決戦前のちょっとした日常
「ふぁぁ...」
うーん...眠い...
昨日は日が沈むまで射撃の練習をしていた。
そのおかげでショットガンの反動には耐えられるようになったし、20mいないならある程度ハンドガンを当てられるようになった。
ただ、それで疲れて夕飯の時には眠さで全然上手く食べれなかったっけ....
───昨晩
....ウトウト
「ぁむ...んぅ...にゅむ...」
「...め、メイル...?大丈夫か...?少なくとも飯食う音じゃないぞ...?」
「ぅえ...?ぁ...美味しいよぉ...♪」
「お、おう...///ってそうじゃなくて!!だいぶ眠そうだが疲れてるのか?大丈夫か?」
「ん〜...?大丈夫〜...」
「そういう割には零してるぞ...ほら、食わせてやるから口開けろ」
「ぅえ...?あ〜...♪」
...こ、これは...不味い...なんか知らないがドキドキする...!!///
なんでメイルがこんなに色っぽく見えるんだ...!?///
「ちょ、ちょっとリムル様...!!///」
「な、なんだよベニマル...!!!///だって食わせないとこいつ寝ちゃうし...!///」
「そ、そうは言いますけど...!!なんというか...い、色っぽい...///」
「ぅ〜...リムルぅ...?」
「あ、あぁ、すまん。ほら...」
「あむ...えへへ美味しぃ〜...♪」
「うっ...///」
「...ソウエイ、どうやらおかしくなっちまったみたいだ...///何とかしてくれ...///」
「わかった。首を飛ばせばいいか」
「よし、もう正気だ。だからそのクナイを下ろせ」
「心配するな。痛みは一瞬だ」
「おいよせ、馬鹿なこと考えてんじゃ...ちょマジでやめろ!!あぶねぇって!!」
なんかベニマルとソウエイがイチャイチャしてるが気にしてられない...だって...
「えへへ...リムルぅ...♪」
「め、メイル...寝ぼけてるならベッドに...////」
め、メイルが俺の腕に抱きついて...///そっちに意識が...///
「う〜...リムルも寝よ...?」
「あ...あぁわかった...///わかったから離れろって...!!///」
や、やばい...///無性じゃなかったら危うく手出てるぞ...!!///
「メイル、わかったから...ほら、ベットに行くぞ...?///」
「ん〜...だっこぉ...」
「わかったから...///」
は、早めに寝よう...///
あんまり起きてると寝れなくなりそうだ...///
...あっ...///
うわあああああぁぁぁ!!///昨日の僕何してるの!?///
そしてお姉ちゃん何完璧に記憶に残してるの!?///
ややや、やばい...////今日どうやってリムルと顔合わせれば...!!///
...それにしてもなんだか腕に中が暖かいような..っ!?!?!/////
腕の中には、スライム姿ではなく人間姿のリムルが眠っていた。
リ、リムルが僕の(無い)胸に顔埋めてっ....///
「ひゅぇひっ!?///り、リムりゅ!?///」
や、やばい!!咄嗟に叫んじゃった!!///お、起きないよね...?///
「んんっ...ぁ...メイル...」
「あ...お、おはよぅ....///」
起きちゃった〜!!////
リムルと話して嬉しくないの初めてなんだけど!!//今すぐに逃げたい....それどころか消えてしまいたい...///
「...ぁっ....?!///わ、悪い!!///お前の腕の中があんまり暖かいもんだからつい...///」
「い、いやいや!!///いいの!!///こ、こっちこそ昨日は迷惑かけたみたいでごめんなさぃ...////」
「そ、それこそ構わないさ!!///俺は兄なんだし...弟のわがままくらい...それに一緒に寝るのとか子供のうちに終わらすことだし...///ほ、ほら!!俺たち今は子供の姿だしさ!!///」
「そ、そうだね!!///兄弟なんだしこれくらい普通だよね...!///」
あぅ〜...///いくら兄弟とはいえ...リムルが美形過ぎてドキドキする....///
「そ、それより...いつまでそこにいるの...?恥ずかしいんだけど...///」
「...えっと...もう少しだけ...い、良いだろ。たまには人肌が恋しくなるってやつだ!!///」
ま、まぁ...リムルはいつもお仕事頑張ってるし、数日後にはオークロードと戦うんだもんね...それなら...
「んっ....」
意を決して僕はリムルをぎゅーっと抱きしめる
ア゙ア゙ア゙ア゙恥ずかしいッ!!///
いくらリムルに喜んでもらうためとはいえ、さすがに恥ずかしいっ!!///死ぬ!!///恥ずか死ぬ!!!///
お、お願いだから早くお布団から出てきて〜...!///
───数時間後
結局、あの後リムルが二度寝しちゃって僕も一緒に寝ることになったけど...起きた時またびっくりしちゃってどっと疲れた...
