瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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ローソンコラボ皆さんゲットしたでしょうか。


(史実改変してます、ご了承ください)


第27レース~皐月の空に~

クラシック三冠の先駆け、''皐月賞''開催日────

 

メジロアルダンの目標は''クラシック戦線を戦うこと''そして

''勝つこと''この2つが大目標として掲げてある。

もちろん、皐月賞も避けては通れないレース。

 

(結果を残したいという強い気持ち…昔のような

迷ったり、弱々しい目をしてないアルダンの輝き…きっと、今という道を照らしてくれるはず…!)

 

''今''の彼女の体であれば

''皐月賞''でも戦え、その上で更に

''日本ダービー''にも繋げられるはずだ……!

 

 

アルダン「……控え室に居ても、感じられる緊張感。

これが三冠…クラシック級GIの空気なのですね。」

 

集中させてあげようと、静かに見守っていたが

アルダンがこちらに話しかけてきた。

 

「大丈夫か?」

アルダン「問題ありません。

心身共に、整っています。」

 

程々の緊張感を持ちつつも、メジロアルダンの顔は穏やかだった。

しかし、目は本気だった。

 

アルダン「……この''皐月賞''でも結果を出し…

姉様を光跡を超える1歩目としたく存じます。」

やはり、その目に映るは…偉大なる背中。

 

アルダン「トレーナーさん、1番近くで……どうか、見ていてください。」

「あぁ、もちろん!」

 

 

 

 

 

──────────────────

 

 

実況【クラシック三冠の初戦、''皐月賞

その開催は間もなくとなります!】

 

観客「ワァァアアァアァーーーーッ!!」

 

アルダン「─────────────」

アルダン「これが…''皐月賞''」

 

 

アルダン(熱を帯びた歓声、出走者たちの濃密な気配…

重くのしかかるような空気……)

アルダン(その中で、確かに私の鼓動を感じられる。

この世界に埋没することのない、脈動を──)

 

 

アルダン「……この場に立ててること…トレーナーさんに感謝をより一層したいと、何度も感じさせてくれますね。」

アルダン「そして…姉様も、このような舞台に立ったのね。」

 

 

アルダン(それでも、私は……っ……)

 

 

 

チヨノオー(アルダンさん…すごい集中力…

だけど、私だって……!

この''皐月賞''で結果を出して

''日本ダービー''に繋げてみせる……!!)

 

チヨノオー(普段の学園生活は仲良く楽しく過ごしてるけど…

レースとなれば負けません、アルダンさん……っ!!!)

 

 

ヤエノ「…チヨノオーさんも、アルダンさんも

仕上がりは上々といった様子。」

チヨノオー「特にアルダンさん…

間近で見ると、あの集中はやはり凄まじい。」

 

ヤエノ「相手にとって、不足なし!!

だが──────」

ヤエノ(眼中に無いとされてるのは、些か不服です。)

 

ヤエノ「……いえ、叩きつけてみせます。

私の走りを、その目に……っ!!」

 

 

 

 

深呼吸したメジロアルダンがゆっくりと瞳を開く。

アルダン「至宝、その輝きに打ち克つべく─────」

アルダン「メジロアルダン、参ります。」

 

 

 

 

 

 

…………………………………………。

 

 

 

 

ヤエノ「───はぁああああぁッ!!!」

 

実況【先頭1番、ヤエノムテキ!

ヤエノムテキです!!】

 

実況「────やりました!!

4戦目のヤエノムテキが勝ちましたっ!!

一冠目の皐月賞戴冠!!」

 

 

観客「ワァァアアアアアァーーッ!!」

 

実況「人気勢だったメジロアルダンは4着!

そしてサクラチヨノオーは7着に終わりました!」

 

観客A「あー。メジロラモーヌの妹

やっぱり姉のようにはいかないか。」

観客B「やっぱり比較するのは酷だよなぁ~。

ダービーもどうだか……。」

 

 

 

 

 

ヤエノ「……はぁ……はぁっ……はぁ…!!!」

ヤエノ「勝った……!

私が…''皐月賞''を征した……ッ!」

 

ヤエノ「────っしゃァっ!!」

天高く拳を突き上げるヤエノムテキ。

その堂々たる姿に、観客も声を上げた。

 

観客「ワァァアアアアアァーーッ!!」

ヤエノ「''日本ダービー''も、私が獲る……!」

 

アルダン「……くっ……!」

その様子を見ながら、悔しさを滲ませるメジロアルダン。

 

アルダン(勝利には至らず……不甲斐ない────)

更に悔しさを滲ませるウマ娘が1人……。

 

 

チヨノオー「ダメだ…このままじゃ、全然ダメだ!」

その脳裏には、憧れとするマルゼンスキーの姿が。

 

チヨノオー【あの人みたいになりたい……。

あの人に追いつきたい……。】

チヨノオー【あの人が焦がれたレースで勝ちたい……。】

 

チヨノオー「────勝つんだって……!

そう、決めたのに…誓ったのに…!!」

 

チヨノオー(このままじゃ…私…

''日本ダービー''で勝てない……ヤエノさんに…負ける!)

チヨノオー「もっと……もっともっともっと…鍛えるんだ!!」

 

 

 

 

………………………………。

 

 

''皐月賞''を走り終えたメジロアルダンを出迎えると────

 

アルダン「……トレーナーさん───」

悔しそうな、申し訳なさそうな顔でこちらを見つめていた。

 

「……まずは、お疲れ様、アル」

アルダン「申し訳ありません。

……不甲斐ない結果となってしまいました。」

 

アルダン「至宝の輝きに影を差すどころか……

自身の輝きの至らぬ部分を晒す始末……。」

アルダン「これではとても…

''今''最善を尽くしたとは言えず────」

 

「ううん、そんな事ないよ」

悔しい気持ちは痛いほど分かる。

でも、それ以上に大きな収穫があった。

 

「確かに勝ちたかった……けど、勝負だし負けはある

でもね、それ以上に……アルダンが''皐月賞''を走り終えて

自分の足でここまで戻ってきてくれた…

デビュー戦の時とは比べ物にならないくらい

アルダンは強くなってる…足取りも確かなものになってる

それも嬉しいけどね…アルダンが勝ちに固執してくれるようになったのも嬉しいんだよ

……だから、今日の経験を活かして精進していこうな」

 

アルダン「……さすがですね。

どこまでも……お優しいトレーナーさんです。

トレーナーさんが前を見据えてくれていることで、私も前を見て進むことができます。」

アルダン「''日本ダービー''では今日の反省を活かしますので──」

 

 

アルダン「トレーナーさんも……隣でずっと、見ていてください…ね?」

共に道を歩んでいく……そう改めて心に誓う俺とアルダンだった。

 




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