葦名廻戦   作:朝槿

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オリジナル攻撃考えるの楽しい。
と言う事で葦名探索編の続きです。

狼さんですが、あの後無事に七面武者に勝ちましたよ。
これからももっと葦名を描いて行こうと思ってるんで、楽しみにしてて下さい。
しかし攻略サイト便利だなぁ・・・


仙峯寺

五度死に、漸く忍殺を決めた狼は、少しゆっくり歩いていた。

 

しかし、今回の個体は恐ろしかった。

人魂による弾幕はかつての二倍はあり、単純な剣撃も重い。

光束の移動も速く、全速力で走らなければ追いつかれていた。

忍殺を3回も狙うのは骨が折れる。

 

そして最後の全体攻撃。

あれは流石に避けれない。

結局回生して無理矢理斬り倒した。

 

想定より大分時間がかかってしまった。

だが悪い事ばかりではない。

久しぶりの死地を経験した事で、狼は葦名の空気を思い出した。

 

(少し気が抜けていた・・・)

 

葦名は過酷な土地。

生半可な思考では忽ち殺されるだろう。

竜胤があるとは言え、いつかは蘇れなくなるかもしれない。

 

此処は死地だ。決して安全な馴染みのある場所ではない。

気を引き締め、狼は走り出した。

 

 

 

 

鬼仏見出

 

 

捨て牢を抜けた狼は無事に金剛山に辿り着き、鬼仏で休息を取っていた。

何故かは分からないが、鬼仏での休息の効果は途轍もなく、体は万全の状態になる。

更に敵から見つかる事もなく、一度対座した鬼仏には飛ぶ事ができる。

これが無ければ探索は何倍も苦労していた事だろう。

 

此処で一つ気づいた事が。

昔一度対座した筈の鬼仏が登録から外れていた。

再び自分で付けていかなくてはならない。

少々面倒だが、必要な事だ。

 

 

さて、今回の目的は仙峯寺の内部調査、および()()()()()()()()である。

見渡せば、いつもの様に僧侶が巡回している。

近づいて見ると、普通に襲いかかってきた。

 

(月隠を使っておくべきだった・・・)

 

何処か面倒な顔をして、狼は刀を抜き放った。

 

 

 

 

数分後、敵を一掃し、一つ目のお堂を抜けた狼は壊れた橋の前で立ち止まっていた。

 

(先程の僧侶・・・)

 

相変わらず目についた瞬間襲いかかってきたが、何処か様子がおかしい。

かつての様な理性(?)を感じない。

更に赤目であった。

 

仙峯寺拳法も形が崩れていて、威力で無理矢理殺しにかかってきた。

彼らは言わば下っ端。

純粋に仏敵を討ち倒さんとする僧侶でしかない。

ならば、仏道を体現する拳法が崩れているのは何故だろうか。

 

「・・・力に呑まれたか」

 

別に彼らの結末に怒りや悲しみを覚えているわけではない。

ただ、憐れだった。

 

 

さて橋だが、直っていた。

 

「・・・何故?」

 

確か仙峯寺は、長年の間に老朽化した建物を一切修理しなかった。

先程の建物がいい例である。

ひたすら仏道を邁進したり、死なずに取り憑かれたりした狂人の集まりだ。

更に先程の僧侶は橋の手前からこちらに来ない。

修理なぞ出来るはずもないのだ。

 

だが行かざるを得ない。

恐る恐る橋を渡りきり、通天橋の方に一度向かう。

 

 

鬼仏見出

 

 

鬼仏・境内でひとまず休息。

傷ついた体を癒し、瓢箪を回復させる。

さて、途中で気づいた事だが、此方には敵が居ない。

かろうじてまともな(とも言えない)僧侶は逃げ出したのか。

出来れば遭遇したくないものだ。

 

(それにしても・・・)

 

こうやって鬼仏に対座していると、どうしても出てくる疑問。

 

 

『何故敵が復活するのか?』

 

 

違和感どころではない。

まだ怨霊系なら分からなくもないが、実体を持つ兵や僧侶が復活するのは明らかにおかしい。

強敵だってそうだ。

腕を斬り飛ばしても、一度死んで鬼仏から戻ってきてみれば復活している。

 

「・・・分からぬ」

 

疑問にこそ思うが分からないので、結局また影に任せるしかない狼だった。

 

 

 

 

休息も終わり、本堂へと向かう狼。

全く敵がいない。

屋根に登り、跳び、走り、建物の中を覗き、進み、覗き・・・ッ!