「み、みんなおはよう....」
「メイル様、おはようございます...ってどうしました?なんというか...随分とお疲れのようですが...」
「ふふ...少し決戦前の前哨戦があってね...」
「前哨戦...?あ、そういえば、昨日は一体あの後どうなって...」
「わあああぁぁぁぁぁ!!////なんでベニマルも知って...そういえばあの場にベニマルも...!!///」
「お、落ち着いてください!!おふたりはご兄弟なんですから、何も問題ありませんよ...逆にそんな反応をすると勘違いする者も現れかねないのでやめてください...」
「ぅ....わ、わかった...だからもうその話は掘り返さないでください....」
「り、了解」
はぁ...ベニマルはイケメンなのにデリカシーがないというか...天然なんだろうけど...ベニマルと結婚する人は大変そうだなぁ...
結局その後、会う人会う人みんなに昨日の話を掘り返され、僕は逃げるようにハクロウの所へ向かった
「...」
「まぁ、若いうちには色々あるもんですからのぉ...黒歴史のひとつやふたつ、あっても恥ずかしいものでもありませんぞ。」
「こっちにも黒歴史とかいう嫌な文明存在してたんだ...」
「ほっほっほ、さぁ、いつまでも落ち込んではいられませんぞ。オークロードと戦うと言うのなら、せめて昨日の倍の距離からある程度当てられないとすぐに敵は距離を詰めてきますぞ」
「わかってるよぉ....そのためにここに来たんだから...」
「その割には来てからかれこれ数十分ずっと膝に顔を埋めておったがのぉ...」
「うっ......いつまでもこうしてもいられないしそろそろ始めよう...」
「その意気ですぞ、メイル様。もう少し当てられるようになったら、実際に鳥や魔物を相手にすると良いでしょうな。」
「もう?さすがに握って2日の銃じゃ...」
「実践に勝る訓練などありはしないのですぞ?」
「...わかった。行くよぉ...でも、心配だからハクロウも着いてきてね?」
「ほっほっほ、勿論、お供させていただきますぞ。ささ、お昼まではまだまだ時間がありますからな。訓練を始めましょう」
「はい!!」
そしてハクロウ指導の元、昨日のうちにハクロウが作ってくれたらしい人型パネルに向かって僕は有効打にならなくても動けなくなる負傷を与えたり、一撃で倒せるようにヘッドショットを狙ったりの練習を繰り返した。
途中で魔素弾の威力を変えてみてり、丸みを帯びた弾から先端が尖った弾に見た目を変えたり、ハクロウにアーツと呼ばれる技術を学んだり、と色々やっていると、あっという間にお昼になっていた。
「おや、もう数刻過ぎておったか。メイル様、しばし昼休憩と致しましょう。」
「はぁ...はぁ...うん...疲れた...」
ハクロウの修行は色々知れたりして楽しいけどそれと同時に過酷なんだよなぁ...下手したら死人が出るんじゃないだろうか...こう考えると、日本の教育課程は死ぬほどきついのが無いあたり優しかったんだね...あの内容で疲れたって言ってた自分がどれだけ怠惰だったかわかった気がする...
そんなことを考えながら少し日陰で休憩していると...
「メイル様〜!!ハクロウ〜!!お弁当を持ってきましたよ〜!!」
と、シュナがわざわざお弁当を持って来てくれた
「シュナ〜...ありがとう〜...このままじゃお昼休憩このままずっと座ってるところだったかも...」
「頑張るのはいいですが、程々にしてくださいね。
メイル様はこの後私の所にも来る予定があるのですから」
「あぁ...確か服を作るための採寸だっけ?」
「はい。服自体はおおよその大きさで出来ていますので、あとは細かいサイズを測って調整します」
「わかった、じゃあこの後一緒に行くよ。
ただその前にシュナも一緒に食べようよ」
「わ、私もですか?」
「このまま帰すのもあれだし...もしかして食べちゃってた?」
「い、いえ、まだですが...よろしいのですか?」
シオンならハクロウの前だろうと
いえ、ご遠慮します。メイル様をまだ認めていませんし、そんな方と食べても美味しさが減ってしまいます
とか言われちゃうだろうからなぁ...
