100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味   作:キラトマト

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第11話 急襲! オークの脅威!

 討ち入りまであと10日、島民の戦力も必要であるとして、彼らも訓練に参加していた。堀と土手作り、弓矢の訓練をしていたのだが……。

 

「もう嫌だべ! やってられねえだ!」

 

 そう言って弓と矢を地面にたたきつけた。

 

「相場より高い金出してるだ! だから傭兵だけで戦ったらいいだ!」

 

「……前線には出なくていい。弓矢で1体でも減らせれば勝率はぐっと上がる。金の話では無い。『島民と傭兵が全員しぬ』か、『オークが全員死ぬ』かの話をしている」

 

 冷静に説得しようとしたカンティルをそっちのけに、島民達は好き勝手に言い争いを始めてしまう。

 

「そもそもオークと戦うなんて反対だったべ! 負けたら復讐で皆殺しにされるだ!」

 

「大人しくバフォぐらい税金として払い続ければいいだ!」

 

「なんだその言い草は! おらだぢバフォ使いがどれだけ苦労して育ててると思ってるだ! 手潮にかけて育ててもオークの口にしか入らねぇ! 一銭にもならないこと惨めさがわかんねぇか!」

 

「だから金は島のみんなで補填してやってるだ!」

 

「金の話はしてねぇ!」

 

「金はあるんだから傭兵をもっと呼べばよかった!」

 

「なんでもっと仲間を呼ばなかっただ!」

 

 そう言ってライスという傭兵に掴みかかる島民の1人。しかし……。

 

「うるせェ!!!!!」ドン!! 

 

 ルフィが大声でそう叫んだ。

 

「お前らなぁ、自分らの命かかってんのになんでそんな風に争ってられんだ?」

 

 ルフィが仲裁したかに思われた直後、弓兵のロールが遠くの岩を指さす。

 

「オークじゃないか!?」

 

「まさか……傭兵のことを報告するつもりじゃねェだろうな……? チッ!」

 

 ロールが呟いている最中にもうルフィはオークの眼前に近づいていた。

 

「ゴムゴムのJET銃乱打(ガトリング)!!」

 

 しかしその超高速のパンチでもオークの鉄をも遥かに上回る硬質な皮膚にはダメージを与えることは出来ない。

 

「なら……流桜!!」

 

 彼は左腕を振り、腕に覇気を纏わせる。そして黒く変色し硬化した腕を後方に伸ばす。

 

「ゴムゴムの!!!」

 

 伸ばした腕が発火しそれは徐々に火力を増していく。

 

火拳銃(レッドホーク)!!!!」

 

 火を纏った黒腕がオークに当たる。すると多量の覇気が流し込まれ、奴の内側から破壊していく。

 

「嘘だろ……あのオークをやっちまいやがった。あの勇者の小僧……なんて強さだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「少しいいかしら」

 

 その裏でロビンは、巫女のヤーナに声をかけ、話を聞く。

 

「このオーク達は、どうやってこの島にたどり着いたのかしら」

 

「それは……」

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