※本編ストーリーとはなんら関係はございません
普通に中の人がノリで書いてるので
今回はいつもより短いかもしれません
ご了承ください
番外編:世界一のクリスマス
「メリークリスマ〜ス!!!」
メイルの声と共に紐を引き、軽快な音をカイジン作のクラッカーが鳴らす
今日はこの世界で初めてのクリスマス!!
まぁ、実際は俺が洞窟にいた間にクリスマスはすぎていたみたいなんだよな
あの時は洞窟から出ることを考えてなかった訳じゃないが、魔力感知はがないせいで何も見えてなかったからな。
仕方ないとはいえ、クリスマスという楽しいイベントを逃したのは残念だ
...だが!!今は違う!!
「リムルリムル!!街のイルミネーション見に行こうよ!!
あ、あとケーキも食べて...あ、ご馳走も!!それと〜...あ、プレゼント交換もしたい!!」
今は可愛らしいサンタコスに身を包んだメイルが俺の前でキャッキャとはしゃいでいる。
街のみんなも笑顔で楽しそうだ。
やっぱりパーティはこうじゃないとな!!
だがメイル。シュナに渡されたんだろうが、下スカートなことには何も無いのか?
いや可愛いからいいんだけどさ
メイルに手を引かれ、俺たちは街を練り歩く。
みんな口々にメリークリスマス!!と言ってる
まぁ、多分よく理解してない奴もいるだろうけど楽しめればいいのだ
「...あ、リムル見てよあそこ!!♪」
「んぅ?」
メイルの指す方向を見ると、ベニマルがサンタコスで歩きながら抱えるようにたくさんのお菓子...というよりスイーツを持って美味そうに頬張りながら歩いていた
最近思ってたけど、あいつはかなり甘党だよな
その割には干し柿とかよく食べてるけど
スイーツ男子でイケメンか。属性盛りだくさんだな
今のあいつの腕の中はスイーツ盛りだくさんだが
「ベニマルもクリスマスを楽しんでるようで何よりだな」
「だね〜♪なんだかいつものベニマルと違って可愛いよね」
「甘いものを与えると子供っぽくなるよな。
意外とにんじんが苦手だったり、小狡い手を使おうとしたり、意外とまだまだ子供だよな」
「かっこいいのは敵を前にした時だけだね〜」
「...よし、どうせだしからかいに行くか♪」
「ふふっ、僕も同じこと考えてた!!♪」
まぁ、あんなに幸せそうなんだ。
少しくらいからかってもバチは当たらないだろ!!
そう考えた俺とメイルは気配を殺し、人混みを掻き分けながらベニマルの後ろにこっそり近づき...
「「ベニマル確保〜!!」」
「のわっ!?メイル様!?リムル様!?///」
「ふっふっふ、ベニマルくん、随分と怪しいものを沢山抱えているようだね?」
「危ないものか〜?ニシシ」
珍しくメイルも悪い顔をしてる
まぁ、年頃出しホントならこういうこともしたいよな
俺も昔はそうだった...え?今もそう?
まぁ、この体は若いからな!体にあった行動をしてるだけだ!!
「こ、これはその...」
「クリスマスとはいえ浮かれるとは悪いやつめ〜!!そんなベニマルには幸せをプレゼントしてやる!!喰らえ!!はちみつたっぷりシュークリームだ!!」
「もがっ?!」
そういうとメイルは懐から包まれたシュークリームを取り出し、素早く包みを剥がすとベニマルの口に突っ込んだ
最初は驚いていたが、はちみつの魅力に既に魅了されているベニマルはそんなこと関係なしにその甘味をたっぷり味わったあと飲み込んだ
「ふっふっふ!!どうだ!!これぞ必殺、甘味爆弾!!」
「ただシュークリーム口に放り込んだだけだろ」
「いやいや、洗練された包みを即座に剥がすこの高等技術による難易度の高い技だよ!!」
「それはいいが、ベニマルがもうひとつ欲しそうだぞ」
「え!?い、いやそんなことは...」
そう否定しているが、実際はメイルにチラチラ目線を送っている
まるでおやつをもらう犬である
「仕方ないな〜日頃の働きぶりを評価してもう1つあげよう!!喰らえ〜!!」
そういうと嬉しそうにまたベニマルにシュークリームを食べさせている
あのシュークリーム、メイルの手作りってことは黙っとこう
俺の分無くなりそうだし
『問、シュークリームの情報は集めておりますので復元可能ですが?』
いやいや、確かにそれでも美味いけど、あっちにはメイルの気持ちが籠ってるだろ?
それがあるから特別なんだよ
確かにもう既にいくつか貰ったけど、食えるならもっと食いたいじゃん?
『...理解しました』
なんか呆れてないか?
『そんなことありません』
そうか?まぁいいけど...
