この運命さえ喰らい尽くせ   作:海波 犬夜

32 / 34
5人の生徒と自由学園

 

漫画大会が終わった次の日の朝。

僕とリムルは部屋を出る準備も済ませ、ユウキさんが来るのを待っていた。

 

「ユウキさん遅いね〜」

 

「いや、俺たちが早くに起きすぎなんじゃないか?今早朝の7時だぞ?」

 

確かに、僕らの朝は普通の人より少しだけ早い。

朝はバタバタしたくないという僕の個人的な理由で5〜6時に起きるのが普通であり、今日の待ち合わせも考えていなかったので早すぎるという評価は多分あってる

 

「そっかぁ...なら9時くらいにはくるかな?」

 

「まぁそれくらいが妥当だろうな。その間は漫画でも読んでよう。」

 

なんて言ってリムルはまたベッドでゴロゴロと漫画を読み続けている。

多分だけど暇つぶしは建前で読みたいだけ...まぁ、分からなくは無いけど

 

そんなふうに2時間ほど時間を潰した辺りでようやくユウキさんが部屋まで来て、自由学園へ移動となった。

そして話を聞くと、元々7時頃には来る予定だったが昨晩漫画を読んでいたら止まらなくなり結局夜遅くまで読み耽っていたせいで寝坊したらしい

 

「いや〜、すみません!!もう少しで読み終わるってなると止まんなくて...」

 

「まぁ、ラストはだいたい怒涛の展開だから止まったら熱が残っちまうからな。

俺も週刊や月刊で待ちきれなくて最終話辺りは読まずに単行本買ったなぁ...」

 

「おぉ!!わかってくれますがリムル師匠!!そうなんですよ!!そうして読んで、終わった〜!!ってなったらもう真夜中ですよ!!しかも、興奮が収まらないせいで寝るのにも時間がかかって...」

 

「わかる!!わかるぞ!!そうだよな!!そうなっちゃうよな!!」

 

「何がそうなっちゃうのか知らないけど、そうなるなら最終回は渡すんじゃなかったかも...」

 

その熱の入り方はわかるけど...でも仕事に支障をきたすなら渡さない方が良かったかな..

 

「そ、そんな殺生なメイル師匠!!これは幸せな支障だから問題外ですよ!!」

 

いやぁ、問題内だと思うけど...

 

「...じゃあ、少しでも送れた予定を早く済ませよう。

自由学園だっけ?僕らの向かう場所」

 

「はい。ここから少し言ったところにある自由学園という場所では多くの子供たちが魔法や戦闘の基礎を学んでいます。

シズ先生もそこの教師のひとりで、異世界から召喚された子供たちに戦闘技術を教えながら見守っていたんです」

 

なるほど。

そうすればいくら子供とはいえある程度の魔物になら対抗できるようになるってことか

確かに、僕らみたいに言葉を話したりするくらい知性のある魔物ならともかく、アーマーサウルスとか黒蛇は知性無かったもんね

あぁいう魔物用の戦闘技術ってわけだ

 

でも、それならシズさんの

"あの子たちを救って"ってどういうことだろう...?

 

ふと、ユウキさんとの会話の中で生まれた小さな疑問

それを口にすることは無かったが、その答えはすぐにわかった

 

 

 

 

 

「...召喚された10代未満の子供は、膨大なエネルギーに体が耐えられずに死んでしまうんです」

 

「えっ...」

 

「なっ...!!」

 

ユウキさんが零した事実

それは、異世界の子供たちの悲しい運命だった

通常、召喚された異世界人達は世界を渡る中でユニークスキルを獲得し、膨大なエネルギーにも体が耐えられるよう進化する

しかし、10代未満の子供たちだとユニークスキルが獲得出来たとしても未発達な子供の肉体では膨大なエネルギーに耐えられるだけの進化はできず、3〜5年で体が崩壊し、亡くなってしまうというのだ

 

「...なるほどな。通りで何日もかけて呼び出した子供たちをあっさり国が渡すわけだ」

 

「これが必要な犠牲って言いたいわけ...?命をなんだと...!!」

 

「...国からしてみれば、数を集める兵士より、個々の戦闘力を優先したのでしょう。

雑兵を集めるより強力な戦力を持つものの方が強い...それは、あなた達もわかっているでしょう?」

 

それは...

 

...確かに、思い当たる節はある

今まで、牙狼族と戦った時からそうだ

僕らはたまたまその"強者側"だったに過ぎない

牙狼族の時も、大鬼族の時も、蜥蜴人族の時も、豚頭族の時も、豚頭魔王の時も、カリュブディスの時も...

