホクト(そういうとこなんだよなぁ⋯。)

 

テン「では、ウイニングライブの用意をしに行きます。」

「あぁ、しっかり見届けるよ。」

 

ホクト「いやー、これは取れちゃうかもねぇ、GI。」

???「ほんま、ええ走りやったさかい⋯充分有り得ますなぁ。」

 

シュヴァル「で、ですよね⋯⋯⋯⋯えっ?」

デュラ「あ、貴方は⋯。」

 

ホクト「えっと、えっと⋯⋯⋯ラリルのラーさん!!」

ラリルのラーさん?「ラッキーライラック⋯なんやけど、なぁ⋯せめて、ララとかラララのラーさんなら見逃したっとのに⋯。」

ララ(って、ネーミングセンスのクセが凄すぎひんか⋯?)

「どうしてここに?」

 

ララ「(あぁ、あかんあかん⋯)ウチ、京都レース場に近い所に住んでおりますさかい、よぉレースを観に来ているんよ。」

「⋯あぁ、喋りから合点がいくけど。」

 

ララ「入学前に、ええ走りを見させてもらいましたわぁ。」

「⋯テンの事?」

ララ「⋯ウチな、去年の菊花賞も観に来てたんよ。」

「⋯あぁ、あのレースか⋯。」

 

ララ「その前からな、テレビで観てて綺麗な走りに心を奪われたん。

トレセン学園には、こないなウマ娘がぎょうさん居ると思うとワクワクが止まらなくってなぁ。」

「⋯でも、現実は⋯。」

 

ララ「うん、知っとる⋯あの時の、悔しそうな顔も⋯忘れられへん。

だから年末年始に、東京行った時にびっくりしてもうたわ、テレビで観てたウマ娘が目の前に居ったさかい。」

 

ホクト「はいはい!!!私は私は!?」

ララ(いや、無邪気か!⋯って、何となくチーム内での立ち位置が分かった気がするわ⋯。)

シュヴァル「凄い迫力⋯。」

デュラ「そう言えば、以前お会いした時にホクトさんのエリザベス女王杯も観ていたと仰っていましたね。」

 

ララ「ほんま凄いレースやったわぁ⋯特に最後の直線の叫び声は今でもハッキリ覚えてますわ。」

ホクト「⋯⋯⋯何か恥ずかしっ!!」

デュラ「せっかく褒められてるのに⋯。」

 

ホクト「いやぁ、褒められ慣れてなくて。」

シュヴァル(⋯そこ、誇らしげにするところかな⋯?)

 

ララ「でも、ホクトさんとテンさんの関係性を見たらそれも納得ですわ。」

ホクト「⋯ん、テンと私は⋯2つで1つだから。」

「⋯お話の途中で悪いけど⋯ウイニングライブ向かっていい?」

ララ「ふふっ、堪忍え⋯歩きながらお喋りよろしゅうお願いします。」

 

 

 

 

 

 

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

 

 

 

 

 

テン「トレーナー様、身支度出来まし⋯⋯貴方は、ラッキーライラックさん?」

ホクト「えぇー、違うよ?ラリルのラーさんだよ。」

 

ララ「(気に入っとんのかい、それ!)⋯レース、お疲れ様やす。

そして、1着おめでとうございます。」

テン「ありがとうございます、勝ててホッとしています。」

 

ララ「⋯トレーナーはん、つかぬ事を聞いてもよろしおす?」

「どした?」

ララ「その⋯テンさんとトレーナーはんは⋯どう言った関係なん⋯?」

 

「どうって⋯。」

テン「⋯⋯♪」

 

デュラ「⋯⋯⋯くっ⋯!!」

シュヴァル「⋯は、はわわ⋯///」

ララ「えぇ⋯デュラさんは悔しそうにして⋯シュヴァルさんは恥ずかしそうに⋯。」

 

ホクト「ラーさん、あの2人はもう行くとこまで行ってしまったのだよ⋯ふっ⋯。」

ララ「(いや、せやから気に入っとんのかい!)⋯ま、まぁ⋯見てれば何となくそんな気はしてきましたわ⋯。」

 

テン「何ですか、ホクト⋯僻みですか?」

ホクト「んだとぉ!?コース出ろやぁ!」

シュヴァル「ど、どうどう⋯!」

 

デュラ「⋯失礼、賑やかで申し訳ない。」

ララ「ふふっ、面白そうで羨ましいわぁ。(ホクトさんは、弄り甲斐がありそうな事はよう分かったわ⋯。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

 

 

 

 

 

【翌日】

 

 

「あ、土産⋯。」

ホクト「しっかり買い込んだぜー!」

 

デュラ「と、言いつつも帰りの新幹線の中で半分くらい食べてましたけどね。

⋯シュヴァルさんとホクトさんが。」

シュヴァル「⋯あ、あう⋯///」

ホクト「あるのがいけない、あるのがいけない!」

 

「ドカ食いのホクト⋯。」

ホクト「トレくん、グーとパーとチョキ⋯どれがいい?」

「目が笑ってねぇよ。」

 

テン「スティルさん、どうぞ。」

スティル「あ、ありがとうございます⋯。」

 

エース「それで、京都レース場でラッキーライラックに会ったんだって?」

「あぁ、レース場から近いとこに住んでるらしい。」

 

アル「では、また次会えるかもしれませんね。」

テン「⋯⋯そうですね、また2ヶ月後に会えると思います。」

 

エース「その前に学園で会えるだろうしな。」

デュラ「我が君の行動力なら、一緒に観に行こうとお誘いする可能性もありますし。」

 

 

ホクト「トレくんそういう所の手癖悪いからね~。」

「お前、次1人で留守番な。」

ホクト「なぁしてぇーーー!?」




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