体調崩してなかなか筆が進みませんでした。
常備薬と抗生物質のお陰で立ち直りましたが、まだ鼻が止まらないです。(花粉症とは違う、粘り気のない奴)
さて、性格、口調を把握しきれないまま投稿すると言う恥を晒していますが、なんとか頑張って調整していきたいです。
では、前回、肉弾戦ボロ負けした傑くんの続きです。
教室に戻った四人。
夏油傑は放心していた。
近接戦で決着をつけよう、と意気込んでみたは良いものを、直ぐに完封されてしまった。
ただひたすらに恥ずかしい。
「ねぇ今どんな気持ちぃ〜?俺よゆ〜みたいな顔して十秒足らずで負けた気持ち!」
「『私はコッチも得意なんだよ』キリッ!いやぁ〜カッコいいね」
「悟、硝子。外で話そうか・・・!」
「寂しんぼか?一人で行けよ」
「そーだそーだ」
煽る二人とキレかけている傑。
そんな三人は背後から近づいてくる、一人の影に気付かなかった。
「お前ら・・・新入生を置いて何をしている?」
ビクッ!
恐る恐る振り返ると、其処には怒髪天をついた夜蛾の姿が。
三人は0.2秒で状況を把握し、一か八か逃走を図る。
が、それより先に悟の脳天に拳が落ちた。
ゴンッ!
「・・・夜蛾殿。もう宜しいかと」
「そうか?・・・すまんな、同級生がこんなので」
狼に止められ一旦落ち着く夜蛾。
その様子に残りの二人は安心し体の力を抜くが、続けられた言葉に固まる。
「そんなに仲良く話したいなら・・・お前ら三人共、任務だ。但し!もし壊したものがあれば、自らで弁償してもらう!」
「そn…いったぁ!」
非難の声を上げようとして頭を上げ、机の角に思いっきり頭をぶつけ悶絶する悟を無視して、夜蛾は再び出ていった。
◇
所変わって車内。
三人と、一人でやる事もないので着いてきた狼は補助監督による説明を受けていた。
「今回の任務は廃屋の調査です。数十年前に没落した裕福な一家の屋敷なんですが、その怪しい雰囲気から肝試しの場として有名です」
「肝試しねぇ」
悟は何処か面倒くさそうに呟く。
大抵の肝試しの場は呪術的にヤバい所。
経験談だ。
「はい。其処では、数ヶ月前から立ち入った人々が行方不明になっておりまして」
「数ヶ月前から?何故もっと早く判明しない・・・?」
「なんかあるんです?」
数ヶ月前と言う呪中途半端な期間に傑と硝子は問いかける。
その質問に補助監督は捻り出す様に答えた。
「・・・実は、
「はぁ?」
「・・・明らかに一級以上あるね、コレ」
一級?確か・・・
「・・・二級と言われたが」
それに対して傑は説明する。
「この業界では判断するのが《窓》と上層部だからね。実際との差異は大いにあり得る」
「上からの通達が不確定の会社とか誰も入ってこないよね」
「返す言葉もありません・・・」
なるほど。
夜蛾殿が何処か釈然としない顔をしていたのはそう言うことだったのか。
納得する狼を他所に会話は続く。
「それ故に実情が何も分かっておらず、発見した私は一級以上の術師を要請したのですが・・・少し過剰戦力すぎでは?」
「お前らもさっさと終わらした方が楽だろ?」
「そうだね」
「うん」
「滞り無ければ」
全員同意。
そんな四人をよそに、
(私も早く帰れないかな・・・)
自分には仕事がある事をまざまざと思い知らされた補助監督だった。
◇
任務の説明が終わり、現地に到着した四人。
洋風の大きな屋敷。
屋敷の周囲は煉瓦の塀で囲まれており、門は鉄製。
窓は全てカーテンが閉められており、全て内側から木を釘で打ち付けられている様だ。
「うわぁ・・・」
「なかなか雰囲気はあるね・・・」
「さっさと終わらせて帰ろうぜ。・・・あ、そうだ。此処らへんでなんか良い店ない?」
急に悟が前置きもなく話し始めた。
「急になに?らしくないけど」
「いや狼牙の歓迎会」
「あ〜成程ね。何処が良いかな?」
「・・・別に案ずる事は無いが」
自分の歓迎会の話がどんどん進んでいく事に、狼はストップをかける。
「黙って受け取れば良いよ。あ、五条。お酒無いとこで」
が、止まらなかった。
「りょーかい。って言っても、何処がいいか・・・」
悩み出した悟に声を掛けたのは。
「・・・探しておきますよ」
「まじ?」
「おすすめの所は幾つかあります」
「ほんと?じゃあ頼むわ」
「分かりました。・・・ですが、どうかお気を付け下さい」
戦闘体勢になった三人は、補助監督と硝子を置いて屋敷に入って行った。
◇
屋敷内に不法侵入した三人は、辺りを見回す。
「結構デカいね」
「相当な金持ちだったんだろ」
天井にはシャンデリア、床はカーペットがひかれている。
かつては荘厳な雰囲気を醸し出していたであろうソレらは、今では燻んだ灰色。
「此処まで豪華な屋敷だったとはね」
一般人の傑は家の豪華さに感心するも、あと二人は全く違う反応をしていた。
「なるほどねー」
「・・・」
「?どうしたんだい、二人共」
「・・・屋敷内に気配を感じる」
「確かにいるんだけど、何処か分からないんだよなぁ。俺が
そう自分の目を指す悟。
狼も気配が移ろっている様に感じていた。
「・・・まずは探索だ」
「そうだね」
◇
一階。
玄関から進み、右手にある扉を開く。
其処は薄暗い居間だった。
「さっきのって、もしかして廊下?」
「うん、そうだけど」
「床の敷物が土足用だった」
「・・・金持ちって凄いね」
経験の差だ。
「それはさておき。悟、なんかある?」
「此処には何もないみたいだな。残穢も残ってない」
「・・・いや、待て」
何もないと聞き去ろうとする二人を呼び止める。
「どうした?」
狼は黙って刀を抜く。
部屋の奥に設置されている暖炉に近づき、飾ってあるタペストリーを切り裂いた。
瞬間、呪霊が暖炉から飛び出した。
ギャァァアア!!
すぐさま両断する。
微かな悲鳴を残し、灰となって消え失せた。
だが・・・
(・・・手応えがない?)
確かに斬り、芯を捉えたが、何処か把握しきれない手応え。
恐らく逃げられた・・・いや。
「本体じゃねぇのかよ!」
「それは面倒くさいな。恐らく私の術式でも取り込めなさそうだ」
「・・・悟。捉えられたか?」
「呪力の特徴は把握した・・・でも、わっかんねぇな〜コレ」
六眼で周囲を見回す悟。
だが、何も感知する事が出来ない。
「チッ・・・生存者がいなきゃ全壊させてたのによ」
「地道に調べるしかないね」
傑の言葉に賛同した二人は、次なる部屋へと向かった。
実は昨日歩いてたら急にオリジナルの図案が浮かび上がってきました。
逆にコッチの小説の流れ(脳内)が少し滞ってきたので、少し投稿あくと思います。
まあ、失踪はしないので悪しからず。
それではまた数日後。