全部、リムルかミリムがいた

ユウキさんや国の言う"個々の戦闘力が高い者"がたまたまこっちにいたに過ぎないんだ

 

「...助ける方法は無いのか?」

 

「...今はまだ、助ける方法は分かりません...

リムルさん、メイルさん、身勝手なお願いなのは百も承知です。...お願いします...あの子たちを救ってあげてください...!!」

 

「...ユウキさんに頼まれなくなって、救ってみせるよ。

シズさんとの約束だもん。」

 

「あぁ。絶対に救ってみせるよ。この姿と、仮面に誓って」

 

「...ありがとうございます...!!」

 

ユウキさんは最後に深く頭を下げると仕事がまだあるからと眠そうに目を擦りながら帰って行った

次に会う時はいい知らせが出来るといいな...

 

「...さて、メイル。これから中に入るが...心の準備はいいか?」

 

「うん。大丈夫。でも、少し恥ずかしいからリムルから行ってくれない?」

 

さすがにトップバッターは...うん...///

いくら相手が子供とはいえ恥ずかしいし...僕も年齢的には前世と併せても10代後半差し掛かるくらいだし...

同級生か少し下くらいの子相手に先生ってのは少し抵抗が...//

 

「仕方ないな。じゃあ俺が先にはいるからお兄ちゃんの晴れ姿をバッチリ見とけよ!!」

 

そういうとリムルは扉をあけ中に入る

明るく、そして優しく...だったんだけど

 

「こんにちは〜!!今日から君たちの担任になった...うぉ!?」

 

リムルが教室に入ると同時に炎がリムルを襲い、かわしはしたがかなりの威力の攻撃を仕掛けてきた

 

この教室には猛獣でもいるのだろうか?

ってんなわけないだろ!!誰だうちのカッコ可愛いお兄ちゃんに炎投げつける悪餓鬼はァ!!

 

急いで中に入るとオレンジ髪の男の子が炎を纏わせた剣を振り回し、周りの子供たちはそれを囃し立てていた

 

「ケンちゃん凄い!!」

 

「それ新技だろ?」

 

「おう!!やっと完成したんだ!!」

 

「でも爪が甘いわね。避けられてるじゃない」

 

「うっせぇ!!次は当てるぜ!!」

 

寿命が少ないって言うからもっと大人しい子かと思ったけど、どうやらろくに注意できる大人がいない環境で天狗になってるみたいだね...

初対面の印象は最悪。

でも、絶対にこの子達を救ってみせるよ。シズさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え〜初めまして!!今日から君たちの担任になったリムルです!!そして...」

 

「メイルです。皆さんよろしく」

 

「「「「「...........」」」」」

 

「まぁ、初めましてでテンション高くは行けないよな。

じゃあまずは出席を取りたいと思います!!

ケンヤ=ミサキく〜ん」

 

「....」

 

「リョウタ=セキグチく〜ん」

 

「...」

 

「ゲイル=ギブスンく〜ん?」

 

「...」

 

「アリス=ロンドさ〜ん」

 

「...」

 

「クロエ=オベールさ〜ん?」

 

「...」

 

...ぜ、全員無視ってまじか...

完全に学級崩壊してるし...

 

「...はい。いいですか?名前を呼ばれたら、元気よく、大きな声で返事してください」

 

「「「「「........」」」」」

 

...ふむ。少しお休を据えた方がいいかな?

軽く空砲でも...

 

「はいっ!!ではここで先生のお友達を紹介したいと思います」

 

 

 

 

───

 

「はい♪よく出来ました♪」

 

その後、リムルはランガを大きい状態で呼び出し子供達を脅...分からせて返事をさせた

リムル、恐ろしい子...

しかもそれに対して抗議したケンヤ=ミサキくんがランガに舐められてベトベトになってる...

 

そんなこんなあり、初めからギクシャクしながらもテストをすることになった

と言っても、現代の学校のようなペーパーテストではなく魔法や物理攻撃ありの戦闘訓練となった

内容は、リムルに攻撃を一撃でも入れれば勝ちというもの...だったのだが

 

「ちょっと待てよ!!あんな犬を呼び出すようなヤツと戦っても勝てるわけないだろ!!」

 

「そうよ!!それに、そっちのあんたはこっち側じゃないの!?」

 

と、ケンヤくんとアリスさんに言われてしまった

う〜ん...そう言われてもな...

 

「ふむ...わかった。ならメイル、代わりにやってくれないか?」

 

「構わないけど...僕、手加減できないよ?」

 

そもそも銃弾じゃ威力下げてもゴム弾もないし大怪我になるし...

