021 Submarin
その日は雨が降りそうな天気ではあったが自身の知る世界は平和であった――当然、軍人も同じだ。
定期的な訓練を行い事務をこなし軍隊が満足な行動がとれるよう日頃から仕事として組み込まれた行動――それが極端に外れなければ、それは彼らにとっての平和である。 軍人が平和であるということは人が死ぬことはない、守るべき民も基本的に平和であるため軍人にとっての平和とは一種の目安なのだ。
当然のことだがソレで満足し停滞しては咄嗟に動くことはできないため、平和を噛み締めることは無い。 常に訓練という仕事を繰り返すことで緊急時に軍隊を円滑に動かせる準備をし続けている。
だが何事にも対応外の事はあるものだ。
「何事だ! 詳細を報告しろ!!」
施設内にけたたましく鳴り響く警報音に体格の良い男は怒鳴りつけた。
男の記憶には訓練の予定も施設点検の予定も無い。 仮に予定が入っていたとしても室内に何人も座っている士官が知らないのはおかしな事だ。
ならば今鳴り響いてる警報は本来の正しい用途である警告を知らせている。
「わかりません――いえ……第七格納庫に注水が開始されています!?」
「第七格納庫だと……!? おい、誰が許可を出した!!」
予想外の単語に男の顔は一瞬で驚愕と焦りに塗りつぶされた。
「――繰り返します。 第七格納庫、第七格納庫、注水作業を中止し各員作業を停止後、責任者は司令部に出頭を……ダメです、応答がありません! 潜水空母も同様に通信を一方的に切られています!!」
これは明らかに異常事態であると突きつけられ男は思考を停止させるも、すぐさま状況を整理し正確な情報を求め第七格納庫の様子を見るよう指示を出し総司令部に通信を飛ばす――それだけでは足りないと周辺海域を哨戒している艦艇を呼び戻す。 同時に近場の空軍基地にスクランブル発進を指示させる。
その間にも監視カメラが注水作業を終了した格納庫から潜水空母が外に顔を出す光景を司令室に映し出す。 原子力潜水艦以上の大きさを誇る幅の広い
「第三機動隊群のフリゲート艦二隻が目標を確認したとのこと」
「ならば停船の警告をしたあと従わないようなら最低でも航行不能に陥るよう攻撃を加えるよう伝えろ。 だが撃沈だけは許可しない――するなら上手く座礁させろと伝えておけ!」
出航した艦船、特に潜水艦は広大な海の何処にでも潜水し逃げられると思われるため、何も知らない一般人からしてみれば軍隊は不利であると思われる。 しかし、ここエッカーンフェルンデでは逃走経路が幾らでもあるように見えて実質一つしかない。 バルト海という四方がユーラシア大陸に囲まれた海域は逃げ道のない檻――巨大な潜水空母が隠れ続けらたところで補給が尽きれば姿を海面に表す。
それに加えドイツ海軍はバルト海沿海域でのワルシャワ条約機構軍の侵攻を抑止していたため逃げ込んだ場合、北海に出ることは困難を極める。 またカデガット海峡に向かうまでの海は周囲にある島の影響もあり複雑かつ浅いのだ。
結局のところ正規の手続きをし護衛艦隊等を付け堂々と抜けるしか手はなく、このように砲撃許可すらも出した行く手を阻む艦船が出てきた時点で北海に抜けることはできない。
「ダズフィート大尉の“
「そうか――ならば大尉には潜水空母の後方から対応せよと
「イェファー航空基地の“
しかしそれでは対応が遅すぎる――周りはデンマーク等、他国の領海となるのだ。 下手をすれば多国間の問題にもなりかねない。
「進路が北に向けられました――カデガット海峡です!」
「デンマークとスウェーデンの軍部に緊急回線を繋げ! アレを北海に到達させてはならん!!」
「艦長、司令部より緊急入電です。 エッカーンフェルンデの第七格納庫から新型潜水空母が何者かによって奪取された模様――“
海面から船体の一部を突き出し航行する“
現在、ドイツ連邦軍で採用している通信方法の一つに“
だが潜水艦に通信をしてまで送る内容――それだけ緊急事態に陥ったと見て良いだろう。
――せっかくの息抜きタイムだったのにねぇ……。
自身は発令室で座っていただけだが少し残念だと思いつつもマイクを取る。
「半減休息を解除、これより本艦は警戒態勢に移る――乗組員は所定の位置に付け」
