100万人の犠牲を払わずに世界を救う麦わらの一味   作:キラトマト

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第14話 三つ巴

「ッ、わかった! 任せたぞサンジ!!」

 

 他のオークとは一線を画す異様な姿に、戸惑いを隠せない島民たち。麦わらの一味の片翼サンジはオークの幹部格『イチ』と戦闘を開始した。

 

「サシでおれに敵うと思ってんなら……それは大誤算だぜ……!」

 

 サンジは脚に火を纏わせイチに向けて凄まじい速度の蹴りを放つ。

 

悪魔風脚(ディアブルジャンブ)首肉(コリエ)シュート!!」

 

 イチの喉元に放たれたそれはオーク大幹部の皮膚とはいえど無効化するには至らず、大きく吹き飛ばされる事にとどまった。

 

「チッ……くだらねェ、やーめた!」

 

 そう言ってイチは踵を返して城へと戻ろうとする。

 

「……? おい待てェ!」

 

 それを追いかけようとしたサンジ、彼を阻むかのように立ち塞がるオーク達。

 

「テメェら……覚悟は出来てんだろうな……パーティーテーブルキックコース……!」

 

 サンジは逆立ちの状態になり脚を風車のように回転させる。発火したそれはオークをひるませることには成功し、更に回転速度を上げて摩擦熱で火の威力が上がる。全てを倒しきった彼はもう一度イチを追う。しかし……。

 

「何故だ……? 早すぎるぞ……!」

 

「おいサンジ!」

 

「ん? おう、ルフィか……。すまねェ、取り逃しちまった」

 

「それよりもサンジ! 船の援護行ってやってくんねェか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ###

 

 一方、島で迷子になっていたゾロはある島民に出会った。

 

「ったくアイツら迷子になりやがって……。……? なんだ? おい、誰かいるのか?」

 

 そこにいた男は地面に何か紋章のようなマークを何かの液体で記していた。

 

「おい、今島はオークの殲滅作戦中のはずだぞ? 作戦はどうした」

 

「あ、あ、あはは……や、やだなァ剣の勇者様、そ、それよりもほら、オーク達の幹部が出陣しているそうですよ?」

 

「だから、その居場所を知りたくて今探してんだ。アイツら迷いやがってよ」

 

「……それあなたが迷って────んんッ! 」

 

(ふっふっふ、これは使えそうだな……丁度いい、案内してやろうか……地獄になァ!)

 

「おう、ありがとうな。────んでお前、言い遺すことはあるか?」

 

「……チッ!」

 

 ゾロの斬撃は寸分たがわずに直撃したはずだった。しかし男はそれを避けたのだ。

 

「中々強ェ奴みたいだな、お前。オークのスパイか?」

 

「ふっふっふ、違うねェ……俺は竜術士(ドラゴンビショップ)……いやァ、バレるとは思ってなかったんですがねェ、まさかこれほどまでに方向感覚がイカれたニンゲンがいるとは思いませんでしたよ」

 

「てめェあん時のヤツの仲間か……! 聞きてェことはあるが喋ってくれそうにねェな……鬼……斬りェ!!」

 

 凄まじい速度で迫るゾロの剣。しかし相手は飛び上がり難なく避けてしまう。

 

 果たして竜術士(ドラゴンビショップ)の目的は……?

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