 

「軽くでいいんだよ。ゴム製のナイフでも使ってやればいいさ」

 

「う〜ん...まぁわかった。やるだけやってみるよ」

 

とまぁ、巻き込まれた形で僕が戦うことになってしまった

装備はいつものGLOCKとM19にコンバットナイフの3つ。

とはいえ相手は子供たち...まぁ使うわけには行かないよなぁ...

なんだかんだ初めて武器無しで戦うかもしれない

初めてのことだし、どれくらい動けるのかちゃんと確認しとこう

 

「...じゃあ、僕が相手をします。まずは誰からかな?」

 

「もちろん俺からだ!!覚悟しやがれ!!」

 

「ケンちゃん頑張れ〜!!」

 

「そんなやつやっつけちゃいなさい!!」

 

そんなやつ...随分と舐められてるなぁ...

まぁ、確かに前世の頃もよく年下にからかわれてたっけ...

まぁ、友人二人が助けてくれたけど...

ともかく、この子達を何とかしないと

 

「ん。いつでもいいよ」

 

「それじゃあ、初め!!」

 

リムルの掛け声と共に炎を剣に纏わせ、無闇矢鱈に僕目掛けて振り回してくる

 

ふむ...いい火力だけど温度はベニマルの方が上だし、剣の速度もキレもハクロウの何倍も遅い。

何より振りが甘いね。当たったとしてもこれじゃあ切れないと思う。

僕が敵なら決着は一瞬だっただろうね

 

「うぅ〜...!!クソォ!!!」

 

「炎以外にも色々やってご覧。君なら出来るはずだよ」

 

「うるせぇ!!シズ先生の技は凄かったんだァ!!」

 

「おっと...」

 

最後のは危なかった。

もう少し頭が上だったら燃えてたかも

 

 

 

─「それまで!!」

 

最後の一撃を避けると、時間が過ぎ戦闘終了の合図がかかった

 

「う〜...クソォ!!覚えてろ〜!!」

 

ありゃりゃ泣いちゃった...可哀想だけど、今は心を鬼にしないと行けないんだ...ごめんね...?

 

「...さ、次は誰かな?」

 

「では、次は僕が」

 

「...えっと、ゲイル=ギブスンくんか」

 

「大怪我しても恨まないでくださいね...!!」

 

「うんうん。恨まないから好きなようにやってみな」

 

「...準備はいいかな?それじゃ...初め!!」

 

「ふんっ!!」

 

おぉ、魔力弾!!

自力で作れるとは才能マンだなぁ〜

しかもシズさんから教わってないなら自分から思いついたんでしょ?

天才かもしれない...

まぁ、残念ながら沢山の魔力弾ならまだしも、1発だけならどうとでもなるんだよ

 

「はい、ご馳走様」

 

魔王ゲルドさんお得意の腐食で魔力弾を食べた

おかげで少しだけ魔素が増えたよありがとう

 

「なんですかそれ!!汚いっ!!」

 

「反撃はしないけど、無効化しないとは言ってないからね。自分の手札を使っただけだから汚いなんて言われる筋合いないよ。さぁ、どんどんおいで♪」

 

 

 

─「それまで!!」

 

ゲイルくんも威力とかはあったけど、まだまだだな。

別に腐食させなくても避けれるレベルだったしね

せめて当てるならゲルミュッドの使ってた

死者之行進演舞(デスマーチダンス)だっけ?くらいの追尾性ないとね。

まぁ、あのレベルはある程度練習が必要だろうけど、きっと才能マンなきみならいつかできるよ

 

「さあ、次は誰?」

 

「私」

 

「クロエ=オベールさんか。よろしくね」

 

気弱そうに見えたけど...どんな攻撃してくるんだろ?

まさかと思うけど、持ってる絵本?の角で殴ってくるとか...?

 

「我が敵を打ち滅ぼしたまえ...ウォータージェイル」

 

「わわっ、水が...!!」

 

水圧の檻...ってところかな?

と思ったら内側に水の刃!?

水操作による水圧の檻と水刃の合わせ技か!!

 

「降参するなら解除するけど...しないなら死んじゃうよ?」

 

サラッと恐ろしい子?!?!

本当に10歳!?

あ〜でも子供の頃って謎に残酷だからなぁ...

 

「...たしかに、すごい技だね。僕やリムルじゃなかったら危なかったかもしれない。」

 

「ふふ...」

 

「でも、残念。僕らには効かないよ」

 

僕には水操作は無い。

リムルなら水操作でどうとでもできただろうけどね

でも、これくらいなら水操作も飢餓之王もいらないんだよ

 

見守る者さん、ウォータージェイルを解析鑑定。

その後、魔素供給を一部遮断。

 

『了、ウォータージェイルを解析...成功しました。

ウォータージェイルへの魔素供給を一部妨害...成功しました』

 

見守る者さんはその名の通り見たものへの解析鑑定が優れてるスキルなんだ。

だから、距離があるならまだしもこれくらいの距離ならどうとでもなるんだ

 

ウォータージェイルの水の檻に穴を開け、僕は堂々とそこから抜け出す

そしてクロエ=オベールさんに近づき...

