100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味 作:キラトマト
「ッ、わかった! 任せたぞサンジ!!」
他のオークとは一線を画す異様な姿に、戸惑いを隠せない島民たち。麦わらの一味の片翼サンジはオークの幹部格『イチ』と戦闘を開始した。
「サシでおれに敵うと思ってんなら……それは大誤算だぜ……!」
サンジは脚に火を纏わせイチに向けて凄まじい速度の蹴りを放つ。
「
イチの喉元に放たれたそれはオーク大幹部の皮膚とはいえど無効化するには至らず、大きく吹き飛ばされる事にとどまった。
「チッ……くだらねェ、やーめた!」
そう言ってイチは踵を返して城へと戻ろうとする。
「……? おい待てェ!」
それを追いかけようとしたサンジ、彼を阻むかのように立ち塞がるオーク達。
「テメェら……覚悟は出来てんだろうな……パーティーテーブルキックコース……!」
サンジは逆立ちの状態になり脚を風車のように回転させる。発火したそれはオークをひるませることには成功し、更に回転速度を上げて摩擦熱で火の威力が上がる。全てを倒しきった彼はもう一度イチを追う。しかし……。
「何故だ……? 早すぎるぞ……!」
「おいサンジ!」
「ん? おう、ルフィか……。すまねェ、取り逃しちまった」
「それよりもサンジ! 船の援護行ってやってくんねェか?」
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一方、島で迷子になっていたゾロはある島民に出会った。
「ったくアイツら迷子になりやがって……。……? なんだ? おい、誰かいるのか?」
そこにいた男は地面に何か紋章のようなマークを何かの液体で記していた。
「おい、今島はオークの殲滅作戦中のはずだぞ? 作戦はどうした」
「あ、あ、あはは……や、やだなァ剣の勇者様、そ、それよりもほら、オーク達の幹部が出陣しているそうですよ?」
「だから、その居場所を知りたくて今探してんだ。アイツら迷いやがってよ」
「……それあなたが迷って────んんッ! 」
(ふっふっふ、これは使えそうだな……丁度いい、案内してやろうか……地獄になァ!)
「おう、ありがとうな。────んでお前、言い遺すことはあるか?」
「……チッ!」
ゾロの斬撃は寸分たがわずに直撃したはずだった。しかし男はそれを避けたのだ。
「中々強ェ奴みたいだな、お前。オークのスパイか?」
「ふっふっふ、違うねェ……俺は
「てめェあん時のヤツの仲間か……! 聞きてェことはあるが喋ってくれそうにねェな……鬼……斬りェ!!」
凄まじい速度で迫るゾロの剣。しかし相手は飛び上がり難なく避けてしまう。
果たして