「リムル!!次の場所行こ!!」
大賢者と話していると、メイルがニコニコしながら戻ってきた。
ベニマルもにこにこだし、相当あのシュークリームが気に入ったと見える
だが悪いなベニマル。あれ余ったら全部俺のになるんだ
「わかった。次はどこ行くんだ?」
「ん〜...じゃあソウエイのとこ!!」
「お前は面食いか?」
「リムルの顔好きだからそうかも」
「....反応に困るからやめてくれない?//」
「お兄ちゃんが言い出したのに...?」
嫌だってそんなサラッと言ってくると思わないじゃん...?
流石にその顔でサラッと言われたらいくら弟とはいえドキッとするわ
にしてもソウエイか...
あいつは今も街の周りにいると思うけど...
今日くらいは休んでいいって言ったんだがな
イケメンはパーティでワイワイするよりクールに過ごしたいとかそんな感じかね...?
「ソウエイは探すの大変そうだぞ?」
「そうかな?」
「だって、町の警備やってんだからどこにいるかわかんないだろ」
「影移動でソウエイの影に移動すればいいんじゃない?」
「あ...」
そういえばそうだった
パーティで浮かれすぎて全然思いつかなかった
あとてっきり歩いて探すものだとばかり...
「じゃあリムル、影移動お願いね」
「あ、そうかメイルは影移動できないか」
「うん。だから初めからリムルだよりだよ?」
「...覚えれそうだったら、影移動も覚えような」
「うん。頑張る」
随分と棒読みな頑張るだったがほんとにやる気あるのか...?
まぁ、今はいいか。今はパーティを楽しもう!!
そうして俺たちはソウエイのところへ飛んだ
「...はぁ...」
ソウエイの部隊、隠密の1人。ガビルの妹ソーカ
ソウエイに救われた彼女はソウエイを好いている様だが、気持ちを伝えられずにいた
今も任務の最中にもかかわらず、クリスマスという聖なる夜にも関わらずデートのひとつも誘えない自分自身に嫌気がさしながら、振り積もった雪をソウエイと自分の姿に型どり、せめて少しでも幸せを感じようとしてた
「何をしてる?」
「ふぁ!?!?///そそそ、ソウエイ様!?」
なぜここに!?
「任務中だぞ。何をしている」
「あ、その...そ、そう!!戦闘訓練用の人形を用意していたんです!!」
「...なるほど。なら、お前は左をやれ。俺は右をやる」
左...ってソウエイ様を模した雪だるま!?
そ、ソウエイ様に攻撃...
ソウエイ様に...攻撃...
ソウエイ様に............
「む、無理です〜!!!!!」
「....」
「あ〜、ソウエイがソーカのこといじめてる〜」
「これは行けませんなぁ〜」
木陰から見守っていた俺とメイルはソーカが居なくなったのを確認して顔を出した
「リムル様、メイル様...」
「お疲れ様。あんまり好きな子虐めちゃダメだよ?」
「すみません。つい」
「完璧超人かと思ったけど、意外とベニマルみたいに子供っぽい所があるなソウエイも」
「ふふ、可愛いねソウエイ♪」
にっこにこでメイルに言われ、流石のソウエイもすこしs恥ずかしそうにしている
「あんまり虐めちゃダメだよ?2人のことは応援してるんだから。はい♪たまには甘いもの食べてサボっちゃいな?♪」
恥ずかしそうな空気を察してか懐からまたシュークリームを取り出したかと思うとソウエイにひとつ分け与え、実質今日は休みデートしてこいと指示を出していた
流石メイル。隙がない。そして俺も空気の読める男だ。こんなところで知らんぷりはしない。なにより、
ここはお兄ちゃんも一肌脱ぐところだろう
そうしてソウエイとメイルの話に入り...
「そうだな。こんな人混みだ。もし優秀な部下が誰かと回っててもわかんないかもな」
「うんうん!!♪そうだよね!!♪
ソウエイ、この話は内緒にね♪是非ともサボってる悪い子が居ないか祭りの様子も見て欲しい!!では、僕らはそろそろ行きます!!じゃね♪」
そうして可愛らしくソウエイに手を振るメイルを抱き、俺たちはまた街へ戻る。
まぁ、暫くはソウエイたちの気配に気をつけないとな
「さて戻ってきたけど、次はどこに行くんだっけ?」
「次は...そうだな〜...」
メイルが次に向かう先を決めようとしていると...
「リムル〜!!メイル〜!!」
この声は...
「うぉ!?」
「わぁ!?」
声を聞いて反応するよりも先に、体に大きな衝撃が走りわがまま魔王様の声が聞こえる
「なんで私をくりすますパーティに呼ばないのだ!!マブダチなのに!!」
「み、ミリム...なんでここに...」
「遊びに来たら楽しそうにパーティして!!私を除け者にするなんて酷いのだぁ!!」
「だって、ミリムとの連絡手段ないし....」
まぁ、普段から思念伝達で話さないし、ミリムが自分でくるしか連絡手段ないんだよな...