 

「これからもしっかり勉強するようにね。」

 

と、頭に手を置いて撫でると...

 

「うっ...ひぐっ...」

 

 

 

 

─「それまで!!」

 

わっ、泣いちゃった...ごめん、今は心を鬼にしないと行けないんだ...

...ん?今少し笑ったような...気のせいかな?

 

「...さて、次は誰かな?」

 

「...ぼ、僕です...!!」

 

「次はリョウタ=セキグチくんか、じゃあ最後はアリス=ロンドさんだね」

 

「ふん!!アリスの番は来ねぇよ!!リョウタ〜!!俺の仇を取ってくれ〜!!」

 

...さて、リョウタ=セキグチくんはどんな能力か...

 

「...準備は良さそうだな。初め!!」

 

「ウオオオオォォォォ!!!」

 

ふむ、狂戦士化...いや、バーサーカーかな?

中々いい速度と攻撃力だけど...戦いの中で冷静さを無くすのは大きく減点だよ。

これくらいの攻撃速度と回数ならこの場から動かずに回避し続けることだって可能なんだからね

 

 

 

─「それまで!!」

 

 

「ふぅ...さて、最後はアリス=ロンドさんだね」

 

「ふん!!不甲斐ないあんた達はそこで指でも咥えてよく見てなさい!!」

 

「メイル、最後だ。頑張れよ」

 

「ん。頑張る」

 

「それじゃ、開始!!」

 

「みんな!!あんな奴やっつけちゃえ!!」

 

ん?人形が空を飛んで...人形使い?いや、ゴーレム使いかな?

確か、ゴーレムマスターって言うんだっけ

ぬいぐるみを操ってるけど、これが僕が使う銃とかを操れたらとんでもない事になりそう...

...にしても、鬱陶しいな...全部腐食させようかな...

 

『解、個体名:アリス=ロンドが泣き出す確率...100%』

 

...うん、やめとこう

あとはこのまま10分耐えればいいし...

 

 

 

─「それまで!!」

 

リムルが声をかけると人形たちが地面に落ち、アリスさんがその場にへたり込む

 

あらら...いじけちゃったかな...?

 

僕は人形を拾い上げ、アリスさんに近づく

 

「お疲れ様。よく頑張ったね。人形じゃ攻撃力がないから今回はこんな結果だけど、次はもう少し攻撃力も考えてやってみようか」

 

昔近所の小さい子をあやしたように頭を優しく撫でながら慰める

こういう時に否定しては行けない。

余計泣いちゃうからね

だからこういう時は褒めちぎるのだ

 

「...ふん...!!次は絶対勝つんだから...!!」

 

「うんうん。いつでも相手になるよ」

 

...さて、あとはリムルに任せよう

そう思いながらリムルに向き直ると

リムルも察してたように頷き...

 

「はい、ちゅうも〜く。」

 

と、まるで金〇先生のようにみんなに呼びかけると

みんなもその声に反応してリムルに目線を飛ばす

そして、みんなが見てることを確認してからリムルは話を始めた

シズさんに頼まれてここに来たこと。

絶対に助けるということ。

これからは僕らが先生をやること。

初めは戸惑いも不満もあるだろうけど、いつか仲良くなれたな...

なんて思いながら僕も話を聞いていた。

 

でも、すぐに仲良くなれそうだ

 

「私、あんたたちを信じてみる!!」

 

「うん。僕もこの人たちなら信用していいと思うな」

 

「ぼ、僕も...!!」

 

「私はね?最初から信じてたよ?」

 

「な、なんだよお前ら...な、なら俺も信じてやるよ!!」

 

...問題児かと思ったけど、やっぱり根は素直な子供たちだったみたい

これから、ここで僕らの学園生活が始まるんだ

助けるまでどれだけかかるかわかないけど、

僕らがみんなを助けて魔国連邦(テンペスト)に帰るまで...

それまで、楽しい思い出をたくさん作りたいな

 





あとがきです!!

今回のvs生徒達は別にメイル君が強い!!と思わせる目的ではありません
ただ単純に、手の届く範囲や単体相手ならリムルと似たようなことがメイルくんにもできるんですよ?
ということを書きたかっただけです
不満に思った方が居ましたら申し訳ないです

次回もお楽しみに
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。