その発言で静かだった艦内に一瞬で複数の足音が響き渡った。
外に出ていた時に開けられていたハッチを始めとした全ての開閉口がしまっていることを確認すると、クリアウィッチは再度入電された指令内容を思い出す。
詳しい内容は書かれていない『後方から対応せよ』の一文は司令部から独立した作戦行動を取れということなのだろう。 現に“
おそらくクリアウィッチが気になったことは言わずとも実行すると思ったのだろうか――信頼されているのか重要視されていないのか何とも言えない内容に心の中で小さく溜息をつく。
「どーすんだ、クリア?」
操舵席に座るアナスタシアが椅子を少しだけ回転させ後ろにいるクリアウィッチに問いかけた。
「停船の呼びかけは既にしたでしょ。 私達に、こぉーんなのが来た時点でお察しだよ――これより本艦は奪取された新型潜水空母の停船任務に就く。 下げ舵15、ダウントリム注水開始!」
静かに微笑みながら指示を出すと“
――まずは、
頭の中で現在地とエッカーンフェルンデとの距離を大雑把に計算しつつもクリアウィッチは最善の対応を考え、即座に
そもそも潜水艦とは軍艦の中で唯一海を潜ることができる船だが、その構造を正確に理解しているものは少ない。
一般的なイメージは黒く丸っとした円形状の投下型爆弾みたいなものであろう。 それに窓が存在せず戦闘機のような主翼が備わっているわけでもない、ただ丸いと思える形――当然、窓がないのだから車のように前照灯が存在するわけもない。
つまり潜水艦というものには海の中で目に値する場所がないのだ。
潜水艦の目となるものは基本的に二種類のソナーと呼ばれる装置である。 対象が発する音を拾うパッシブソナーと、音を出し跳ね返ってきた音を拾う事で場所と距離を確認するアクティブソナーというものを主に使う。
艦種の判別もパッシブソナーを使用し艦船のスクリュー音を聞き取ることで判断する。
潜水艦は艦船と同様にスクリューによって前進し左右に動き、また潜舵やバラストタンクに海水を注水したり気蓄タンクに圧縮された空気で取り入れていた海水を排水することで海の中を上下に動くことが可能としているわけだ。 このスクリュー音は同一の型でも完全に同じ音にはならないとされており、人間の指紋と同じように固有の特徴が存在するとされ――この音を
「――そろそろ、か……。 機関停止、船体を底につけても構わない――まずは
「
各国の海軍が識別用の
クリアウィッチが予測した場所に着いたのか“
ただ静かに息を潜め目標が来るまで待つ。
「対潜哨戒機は出たのかしら……?」
第一次対戦時にドイツのUポートを発見するため航空機を用いたのが初の例とされている対潜哨戒機は、その時と同じようにドイツから出た潜水艦を見つけるため空を飛んでいるのだろうか。
当時の潜水艦は潜行可能深度が浅かったため人の目でも十分に確認することができ、また浮上しなくては航行に影響するため対潜哨戒機は大して必要でもない。 元々、連続潜行能力が低く短時間であれば潜水し航行ができるというだけの艦艇だ。
しかしシュノーケルと呼ばれる空気の取り入れを行う管が開発されたことにより浮上無しでの長距離航行能力を得たため、第二次世界大戦中には航空母艦への哨戒機配備が増大した。
今では敵潜水艦等が存在する可能性が高い海域へソノブイを投下し展開することで位置を特定したり、装備した爆雷や短魚雷――浮上している艦艇にはロケット弾や対艦ミサイル等を使用する事を可能とした必要な機体である。
「さぁな――出たんだろうし、こう浅い海だと出なくても分かるほどだと思うがね……
「――来ました。 大型と聞いてた割に不気味なほど静かです……」
まるで、その音が目標のモノでは無いような感覚に注意を払っていた人物は困惑していた。
「聞き取れる?」
「……他の大型艦と比べてですので聞き取れないわけではありません。 ですが……
その口が微かに原潜と動いたのをクリアウィッチは見逃さない。
浅い海で止まっていたため試験的に装備されたフォトニスク・マストを伸ばす。
アメリカ海軍の“バージニア”級原子力潜水艦にも搭載されたセンサーであるが、これも“
