瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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第69レース~4対1の~

【数日後】

 

 

エース「うっし、全員いるな!」

アルダン「はい。」

シュヴァル「い、居ます…。」

テン「……問題ありません。」

「…っす。」

 

ウマ娘4人を従えて…トレセン学園の外に集まった。

(…みんな、私服良いな)

初めてテンポイントの私服を見たが…その…いいな。

 

テン「…どうかなさいましたか、トレーナー様。」

視線に気づいたのか、こちらを伺うテンポイント。

 

「な、なんでもないよ!」

テン「……そうですか。」

アルダン「ふふっ、トレーナーさんは似合ってると仰りたいのですよ。」

渋った反応をしてた俺の代わりに、アルダンが答えてくれた。

その答えを聞いたテンポイントは……目を逸らしながら小さく呟いた。

 

テン「……ありがとう、ございます。」

エース「何だよ、テンポイント…照れてんのかぁ?」

テン「…不思議な気分なだけです、照れてなど…。」

シュヴァル「…その…分かります、その気持ち…トレーナーさんに言われると…温かくなるんですよね…この辺りが…。」

 

そう言って、胸の辺りを押さえるシュヴァル。

つられて同じ動きをするテンポイント。

 

エース「トレーナー、アンタも罪な男…だなっ。」

「えぇっ…。」

アルダン「私は昔から知っていましたが…更に磨きがかかったかと…。」

「ふ、2人とも~…。」

 

エース「そんで、今日はどこに行くんだ?」

アルダン「えぇ、テンポイントさんからのご希望で…。」

テン「…行ってみたいのです…''遊園地''という物に…。」

シュヴァル「遊園地…です、か?」

テン「はい…1度も行ったことが無いもので…。」

 

アルダン「そう言えば…私も、久しく行ってないですね。」

シュヴァル「僕も…ですね。」

エース「アタシも初めてだな。」

テン「なら…好都合…でしたでしょうか。」

「よっしゃ…なら、精一杯リードできるように頑張るわ!」

 

 

…と、意気込んでいたが…。

シュヴァル(大丈夫ですかね…。)

アルダン(えぇ、きっと…大丈夫、かと)

 

 

 

 

 

 

……………………………………。

 

 

 

【遊園地】

 

 

エース「よーしっ、到着だー!」

アルダン「お2人とも、はぐれないようにお気をつけください。」

シュヴァル「は、はい…ありがとうございます。」

テン「……お心遣い、感謝致します。」

 

到着し、まずどこへ向かうか迷っていると…。

エース「トレーナー!お化け屋敷行こうぜ!」

アルダン「まぁ、それは大変興味深いですね。」

と、乗り気な2人の一方…。

 

シュヴァル「えぇっ、お化け屋敷…!?」

テン「…………。」

少し身構える2人…。

 

エース「大丈夫だって、な?」

シュヴァル「…うぅ、分かりました…。」

テン「…トレーナー様…どうか、お守りください…。」

「…無理するなよ。」

 

 

 

 

 

 

────────────────────

 

 

 

【お化け屋敷 室内】

 

 

 

お化け役「チピチピチャパチャパルビルビラバラバパチコミルビルビブーブーブー!!」

シュヴァル「う、うわわわっ…!!!!」

テン「……!」

 

思わず、俺の腕に抱きつくシュヴァルとテンポイント。

エース「今度脅かしたら叱ってやるから安心しろっ。」

「…それは、お化け屋敷の概念が無くなるのでは…。」

アルダン「全身包帯のお化け…ふふっ、いつの時代の方かしら…♪」

メンタルが強いのか、あまり驚かない2人…。

 

シュヴァル「…と、トレーナーさん…すいません…その…。」

「いいよ、転ばないようにしっかり掴まってろ。」

…え、自分がこの状態を楽しみたいからこんなこと言ってるんじゃないかって?…それは…うむ。

 

テン「…トレーナー様…その…とても寒心にたえません…」

「うん、怖いんだな…よしよし。」

両手が塞がってるため…頭を擦り付けると、テンポイントの耳はピコピコと動いていた。

 

エース「おっ、ゴールみたいだぜ!」

アルダン「大変実りのある催しでしたね。」

シュヴァル「うぅ…こ、怖いのは…懲り懲り…。」

テン「トレーナー様…申し訳ありません、窮屈な思いをさせてしまい…。」

「ううん、そんな事ないから安心してね。」

 

エース「次はあれに乗ろうぜ!」

アルダン「ふふっ、エースさんはしゃいでますね。」

「そうだな、いい気分転換になったようで、良かったよ」

シュヴァル「と、トレーナーさん…僕、あれが食べたいです…。」

「いいよ、気になるヤツがあったら食べようね。」

テン「トレーナー様…私も…。」

「おぉ、もちろんだよ!」

 

そんなやり取りを見ていたアルダンが、エースに話しかける。

アルダン「まるでお兄さんみたいですね。」

エース「だな、親しみやすいんだろうな。」

アルダン「……ふふっ、エースさんもその魅力に気付いてきたんじゃないんですか?」

エース「アタシ?……アタシは~…。」

 

ポリポリと頬を掻いて目を逸らすエース。

そんな姿を見て、微笑むアルダンであった。




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