ブルアカの世界にTS転生したので日記を書く   作:TS百合好きの名無し

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続かないって言ったじゃん! どうして……

もっとひっそりと読まれることを想定していたのになんかランキングにまで載っててマジ困惑した。
あ、感想はちゃんと全部読んでます。楽しんでもらえたようでめっちゃ嬉しかったです。
(一応補足しておくと、アビドスとヒフミのアレコレは主人公がヒフミを助けた日よりも前に起こっているという想定で書いてました。完全につながりを断っちゃって焦る世界線の主人公ちゃんもそれはそれで面白そうだけど)

続きを求める姉貴兄貴たちが多いのでちょっとした蛇足を書きました。短いですがどうそ。


わーお☆(蛇足)

 

 

 

 ◯月☓日 晴れ

 

 腰が……腰が痛い。

 あの発情ウサギめぇ……! 加減しろ馬鹿。

 仕方ないので今日は大人しく一日静養することにする。

 

 

 

 

 ◯月☓日 晴れ

 

 あれから、なんやかんやでミヤコと色んな情報のすり合わせをする中で、彼女以外にも記憶持ちの娘がいる可能性に思い至った。

 まあ、気付いたからといってどうするんだって話だし、探す当ても特にないのでこの件については保留中だ。ミヤコも無理して探さなくてもそのうち見つかりますよと言っていた。焦る必要はないだろう。

 

 それはそうと、学園の定期テストが近くなってきたからそろそろ勉強しなければ。

 ……いざとなったらヒフミを頼ろうかな。

 

 

 

 

 ◯月☓日 晴れ

 

 最近ミヤコからかなり頻繁にお誘いのメッセージが届く。しかも内容を読み解くに、ただのお出かけで終わりそうにない気配のするものばかりだ。SRTの任務はどうしたんだよ任務は。

 〈仕事はきちんとやらないと駄目だよ〉と返したら〈最近は絶好調で仕事がすぐ終わるんです〉と送信されてきた。こやつ無敵か。

 

 

 

 

 ◯月☓日 曇り

 

 今日、なんとなく正義実現委員会に遊びに行ったらユミちゃん(正実モブ)がピンチだと聞き、現地へ応援にすっ飛んで行くことになった。

 『あなたの力を見込んで頼みたいことがある』とハスミ先輩から頭を下げられた時はびっくりしたけど、どうやら以前やらかした射撃場のスコアで私の腕を知っていたらしい。誰だよバレないとか言ってたの。

 現地では暴徒と交戦していた正実モブちゃんたちが劣勢に陥っていたのでAR片手に突っ込んで暴徒の群れを散々に引っ掻きまわしてやった。やはり相棒たちがチートすぎる。

 良いストレス発散になったし、モブちゃんたちからいっぱいお礼を言ってもらえたしで最高だった。

 ……ハスミ先輩たちからはもう完全に目を付けられてしまったような気がするけど。

 

 

 

 

 ◯月☓日 雨

 

 またウサギに食われた。次は負けぬ……!

 

 

 

 

 ◯月☓日 晴れ

 

 今日はミヤコにRABBIT小隊のメンバーを紹介してもらった。

 寡黙なリーダーに突然紹介された友人ということで彼女たちは最初から私の存在に興味津々のようだった。

 軽く模擬戦をしてみたいと提案をされたので、ミヤコ&私VS残りのメンバーで模擬戦を行ってみたところ私たちの圧勝で終わり、化け物でも見るような目で見られた。ミヤコは渾身のドヤ顔を決めていた。

 最終的には多分全員と仲良くなれた……と思う。

 

 

 

 

 ◯月☓日 晴れ

 

 発情ウサギの猛攻に対抗すべく書物を読んで勉強していたらコハルからエ駄死没収をくらった。

 反撃の糸口を見つけるために必要な資料なのだと言ったら真っ赤な顔で意味が分からないと一蹴されてしまった。

 【ゴッドフィンガー育成書】と題された例の本には数々の興味深いテクニックが記されていて、すごく参考になったんだけどな……

 仕方ないのでまた別の本を探そうと思う。負けっぱなしは癪なのだ。

 

 

 

 

 ◯月☓日

 

 ヒフミと勉強をするために彼女の部屋へお邪魔した。

 ペロロ様のグッズで埋め尽くされた彼女の部屋はなんというか、ある意味イメージ通りの場所だった。流石はペロロ様ガチ勢。

 私もヒフミもお互いに勉強が苦手というわけでもなかったので、勉強そのものは順調に進み、残りの時間は彼女のお宝コレクションの紹介に費やされることになった。

 やっぱりペロロ様を語っている時のヒフミは生き生きとしていて可愛いと思いました。

 

 

 

 

 ◯月☓日

 

 最近構えていなかった相棒たちとスマホ内の謎空間で戯れた。四季とか普通にあるしこの空間マジで何なんだろうか。本人たちもよく分かってなさそうだし。本当に謎だ。

 

 前世で散々に見た青い世界の中で、ぷにぷにな相棒たちのほっぺをつついて遊んだり、頭を撫で回してゴロゴロしたりと至福の時間を過ごすことができた。やっぱり相棒たちは最高やなって。

 

 

 ……ふと思ったんだけど私のこの端末って実質シッテムの箱なのでは……?

