【トレーナー室】
エース「よしっ、今日もトレーニング頑張っか!」
シュヴァル「は、はい…っ!」
アルダン「ふふっ、エリザベス女王杯も控えてますし…。
今一度調子を確認せねば…ですね。」
テン「はい、頑張りましょう。」
「そうだな、じゃあ~…って言いたいところだけど。」
チーム一同「「「「???」」」」
「テンは残れ。」
テン「…えっ…?」
突然呼び止められて、テンポイントは何故か顔を赤らめた。
エース「トレーナー…まさかよぉ…。」
シュヴァル「…えっ…。」
「いや、シュヴァルはドン引きしてるし!違うから!」
テン「………(シュン)」
「テンはテンで落ち込まないの!…全く、どんな風に見られてるんだか…。」
アルダン「トレーナーさん。」
「…えっ…な、何ですか…。」
アルダン「ふふっ、何でもありませんよ♪
ただ…''練習中の目線だけはお気をつけを…♪''」
「…はい。」
総攻撃に何とか耐えつつ、俺は小さなアタッシュケースを机に置いた。
エース「…なんだぁ、これ?」
シュヴァル「何が入ってるんでしょう…。」
テン「………。」
パカッと中を開け、取り出した物を皆が覗き込んだ。
エース「これは…。」
シュヴァル「…あっ!」
アルダン「なるほど…。」
テン「…トレーナー様…。」
それは、''勝負服''だった。
「お待たせ、テン…出来たよ。キミだけの勝負服が。」
テン「…これが…私の…。」
大事そうに受け取ったテンは長々とその勝負服を眺めていた。
「と、言うことは?」
テン「………?」
エース「…んあ?」
「…と言うことは?」
シュヴァル「…こ、ここで着替えろって事ですか…っ!?///」
「は?」
テン「…かしこまりました///(スル…)」
クイズを出したつもりだったが、あらぬ方向に話が進んでしまった。
「違う違う!テンは脱ごうとしないで!!」
アルダン「…えぇと…勝負服を着て走るレースに出る…。
つまり、GIに出る…ということ…ですか?」
「そう、正解…良かった、アルがまともで…。」
エース「ああ、なんだ…そういう…。」
テン「…GI…私が、ですか…?」
「そうだ、''朝日杯FS''…走るよ、テン。」
テン「…分かりました。
トレーナー様の想いが入った…勝負服と共に…頑張ります。」
「あぁ、期待してるぞ。」
エース「はいはい、分かったからトレーナーは一旦出よ~な!(グイグイ)」
「あっ、えっ、あっ???」
アルダン「少しの間ですから♪(グイグイ)」
「………えぇ。」
結局、2人から背中を押され…俺はトレーナー室の外に出てしまった。
(…ま、着たくなるよな…勝負服なんだし)
何となく理由を察した俺は、黙って待つことにした。
【しばらくして】
アルダン「どうぞ、トレーナーさん。」
エース「なかなか良いじゃねぇか!」
シュヴァル「…あ、アイドルみたい…。」
中から賑やかな声がしてきたので…入ってみると、そこには…。
「…おぉ。」
テン「…あ、の…どうです…か?///」
勝負服に身を包んだテンポイントが居た。
エース「水色のシャツにピンクのスカート…良いな!」
「…胸元の赤と白のリボンも似合ってるな。」
テン「…ありがとう…ございます…///」
やはりまだ違和感がするのか…落ち着かないテンポイント。
テン「…あの…つかぬ事を聞いてもいいですか…?///」
「お、なになに?」
テン「…この肩出しは…トレーナー様の好み…ですか?///」
「…………。」
エース「あ、目線逸らした。」
アルダン「図星のようですね。」
シュヴァル「…そ、そうだったんだ…。」
「…こ、こほん!!…とにかく、似合っててよかったよ。」
テン「…な、慣れるように…頑張ります…///」
と言ってたテンポイント…だったが…。
テン「……♪」
よほど気に入ったのか、しばらくそのままで居た。
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