フォトニスク・マストが映し出す映像が徐々に明るくなりはじめ、そして海上を映し出すとクリアウィッチは手元のコントローラーで辺りを確認する。
「聞いてはいたけど中々大きいじゃない」
その詳しい情報を知っているのは“白騎士事件”時に航空母艦“
――なるほど、確かに300メートル以上はあるわ……アレ。
その巨大さは事前に情報を知っていても呆然としてしまう。
「艦長……アレが?」
「――そう。 アレが“
頭から冷水をかぶったかのように身体は震え頭は締め付けられ――いつの間にか普段通りの軽い口調が消えていた。
“
いずれは新型潜水空母の影に身を潜め静かに陸に揚げられ廃艦となる予定となっていた。
誰にも乗られることもなく求められることもない――ただ格納庫に置かれ終わりの日を待つだけの潜水艦。 国民を守るために作られ、利用価値がなくなれば短期間のみの使用であっても廃艦とする事をクリアウィッチは許すことができない。
おそらく全ての潜水艦乗りが同じ事を思うだろう――自身の
――仕方がないとは言え、そんな余裕が有るはずもない……。
国防費が年々減り新兵を募集しても集まりにくく優秀な人間は徐々に辞めていく現状、少人数でも運用できるシステムに変えていくことはクリアウィッチも賛成ではある。 それでも何の問題すら無い高性能な艦艇を捨てるほど馬鹿でもない。
「あそこまで大きな
言われてみればソビエト連邦で開発された
「――
「大丈夫です――これで私達も動けることができますよ」
下手をしたら“
――潜水空母、ね……。
その存在は第二次世界大戦中に大日本帝国海軍が開発した伊四百型潜水艦と呼ばれる艦だけが唯一該当する。
潜水艦に空母機能を備え付けることは無駄が多い――単純明快な理由は潜水空母を過去の遺物、
第一の問題として発艦時には潜水艦が海中という利点を捨て浮上せざるおえない状況になるということだ。 また搭載される機種は従来の航空母艦に積載する必須項目の他に、艦の発見を避けるため目的地より遠い場所から発艦し作戦行動を行えるだけの豊富な燃料が求められる。 だが当然、燃料を多くし航行距離を伸ばそうとすれば、それだけの重量が機体に加算され離陸に必要な滑走距離が長くなるわけだ。
この時点で艦載機に求められる条件が大きく外れている。
弾頭等を外し増槽を装備させる事で基準を大きく超えないようにすることは可能だが、攻撃方法が存在しない航空機は偵察機にしかならない。 更に発艦できたとしても敵からの発見を避けるため、潜水艦は早々に海中へ戻ることになる――つまり、艦載機を敵陣に残していくというということだ。
「焦らない。 今仕掛けて追い込んだら、最悪――核が飛んでくるよ」
「そんな!? 我が国に核兵器は……!」
核兵器の不拡散に関する条約――それにより世界は五カ国以外が核兵器を他国へ移転、破棄することで同意し、最終的には核兵器廃絶を目的としている。 当然だがドイツも同意し核兵器を破棄しているためドイツ連邦国防省連邦防衛軍は所持してはいない。
あり得ない一言に発令室にいる誰もが目を見開くが、クリアウィッチだけは最悪の可能性を考えていた。
「
確かにドイツ軍は核兵器を所持してはいない――しかしドイツ国内には存在しているのだ。
「さっさと海に沈んでくれればいいのにねぇ。 足を止めさせたら核の報復、逃がしたら核の刃が全世界の喉元に突きつけられる――責任重大な任務だよ……。 アナスタシタ、この海峡を
「気がつかれないでっつーのは無理だろうが、抜けること自体なら――今更聞くか?」
長年、同じ潜水艦を動かしてきた仲だ――その操舵技術を知らないほどクリアウィッチは馬鹿ではない。 愚問だったと軽く笑うと、再度フォトニスク・マストで潜水空母の後ろ姿を確認する。
画面には“
未だ頭の中では潜水空母を安全で確実に止める方法を考えてはいるが、潜水艦だけでは達成が困難な物ばかりだ。 やはり航空部隊に弾道ミサイル発射管を何らかの形で破壊、もしくは歪ませてもらうしかない。
嫌な任務だと理解しつつ静かに潜水空母の名前を口にする。
「目標、“シンファクシ”級潜水空母――ネームシップ、“シンファクシ”……!」
青い空が視界を埋め尽くす雲より高い位置にリリィと束はいた。