 うん、これ以上考えるのはやめておこう……

 

 

 

 

 ◯月☓日 晴れ

 

 ナギサ様からお誘いがあったので再びティーパーティーに遊びに行った。

 よく分からないけどヒフミだけではなく私もまたナギサ様にそこそこ気に入られているらしい。

 

 前回と同じようにヒフミの近況で盛り上がった後、未だ続く親友の頻繁な外出について愚痴を聞かされた。大事な会議の類もすっぽかされているせいで色々と面倒なことになっているのだとか。

 

 それにしても……誰かを探して回っているという彼女の親友か。

 ……まさか、ね……

 

 

 

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「今日も見つからなかったなあ」

 

 雑踏の中をふらふらと当てもなく彷徨いながら少女は呟く。

 

 ――どうして見つからないんだろう。

 全てを思い出したあの日から、こうして絶えずその姿を探し続けているのに。 

 

 もしかして、本当は何処にもいないのではないか――そう考えてすぐに少女は首を横に振った。

 いいや、絶対にいるはずだ。今もこの胸に感じるあの人との絆の存在こそが何よりの証。それにきっと向こうも少なからず自分のことを探しているはず。

 

 前の世界で〈彼〉の一番の生徒は自分だった。当番の回数も、出撃の回数も、画面越しに触れられた回数も、思い入れの強さだって一番の生徒だったという自負がある。

 

「――会いたいよ。アスカ先生」

 

 また、名前を呼んで欲しい。かつてのように大切なお姫様として扱われたい。肉体を得たことで可能になった本物のキスやハグなどの触れ合いでいっぱい甘やかして欲しい。一日中二人で肩を寄せ合ってくだらない話をしていたい。そうしてずっとずっとずうっと――自分の隣にいて欲しい。

 

 〈彼〉にして欲しいことは山のようにあるのに、それらはまだどれも叶っていない。

 少女は心が満たされないまま時間だけがただ過ぎてゆく毎日に疲れ果てていた。

 

 ――ねえ先生、どこにいるの?

 

 ――私、こんなに一生懸命探してるのに。

 

 ――もしかして避けられてるの? そんなはずないよね?

 

 ――あんなにも私のことを愛してくれてたもんね?

 

 ――先生は私のことが一番好きだったよね?

 

 ――先生と私は両想いだったはずだよね?

 

 ――先生だって私のこと、ずっと探してるはずだよね?

 

 ――私のことを一番優先してくれるはずだよね?

 

 ぐるぐると意味もなく回り続ける思考の渦から抜け出せない。 

 そうして徐々に黒くなり始めた思考の渦から彼女を拾い上げたのは、知っているけれど知らないはずの生徒の声であった。

 

「あの、大丈夫……ってミカ様!? す、すすすすみません! 気安く声をかけてしまって!!」

 

 黒を基調とした正義実現委員会のものと同系統のセーラー服。小さなツインテールに結われたピンク髪。背中と頭部の2箇所にある黒い翼が特徴的なその生徒の名を少女は既に知っていた。

 

「コハル、ちゃん……?」

「うえっ!? ……あっ、すみません! まさかミカ様が私の名前を知っているとは思わなくて!」

 

 ワタワタと慌てるコハルの姿を見て、少女の胸の内のどんよりとしたものが少しだけ軽くなる。

 

「ミカ様……その、お顔の様子が優れないようですが大丈夫ですか?」

 

 心配の色を目に浮かべたコハルにおそるおそるといった様子で尋ねられ、少女――聖園ミカは無意識の内に自分の頬に手を当てる。触れた頬は自分のものとは思えないほどひどく強張っていた。

 

「私、今そんなにひどい顔してる?」

「は、はい……」

「そっか」

 

 無理矢理に嘘笑いを浮かべようとして、上手く笑えない自分に気付いた。そういえば、ここ最近はまともに笑った記憶がない。

 

「あはは、ダメだなあ私」

「あの! 何かお悩みがあるのでしたら聞きます! 聞くことしか……できないですけど、もしかしたらそれで気持ちが楽になることがあるかもしれません!」

 