今日も街にいると思って連絡しようとしたら1度家に帰ってるって聞いたから仕方なく先に始めたが...
「わ、わはは...!!そ、そうだったな!!
そういえば連絡手段がなかったのだ!!」
「...俺ら吹き飛ばされ損だな...」
「まぁ、シュークリーム無事だしいいけどね...」
「うっ、わ、悪かったのだ...って、シュークリーム?とはなんなのだ?」
あ、やばい
「みんなに配ってるお菓子だよ。
はちみつ使って作った僕の手作りお菓子」
ばかメイル!!ミリムにそんなこと言ったら...!!
「メイルの手作りお菓子!!私も食べたいのだ!!」
ほらぁ...やばい...ミリムまで食べたら俺の分が無くなる...!!
「うん、別にいい──」
「リムル様!!メイル様!!ミリム様もこちらにいらっしゃいましたか!!」
おぉ!!ナイスタイミング!!
「リグルド、どうした?」
「皆様をシュナ様がお呼びです。」
「シュナが?わかった。すぐ行くね」
「なぁ、シュークリーム...」
「シュナのところ言ったらあげるから。ね?」
「むぅ...わかったのだ...」
よし!!そのまま飯食って忘れてくれ!!
酷いかもしれないが、俺だってまだ食べたいんだ。
許せミリム
リグルドに呼ばれていつもの執務館に向かうと、入口でシュナが待っていた
「お待ちしてました!!準備できてますよ!!♪」
にこにこしたシュナが中に案内するのでついて行くと、廊下にはいつもは無い綺麗な装飾が施され、まるで前世の夢の国のイルミネーションのように綺麗だった
そして、いつもの会議室の前でシュナが立ち止まり扉を開けると花をくすぐるいい香りが...!!
「おぉ〜!!!ご馳走なのだ!!」
ご馳走を見たミリムがまっさきに席につき、好きなように皿にご馳走を取り分けて行っている
そういえば、数日前からパーティの事を聞かれてたっけ...サプライズを用意してくれてたのか!!
クリスマスと言えば!!って感じの料理が机いっぱいに並べてあるけど、俺たちだけじゃ食いきれないな...
「シュナ!!ソウエイを除いた幹部たちみんなで食べよう!!」
「勿論です!!♪ですが、なぜソウエイは呼ばないのです?」
「あ〜...そっか、さっき行ってきたもんな」
「ふふっ、ソウエイは今可愛い子とデート中です♪」
人差し指を口元に添えて悪戯げににししとメイルが笑うと、シュナも察したようにまぁ、そうだったんですね♪と嬉しそうに笑い、直ぐにソウエイを除く幹部たちが集められた
ただ、ご飯も食べずに甘いものばかり食べて夕飯を食べれないといったベニマルは怒られていたが...まぁ、幸せな説教だろうしほっとこう
それに、これを食い終わったらシュークリームが...!!
「そうだ!!メイルよ!!シュークリームはどうしたのだ!!」
なっ!!まだ覚えてたのかミリム!?
「あ、そうだったね。はいどうぞ♪」
「ふっふっふ...待ち侘びたのだ!!
あむっ....んん〜♡...美味しいのだッ!!!♡」
ま、まぁ、ひとつくらいなら大丈夫だろ...
まだあるだろうし...
「まぁ、メイル様の手作りなんですか?」
「うん!!みんなにあげようと思って朝早起きして作ったんだ〜♪」
「なんと!!ではこれにはクリームやはちみつの他に、メイル様の我らを思う心が詰まっているのでありますな!!」
「ふむ...こればかりはシュナ殿でも真似出来ませんな!
実に美味しゅうございます、メイル様。」
「えへへ...♪みんな、いつもありがとうね!!」
って気づかないうちにみんなに配ってる!?
「ちょ!!メイル俺の分ちゃんとあるよな!?」
「もぉ〜、心配しないでもリムルの分は他で取ってあるって...」
「よ、良かった....」
...いろいろあったけど、今年も残り数日
来年もこんな楽しい1年だといいな。
そんな思いを胸に、メイルのシュークリームを堪能した俺たちは最後に外でみんなで騒いで、今年最後のでっかい祭りは幕を閉じた
──みんなが寝静まった頃
「すぅ...すぅ...」
「よく眠ってる...よいしょ...ふふ、メリークリスマス。リムル♪」
次の日目が覚めたリムルのそばには、名前入りの綺麗なマフラーが置かれていたとかいないとか...
あとがきです!!
1日遅れてすみません( ̄▽ ̄;)
リムル達の宴会も丸1日続いたということで、勘弁してください!!
次回からはまたリムルとメイルのイングラシアのお話をお送りいたします
番外編でした!!!