100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味   作:キラトマト

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第13話 悲しい現実(リアル)! 壊せ麦わら!

「うぅ……本当なの……? あの子が火口に落ちて死んだって……」

 

「えっと……」

 

「もうぶっころでいいじゃんママ」

 

「まぁ待てイチ。お前は急ぎすぎだ。まだこれには利用価値がある」

 

「それに〜、島に来たあの強い傭兵ってのも気になるしね〜」

 

「どうでもいい。おれは強えェヤツと戦えればそれでいい」

 

「それにぼくらが負けるわけないしね」

 

 大量にいるオーク達、それらを5つの部隊に分ける部隊長は口々にそう言った。

 

(ここで本当のこと言ったら今すぐに全面戦争が始まるだ……あの傭兵の人らが来た今、こっちの勝ちも有り得る……)

 

 オーク側のスパイがそう考え込んでいると、オーククイーンが声を荒げた。

 

「島を滅ぼしてもあなたの家族だけは守るって言ったでしょ!? 本当のことをおっしゃい!!」

 

(機を見て勝つ方につくだ!! 今は保留すべ!)

 

「んだ! あのオークは足を滑らせて火口に落ちていくのを見ただ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ###

 

 遮蔽物になる家々を撤去し、堀と土手で覆った砦の上に弓矢を持った島民100人余りが待機している。武器破損に備え島中に武器を隠した。そしてダメ押しに子供たちとその母親達非戦闘員を沖に逃がした。そして討ち入りまで残り半日を切った頃……。

 

「港だ! 船を見送りに行った父親たちが!!」

 

「まさか……海を泳いで砦と高台を回避したのか……?」

 

 漏れていた作戦、しかし……。

 

「ギア3(サード)! これは……巨人族の腕だ!!」

 

 親指の先から空気を入れたルフィ、瞬く間に右腕が巨大化する。

 

「ゴムゴムのギガントバズ────」

 

「ダメだルフィ! 海に突き落としたら子供たちが!!」

 

「ギガント回転弾(ライフル)!!」

 

 ねじりを利用し、貫通力を増した拳がオークの体を貫く。体に風穴が空いたオークはその穴を抑え膝を着いた。

 

 残るオーク、49万9998体。しかしその一悶着の間にサンザマーは海へと脱落した。

 

「家出男!!」

 

 明朝、砦へと侵攻を開始したオーク達は、弓矢を持った島民の攻撃によりその数を着々と減らしていた。

 

「これならおらだちでもやれるだ!」

 

 しかしその戦局は、一体の強者の登場により一変する。

 

「ママの邪魔するやつはぼくが全員ぶっころ確定ね☆」

 

「なんだあいつ……他の奴らとは覇気が違ェ」

 

 他とは明らかに違うそのオークは土を固め、そして投げた。

 

「ッ……やべぇ!」

 

悪魔風脚(ディアブルジャンブ)! 粗砕(コンカッセ)!」

 

 サンジは飛び上がり、右足は黒足と化す。そして発火し、投げられた土玉を破壊した。

 

「ちっ……なんだあいつ……。お前ら! 今は退避だ! ヤツの相手はおれがする!」

 

「わ、わかった!!」

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