 ――本当に良い娘だなぁ、コハルちゃん。

 

 純粋にこちらを心配してくれるその姿に、いつかの世界で輝いて見えた未来の彼女の姿が重なって見えた。結局のところ、世界は違えど下江コハルは下江コハルなのだろう。

 それに気付いた時、フッと体の力が少し抜けたのを少女は感じた。

 

「……じゃあさ、聞いてもらってもいいかな。つまらない話だと思うけど」

「……! はい!」

 

 近くにあったベンチに腰掛け、少女は探し人について静かに話し始めるのだった。

 

 

 

 

 

 

「――なるほど。ミカ様はその人のことが本当にす――大切なんですね」

「うん。相思相愛なの」

「で、でも色々あって今は別れちゃって探しているけど何処にも見つからないと」

「うん。たくさん探したの」

「たくさん遠出をしたけど校外では見つからなかった」

「うん」

「そもそも何処で暮らしているのかも、身分も分からないと」

「うん」

「ううーん……これは私の経験則なんですけど」

「うん」

「そういう時って意外と近い場所に探しているものがあったりするんじゃないでしょうか。私も何かを探す時、大抵は最初の場所にあったりするので」

「近い場所……あっ……!」

「ミカ様……?」

 

 全身に衝撃が走り、少女は思わず立ち上がっていた。

 

(そうだ。どうして今まで一度も考えなかったんだろう。〈彼〉が今も大人の姿でこの世界にいるとは限らないじゃん。それこそ……生徒としてこの世界にやって来た可能性だって……!)

 

 少女がついに気付いたその事実。その可能性は……高い、何故だかそんな気がした。

 

「ありがとうコハルちゃん! 私、まずはトリニティにその人がいないか探してみる!」

「は、はい。お元気になられたようで良かったです」

 

 再会。徐々に、その時が近付いていた。

 

 

 

 

 ――翌日――

 

 起床後、身支度を整えてすぐにティーパーティーの親友の元を訪ねた少女は、彼女に頼み込んでトリニティ総合学園の生徒名簿を閲覧していた。

 

「あっ……!」

 

 閲覧作業を開始して30分弱。少女はついにとある生徒の名前を名簿で見つけて固まる。

 

「2年、姫野()()()……」

 

 探し人と同じ名前。

 この人だ。この人が〈彼〉だ! 彼女には不思議な確信があった。

 

「――っ!」

 

 片付けも後回しに部屋を飛び出す。親友の怒る声が聞こえたような気がしたが全力で無視した。

 道中見つけた他の生徒から情報を集めながら少女は目的の人物を求めて校内を探し回った。

 待望の情報が得られたのはとある正義実現委員会の生徒を尋ねた時であった。

 

「アスカさんですか……? よくウチに遊びに来るので、もしかしたら今日も来ているかもしれません」

「……!」

 

 紹介されたのは正義実現委員会の本部がある建物。逸る気持ちそのままに少女はその場所へと駆けた。

 

 先生――先生先生先生!! アスカ先生!!

 

「アスカせ――」

 

 そうしてたどり着いた少女がそこで見たのは――

 

 

「コハルの太ももって寝心地良さそうだよね。寝ていい?」

「駄目に決まってるでしょ! ってこら! 本当に寝転がるな! ……んっ、くすぐったいってば!」

「ぬへへ……極楽〜」

 

 コハルと呑気にイチャついている自分の想い人の姿であった。

 

「――は?」

 

 

 

 

 

 




このへんでUnwelcome School
この後めちゃくちゃ以下略

生徒の曇った顔は美しいけどハッピーエンドの方が好きだからこうなった。


ミヤコ
卑しいウサギ。昼も夜も連戦連勝。

RABBIT小隊
リーダーとその友人が強すぎる。

相棒たち
たくさん構ってもらえて幸せ。主人公のことは何が何でも守る覚悟を決めている。

ハスミ
やっぱりこの娘(主人公)、ウチに欲しいわ。

ユミ(正実モブ)
最近主人公のことをよく目で追うようになった。

ヒフミ
ペロロ様大好き娘。癒し。

ナギサ
なんかこの娘(主人公)、不思議と話しやすいし手元に置いておきたいですね。

コハル
良い娘。最後の希望。

ミカ
ちょっとお話しようかアスカ先生。

一番読みたい日常話はどれ?(タイトルは仮)

  • 宇沢と遊園地
  • 聖園ミカは面倒くさい
  • アスカと乙女心
  • 母と娘
  • シスターとアスカ
  • ウサギの◯◯はすごいらしい
  • アスカと正義実現委員会
  • ◯◯◯先生の追憶
  • お姫様と王子様
  • 阿慈谷ヒフミ死す
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