 

いる。

 

異様に低く這いつくばる姿勢。

飛び出た背骨の様な鋼の鉤爪。

顔は包帯に包まれ、両手には一際大きい鉤爪。

 

ソレは奇声を上げ、跳びかかってきた。

 

 

強敵 『長手の百足 仙雲』

 

 

 

 

ギャイン!

 

体重を乗せた強烈な斬りかかりを間一髪で弾く。

仙雲は後ろに飛び退き、体勢を立て直す。

 

その隙に狼は術式を発動した。

 

 

【御霊降ろし】

剛幹

 

 

やけに出番が多い剛幹である。

昔はそれこそ百足衆にしか使わなかったモノだが、最近は体幹を削る攻撃が多い。

両者共に準備を終えた今、”アレ“が始まる。

 

ギィンギィンギィンギィンッ!ギィンギィンギィンギィンギィンッ!ギャィインッ!!

 

恐ろしき十連攻撃である。

五連目と十連目は少しずらしを入れてくる為、少しでもズレると一気に瓦解する。

何度も何度も斬り刻まれたものだ。

特に苦難厄憑では恐ろしい程早く殺された。

弾きでないとダメージを喰らう連撃には辟易とする。

 

だがその経験のお陰で、今は完璧に弾ける。

3回ほど繰り返し、1回目の忍殺。

そして再びの連撃。

 

(1234、56・・・)

 

七面武者と違い、意外と余裕・・・と思っていたのも束の間。

 

(・・・89、10・・・!?)

 

十五連に増えた。

次に備えようと一瞬弾きをやめた狼を、強烈な斬撃が襲う。

しっかり五発で削り切られ、息絶えた。

 

回生。

 

今度こそはと十五連攻撃を弾き切り、これで勝てる・・・と言うのは儚い希望だった。

 

(101112131415、1617・・・!?!!)

 

まさかの二十二連攻撃。

必死に弾き抜き、仙雲の体幹が崩れた瞬間、楔丸を突き上げ、顎から頭までを刺し貫いた。

 

 

忍殺(SHINOBI EXECUTION)

 

 

 

 

「・・・」

 

度重なる試練に眉間の皺が一層濃くなった狼だが、変わらず山道を歩き続ける。

そしてやはりだが、建物が全て修復されていた。

長い年月を経て、しっかりと整備されているかの様に完璧な状態。

 

違和感が積もる中、階段を登り本堂に辿り着いた。

 

 

鬼仏見出

 

 

今日だけで三度目の対座。

順調に進んでいる様で少し安心する。

再び体力を回復し、中に進む。

 

坐しているのは大きな仏像。

現代日本にて葦名の事を調べていた狼だからこそ分かるが、仙峯寺の仏像は一部異なった容姿をしている。

京都や奈良の寺院に置かれている仏像と、葦名のものは少し違うのだ。

中々興味深いが、今は残念ながら調査する事ができない。

目前に置かれている鈴を手に取り、鳴らした。

 

 

【幻廊の鈴】

 

古びた銅で作られた五鈷鈴

これを鳴らせば、幻廊にいる猿たちも狼も、最初の状態に戻る

ただし、屏風の中に捕まえた猿は、鈴を鳴らしても、逃げ出すことはない




今回は、と言うか葦名編あんまり呪術廻戦要素出ないです。
その代わり他所様の考察+私の設定を入れていきます。
出来るだけパクリにならない様に気をつけますが、ちょっとは許して下さいね。

一番好きなステージ?源の宮。
一番嫌いなステージ?葦名の底。

本作の狼さんの趣味は宗教系ですね。
葦名とか言う土地で育ったなら、少なからず興味を持っててもおかしくない。
誰だってそーなる、私もそーなる。
と言う事で、オリジナル設定どんどん入れていくよ!
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