瑠璃色のキミ達と   作:A×K(アツシくん)

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明日はぱかライブ!


第87レース~取材~

【トレーナー室】

 

シュヴァル「……………………。」

アルダン「シュヴァルさん、何を読んでいらっしゃるのですか?」

何かを熱心に読んでいるシュヴァルにアルダンが後ろから声をかけた。

 

シュヴァル「えっ!?…………あっ、え、っと……。」

エース「んだー?……なになに?」

隣に腰掛けて顔を覗かせるエース。

 

エース「月刊トゥインクル…トレーナー特集ぅ?」

シュヴァル「は、はい……ページをめくっていたら…その…トレーナーさんが居たので。」

エース「ウチのトレーナー、取材受けてたのかよ!?」

テン「─────!」

 

聞きつけたテンポイントが颯爽と目の前に現れた。

 

テン「どこですか。」

シュヴァル「(は、早い…)……えっと、ここ、です…。」

指を差した先には、片面半分程のスペースに記者との受け答えが掲載されていた。

 

エース「えーっと、なになに……?」

乙名史「ご自身のチーム、また担当ウマ娘達についてどう思いますか?」

「本当に素質もあって、一生懸命ですし、その姿には頭が下がります。」

 

乙名史「シニア級では、メジロアルダンさんやカツラギエースさん等GIの一線級で活躍するウマ娘…クラシック級には秋から本格的にGIレースに参戦するシュヴァルグランさん…あと、鮮烈なデビューをしたテンポイントさん等…話題が尽きないですね。」

「はい、本当に先が楽しみですし…良いウマ娘達です。

トレーナーとしても誇りに思います。」

 

 

 

アルダン「…トレーナーさん…。」

エース「良い事言うよな、ホントに」

 

テン「ですが、こうしてトレーナー様が有名になるのも誇りに思います。」

シュヴァル「が、頑張らないと…」

 

 

「みんなして集まって何してるかと思ったら……。」

エース「おっ、トレーナーじゃんか!」

シュヴァル「す、すいません、これは……っ!」

 

「いや、流石に隠せないと思ってたし見られて

恥ずか……しいけども大丈夫だよ、シュヴァル。」

アルダン「とても凛々しいお姿が映えますね。」

「そうか?……まぁ、そう言って貰えてありがたいけども。」

 

テン「…トレーナー様、私たち…もっと頑張りますから。」

「あはは、ありがとうな…テン。」

エース「それで、どこに行ってたんだよ?」

「え?……あぁ、ちょっとな。」

 

実は、校内放送で呼び出されて理事長室に向かっていた。

その用事が済んで今帰ってきたところ……という訳だった。

 

テン「まさか、トレーナー様…何か不祥事を……。」

「いや、しないからね?」

テン「ふふっ、冗談でございます。」

エース(まぁ、夏合宿のアレは正直指摘されたら色々面倒事になりそうだけどよ)

 

シュヴァル「え、っと……じゃあ…何が…?」

「ちょっと理事長から提案をされてな。」

アルダン「提案……ですか。」

「あぁ、1人見て欲しいウマ娘が居るって。」

テン「……新しい担当ウマ娘…ですか。」

「まだ確定じゃない…けど、色々あるみたいでな。

話を聞くだけ聞いてきたってこと。」

 

エース「へぇ……どんな奴何だ?」

「名前が─────」

 

 

 

 

 

………………………………………………

 

 

 

 

 

シュヴァル「聞いた事ないですね…。」

アルダン「ええ、私もです…。」

 

エース「それで、トレーナーはどうするつもりなんだ?」

「まだ会ったことすらないし…何時までに決めなきゃいけないって言うもの無いから…まだ何ともって。」

テン「どちらにせよ、私はトレーナー様の判断にお任せします。」

エース「ま、そうだな。トレーナーなら何とかしてみせるんだろうしな。」

 

「う、うん……買い被りすぎな気もするけど…。」

シュヴァル「そ、そんな事ないですって…この雑誌にも書いてありますけど…

トレーナーさんのファンも居るとか居ないとか…。」

アルダン「あら、人気者ですね♪」

 

「俺に居たってさぁ……それに、俺には''お前らが居てくれれば良いし''」

チーム一同「「「「……!」」」」

「どうした、みんな?」

 

エース「ホントそういうところだよなぁ…。」

アルダン「そうですね、こういうところだと思います。」

シュヴァル「はい、そう思います…。」

テン「流石でございます…トレーナー様。」

「……あの、なんで急に近づいた?」

 

アルダン「こういった反応が道悪なのもトレーナーさんらしいですね。」

「俺、ディスられてるんだよな、それ。」

エース「相変わらずだよな。」

シュヴァル「ぼ、僕はトレーナーさんらしくて良い……かと。」

テン「私も、もはや愛おしく思えます。」

「な、何だか分からないけど……ありがとう?」

 

雑誌を閉じ、しばらく談話で賑わうトレーナー室だった。




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