眼下に広がる雲は徐々に、その深さを増し地表を二人から隠す――戦闘機乗りにとって慣れた光景。 だが同時に視界不良という現状は一番危険がある状態でもある。
未確認兵器――それらは未だ何処から現れ、何処へ消えていくのか判明していない。 把握していることといえば、せいぜい空中に突如現れるということだけ――それは何処にでも現れるという事だ。 いまも眼下に広がる
しかしソコに何もいないことを束は知っていた。
CFA-44とは違った完全な
軍用機としては鋭くなく、かと言って丸くもない不思議な姿は美しいと思えるほどの芸術品だ。 水平尾翼とカナードを同時に持つ実験機であるF-15 ACTIVEに翼の構成は似ているが与える印象は全く違う。
だが形状とは裏腹に、その性能は電子戦に特化しているもののハードポイント数は十と“
それが束と二人で作り上げた機体――CFA-41 “
「こちら“
複座式コクピットの後でリリィは得られる情報を処理しつつ管制指揮官としての役割を果たす。
本来の複座機の後には兵装システム士官が座るはずなのだが、既にイージスが使用していたF-15E“
《こちら“
「そちらも多く使ったという割には余裕がありそうだ。
“白騎士”に採用した空間投影型のモニターを叩きながら各機の情報を別画面で確認する。
《おいおい、なんでそこまで確認できてるんだ……》
リリィが“
“
ならば何故、リリィは残弾数を把握していたのだろう。
「誰がシステムを作ったと思ってる」
簡単な話である――未確認兵器を相手にするため新設された“
F-15E“
無数にもある膨大な情報を瞬時に処理することが可能となり、小型化したことによって空いたスペースにリリィが座る。 そして管制指揮官用にと“Scarlet Ⅲ”も調整を加えられており、その情報で指揮官として部隊に指示を出す。
表示画面も空間投影型を採用しているため必要な複数の情報も常に同時展開できる。 その結果、部隊に“
つまりCFA-41“
《
「――リリィちゃん、なんか来てるよ?」
周囲には“
――この状態で賛辞……というわけでもないね……。
どうせまた碌でもない事だと思いつつ内容に目を通し小さく溜息をつき通信を全て切った。
「……束、まだ飛べそう?」
「全然いけるけど――何かあったの?」
その言葉にリリィは送られてきた内容を訳し束の前に表示させる。
「あんまり身内のゴタゴタに巻き込みたくはないんだけど、新型潜水空母が核兵器と共に奪取されたとの情報だよ。 核に至っては確認中だけど潜水空母は現在、カテガット海峡に差し掛かろうっていうところ」
「つまり、私達に止めろって?」
核兵器という単語に束の息を呑む音が聞こえた。
だが流石に機銃以外の武装を一切装備していない一機で止めることはできないということは束も理解しているはずだ。 つまり戦闘以外の目的が書かれているのだろう――だが表示された文字には何も書かれてはいない。
――この文章から見て指揮系統を纏めてる暇がないほどに戦力を集めてるって、とこだろうね……。
おそらく核兵器の出処はビューヒェル航空基地に保管されているアメリカ合衆国の物であろうと予測を立てると、リリィはCFA-41“
「――空中給油の経験は?」
「シミュレーターで何度かやったことはあるぐらいだけど……」
「なら十分。 今指定したポイントに空中給油機が離陸したそうだから、私達は燃料を補充したあとデンマーク領を突き抜け最短コースで作戦行動に参加する」
束と会話しつつもリリィは指揮司令部に空中給油機の手配を済ませる。
弾薬は補充できないが核弾頭の中身が漏れ出たら一大事であるので無くても問題はないだろう。 しかし一体何故、そのような目立つ行動に出たのかがリリィにはわからない。
“白騎士事件”から半年たったとはいえ、このような世界を揺るがすような出来事は急激な軍備増強や抑圧を生みかねないのだ。
――まさか……。
小規模な組織では潜水空母を奪取するという行動には出られない――ならば一体誰が、軍内部に気がつかれることなく入り込め実行することができるのか。
「束、私も周囲を警戒するけど――おそらく実行したのは“ジン”を開発した人間かも知れない……」
