アルダン「トレーナーさん。」
シュヴァル「あ、あけましておめでとう…ございます…。」
「あけましておめでとう、2人とも」
クリスマスパーティーの後、2人から一緒に初詣に行こうと提案されて3人で神社にやってきた。
シニア級に上がったアルダンと
ジュニア級では、善戦続きでクラシック級で今度こそと意気込むシュヴァルの活躍祈願も兼ねてとこちらも承諾した。
アルダン「ふふっ、着物でも着てくれば良かったですね。」
シュヴァル「そ、そんな…僕なんか似合いませんから…っ。」
「…着物…かぁ。」
アルダン「…トレーナーさん、見てみたいって思いましたね?♪」
「……………………。」
シュヴァル「…み、見たいんですか…。」
「ほ、ほら!人も多くなってきたし、お参りに行こ!」
アルダン「まぁ、ふふっ、そうですね行きましょう。」
「……そんな事より…良いのか?新年の初詣も俺と一緒で…」
アルダン「えぇ、確かに…いつもでしたら、メジロ家の面々と初詣に参るのですが…」
シュヴァル「ぼ、僕も…姉さんやヴィブロスに誘われるがままに…」
その言葉の途中でお互い顔を見合って、クスッと笑い合った。
アルダン「ですが、皆さんから…トレーナーさんとご一緒に過ごされては…と、提案されまして…。」
シュヴァル「ぼ、僕も…です…。」
アルダン「ふふっ、私たちはトレーナーさんと居る時の方が気が休まると思われてるようですよ♪」
「…それは…光栄だな」
シュヴァル「…そ、それに…クリスマスの時は…トレーナーさんが一緒に過ごしたいって言ってました…から…今度は、僕たちが…初詣は一緒にトレーナーさんと…って…」
アルダン「それでお誘いした次第でして…ふふっ、''今''という瞬間が重なってこの場に立っているのかもしれませんね♪」
「なら、一瞬一瞬を大切にしないとな…っと、俺たちの番か」
アルダン「では、お参りしましょう。」
シュヴァル「は、はいっ…!」
………………………………………………
「2人は何をお願いしたの?」
シュヴァル「えっ?……え、えぇっと…。」
アルダン「ダメですよ、トレーナーさん、そういう事を聞いては。」
「…そういうものなのかな?俺は普通に言えるけど…」
シュヴァル「……ト、トレーナーさんのお願い事…聞きたい、です…。」
「2人がレースで勝てますようにって、輝いて偉大な名を刻めますようにって」
アルダン「トレーナーさん…。」
シュヴァル「……自分の事じゃなくて…僕達のことを…」
「俺はまだ2人に返しきれないくらいの感謝の気持ちがあるからな」
アルダン「─────ふふっ♪」
シュヴァル「………えへへ…///」
「…ど、どうした?」
思いの丈を喋ると、2人が笑い合った。
何か変な事でも言ってしまったのだろうか…。
アルダン「…いえ、申し訳ありません。
…ですが……その願いは─────」
シュヴァル「…はい、その願いは─────」
何故か頬を赤らめて、こちらを見る2人…。
「…………?」
アルダン「…さ、さて!お参りも終わりましたし、次はいかが致しましょうか…!///」
シュヴァル「…そ、そうですね…!!…えっと…!///」
何かはぐらかされた気がするが…人も多いし、次の目的地に行くとしよう。
「あ、おみくじだってよ、どうするやってみ────」
言葉よりも先に、2人はおみくじの列に並んで行った。
(…ああいうの、したがる方だったんだ…)
しばらくすると、引いた紙を持って2人が戻ってきた。
「中、見たのか?」
アルダン「いえ、まだです…少々緊張しますね。」
シュヴァル「……ど、どうだろ…。」
2人同時に紙を開く…………が、その表情は嬉しそうでも残念そうでもなかった。
「…ま、まぁ…ここ言うのは程々位がちょうどいいんだから…」
アルダン「…そうですね…ですが、それよりも…」
下の方に目を移すアルダンとシュヴァル。
アルダン(恋愛…恋愛………''待ち人来たる''ですか…ふふっ、そうなってくれると…嬉しいのですが…///)
シュヴァル(…い、一応…恋愛のところも見ておこう…えっと…''行動あるのみ''……か……。
…こ、今年こそは…僕も…トレーナーさんに振り向いてもらえるようなウマ娘になるんだ…!)
アルダン「…ふふっ、頑張りましょうね、シュヴァルさん♪」
シュヴァル「……は、はい…っ!」
こちらの不思議そうな顔を他所に…笑い合う2人だった。
アルダン「さぁ、では何か食べに行きましょうか♪」
シュヴァル「は、はいっ…えへへ、3人ならきっと新年から美味しい食事会になりますね…。」
(…まっ、アルとシュヴァルがこうして笑うことが増えてくれたんだ…喜ばしい限り…だよな)
アルダン「トレーナーさん」
シュヴァル「行きましょう」
「…あぁ、行こっか!」
こうして、3人の新たな1年がスタートした…!!
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