瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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第75レース~特訓!~

シュヴァル「あ、ありがとうございます…僕のワガママに付き合ってもらって…」

エース「良いってことよ、それにテンのトレーニングにもなるしな」

 

テン「…トレーナー様、是非ご教授の程を。」

「あぁ、トレーニングと息抜きも兼ねてな。」

俺とジュピターのメンバーでオフの日の自主トレーニングとしてカラオケ店に来ていた。

事の発端は、シュヴァルの一言だった。

 

 

シュヴァル「…う、歌とダンス…もっと上手くなりたいんです…その…まだ踊るのは恥ずかしくて…。」

アルダン「でしたら、ダンススタジオでレッスンを致しましょう。」

 

シュヴァル「…あ、あの…出来たら…他のウマ娘が居ない方が…身に入る…

と、言いますか…」

エース「そうか、まぁ周りの目が気になるってことだよな…なら、河川敷とかどうだ?」

シュヴァル「……つ、通行人に見られそうで…その…。」

テン「……手詰まりですね。」

エース「トレーナー、どうにかならねぇか?」

「歌もダンスも練習できて、周りの目を気にしないところ…あぁ、あるね。」

 

シュヴァル「ほ、ホントですか…!」

エース「善は急げだな、今から行こうぜ!」

アルダン「はい、お供します。」

テン「トレーナー様のご意向ならば、どこへでも。」

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………

 

 

「さて、レッスンのアドバイスはアルダンとエースにしてもらおうか」

エース「あぁ、任せとけ!」

アルダン「まずは、お2人の歌声を聞きましょう。」

 

 

シュヴァル「…と、トレーナーさんの前で…歌う…うぅ、何だか…緊張してきました…。」

モジモジとするシュヴァルの横で、既に端末に曲を打ち込むテンポイント。

 

テン「では、僭越ながら…私から。」

前奏が流れる中、マイクを差し出すテンポイント。

「?」

テン「トレーナー様、2番からご一緒にいかがでしょう。」

「俺が?」

 

アルダン「まぁ、それは気になりますね。」

エース「歌ってやれよ、トレーナー。」

 

「…まぁ、大したものじゃなければ良いが…。」

そう言って、一緒に歌ったが…何やらテンの距離が近かった。

 

テン「とても素敵な時間ですね、トレーナー様。」

「…歌…上手いな、テン。」

テン「はい、歌うのは…好きなので。」

シュヴァル「…良いなぁ。」

アルダン「シュヴァルさんも、お願いしてみてはいかがでしょう?」

シュヴァル「そ、そんな…僕なんかと歌ったって…。」

 

エース「トレーナー、シュヴァルも一緒に歌いたいってよ!」

シュヴァル「え、エースさん…っ……!」

「俺なんかと一緒で良いのか?」

 

シュヴァル「…む、むしろ…お願いします…と言うか…。」

テン「トレーナー様、シュヴァルさんはトレーナー様だから良いと仰りたいのだと思います。」

「…そうか、じゃあ…歌うか、シュヴァル?」

シュヴァル「……は、はいっ!」

 

シュヴァル「…ありがとう、テンさん。」

テン「いえ、チームの友好が何よりの果報…トレーナー様の笑顔が何よりの喜びですので。」

シュヴァル(…すごいな、テンさん…本当に心から信頼してるんだ…僕も…こんな風に…なれるの、かな……)

 

 

 

しばらくカラオケを楽しんだ後、アルダンとエースによるレッスンが始まった。

エース「ここの振り付けは、こうだ」

テン「……なるほど。」

 

アルダン「シュヴァルさん、目線はこちらですよ。」

シュヴァル「は、はい…っ!」

 

(レッスンにも熱が入ってるな)

エース「テン、次レース場で披露する時はトレーナーも見るはずだ、それを意識してみろ。」

テン「…トレーナー様が…。」

エース「どうせ披露するなら、完璧な状態で披露したいよなっ。」

テン「…はい、更なるレッスンを…お願いします。」

エース「おう、任せろ!」

 

 

アルダン「ふふっ、シュヴァルさん、先程からずっとトレーナーさんの方を見てらっしゃいますよ。」

シュヴァル「す、すいません…!

その…見られてると思うと…気になっちゃって…。」

アルダン「えぇ…ですが、それと同時に…とても安心した表情にも見受けられます。」

シュヴァル「…と、トレーナーさんが居てくれるだけで…その…気が楽になると言いますか…。」

アルダン「ふふ、本音が出るようになったのが何よりの証拠、ですね。」

シュヴァル「…うぅ…あぅ…///」

 

 

「みんな、飲み物持ってきたよ。」

アルダン「ありがとうございます、トレーナーさん。」

エース「おっ、ありがてぇな。そろそろ、休憩って思ってたしな。」

テン「…感謝致します、トレーナー様。」

シュヴァル「………ど、どうも…。」

 

「なんか、テンとシュヴァルの顔が赤いんだけど…この部屋暑かった?」

エース「…そりゃぁ、なあ?」

アルダン「えぇ…そうですね…ふふっ。」

「?」

シュヴァル「…だ、大丈夫…です…何でも、無いです…///」

テン「……………はい……。」

「ならいいんだけど…。」




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