可能性の話だが、あれほどの技術力を持っていれば軍内部に侵入することも少数で潜水空母を動かすこともできるだろう。 そして未確認兵器は人型であるため重い物資を運ぶことに特化しているとも言える。
しかし潜水空母を奪取する利点が見つからずリリィは可能性として口にするしかない。
編隊を組んでいる機体の残り弾薬数を確認し、継続戦闘が流石に無理であると理解し待機しているであろうイージス達の発進を指揮司令部に願う。
「全機、聞こえるな? 現在、何者かによってエッカーンフェルンデ第七格納庫から“シンファクシ”級新型潜水空母が奪取されたとの報告を受けた。 足止めにはイェファー航空基地の“
その報告に驚きの声を上げないものはいない。
「我々が援護に向かうにも距離があり弾薬も消耗している。 また、このまま作戦を続行したとしても会敵予想地点はデンマーク領サムセー島沖である可能性が高い――デンマークの空軍も対艦ミサイルを装備し離陸しているという話だ。 そのため随伴機は一時ヴンストルフ航空基地で補給を受けたあと再度離陸し、可能な限り作戦行動に参加してもらう」
《“
「私達は空中給油を受けたあと離陸した“
自分も継続して作戦行動に移ろうとした隊員に命令だと言うと、仕方なくクラウスに従い編隊はCFA-41“
珍しくクラウスが自分の命令を聞いたと思ったが二個小隊――最低でも六機に加えイージス達やデンマーク側の機体も同じ空にいるのだ。 そんな狭い空では作戦遂行率が低下すると考えたのだろう。
「私達はあくまで指揮管制機として行動するよ――いいね?」
「りょ~かい♪」
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✔“
ドイツ連邦国防省連邦防衛軍所属のシステム試験艦。
年々優秀な士官等が年齢の限界で退役し、新しく入隊する者が減りつつある中でドイツ連邦国防省連邦防衛軍は「人の手が足りない部分を
“
✔“
国際協同開発で生み出された全天候型多用途攻撃機の一つ。
西ヨーロッパ諸国で旧式化した機体の後継機を選定しなければならなかった結果、1968年に共同開発の計画が挙がり1976年に本格的な配備を開始。 試験機はイギリスと西ドイツに六機づつ、イタリアに三機の計十五機と地上試験用の一機が製造された。
湾岸戦争時においてイギリス空軍向けに開発された“
✔B61 【兵器】
航空機に搭載可能な軽量型の核爆弾。
1960年から開発が行われており1966年から配備が開始された。
“
✔“シンファクシ”級潜水空母 【艦船】
全長300メートルを超える世界最大級で数少ない潜水空母。
船体後部に垂直離着陸機や無人機の射出口を備えており、その巨大な船体内に二十機を超える艦載機を搭載することが可能。 また弾薬庫戦艦の概念を元に設計されているため多用途型潜水艦発射弾道ミサイル等をも搭載している。
PS2専用ソフト『ACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』に登場する架空の潜水艦。
✔CFA-41 “
凍結された無人偵察機開発計画で製造されたモノを有人機に改修した機体。
計画名の通り当初は無人偵察機として設計され破棄された図面を元に、当時CFA計画に詰まっていたスカーレット・リリィが有人機にと再設計――しかし元々が無人機であったため従来の人間には扱うことができない高機動性能となり、高額な製造コスト及び維持費であったため再度凍結処理される。 その後、管制指揮官用にと篠ノ之束の協力もあり再度改修され高い性能のまま実戦に出された。
本来機首に“雪風”という文字が入る“
✔“
ドイツ連邦国防省連邦防衛軍 第五空軍師団 特殊戦術飛行隊の通称。
主に国内に現れる未確認人型機動兵器に対しての情報収集と迎撃を任務としており、元々存在していた第五空軍師団の部隊を解体し再編成した。 また正式な辞令はなかったものの“
篠ノ之束の存在はスカーレット・リリィとイージス・ハルフォーフ、ダニエル・ダッシブの三名によって極秘とされており部隊内でも知る者は限られている。
《ラウラ・ボーデヴィッヒ》
【挿絵表示】