瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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シュヴァルの誕生日なのでシュヴァル多めです。


第59レース~へべれけ~

─────オフの日。

 

 

時には他のトレーナーやOBのウマ娘との交流は大事である。

何故ならタメになる話や、アドバイスを聞けたり自分の担当の魅了を伝えたり有意義な時間になる事が多いからだ。

 

…………………と、誘われて行くまでは良かった…のだが…。

シュヴァル「えっ…今日はトレーナーの集まり…なんですか?」

「ごめんな、シュヴァル」

 

出かける少し前に、シュヴァルがトレーナー室にやってきた。

シュヴァル「…その…これ…」

手にしてたのは、外泊許可書。

 

「…何か、この展開…前にもあったような…」

シュヴァル「…ア、アルダンさんから聞きました…その…トレーナーさんの部屋に泊まったら…とてもリラックス出来たって…」

 

(アル…以前に増してお喋りになったな…)

シュヴァル「…い、良いなって思ったんですけど…急でご迷惑でしたよね…すいません…。」

 

帰ろうとするシュヴァルを咄嗟に引き止める。

「す、すぐ帰ってくるから!…それに、今戻っても怪しまれちゃうし…」

シュヴァル「……あぅ……そ、そうです…よね…」

 

 

 

 

そんなこんなで、シュヴァルには部屋に居てもらう事にした。

……すぐ帰る、と言ったまでは良かったのだが…。

(…うぅ…頭痛い…)

 

わずか1時間もしないうちに、酔って途中退席する形となってしまった。

酒は強くないことは分かっていたが、ここまで酔うのは想定外だった。

フラフラの状態で、何とか自分の部屋まで辿り着くと……。

 

 

 

 

シュヴァル「あっ……!

と、トレーナーさん…おかえりなさい───」

酔いすぎて夢でも見てるのか、シュヴァルが居た。

こちらを見て、クスッと笑うシュヴァルを見て、こちらも笑顔になった。

 

「シュヴァル~!」

シュヴァル「えっ?…あ、ちょっ…!!」

 

夢にしては感触がしっかりするなと思いつつ…トレーナーはシュヴァルのことをぎゅっと抱き締めた。

シュヴァル「と、トレーナーさん…っ…!?///」

「ん~~~?」

 

なかなか離そうとしないトレーナー。

それどころか、頭まで撫で始めた。

 

シュヴァル(お、お酒の匂い…トレーナーさん、酔ってるのかな…?)

「可愛いなぁ~シュヴァル~」

 

シュヴァル「あ、あのっ…お水…飲みますか…?///」

このままでは埒が明かないし、恥ずかしさでおかしくなりそうなシュヴァルは休憩する事を勧めた。

 

「…うぅ…」

はいかいいえか分からない返答だったが、トレーナーを座らせる事にしたシュヴァル。

しかし………。

 

「やっぱりやだ!」

シュヴァル「わっ…!!!」

一瞬離れた距離がまたゼロになる。

だが、今回は抱き着くのではなく…。

 

シュヴァル「……あ、の…トレーナー…さん…///」

形として、ベットの上にシュヴァルを押し倒す形になってしまった。

何も言わず、じっと見つめられたシュヴァルは自身の手で口元を隠し…チラッと横に視線を外した。

 

シュヴァル「…………そ、の………///」

部屋の中が静かだからか、自分の胸の高鳴りがいつもより大きく聞こえる気がした。

しかし、シュヴァルは抵抗する事も押し退ける事もせず…トレーナーがどうするのか伺っていた。

 

 

 

「………………ぐぅ」

シュヴァル「…へっ?///」

だが、目が虚ろになったトレーナーは、そのままポスっとシュヴァルに包まれるように眠りに落ちた。

 

 

シュヴァル「…と、トレーナー…さん?///」

「…………すぅ…すぅ…」

シュヴァル「…寝…ちゃった…///」

突然起きた出来事を少しずつ頭の中で整理し、気持ちを落ち着かせるシュヴァル。

 

シュヴァル「…びっくり…した……トレーナーさん、あんな事…するんだ…///」

いつもと違うトレーナーの一面に、シュヴァルはドキマギしていた。

 

シュヴァル「…気持ちよさそうな寝顔…しばらく、このままにしておいた方が…良い、かな…?」

幸いにも、自分も部屋着に着替えてるため、このままトレーナーの様子を見ることにしたシュヴァル。

 

シュヴァル「…可愛い…なん、て…///」

自分の胸の中に収まって眠るトレーナーの発言を振り返るシュヴァル。

寝ている事を良い事に…思いの丈を呟く。

 

シュヴァル「…ありがとう、ございます…その…こんな僕を…そんな風に見てくれて……トレーナーさんの事だから…本心、です…よね…?///

…嬉しいです…凄く…僕…心が…ドキドキ…して、います…///」

 

 

安心したのか…結果としてシュヴァルもそのまま眠りに落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【次の日の朝】

 

 

 

「…う、うぅ…頭痛い…朝…かぁ…。」

ズキっと痛む頭を押さえながら…ぼんやりと目を開ける。

時間を確認しようと辺りを見渡すと…。

 

シュヴァル「…もぐ…んぐ……すぅ……すぅ…」

「………………へ?」

 

何故かシュヴァルが居た、それも抱き着いて。

「……シュ、シュ、シュヴァル!?」

シュヴァル「……?…ぁ…トレーナー…さん…おはよう、ございます…。」

ムクっと起き上がるシュヴァル。

まだ眠いのか、耳は垂れ下がっていた。

 

「な、なんでここに…!?」

昨日と打って変わって、直ぐに距離を取るトレーナー。

シュヴァル「(あ…昨日の事、覚えてないんだ…何か…残念…)…その、ですね…昨日は─────」

 

シュヴァルは昨日、トレーナーが帰ってきてからのことを事細かく話した。

自分に対して可愛いと言ったことは秘密にしていたが…。

 

それを聞いたトレーナーは頭を抱えた。

「マジか…ごめん、迷惑かけたわ…」

シュヴァル「い、いえっ!僕は…大丈夫です…」

「やっぱり行かないでシュヴァルと居れば良かったな…また今度来てくれるかな?埋め合わせしたいし」

シュヴァル「あっ………は、はいっ…!」

 

またトレーナーと一緒に居れると思うと嬉しくなるシュヴァルグランだった。




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