いつもベニマルとかハクロウとかかっこいい人と食べてるから、たまには可愛い子と食べてもいいよね
「いつもベニマル達イケメン組と食べてるせいでシュナみたいに可愛い子と食べる機会も少ないから一緒に食べてくれるなら嬉しいな」
「...そ、それでしたら...ご一緒させていただきます...//」
「うんっ!!ありがとう♪」
「メイル様は銃や剣より先にご自身を見つめ治さないとダメそうですなぁ...」
「え?」
僕ってそんなに自分のこと見えてないかな...
なんだか不安...後でリムルに相談しよう
「それにしても、洋服ってみんなシュナが作ってるの?
もし作ってるなら疲れてない?ちゃんと休んでる?」
シュナが持ってきてくれたおにぎりを食べながらココ最近思っていたことを聞いてみる
「いえ、1着目は私ですがそれ以降は私の他にも織り機の使い方を覚えてたゴブリナ達がやってくれています。
それに、服のアイディアなどはリムル様が沢山くださったので、それを元に作るので苦でもありませんし、ちゃんと休んでますよ」
にこりと綺麗な笑顔でシュナは僕の疑問に順に答えてくれた。
初めて会った時からだけど、シュナって頭もいいし仲間思いでいい子だよね。
「...シュナには勝てないなぁ〜」
「ふふ、メイル様ならいつか超えてしまいますよ」
「そうかな〜?」
頑張りやなシュナには負けられないし、僕も頑張らないとね!!
そう決意を新たに、僕はご飯を早めに切り上げて、服の採寸の前にもう少しだけ射撃とアーツの練習をするのだった...
そして、今僕はその頑張り屋なシュナの頑張っていた本当の理由を理解していた
「メイル様!!とってもお似合いです!!」
「シュナ様!!こちらのお召し物も!!」
「それとの繋ぎならこれがいいかと!!」
「ま、まだ着るの...?」
「もう少し!!もう少しだけですから!!」
「ふぇぇ〜....!!」
...シュナの仕事場に来てすぐ、僕は奥へと招かれ
そこに待機していた数人のゴブリナとシュナに囲まれ、
多くの"女性もの"の洋服を着させられていた...
「あ、あの...僕は男で...」
「そう仰らず!!とってもお似合いですメイル様!!」
...と、僅かな抵抗虚しく目を輝かせながら女性陣は僕を逃がしてはくれない...そんな目を輝かせてたらもうヤダ!!とか僕は男だから女の子用の服は着たくない!!とか言えないじゃん...
しかも、リムルが渡した服はかなりレパートリーが豊富らしい...メイド服、ナース服、ゴスロリ、制服、ワンピース、チャイナドレスetcなどなど...
男ものも沢山あるのになんで女性ものばっかりぃ...
「め、メイル様...次はこちらを...!!」
意を決したように渡してくるシュナ
何かと思えば
「ってスク水!?無理無理!!これは絶対無理!!///僕はリムルと違って付いてるもん!!///」
「大丈夫です!!それも考慮して制作して...!!」
「やだ!!それだけは無理!!///」
なんて服...じゃなくて水着着せようとしてるのさ!!
いくら今後部下じゃなくなるかもって言ってもやり過ぎでしょ!?///
そもそもそれは男が着るものじゃないの!!!///
必死の抵抗が効いたのか、シュナ達は水着は諦めてくれた。
しかし、その後もバニーガールだったりバレリーナだったりウエディングドレスだったりを出してきて断るのには苦労した...
はぁ...しばらくシュナの所には近づかないようにしよう...
そう決意した僕であった...
はい。今回は少し前から書きたかったリムルとメイルの
「訳あって添い寝することになった話」を書かせていただきました
すみません。本編関係ないし今回の前半はめちゃくちゃ中の人が書きたかっただけです
それと、ひとつ皆さんに報告...というか頼みがありまして。
前回登場した「魔素弾丸」ですが何かいいネーミングありましたらコメントしてくれると嬉しいです
実はずっと考えていたのですが何も思いつきません。
中の人の中では
「えぇ...魔素弾丸...魔素...魔法...マジック...弾丸...バレット?ぬあー!!思いつくか〜!!!」
って感じですので皆様の意見を書いてくださると嬉しいです。
何も来なかった場合は真面目にマジックバレットとかになります。
元ネタはSAO2期のGGOの終盤サブタイトル「ファントム・バレット」です
これは余談ですが実はSAOネタやジョジョネタなどを各所にばら蒔いたりしてます。
シズさんの回のサブタイトル
「その身朽ちても魂は死なず」は
ジョジョ第2部戦闘潮流のシーザーのシーンで流れたナレーション
「その身尽きてもその魂は死なず」
から来ています
長文失礼しました